ビットコインは金利と無関係?米10年債5.3%でも80%超上昇
よきょい
ビットコインは2026年10月8日、24時間で1.6%の下落を記録し1300万円前後で取引されています。その一方米10年国債の名目利回りは10月6日時点で5.27%と、前日の5.31%からやや低下したものの高水準にあります。
10月5日の水準は、2017年1月に始まる日次データの中で最も高い値でした。高い利回りは、投機的な仮想通貨への投資に求められるリターンのハードルを引き上げる要因になります。
それでもビットコインは米国で現物ETFの取引が始まる前日の2024年1月10日から2026年10月5日までに80%超の上昇を記録。同じ期間に10年債の名目利回りは127ベーシスポイント、実質利回りは113ベーシスポイント上昇しています。
ビットコインのリターンとの相関係数は名目利回りの変化でマイナス0.004、実質利回りの変化でマイナス0.047、ドル指数(DXY)でマイナス0.098と、いずれも弱い関係にとどまりました。ETF取引開始後の682件でも、名目利回りとはプラス0.054、実質利回りとはプラス0.042です。月次ではETF後の32カ月で利回りとの相関がプラスに転じましたが標本が少なく、持続的な変化を示すものではないとしています。
この結果は利回りの上昇とビットコインの上昇が併存し得ることを示すにとどまり、ETFが上昇をもたらしたことを示すものではありません。相関は連動の度合いを表すだけで、因果関係や将来のリターンを示すものでもありません。5.3%近辺の利回りは、資金獲得の競争を厳しくする背景要因の一つとして見ていくことになりそうです。
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