ビットコインETFから約990億円流出、6月以来|8万ドル割れ目前?
よきょい
米国の現物ビットコインETFから10月22日、約6億3,500万ドル(約990億円)の資金が純流出しました。SoSoValueのデータでは6月25日以来の大きさで、直前3営業日の流入の6割近くを打ち消しました。
ブラックロックのIBITが2億5,400万ドル、フィデリティのFBTCが2億1,700万ドルの流出で、2本で全体の約74.2%を占めました。流入を記録したのはモルガン・スタンレーのMSBT(約200万ドル)のみでした。
ETFには10月19日に5億2,700万ドル、20日に2,300万ドル、21日に5億2,800万ドルが流入しており、週間の純流入は約4億4,300万ドルに縮小しました。グラスノードは10月19日までのデータを基に、米国の現物ビットコインETFの平均取得コストを約8万1,500ドル、企業の保有分を約8万200ドルと推計しています。期間中、ビットコインは一時8万841ドルまで下落しました。同社は8万ドルを終値で下回った場合の次の下値の目安を約7万7,600ドルとしています。
背景には中東情勢の緊迫化があり、北海ブレント原油は1バレル110ドルを超えました。XS.comのシモン=ピーター・マサブニ氏は、エネルギー価格の高止まりが中央銀行の引き締め継続につながり、投機資金を細らせる可能性を指摘しています。同日はナスダック総合指数が2.6%、S&P500が1.21%下落しました。イーサリアムETFも約1億1,100万ドルの流出となり、10月の流出額は約11億8,000万ドルに達しています。
グラスノードは企業による月間購入額が6月以降、2024年11月のピークの10分の1未満にとどまっているとも指摘しています。上値では8万5,000〜8万7,500ドルに売り注文が集中しているとされます。
次の米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定は10月28日に予定されています。ETFの資金動向と金融政策が、当面の値動きを左右しそうです。
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