ビットコインに大きな値動き?FOMC前に予想変動率が1週間で上昇

2026/10/29・

よきょい

ビットコインに大きな値動き?FOMC前に予想変動率が1週間で上昇

米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を前に、ビットコインのオプション(あらかじめ決めた価格で売買する権利)市場で短期的な価格変動を見込む動きが強まっています。

FRBは日本時間10月29日午前3時に政策金利を発表し、同3時30分から議長会見を開く予定です。デリバティブ分析会社のLaevitasによると、オプション価格から逆算した7日物のインプライド・ボラティリティ(予想変動率)は36.5%でした。1週間前の32%から上昇し、30日物の37%に近い水準となっています。

Laevitasが10月26日時点で算出した別の比較では、7日物の予想変動率36.1%に対し、実際の値動きを示す実現ボラティリティは26.9%でした。両者の差は9.2ポイントで、過去の値動きより大きな変動がオプション価格に織り込まれている状態です。一方、下落への備えを示す30日物のスキュー(売る権利と買う権利の価格差)はマイナス4.64ポイントでした。中央値のマイナス4.62ポイントとほぼ同じで、過去52週間で49パーセンタイルと、平常の範囲にとどまっています。

Laevitasは今週はFRBに加えて欧州中央銀行(ECB)と日銀の政策決定、経済指標の発表、企業決算、30日のデリビットの月次オプション満期が重なっていると指摘しています。そのため9.2ポイントの差をすべてFRBの決定に結びつけることはできないとしています。

政策決定が大きな値動きを伴わずに通過し予想変動率が低下すれば、イベントに備えてオプションを買った投資家は支払ったプレミアムの一部を失う可能性があります。反対に、予想外の決定や不透明感の高まりがあれば、高い変動率が維持される可能性もあります。

10月12日の米消費者物価指数(CPI)発表前は短期の変動率が割安だったとされ、今回は状況が変わっています。中央銀行の決定が続く今週、変動率の推移が投資家の損益を左右することになりそうです。

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