『Shield』の概要や特徴、AMAの内容をQ&A形式で解説!
   公開日 : 2021/05/12

『Shield』の概要や特徴、AMAの内容をQ&A形式で解説!

ユッシCRYPTO TIMES公式ライター

2017年11月に仮想通貨投資を始めたことをきっかけにDAppsやブロックチェーンゲームなどに興味を持つように。仮想通貨メディアのライターとして約3年間活動する実績の中でブロックチェーン・仮想通貨の基礎的な知識から専門的な内容まで幅広く発信中。

先日、米金融大手ゴールドマン・サックスがビットコイン価格に連動するデリバティブ売買の仲介を開始したニュースなどから、金融業界全体が仮想通貨デリバティブに注目しているのが伺えます。

現在、仮想通貨のデリバティブを取り扱う取引所はいくつかありますが、高いガスコストや遅延による価格変動などの課題を抱えているのが現状です。

本記事では、そんな仮想通貨デリバティブ、特に先物契約に関するソリューションの提供を目的としたプロジェクト「Shield」について、先日CRYPTO TIMESホストで開催されたAMAの内容を元にQ&A形式で解説していきます。

・「仮想通貨のデリバティブ分野に関する情報を追いたい」
・「Shieldプロジェクトについて知りたい」

といった方は是非最後まで読んでみてください。

目次

Shieldの概要

Shieldの概要

ティッカー/通貨名$SLD/Shield protocol
創設者Charles
主な提携先N/A
時価総額N/A
特徴リスクフリーの先物契約を実装した分散型デリバティブ取引所の提供を予定
公式リンクWebサイト
Twitter
Telegram
Medium
Discord

Shieldは自らが手掛ける分散型デリバティブ取引所内で、リスクフリーの先物契約の提供を目標とするプロジェクトです。

また、リスクフリー先物契約の他に「最大100倍の高レバレッジ」「カスタマイズ可能な流動性マイニング機能」などの提供を予定しているのも特徴です。

同プロジェクトが発行する$SLDトークンは、コミュニティガバナンスにも利用され、Shieldは将来的にDAOになるとされています。

ShieldのAMA

今回のAMAにはShieldのCharles氏が参加してくれました。

自己紹介

私はShield protocolのCharlesです。

私はフィンテック業界で継続的に起業家として活動してきており、上場企業の元創業者でもあります。3年前から暗号通貨の分野で働いており、中央集権的な取引所を運営した経験があります。そして、現在はShield protocolを構築中です。

このリンクから、teastnet daiと初期SLDのインセンティブに登録できます。(*5月14日迄)

https://gleam.io/OX5tR/shield-active-supporter-program

1. Shieldとはどんなプロジェクトなのですか?

Shieldは、リスクフリーの先物契約で取引する、世界でも類を見ない分散型デリバティブ取引所を構築しています。

リスクフリー・先物契約とは、無限のアップサイド・ポテンシャルと限られたダウンサイド・リスクを持つ革新的な金融商品で、引渡しはなくShieldのみで取引されます。

簡単に言うと、デリバティブ市場におけるUniswapです。

2. プロジェクトのメジャーなポイントはなんですか?

リスクフリー・先物契約は、分散型デリバティブ・エコシステム内の既存の制限に対するShieldの回答です。

  • ポジションロス0
  • デュアル LPモデル
  • ハイレバレッジ
  • 分散型ブローカーシステム
  • 外部Liquidatorの組み合わせ

などにより、既存の制限に対抗します。

この全く新しい先物商品は、現在のデリバティブ商品の制限を超えて、より競争力のある空間になり、DeFiを次世代のグローバルな分散型デリバティブインフラにするための能力を備えています。

CRYPTO TIMES編集長
リスクフリー・先物契約が売りのプロジェクトです。ここらへんは是非とも深掘って聞いてみましょう!

