Arbitrum、インセンティブプログラム(STIP)の報酬増額が提案

Arbitrum、インセンティブプログラム(STIP)の報酬増額が提案

Ethereumのレイヤー2ブロックチェーンArbitrumのコミュニティで、 現在行われている短期インセンティブプログラム(以下:STIP – Short Term Incentives Program)の報酬を増額する提案が出されました。

提案は現在5000万$ARB(約88億円)が割り当てられているSTIPに2140万$ARBを追加し合計7140万$ARB(約125億円)にするというもの。資金が追加された場合は新たに下記26のプロジェクトに配布される計画となっています。

報酬配布予定プロジェクトと$ARBの数量

Gains Network(4,500,000)、Synapse(2,000,000)、PancakeSwap(2,000,000)、Stargate Finance(2,000,000)、Wormhole(1,800,000)、Magpie(1,250,000)、WOOFi(1,000,000)、RabbitHole(1,000,000)、dForce(1,000,000)、Vela(1,000,000)、Shell Protocol(750,000)、Notional(500,000)、Sanko GameCorp(500,000)、Thales(500,000)、unshETH(375,000)、Realm(300,000)、Rodeo Finance(250,000)、Ramses1(248,000)、Thetanuts Finance(200,000)、JoJo(200,000)、Savvy(200,000)、StakeDAO(200,000)、DefiEdge(200,000)、Furucombo(59,500)、TIDE(80,000)、Solv Protocol(50,000)、Tales of Elleria(50,000)、WINR(38,000)

今回の提案の動機としては、Arbitrumが他のL2との競合に遅れを取らないよう新規プロジェクトにもチャンスを巡らせることやArbitrumの価値観として掲げられる包括性と多様性の遵守などが挙げられています。

先日始まったSTIPでは、当初7500万$ARBまで報酬として確保されることが提案されていましたが、投票の結果5000万$ARBが配布されることが決定した結果、報酬の配布が承認されていたものの最終的に$ARBの分配を受けられなかったプロジェクトが複数ありました。

STIPで多くの$ARBの受け取ることになったプロジェクト(GMX、Camelot、Radiant等)の多くがすでにある程度確立されているプロジェクトであったことも今回の提案が出された原因となっています。

今回の提案は11月19日からオンチェーン投票が開始され、12月2日に結果が確定する予定となっています。

過去1日平均の1秒あたりのトランザクション数で、Arbitrumはレイヤー2で第1位を記録。TVL(Total Value Locked)もレイヤー2で第1位となる21.2億ドルを記録しています。

記事ソース:tally.xyz、L2Beat、DeFiLlama
画像引用元:Rcc_Btn / Shutterstock.com

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