バイナンス、日本居住者へのサービス提供終了を正式発表|11月30日まで
Crypto Times 編集部
大手仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が日本居住者へのサービス提供を2023年11月30日をもって終了すると発表しました。
Binanceは本日5月26日から11月30日にかけて、下記日程と内容で段階的にサービス提供の終了を実施予定。期限を経過しても保持されているポジションは自動で清算されるので注意が必要となります。
Binance.comサービス提供終了スケジュール(2023年)
5月26日
・デリバティブ口座の開設不可
6月9日
・オプション:ポジションの増加、新ポジションの作成不可。保留中の全注文のキャンセル。6月23日までに既存ポジションのクローズの必要有。
・BLVT(Binance Leveraged Tokens):レバレッジトークンの取引・売買・サブスクリプション不可。6月23日まで既存ポジションのRedeemが可能
6月23日
・オプションとBLVT:オプション、レバレッジトークンに関連する全てのオープンポジションが自動で清算。(資金はウォレットに返金)
・先物取引のレバレッジが10倍に制限(先物取引ユーザーに変更詳細が記載された通知が届けられる予定)
8月1日
・日本居住ユーザー向けにBinance JapanのKYC(本人確認)移行作業が開始。移行作業後も11月30日まではBinance.comの利用が、12月1日以降はBinance Japanの使用が可能。
10月27日
・信用取引(Margin Trade)での新規ポジション開設不可
・新しいEarn関連のサービスへのサブスクリプション登録不可
11月6日
・先物ポジションの増加、新規ポジションのオープン不可。全未決済注文のキャンセル実施
11月20日
・先物取引(Futures)の停止。未決済の先物ポジションは清算され資金はウォレットに転送
11月27日
・信用取引(Margin)サービスの停止。全オープンポジションが清算
・Earnサービス終了。登録されていた資産は発生した報酬と共に現物ウォレットに返還
11月29日
・現物取引以外の全てのサービスの停止。詳細は別途案内
11月30日
・現物取引サービスの終了。オープンポジションは自動キャンセル。許可されていない資産は自動でBTCに変換
12月1日
・KYC移行完了ユーザーはBinance Japanの利用が可能。KYC未完了ユーザーは資産の出金のみ可能
*サービス提供終了に関する詳細(「Information for Japan Resident Customers of Binance.com About Transition to the New Local Platform」)
Binance Japan(仮称)が開始
昨年11月、Binanceは国内で仮想通貨取引所サービスを提供する株式会社サクラエクスチェンジビットコインを買収し、日本の国内市場に参入すると発表しました。
#Binance has acquired 100% of Sakura Exchange BitCoin (SEBC), the Japanese-registered crypto exchange service provider.https://t.co/GSPYxQvamg
— Binance (@binance) November 30, 2022
昨年11月30日から日本居住者ユーザーの新規登録は終了していたことや、上記の日本進出の発表を受けて、海外版Binanceの利用が停止される可能性が囁かれていたなかで、今回正式に日本居住者へのサービス提供の終了が発表されました。
12月1日より利用が可能となる予定のBinance Japanでは、最初のステップとして30を超えるトークンの提供を目指すとしており、初期段階ではデリバティブサービスは提供されないとしています。
記事ソース:Binance