SMBC日興、ユニスワップと協業で「規制対応DeFi」開発へ

2026/10/03・

よきょい

SMBC日興、ユニスワップと協業で「規制対応DeFi」開発へ

SMBC日興証券とブロックチェーン開発企業のネザーマインドは2026年10月2日、国内投資家向けのDeFi(分散型金融)基盤を共同開発すると発表しました。

ユニスワップ・ラボ、ベース、Nyx Foundationの3者と協業の覚書を締結。日本の法令や規制に対応した形でDeFiを利用できる環境づくりが目的です。開発完了は2027年半ばを目途としています。

開発対象は、流動性供給プロトコルと独自の流動性プール「DeFi Gateway」です。プールにはユニスワップv4の「フック」(独自の処理や条件を追加できる機能)を使います。マネーロンダリング・テロ資金供与対策と投資家保護の仕組みを組み込む計画です。投資判断を支援、または代行するAI活用の「エージェント型ボールト」も開発するとしています。

SMBC日興証券は規制当局との対話を主導し、コンプライアンスやリスク管理の知見を提供します。ネザーマインドは技術設計と開発を担い、ユニスワップ・ラボはプロトコル統合を支援します。ベースは同ネットワークへの展開に加え、AIがステーブルコインで少額決済を行う「x402」の導入について助言します。SMBC日興証券は2026年2月にDeFiテクノロジー部を新設し、3月6日には流動性提供を通じたオンチェーン金融への参加構想を公表していました。

AMM(自動マーケットメーカー、プールに預けた資産で交換を自動成立させる仕組み)では、本人確認や利用者保護の組み込みが課題とされてきました。両社は進捗を金融庁などの規制当局と共有しながら開発を進める方針です。

現時点では覚書の段階で、提供開始の時期や対象となる投資家の範囲は示されていません。大手証券による取り組みが、国内のDeFi規制をめぐる議論を後押しすることになりそうです。

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