ヴィタリック氏、ETH証明コストに上限を|手数料増の可能性も
よきょい
引用元: Alexey Smyshlyaev / Shutterstock.com
イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏は10月15日の投稿で、ブロックのガス量あたりの証明コストに厳格な上限を設けるべきだと提起しました。
Big congratulations to the @zksync airbender team for this milestone.
At this point, I consider the battle for speed to be definitively won, and the top priority for zkEVMs should shift fully to security.
To me that means formally verifying
(i) equivalence of the arithmetization to the ethereum spec
(ii) a hard maximum bound on (prover cost) / (amount of gas in block)
(iii) security of the proof system itself
https://t.co/cgtFXBpicf— vitalik.eth (@VitalikButerin) October 15, 2026
ZKsyncの「エアベンダー」チームの成果を称えたうえで、形式検証の優先課題として3点を挙げています。仕様と実行の数学的表現の一致、ガスに対する証明コストの上限、証明システム自体の安全性です。
ZKsyncは10月13日、エヌビディアのGPU「RTX PRO 6000 Blackwell」1枚で、メインネットの連続7200ブロックの99%を各10秒未満で証明したと発表しました。全ブロックが12秒未満で完了したとしています。一方、CPUでの実行コストを分析したEIP-7904はガス代の変更を推奨せず、ゼロ知識証明(内容を明かさずに正しさを示す技術)の生成は分析対象外と明記しています。同案は11月1日を期限とする最終審査段階にあります。
典型的なブロックで速くても、意図的に証明しにくく組まれたブロックが証明者の必要設備を左右します。ネザーマインドの1月27日の測定では、暗号処理のプリコンパイルや一部の演算でガスあたりの証明負荷が高いことが示されました。ただしコストは証明システムによって異なり、測定にも未網羅の部分が残るとしています。
対応策には回路の改善、証明負荷に応じた別枠の計量、命令ごとのガス代見直しなどがあり、それぞれ負担の行き先が変わります。ガス代の見直しは、同じ処理でも利用者の手数料増につながり得ます。
ハードウェアや時間の前提を明示した上限を設けられるかが、独立した証明者の参加を左右する論点になりそうです。
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