韓国の暗号通貨市場が戒厳令発令により急落、BTCは一時66500ドルまで下がり、韓国取引所ではシステム障害も発生

2024年12月、韓国の暗号通貨取引所で急激な市場の下落が発生し、ビットコインは最低66,500ドル、XRPは1.16ドルまで落ち込みました。

883,314,426ウォンまでの急落をするBTC（Upbitチャートより）

今回の急落は、韓国の尹錫悦大統領が戒厳令を発表したことと関連している可能性が指摘されています。現在、韓国国内の加熱した政治対立が背景にあり、反対派は「反国家活動」として大統領への抗議を強化していると報じられています。この政治的緊張が暗号通貨市場に影響を与え、市場の急落につながったと考えられています。

Upbitでは取引所のシステムが過負荷となり、一時、取引がほぼ不可能な状態となっていました。さらに現在、アプリ（AndroidおよびiOS版）およびOpen APIサービスに遅延が生じ、サービスが一時的に停止していることを発表しました。Upbit側は取引量の急増が原因であるとしています。

尹錫悦大統領が戒厳令を発表した理由については、国内の政治的対立が激化したことに加え、野党が大統領夫人をターゲットにした一連の立法や、公職者に対する弾劾運動を強化していることが引き金となったと見られています。現在、具体的な戒厳措置については未発表ですが、政治的な不安定さが暗号通貨市場に大きな影響を与えています。