ビットコイン、金利の追い風でもなぜ下落?ETFから2日で1640億円流出
ビットコインは10月21日から30日にかけて8.25%下落し、約8万4134ドルから約7万7191ドルに値を下げました。同じ期間にFRBのデータでは10年物インフレ連動国債の利回りが2.76%から2.60%へ0.16ポイント低下しています。
実質金利の低下は通常、利回りを生まない資産の保有コストを下げ、ビットコインには追い風とされます。しかし今回は、ハイテク株の下落などの売り圧力がその効果を上回った形です。
ナスダック100指数も同期間に4.82%下落し、11月2日にはさらに1.39%値を下げました。ビットフィネックスはハイテク株の下落と現物需要の弱さが実質金利低下の支えを打ち消していると分析しています。
米国の現物ビットコインETFからはファーサイド・インベスターズのデータで11月2日に約630億円相当の純流出がありました。ブラックロックのIBITから約640億円相当が流出し、フィデリティのFBTCへの約11億円相当の流入が一部を相殺しました。10月30日の約1,016億円相当と合わせ、2営業日の純流出は約1,640億円相当に上ります。
ウィンターミュートは、押し目買いが現物ではなく無期限先物(満期のない先物取引)に偏っていたと指摘。8万ドルの回復と維持には、現物やETFへの資金流入が必要としています。下値では50週移動平均線がある約7万6800ドル(約1,213万円)を重要な支持線とし、明確に割り込めば弱気の見方が強まるとしています。
11月6日の10月米雇用統計を控え、ハイテク株やETFの資金の流れが当面の値動きを左右しそうです。
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