専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【1月25日】

専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【1月25日】

みなさん、こんにちは。えむけん@BinaryMkent です。

先日、米証券取引委員会(SEC)によって、シカゴオプション取引所(Cboe BZX)が「ビットコインETFの申請」を取り下げたことを公表しましたね。

ETFは仮想通貨市場にとって「市場好転への希望」です。しかし、待ち望まれているが故に、何度もETF承認疑惑(?)→否認によって、暴落を繰り返してきました。

ですが今回、今まで同様にその望みが一時絶たれたにもかかわらず、言うほど大きな下落はありませんでした。純粋に市場参加者が減っただけかもしれませんが、これだけハッキリした売り材料で売られないのは逆に好材料かもしれませんね。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回の分析に移りましょう。

BTCチャートの分析

BTCチャート(長期)

こちらは、BitMEXのビットコインチャート(日足)です。

1月15日更新の記事では、

「水色ウェッジ(上弦)が注目ライン。出来高を伴ってこれを上抜けること、そしてその後も出来高が維持されることが重要」

と、お話ししましたね。

さて、そこからどうなったでしょうか?このままだと見辛いので、少し拡大して見てみましょう。

BTCチャート(中期)

出来高がやや少ないですが、一応水色ラインを上抜けていますね。しかしその後、出来高は維持どころか大きく減少・・・。結局押し目を作れず、緩やかに下落してきてしまいました。

やはり、現状の課題は「出来高とその維持」と見て間違いないでしょう。

そして、まだ接点も少ない為なんともいえませんが、ラインブレイク後下落からの推移を見た限り、ここからは白ラインを参考に推移していくかと思われます。

それでは、チャートの総評に移りましょう。

BTCチャートの総評

個人的所感としては、「著しい出来高不足。上であれ、下であれ、出来高の回復こそが市場好転への第一歩」といった感じでしょうか。

予想シナリオとしては、3パターンです。

  1. 早い段階で保ち合い(白)を下抜け、ウェッジ内へ回帰。(水色)
  2. 保ち合い(白)内で推移し、ロングポジションを貯めてから下抜け(青色)
  3. このまま保ち合い(白)内で推移(橙色)

①~③でまとめてみましたが、個人的には現状の出来高を踏まえると、③のようにこのまま保ち合い内をキープしていくのはかなり難しいのでは?と見ています。

それでは、ドミナンス分析に移りましょう。

ドミナンス分析

ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考にしております。(外部リンク:https://jp.tradingview.com/markets/cryptocurrencies/global-charts/

前回からの大きな変化といえば、1月から市場を引っ張ってきていたETHのドミナンスが下落し、それに伴って「Others(その他)」のドミナンスが上昇→維持されている点ですね。

Othersが上昇→維持している、ということは「ここに書かれていないマイナーアルト内で資金が循環している」ということになります。ではここで、直近24時間のアルトコイン上昇率ランキングを見てみましょう。

記録を忘れてしまっていたため、直近24時間の推移しか追えませんが、確かにマイナーコインらが元気に上昇していますね。出来高も通貨によっては普段とは桁違いです。

もちろん、これらのマイナー通貨内で資金が循環してくれればよいのですが、循環せず・・・となれば、次は増やしたBTCの利確(現物売り)が発生します。

ですから、ここからは「出来高を伴ってきれいに上昇してきているマイナーアルトがマイナーアルト間で循環するのか?」に注目していくのが必須でしょう。

主要アルトコインの動向


ドミナンスを見て察しがついた方も多いかもしれませんが、現状メジャーアルトは若干の下火にあります。特に、つい先日まで好調だったETH、ADAは他の通貨と同じようにジワジワと下げてしまいました。

しかし、その中でも依然上昇傾向にあるのがTRXとDASHです。

当然ですが、メジャーアルトはマイナーアルトよりも動くお金の額も非常に大きいですし、その注目度も非常に高くなります。ですから、ここからは大きく上昇したマイナーアルトだけでなく、この2銘柄についても平行して見ておくのが妥当でしょう。

総評(まとめ)

最後にまとめに入りましょう。

    • 保ち合い(白)内を維持できるか?
    • BTCは依然出来高不足。
      → LS比の増減に注目
    • マイナーアルトが活発
      → アルト内で資金が循環するか?
    • メジャーアルトはTRX、DASHに注目

ざっくりこんな感じでしょうか。最初にお話ししたように、「売り要因に対して大きく下落しなかった」というのは、決して悪くない要素です。

市場好転がいつになるかはわかりませんが、今は「増やすことよりも減らさないことを」意識し、あせらず市場好転までじっくり待ちましょう。

今回はここまでにさせていただきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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