ステーブルコイン償還「自動7日延長」削除|米OCCが最終規則
よきょい
米通貨監督庁(OCC)は10月21日、GENIUS法(米国のステーブルコイン規制法)に基づく最終規則を公表しました。施行は2027年1月18日です。規則案にあった償還請求が急増した際に期限を自動的に7日間へ延長する規定は削除されました。通常の償還期限は、適格な請求から2営業日以内のまま維持されています。
償還の完了時点は発行体が顧客やその金融機関への送金処理を終えて開始した時点、または顧客の希望で発行体の口座に入金した時点と定義されました。送金を待ち行列に入れただけでは要件を満たしません。24時間で発行残高の10%を超える償還請求があった場合、発行体は24時間以内にOCCへ通知し延長を申請できますが、認めるかどうかはOCCが判断します。OCCは延長はまれになると見込んでいます。
期限の起算には顧客がオンボーディング(本人確認などの口座開設手続き)を終えていることなどが前提になります。ただしOCCは手続きの不備を口実に償還を遅らせることは認めないとしています。また2営業日は土日と連邦祝日を除くため、48時間と同じではありません。外部の銀行で資金が使えるようになる時点は、この期限の対象外です。
OCCは未払いの償還残高や平均償還時間などを把握する非公開の報告様式も改訂します。行政管理予算局(OMB)の承認を条件に週次報告は2027年1月25日、四半期報告は3月31日の初回提出を予定しています。
発行体の送金開始と銀行での受け取りを区別した点が、保有者にとって重要な判断材料になりそうです。
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