イスラエルへの仮想通貨寄付、2700万円以上に

イスラエルへの仮想通貨寄付、2700万円以上に
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ハマスのテロ行為によって被害を受けたイスラエル人に対する仮想通貨での寄付が185,000ドル(約2,770万円)以上にのぼることが分かりました。

先日のテロの発生をきっかけに42Studio、MarketAcross、Collider Ventures、CryptoJungleらによって立ち上げられたチャリティ団体”Crypto Aid Israel”では、$BTCや$ETH、$USDTなどの仮想通貨によって直接寄付を行うことが可能。仮想通貨の管理に関して同団体ではFireblocksの助力を得ているとされており、資金を引き出すためには、現地のWeb3分野の有力者7人の指定署名者のうち最低4人の承認が必要というプロトコルが確立されています。

Crypto Timesに共有された情報によると、Crypto Aid Israelには会計大手のKPMGが資金調達を分配を支援。その他には仮想通貨ウォレットプロバイダーのZengo、Fuse、Wonderland、Psagot Equityなどの主要企業30者以上が同団体の活動を支援しているとしています。

集められた資金の使い道

集められた資金は、合計20万NIS(約740万円)が最前線で救援活動を行う複数の団体/NGOに向けて配布済で、提供された資金を元に各団体によって下記の具体的な支援が行われたとしています。

  • Foundation for Advancing Citizens of Eshkol Regional Council
    – 組織概要:紛争時に、必要不可欠なサービスや製品を提供することで、イスラエル南部のコミュニティの幸福と回復力を支援する組織
    – 資金用途:ガザに近い地域に住んでいるにもかかわらず、イスラエル政府から公式にそのように認められていない市民の交通と避難所のニーズを支援
  • Zaka
    – 組織概要:捜索救助、災害対応、緊急医療サービスを専門とするイスラエルのボランティアベースのNGO
    – 資金用途:最前線で活動するZakaのボランティアのための重要な医療機器とセラミックベストの確保
  • Lev Echad by Or Hanegev veHagalil
    – 組織概要:さまざまな教育プログラムやエンパワーメント・プログラムを通じて、イスラエルで危険にさらされている若者を支援し、社会的包摂を推進するNGO
    – 資金用途:自治体やキブジムを保護・支援するため、ガザに隣接する地域に留まることを選択した個人に、特に食料、衛生用品、衣料品などの必需品を提供
  • Latet
    – 組織概要:貧困と闘い、食料安全保障と社会支援を中心に、恵まれないコミュニティに人道支援を提供することを目的としているイスラエルの非営利団体
    – 資金用途:南部で大規模な活動を開始し、食糧や資源へのアクセスが限られ、緊急に必要としている市民に食糧と衛生ボックスを提供

Crypto Aid IsraelのシニアリーダーTim Freed氏は次のようにコメントしています。

“「我々は、世界の暗号コミュニティから寄せられた支援を深く、謙虚に受け止めています。私たちは共に、最近のハマスのテロの波に影響を受けた人々を支援するという使命において、大きな前進を遂げました。2回にわたる支援物資の配布が完了したことは、クリプトが世界における善の力としてどのように利用できるかを示しています。私たちの透明性と正当性へのコミットメントは揺るぎないものであり、援助を必要としている人々に援助と救済を提供する努力を続ける決意です。」”

報告によると、Crypto Aid Israelは深刻なフィッシング攻撃の対象となっており、寄付を行いたいユーザーは警戒するよう呼びかけられています。

※寄付を検討する前に、サイバー攻撃やフィッシング詐欺の可能性に注意して、公式ウェブサイトの確認済みのアドレスと暗号ウォレットのアドレスを比較してください。

Crypto Aid Israel 各種リンク

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