DMM Crypto、分散型マッピングプロジェクト「Hivemapper」と提携
Crypto Times 編集部
DMMグループのweb3事業会社であるDMM Cryptoは、AIと専用ダッシュカメラを活用した分散型マッピングプロジェクト「Hivemapper」とパートナーアライアンスを締結しました。
Hivemapperは、DePIN(Decentralized Physical Infrastructure Networks)と呼ばれる分散型物理インフラネットワークプロジェクトの一つで、近年web3領域で注目を集めています。ドライバーはDashcamと呼ばれる専用のカメラを購入/設置し走行データを収集・提供することで、Hivemapper独自トークン「$HONEY」を獲得できます。
収集されたデータはAIを活用し地図データへと自動変換され、API経由で様々な事業者に提供されます。サービス開始から20ヶ月で1500万km以上の地図作成に成功しており、世界10大地図メーカーのうち2社がHivemapperのデータを利用しているといいます。
今回のパートナーシップ締結により、DMM CryptoはHivemapper Dash Cam シリーズの日本及び国外における販売代理店契約、並びにHivemapper フリート事業の運営を担います。また、同社は地図データ利用企業の開拓や日本発のDePINプロジェクトの企画・立案なども共同で行う予定です。
同社がHivemapperの国内普及を目指して実施予定の実証実験では、一般ドライバーも参加できるDrive to Earn事業の展開や運輸・配送事業者と連携した職業ドライバーの待遇改善、自動車メーカー等と連携したフリート(法人が所有する複数台の車両)事業の国内外拡大などを目指すとしています。
世界には、*約6,000万kmの道路が存在しているとされており、同プロジェクトは現在その25%のマッピングに成功しています。*Hivemapper参照
Why is there a need for Hivemapper on the demand side?
➡️ Cost: As a monopoly, Google Maps can increase prices because they are the dominant provider in this space. Google Maps API prices have increased by 1,800% over the past few years. https://t.co/8WVu3Lxfhm pic.twitter.com/mPC5mPbBX1
— Hivemapper (@Hivemapper) March 9, 2023
Google Mapsでは車1台に付き50万ドルが必要とされるなか、Hivemapperでは多くのドライバーの協力が前提にはあるものの数百ドルのカメラのみで世界中の道路のマッピングが可能となります。
引き続き同プロジェクトの動向に注目です。
記事ソース:PR TIMES