BTCドミナンスを利用して予想する今後のビットコインの価格動向
Crypto Times 編集部
ビットコインの価格推移自体は、昨夜から大きな値動きがないため、本日の記事では値動きに関してではなく、少し違う角度から分析を行います。
今後ビットコインがどう値動きをするかはわからないですが、常にドミナンスとの値動きには注目しておきましょう。価格が高騰していた際、ビットコインは価格を上げながら、ドミナンスも70%近くまで上げ続けていました。
最近はビットコインのドミナンスの割合も頭打ちとなっており、アルトコインのドミナンスがやや上昇し、若干ですが資金もアルトコインへと流れています。その中でビットコインドミナンス、BTC/USD、ETH/BTCの3つのチャート比較を行いたいと思います。
画像を見るとわかるように、最近ではビットコインの価格が下がるときにドミナンスも減少し、ETH/BTCは上昇しているのがわかります。このことから、BTCから一部アルトコインに資金が流れていることが予想できます。
一方、ビットコインが上がるときにはドミナンスが上昇しETH/BTCは下がっています。これはアルトコインからビットコインに資金が流れていることが予想できます。
もちろん両方から資金も抜けてはいるのですが、最近では ビットコイン⇔アルトコイン間での資金の移動が多く見られます。直近では、大きな価格の下落というのはありませんが、どういう状況の際に大幅な下落を迎えるのかを考えてみます。
ここで7月15日前後の大きく下落した日のチャートを先程の画像の時間軸を1時間足にして、注目してみます。
このときの大きな下落時は、先程の特徴とは異なることがわかります。BTC/USD、ETH/BTCの両方が下がり、代わりにドミナンスが上昇しているのがわかります。
これは、アルトコインが売却される ⇒ BTC or FIAT に変えられる ⇛ BTCはFIATに変えられる。という流れです。
この二つの流れが起きることでビットコインのドミナンスは上昇しながら価格を下げることになっています。
この現象が起きるときが大きな下落を起こす要因となっていると考えられ、今後こういった現象が確認されたときは気を付ける必要があります。
直近では、このような動きは見られていません。そのため、下落幅も限定的ではないではないかと考えますが、今後、いつ売り込まれるかはわかりません。
そのため、常にアルトコインのBTC建てのチャートは意識しておく必要があります。
特にETHなどのメジャーアルトコインの動向が今後のビットコインの値動きを決める可能性があるのではないでしょうか。