3. Shieldはどんな問題を解決できるのでしょうか?

現在のブロックチェーンの仕組みでは、効率的にデリバティブのコントラクトを実現するのは非常に難しいです。なぜなら遅延による価格変動、コストのかかるマーケットメイキング、高いガスコストなどの課題を抱えているからです。

Shieldでは、この市場に対してユニークなセールスポイントを持っています。

– 0ポジションの損失 

リスク・フリーの先物契約は、無限のアップサイド・ポテンシャルと限定的なダウンサイド・リスクを持つ革新的な金融商品で、受渡しはありません。

– 無制限の流動性によるトレーダーへの強力な流動性の提供

十分にヘッジされたプライベートプールとリテールに特化したパブリックプールにより、Shieldのユーザーは、リクイディティマイニングに関わるリスク管理をカスタマイズできます。

– 最大100倍のレバレッジ

高いレバレッジ、ファンディング・フィー・モデルのようなオプションにより、最大100倍の高レバレッジが可能となります。

– 非中央集権的な仲介システム

CEXよりも高い手数料を提供する、チェーン上で初めての信頼性の高い仲介システムです。

4. 競合と比較した際の優れているポイントは何でしょうか?

分散型デリバティブ市場にはいくつかの製品があるのは知られていますが、Shieldは完全な分散化の方法で下記の課題に対処する唯一のソリューションを提供します。

  • 価格フィードの遅延
  • オーダーマッチングの制限
  • マーケットメイキングのコスト
  • リクイデーションの遅延

上記の課題に対する解決策としてオフチェーンマッチング、サイドチェーン、Layer2などの選択肢もあるでしょう。

しかし、我々Shieldでは、DeFiの機能を採用し、CEXで満たされていない個人取引の需要を満たすことだけが、分散型デリバティブ取引所を発展させる正しい道だと考えています。

リスクフリーの先物契約については、現在のところ、我々のような革新的な金融商品を提供できる競合他社はありません。しかし、我々はdYdXを気に入っており、潜在的には最大の競争相手であると考えています。

5. 現在、パートナーやVCの詳細は不明ですが、今後、IDOの計画やパートナーは公開されますか?

我々は、IDOを計画しており、長期的にShieldのエコシステムを構築するために、SLDトークンがターゲットとなるDeFiユーザーに完全に配布されるのを願っています。

ご興味のある方は、私たちのコミュニティに参加し、ソーシャルメディアで最新の発表をご覧ください。

6. 先物契約の製品はユーザーに使ってもらわないと採算が合いませんが、ユーザーを獲得するためのマーケティングはどうするのでしょうか?

Shieldではユーザーや流動性を獲得するための市場戦略を持っています。

 – 製品志向 

リスクフリーの先物は、個人トレーダーの潜在的なダウンサイドリスクをチェーン上で大幅に減少させるだけでなく、このDeFiブームにおける分散型デリバティブの非親告罪、無許可、監査可能な特徴を満たしています。

このユニークなセールスポイントは、暗号通貨のエンドユーザーを惹きつけ、一度試すとShieldの中毒性が持続するでしょう。

– 非中央集権的な仲介システムとグローバルKOL戦略 

Shieldは、完全にトラストレスな環境でブローカーシステムを実装した最初のdexです。ブローカーはShieldでCEXよりもはるかに高い最大40%~100%の手数料率を得られ、いつでも報酬を請求して確認できます。

また、ShieldはグローバルなKOL戦略とコネクションで常に新しいユーザーを獲得します。現在、ロシア、トルコ、タイ、インドネシア、日本など、グローバルなKOLやトレーダーコミュニティと提携しています。 

– セールス・チーム 

Shieldのチームは中央集権的な暗号化取引所の運営に豊富な経験を持っています。Shieldでは成熟したユーザー獲得戦略の下で新規ユーザーを教育し続けるためにセールスチームを設置しています。

7. dYdXはユーザー獲得に苦労しているように思われますが、将来はBinanceやBitMexのようなCEXデリバティブでなく、DEX デリバティブが選ばれると考えますか?

