USDTの流れが逆転、ビットコイン購買力に陰り?|75億ドル純送金

2026/10/24・

よきょい

USDTの流れが逆転、ビットコイン購買力に陰り?|75億ドル純送金

ブロックチェーン分析企業のBitqueryは10月22日、バイナンスとテザーの間のUSDTの流れが逆転したとする調査を公表しました。

2026年(10月22日まで)にバイナンス関連ウォレットからテザーの財務アドレスへ送られたUSDTは231億ドル、逆方向は156億ドルでした。差し引き75億ドルがテザー側への純送金となります。2025年通年はバイナンス側への64億ドルの純流入で、約140億ドルの振れとなります。

バイナンスが保有するイーサリアム上のステーブルコイン残高も、4月の439億ドルから10月22日には388億ドルに減少しました。残高は2025年11月に過去最高の456億ドルに達した後、数カ月かけて減少しています。2026年のテザーへの送金のうち196億ドルはイーサリアム上だった一方、受け取りのうち136億ドルはトロン上でした。チェーン間の移し替えが含まれている可能性があります。

テザーの手続きでは、あるチェーンでUSDTを返却し別のチェーンで同額を受け取ることができ、その場合は総供給量は減りません。そのため今回の送金データだけでは、どれだけがドルに償還されたかは特定できません。ウォレット残高とテザーとの取引は異なる側面を測る指標です。いずれも顧客資金が市場から恒久的に流出した量を示すものではありません。

ステーブルコインはビットコインなどを購入する際の主要な資金源です。ビットコインが8万ドル前後で伸び悩むなか、バイナンスの残高減少がUSDT流通量の縮小を伴えば、購買力低下の根拠が強まります。逆に入金や新規発行が回復すれば、流動性の戻りを示すことになりそうです。

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