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AI検索ツール「Perplexity」、Web3予測プラットフォーム「Polymarket」と提携

AI検索ツール「Perplexity」、Web3予測プラットフォーム「Polymarket」と提携

引用元: T. Schneider / Shutterstock.com

AIを用いた新しい検索ソリューションを提供するPerplexityは、分散型予測プラットフォームPolymarketと提携しました。

今回の提携により、ユーザーはPolymarket上のイベントをクリックするとPerplexityの検索結果に基づいたイベント関連ニュースの要約を閲覧できるようになります。さらに、Polymarket上に設置された検索ボックスを通じて、疑問点を同プラットフォーム上で検索可能となります。

Perplexityは、今回の提携によりPolymarketユーザーによるAPIの利用増加に伴う収益拡大を見込んでいます。Perplexityの最高ビジネス責任者であるDmitry Shevelenko氏によると、Perplexity APIを使用する開発者が増えているとしています。

Polymarketの創設者兼CEOであるShayne Coplan氏は「Polymarketは、ますますノイズが増すウェブ上で信頼性の高い情報にアクセスしたい人にとって、頼りになる場所になっている。Perplexityは同様の使命に取り組んでいる企業だと考えている」と今回の提携に関する考えを述べています。

Perplexityは、NEA、IVP、セコイア、ジェフ・ベゾス氏などの著名な投資家から支援を受けており、2023年3月には評価額10億ドルで6,300万ドルを調達しました。今後、評価額25億ドルから30億ドルでの2億5,000万ドルの資金調達を目指していると報じられています。

米大統領選やパリ五輪で人気を博したPolymarket

Polygon上に展開されるWeb3予測市場であるPolymarketは、ユーザーが様々なトピックに対してYes or Noで仮想通貨を賭けることができ、米大統領選の予測などで人気を博しました。

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2024年7月末時点での出来高は10億ドルを突破し、直近ではパリ五輪でのメダル獲得に関する予想が人気を集めていました。直近の同プラットフォームのOI(未決済建玉)は一時急落しており、これはパリ五輪の終了が関係しているとされています。

米商品先物取引委員会(CFTC)は予測市場を禁止する可能性のある規則変更を提案しており、Polymarketを含む予測市場は規制当局との対立に直面しています。Gemini、Crypto.com、Robinhood、Coinbaseなどの仮想通貨プラットフォームを提供する企業は、CFTCの規則変更案に反対を表明しています。

記事ソース:Techcrunch

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