キオクシアに1兆円近い買い需要?30日にTOPIX入れ替えと決算

2026/10/29・

よきょい

キオクシアに1兆円近い買い需要?30日にTOPIX入れ替えと決算

日本取引所グループ(JPX)は10月30日、新基準で初めてとなる東証株価指数(TOPIX)の定期入れ替えを実施します。指数に連動するパッシブ運用(指数と同じ値動きを目指す運用)の投資家は、前日29日の取引終了時までに持ち高を調整する必要があります。

市場全体では、売買合計で約9.6兆円の需要が生じる可能性があるとされています。中でも突出しているのがキオクシアホールディングスです。

一部試算では、キオクシアに約9748億円の買い需要が生じる見込みです。同じ試算で、アドバンテストは1955億円、新規採用の日本マクドナルドホールディングスは967億円の買い需要とされています。背景には、JPXが10月7日に発表したキオクシアの浮動株比率(市場で売買されやすい株式の割合)の引き上げがあります。比率は15%から、10月末に32.5%、11月末に50%へと2段階で引き上げられます。

キオクシア株は売買が膨らんでおり、10月23日の売買代金は1兆485億円とプライム市場で首位でした。28日にはSKハイニックスの好決算を受け、株価が前日比で2桁の上昇となる場面もありました。同社は30日に2026年度上半期の決算発表を予定しています。なお買い需要の数字は市場関係者の推計で、事前の売買などにより実際の規模は変わり得ます。

指数イベントに伴う需要は事前に織り込まれることも多く、当日の値動きが試算どおりになるとは限りません。決算発表が入れ替えの実施日と重なるため、29日の大引けから30日にかけて値動きが大きくなる可能性があります。11月末には2段階目の比率引き上げも控えています。半導体メモリーの需給とともに、指数連動マネーの動きが注目を集めそうです。

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