盗難資金の洗浄進む?Bitget事件、北朝鮮関連ハッカーと指摘

2026/09/29・

よきょい

盗難資金の洗浄進む?Bitget事件、北朝鮮関連ハッカーと指摘

大手仮想通貨取引所Bitgetで9月28日にビットコイン(BTC)の出金が再開され、同日17時(UTC+8)までに9585件、計4098.036BTCの出金が処理されました。同社のBTC残高は約3万5412BTCから約3万770BTCへ約4642BTC減少しており、当時の価格で約3億9100万ドルに相当します。3億8750万ドル規模の不正送金事件を受けた4日間の出金停止の後、利用者が資金を引き出す動きが表れた形です。

残高の減少幅は出金処理量を上回っていますが、DeFiLlamaは取引所に紐づくウォレットを追跡しているため内部のウォレット移動なども含まれる可能性があります。同社CEOのグレイシー・チェン氏は、攻撃者が第三者製品の脆弱性を突いて内部の認証情報を入手し、リスク管理を回避する不正な出金指示を出していたと説明しています。

秘密鍵やコールドウォレットは侵害されておらず、損失は保護基金で補填し、1週間以内に自己資金で基金を3億ドル超へ積み増すとしています。

一方、盗まれた資金の洗浄も進んでいます。調査員のZachXBT氏は、北朝鮮との関連が指摘されるハッカーの資金がチェーンをまたいで移されたうえでミキシングサービスに入金されているとしています。

ミキシングサービスとは、複数の送金を混ぜ合わせて資金の出所を追いにくくするサービスです。セキュリティ企業GoPlusは、分散型の交換プロトコルTHORChainを通じて約101.5BTCがすでに流出したと見ています。

THORChainは特定の取引を選択的に止めない立場を示しており、介入の是非を巡る議論が広がっています。ETHやUSDTの出金も今週中に再開される予定で、資産の回収と取引所の信頼回復の両面で重要な局面となりそうです。

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