リップル幹部、SECのXRP判決控訴を非難
Crypto Troll
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米国証券取引委員会(SEC)は、リップル社およびXRPに関する長期的な法的闘争での連邦裁判所の判決に対し、控訴する決定を発表しました。SECの控訴通知は、2024年10月2日に第2巡回区控訴裁判所に提出されました。
If Gensler and the SEC were rational, they would have moved on from this case long ago. It certainly hasn’t protected investors and instead has damaged the credibility and reputation of the SEC.
Somehow, they still haven’t gotten the message: they lost on everything that… https://t.co/1hW7xVSL9b
— Brad Garlinghouse (@bgarlinghouse) October 2, 2024
リップルのCEOであるブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)氏と最高法務責任者(CLO)であるスチュアート・アルデロティ(Stuart Alderoty)氏は、SECの控訴に失望を表明し、裁判での徹底抗戦を再確認しました。
SEC控訴の背景
SECは、2020年12月にリップルがXRPの販売を通じて13億ドルの無登録証券の提供を行ったと訴えを起こしましたが、地区裁判所の決定がこれまでの最高裁判所の判例と矛盾していると主張しています。
米連邦地裁のアナリーサ・トーレス判事は、暗号資産取引所を通じた小売投資家向けのXRPのプログラム的販売は証券法に違反しないと判示し、リップル側は判決の一部を仮勝利として祝っていました。
しかし、判事はリップルが機関投資家に対して直接販売したXRP(7億2800万ドル相当)が無登録証券の販売に該当すると認定し、リップルに1億2500万ドルの罰金を科しました。
SECは当初、20億ドルの罰金を求めていましたが、想定よりも低額の罰金がリップル側にとって勝利と見なされていました。しかし、SECの控訴により、この案件の未解決部分が再び表面化した形となります。
今回のSECの控訴は驚くべきことではありません。8月上旬、スチュアート・アルデロティ氏はSECの控訴可能性について言及していました。今後の裁判の進展に注目が集まります。