USDC換金の手数料、選び方で100ドルが20ドルに|米大手取引所
よきょい
米仮想通貨取引所クラーケンで1万ドル相当のUSDC(米ドル連動型ステーブルコイン)をユーロに換える場合、取引経路によって取引手数料が100ドルにも20ドルにもなることが同社手数料表から分かります。
差額の80ドルは、標準のインスタント売買と条件を満たしたUSDC/EUR板取引(注文板で売買する方式)の手数料差です。約定価格の差や出金費用を含まない、手数料のみの比較となります。
インスタント売買は1%の手数料に加え、価格にスプレッド(売値と買値の差)が含まれます。板取引のエントリー層の手数料は0.2%です。200ドルの換金では差は1.60ドルにとどまり、1ユーロのSEPA銀行出金(1ユーロ=1.10ドルの仮定で1.10ドル)といった固定費の比重が大きくなります。国際決済銀行(BIS)が10月19日に公表した論文は、米国からの1万ドル送金の費用中央値を約40〜60ドルとしています。
比較には留保もあります。有料会員のKraken+では、月1万ドルまでのインスタント取引手数料が免除される場合があります。クラーケンは出金先を本人名義の銀行口座に限っており、他人への送金では受取人自身が認証済みアカウントで換金する必要があります。
受取人が口座を持たずに済むWiseなどと比べ、取引所経由の経路は手間と条件が増えます。ステーブルコイン送金が割安かどうかは、手数料率より最終的に受取人に届くユーロの額で判断することになりそうです。
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