仮想通貨反対派ルビーニ米NY大教授とイーサリアム創設者ブテリン氏が生討論に合意か
Yuya
仮想通貨の有用性を強く批判するヌリエル・ルビーニ米NY大教授と、イーサリアムの創設者ヴィタリック・ブテリン氏がポッドキャスト上で討論を行うことに合意したことがわかりました。
金融市場に対してシビアな考えを持ち、2008年のリーマン・ショックを予測したことで知られているルビーニ氏は、12日に自身のツイッター上で仮想通貨の有用性を強く否定しました。
仮想通貨市場をファンダメンタル(基盤的な価値)のない「掃き溜め」と揶揄したルビーニ氏は、ブテリン氏に「ETHをプレマインし、供給量の75%を保有していた」疑いをかけ、そこから両者間でのやり取りも始まりました。
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両者の議論を見た仮想通貨ジャーナリスト、ローラ・シン氏は、自身のポッドキャストでの生討論をルビーニ氏らに持ちかけました。
ルビーニ氏は討論への参加に賛成したものの、シン氏のような「バイアスのかかったエセ記者」ではない誰かをモデレーターとして招くよう要求します。
Happy to have a live debate with @VitalikButerin . We can agree on a fair moderator that we both agree on, not on biased shills pretending to be pseudo-journalists but who are PR folks for the crypto industry. I have no interest to interact with @laurashin https://t.co/J5EJcphaNV
— Nouriel Roubini (@Nouriel) October 13, 2018
これを受けブテリン氏は、伝統的な金融体系とイーサリアム両方を嫌うことで知られるケビン・ファム氏をモデレーターに採用することを提案しました。
しかし、ツイッター上で暴言的とも取れる批判を続けるルビーニ氏はファム氏の登壇も避難しています。
一度は両者とも合意した生討論ですが、現段階ではルビーニ氏が本当に参加するつもりでいるのかわからない状況になっています。