ツイッター創設者支援の「Bluesky」、App Storeでベータ版リリース

ツイッター創設者支援の「Bluesky」、App Storeでベータ版リリース
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ツイッターの共同創業者であるジャック・ドーシー氏が支援する分散型ソーシャルメディアプラットフォーム「Bluesky」が、App Storeでベータ版をリリースしました。*現在、招待制でのみ利用可能で一般公開はされていません

Blueskyの画面 | 画像引用元:App Store

App Storeに掲載されている画像によると、BlueskyはTwitterのユーザーインターフェースに類似していることがわかります。

Blueskyは昨年2022年10月にソーシャルネットワーキングプロトコル「ADX」を「AT Protocol」にリデザインした旨を発表以来、過去5カ月間大きな発表等は行なってきていませんでした。

ATプロトコルは、最新の分散型技術をシンプルで高速かつオープンなネットワークに統合した連合型ソーシャルネットワーキングプロトコル。ユーザーがデータやソーシャルグラフを失うことなく、プロバイダー間でのアカウント移動を可能としたり、”オープンアルゴリズムモード “によりユーザーがアルゴリズムをコントロールすることが可能とされています。

また、同プロトコルでは、”Lexicon”と呼ばれるスキーマベースの相互運用性フレームワークが実装。オプションとしてパフォーマンスを重視するのではなく、大規模なロードに対応した構築が優先されているとしています。

2019年後半、ジャック・ドーシー氏は少人数で形成された開発チームに資金提供を行い、オープンで分散されたソーシャルメディアのスタンダード(規格)の開発を手がけていると発表しました。

未だ全貌が明かされていないBlueskyですが、プロジェクトの理念のヒントとなる内容がジャック・ドーシー氏は過去のツイートに含まれています。

一昨年2021年、米ツイッター社がドナルド・トランプ氏のアカウントを凍結した件について言及した同氏は、当時のツイッター社の対応を”正しい判断だった”としながら「長期的に見れば、オープン・インターネットの崇高な目的と理想を破壊することになる」とコメント。

自らの役割を果たすために、ソーシャルメディアのオープンな分散型スタンダードに関するイニシアチブに資金提供し、インターネットのパブリックな会話レイヤー(conversation layer)の標準クライアントとなることをゴールであるとし、そのための取り組みとしてBlueskyを挙げています。

イーロンマスク氏がツイッター社を買収し、社内構造やアプリの仕様など様々な変更を施してきたことなどを理由に昨今度々話題に上がるツイッター。

そんなツイッターを創設したジャック・ドーシー氏が支援するBlueskyが、既存のSNSに対してどのような価値をユーザーに提供してくるのか、今後の動向に注目が集まります。

記事ソース:App Store、Twitter

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