Web3ゲーム「Gas Hero」、一般公開終了を発表|クローズドテストフェーズに再移行へ
Crypto Times 編集部
STEPNを手がけるFind Satoshi Lab(以下:FSL)が開発するWeb3ゲーム「Gas Hero」が、ゲームの公開を中断しクローズドベータテストフェーズへ移行すると発表しました。
上記変更の導入を決定した理由としてFSLは「今後、Gas Heroのゲームシステムの最適化、完成を実現するために必要となるゲーム内アップデートや微調整が一部プレイヤーに不便をもたらすものであることを理解しているため(要約)」と説明。コミュニティのユーザー体験に大きな影響を与えることについて謝罪の言葉を述べています。
既存プレイヤーの今後の選択肢として以下の2つのオプションが用意されています。
- オプション1「アカウントを維持しクローズドベータテストに参加する」
- オプション2「ゲームを辞める」
オプション1「アカウントを維持しクローズドベータテストに参加する」
オプション1を選択したユーザーは、アカウントを維持しながら招待制のGas Heroのクローズドベータテストへの参加が可能となります。
クローズドベータテストとはこれまでのGas Heroとは異なり招待されたユーザーのみがプレイ可能なゲームフェーズで、FSLによる任意の機能の調整、追加、削除やゲームルールの再定義が実施される可能性があります。
参加ユーザーは新たなプレイヤーの招待も可能となるほか、Gas Heroの開発者と*直接的なコミュニケーションを取りながらゲーム設計に参加できるとされています。*どのような手段、どの範囲までコミュニケーションが取れるかは未発表
オプション2「ゲームを辞める」
オプション2を選択したユーザーは「Gas Hero Badge from STEPN」「Genesis Hero」「Coupon NFT」以外のすべてのゲーム内アセット(NFT)をバーンする必要があります。*詳細手順はゲーム内で指示されるとFSLは述べている
今回の大幅変更が発表される以前の2024年2月28日17時10分時点でスナップショットが実施されており、オプション2を選択したユーザーはスナップショット時点での純損失の50%分のFSLポイント、またはGMTが受け取れます。(利益が出ているユーザーは0カウント)
FSLポイントは、将来のFSLプロジェクトへの参加や実物商品、新プロダクトのオファリングに使用できるとしています。
その他留意点
今回の発表の中には、複数の留意点が含まれています。
クローズドベータテストフェーズへの再移行の実施が明かされた今回の発表後、NFTマーケットプレイス「MOOAR」にて、ゲーム内アセットの購入や販売を継続する場合や、「Gas Hero Badge from STEPN」「Genesis Hero」「Coupon NFT」以外のアセットを移転、ロック、アンロックする場合はオプション1を選択したとみなされます。
また、今回の変更に伴う選択の猶予は(ウィンドウの表示期間)は5日間とされている点にも注意が必要です。
オプションの選択先に関わらずプレイヤーは、ゲームにログインし自分のgGMT報酬やその他のリーダーシップ報酬を請求が可能で、FSLウォレット経由でMOOARにて自分のウォレットにもアクセスが行えるとしています。
記事ソース:Discord公式アナウンス