英国唯一のトルコ人所有モスクが仮想通貨で寄付を受け入れへ

英国唯一のトルコ人所有モスクが仮想通貨で寄付を受け入れへ
この記事の3つのポイント!
1.英国唯一のトルコ人所有モスクが仮想通貨で寄付を募集
2.寄付には地元のスタートアップ企業が協力
3.同モスクは建物の修繕費用として1万ポンドの寄付を希望している

記事ソース:Hackney Gazette

イギリスの地元メディアHackney Gazetteは今月22日に、イギリスのモスクがラマダン期間中の寄付を仮想通貨で受け付けると報じました。

ロンドン郊外のダルストンにあるShacklewell Lane Mosqueは地元のブロックチェーンスタートアップ企業コンボ・イノベーションと提携し、ラマダン中の行事である喜捨(施し)を受けるべく、ビットコインとイーサリアムのアドレスを公開しました

喜捨とは?
イスラム教では経済的に可能な教徒はラマダン期間中に富の2.5%を寄付することが義務付けられています。

英国内では唯一のトルコ人所有のモスクであるShacklewell Lane Mosqueの決断は仮想通貨をイスラム教とは相容れない存在と断定したイスラム教学者やトルコ政府の方針に逆らう結果となりました。

しかし、トルコ政府およびイスラム教学者らの見解は誰しもに認められている訳ではなく、イスラム教徒の中でもそのグローバルな特性に賛成する意見も上がっています。

コンボ社のCEOを務めるガーミット・シン氏は、仮想通貨をイスラム教内で使うことに賛成の意見を持っており、以下のようにコメントしました。

 

「もし世界の人口の四分の一を占めるイスラム教徒が、ビットコインの1%を保有すれば、喜捨による寄付は26000万ポンドになる。現在は仮想通貨で喜捨を受け入れているイスラム関係の団体はほとんどない。彼らは何百万ポンドもの寄付のチャンスを失っている可能性がある。」

同モスクは現在建物の修繕を計画しており、合計で1万ポンド(約150万円)の調達を望んでいると言います。公開されたビットコインアドレスには記事執筆時点で2,000ドルの寄付が集まっています。

kaz
修繕費ってこんなに高いの?

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