ビットコインステーキングプロジェクトBabylon、7000万ドルの資金調達

2024/05/31・

Crypto Troll

ビットコインステーキングプロジェクトBabylon、7000万ドルの資金調達

引用元: 公式サイト

ビットコインステーキングに特化したプロジェクトBabylonが、7000万ドルの資金調達を行なったことを発表しました。

この資金調達は、Paradigm主導で行われ、他にはPolychain CapitalやBullish、Hashkey Capitalといった多くの著名VCが名前を連ねています。

この投資は、ビットコインエコシステムにおける投資としては最大級の資金調達といえます。

Babylonは、2023年12月にPolychainとHack VCが主導する1800万ドルの資金調達を完了していました。今回を含めて合計で8800万ドルの資金調達を行なった形となります。

他にも、資金調達額は公開されていないのものの、今年2月にはBinance Labs主導での資金調達も発表されており、多くのVCが参入していることが窺えます。

Babylonとは?|PoS世界にビットコインを持ち込むプロジェクト

Babylonは、PoSの世界にビットコインを提供する最初のマーケットプレイスであり、ステーキングによってクリプト経済にセキュリティをもたらそうとしています。

ビットコイン所有者は、ビットコインをステーキングすることで、PoS システムにセキュリティを提供しながら、PoSの収益を得ることが可能です。

PoSチェーンは、資本の大部分が既存のプロトコルに集中するため、新興チェーンではステーキングリソースが不足し、セキュリティが低下する傾向があります。また、より多くのステーキングを誘引するためには高額なステーキング報酬を設定しなければならず、これを実現するためには非常に高いインフレを導入する必要があり、これはトークンの有用性と経済的健全性を損なう結果につながってしいまいます。

Babylonの試みは、こうしたPoSチェーンの現状に、ビットコインという世界最大の暗号資産をステーキング資本として導入し、経済的健全性を生み出そうとするものと言えるでしょう。

ステーキング関連の資金調達としては、2月にa16z crypto主導で行われたEigen Layerの1億ドルの資金調達が有名ですが、Eigen Layerを中心としたイーサリアムリステーキング・エコシステムの盛り上がりを見ると、Babylonを中心としたビットコインステーキング・エコシステムも同様の活気を見せるかもしれません。

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