イーサリアム、性能向上アプデ前倒し|懸念点も解説

2025/09/27・

よきょい

イーサリアム、性能向上アプデ前倒し|懸念点も解説

イーサリアム(ETH)の開発者たちは次期大型アップグレード「フサカ(Fusaka)」において、ネットワークのガスリミットを6000万に引き上げる計画を承認しました。この変更は、増加するネットワークの需要に対応し、ブロックあたりのトランザクション処理能力を向上させることを目的としています。

この決定は9月25日に開催された開発者会議で合意されました。イーサリアム財団のティム・ベイコ(Tim Beiko)氏によると、フサカのテストネットでの有効化は10月中に開始され、メインネットへのリリースもその後すぐに行われる見込みです。

当初は12月に予定されていましたが、計画が前倒しされました。専門家は、このアップグレードによって年末までにレイヤー1のパフォーマンスが33%、レイヤー2の容量が133%向上すると予測しています。

今回の引き上げは2025年で3回目となります。ガスリミットは2月に約3600万、7月には4500万へと段階的に引き上げられており、スケーラビリティの向上がイーサリアムのロードマップにおいて中心的な課題であることが示されています。

ガスとはトークン送信などの処理に必要な計算能力を示す単位です。その上限であるガスリミットを引き上げることで、一度に処理できるトランザクション量が増加します。

新しい上限は、バリデーターの過半数が承認を示すと自動的に有効化されます。現在のデータでは、すでに17%のバリデーターが6000万への引き上げを支持しています。

しかしこの変更には議論もあります。イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏のように混雑緩和のために段階的な引き上げを支持する声がある一方、急激な引き上げはノードへの負荷を増大させ、プロのバリデーターと小規模参加者の格差を広げる可能性があるという懸念も示されています。


「Tria」はガス代やシードフレーズ、チェーンの複雑さを気にすることなく、仮想通貨の獲得、利用、送金をシームレスに行えるWeb3ネイティブのネオバンクです。Triaカードを使えばキャッシュバックやリワードを獲得しながらオンラインや実店舗で世界中で仮想通貨を使うことが可能です。

仮想通貨を現金のように使える便利なTriaカードをぜひこの機会に登録しておきましょう。

TriaのWeb3カードに登録

ニュース/解説記事

Enable Notifications OK No thanks