デジタルアート作品「X. Masquerade」が4.5億円で落札
Crypto Times 編集部
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デジタルアーティストのSam Spratt氏が手がけたデジタルアート作品「X. Masquerade」が、3,000,000ドル(約4.5億円)で売却されていたことが分かりました。購入者は米国のアートコレクターグループ「Kanbas Collective」で、今回の取引は過去3年間で最大規模のデジタルアート取引とされています。
What is the Masquerade? pic.twitter.com/UPkHVsOvWI
— Sam Spratt (@SamSpratt) February 18, 2025
X. Masqueradeは、Spratt氏の「Story of Luci」シリーズの第6章にあたる作品です。この作品にはインタラクティブなイベントが付随しており、ユーザーは総数613個の「Masks of Luci」NFT(フロア価格現在2.56 ETH)を購入することで参加可能となります。
今回購入された「X. Masquerade」は、参加者が作品上で観察やストーリーの書き込みを行う共有の土台として機能する設計となっています。最終的にLuciの評議会から選出された書き込みを行った3名のユーザーは限定の特別なマスク (Mask of Luci)を獲得できるなど、Masqueradeはゲーム性も含まれた一連の取り組みとなっています。
Kanbas CollectiveはSNSを通じて今回の購入を公表し、Spratt氏の作品の価値を広めることを目的としていると発表しました。この取引は、NFT市場の低迷が続く中での異例の高額取引となっています。2021年のピーク以降、NFT市場は大幅に縮小し、CryptoPunksやBAYCといった主要コレクションのフロア価格は70~90%の下落を記録しています。一方、NFTマーケットプレイスOpenSeaによる$SEAを背景とするポイントキャンペーンの影響で一時的に取引量が増加し4,000万ドルに付近に達しました。
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このような市場環境の中、1/1のデジタルアート作品に対する需要が依然として存在していることが今回のX. Masqueradeの取引から明らかになりました。NFT市場の動向に引き続き注目が集まります。
記事ソース:niftygateway.com