メルセデス・ベンツ、車内でのNFT表示機能を実験中|Eクラスに搭載予定
Crypto Times 編集部
メルセデス・ベンツが仮想通貨ウォレットを接続して車内モニターにNFTを表示できる機能を持つアプリのパイロット版に取り組んでいることを発表しました。
1/ At Design No.5, @MercedesBenz presented a pilot version of a new in-car app for digital art. One function allows Mercedes-Benz customers to display their own digital art in the vehicle by connecting their crypto wallets. It will be tested in the new Mercedes-Benz E-Class. 🖼 pic.twitter.com/jFqlWwhmCn
— Mercedes-Benz NXT (@MercedesBenzNXT) June 21, 2023
上記機能は、新型メルセデス・ベンツのEクラスで搭載を実験予定。紹介映像では自分が保有しているNFTを車内のディスプレイで管理している様子が映されています。
メルセデス・ベンツの公式デジタルオブジェクトブランド「メルセデス・ベンツ NXT」は今回の取り組みについて下記のコメントを残しています。
“「テクノロジーとアートの融合する世界からインスピレーションを得て、メルセデス・ベンツの研究開発チームとデザインチームは、物理的な製品とデジタル製品を融合させる新しい方法を常に考えています。これは、自動車がデジタルアートを展示し、ギャラリーに変身する最初の例です。」”
世界的な自動車メーカーのメルセデス・ベンツは今年から本格的にNFTを活用したWeb3事業に取り組んでいます。
先日、メルセデス・ベンツ NXTからブランド初となるNFT「Maschine」が開始価格の3ETHから最終価格0.2ETHのダッチオークション形式で売り出され、当日に完売となりました。
1/ We can finally announce our inaugural core collection, co-created with generative artist @harmvddorpel and art collectors @FingerprintsDAO. We’re excited to work with giants in this space and would like to share what “Maschine” is all about 🧵 pic.twitter.com/9iOFUxefpr
— Mercedes-Benz NXT (@MercedesBenzNXT) May 30, 2023
現在上記NFTシリーズのフロア価格は0.23 ETHとなっており、ETH建てで見ると販売価格を上回っています。また、ここ数日フロア価格も上昇傾向にあります。
メルセデス・ベンツ NXTエコシステムは「コアコレクション」「サテライトプロジェクト」「周辺プロジェクト」の3つの要素で構成。Maschineが該当するコアコレクションでは今後複数のプロジェクトが登場予定です。
昨年2022年の世界での新車販売総数が204万のメルセデス・ベンツがどのようにNFTやWeb3領域に顧客をオンボーディングしていくのか、今後に注目です。
メルセデス・ベンツのNFT、開始約80万円でオークション実施
記事ソース:Twitter