絶対にDeFiがCefiやTrafiを食っているという流れになっています。

THE BLOCKでこの問題を取り上げた記事を掲載しました。

このようにして、Shieldユーザーは収益を上げているのですが、CEXでは対応できない取引需要があるのです。

Whole story: https://www.theblockcrypto.com/post/103436/why-shield-protocol-is-the-next-best-solution-in-the-decentralized-derivatives-market

8. SLDトークンの使いみちはなんでしょうか?

SLDトークンはシールドのネイティブERC-20トークンです。

– ガバナンス

Shieldはコミュニティ指向であり、DAOによって統治されます。Shieldは徐々にコミュニティガバナンスに移行し、将来の派生商品のインフラを再構築していきます。

-スワップ&バーン

SLD全体の10%が常にswap&burnの価値の100%となり、買戻し価格が発生するという仕組みです。誰でもスワップ&バーンをして利益が得られます。

9. ポジションロスが無い分散型先物とはどういう意味で、どういう仕組み化なのですか?

従来の非線形価格モデルとは異なり、Shieldは非線形プロセスを切り刻むことで線形近似を適用し、イーサリアムブロックチェーン上でオンチェーン決済による分散型リスクフリー先物を実現しています。

商品の基本的な観点から言えば、無リスクの先物は伝統的な金融業界ではエキゾチックなオプションですが、Shieldのコアメンバーはこのオプションをチェーン上に持ち込んで、ユーザーが有効期限なしでストライクできるようにし、先物商品のユーザーエクスペリエンスを実現しています。

つまり、Shieldのユーザーにとって最大のメリットは、ポジションロスなしに少しの支払いで大きく勝てる点です。

リスクのない先物契約のトレーダーは、不利な価格変動による損失を被らず、ポジションを建てる際に資金調達料を支払うだけで済みます。トレーダーは、支払うべき残高を確保するために、資金調達料口座に資金を追加するケースがあります。

証拠金はファンディング・フィーの形で請求され、Shieldではファンディング・フィーが日ごとに変化するのも特徴です。一言で言えば、リスクフリーとは、ポジション損失=0を意味し、中央取引所ではこのポジションの損失が最も大きなものとなります。

Shieldはリスクフリーの先物の提供により、ユーザーのリスク管理に関する要求を十分に満たせるのです。

CRYPTO TIMES編集長
これ、ちょっと難しいですね、、、w

10. ユーザーのポジション損失が0になると書いてありますが、それは清算がないという意味でしょうか?

清算が発生した場合についてはホワイトペーパーに詳細が書いてあるので、こちらを精査してください。

ユーザーにとっては、ファンディングフィー口座が不足すると、それだけで清算されてしまいます。

11. テストネットではETHとBTCしか取引できませんが、将来は取り扱いペアは増えますか?

  • WBTC-DAI
  • WBTC-USDT
  • WBTC-USDC
  • ETH-DAI
  • ETH-USDT
  • ETH-USDC

の6つの取引ペアをご用意しており、近い将来はより多くの通貨ペアをサポートする予定です。理論的には、CEXで十分な流動性があれば、どのようなトークンでも提供できます。

コミュニティからの質問

– これまでに達成したマイルストーンと目標とするマイルストーンを簡単に説明してください。

我々はすでにKovanテストネットを立ち上げ、早期のSLDインセンティブを得るためにテストネット競争を開催しています。(皆さんの参加を歓迎します。)

また、イーサリアムのコーディングはSlowmistによって監査されています。

現在、イーサリアム版とBSC版の両方の準備ができており、セキュリティを確保するためにさらに1社の大手監査法人と提携を結びました。

このあたりに関する準備が完全に完了したら、1-2ヶ月以内にBSCを開始し、ガス代を抑え、より効率的にプレミアムなユーザー体験の提供を計画しています。

Shieldはコミュニティ指向で、DAOによって統治されます。IDOを立ち上げ、SLDトークンが対象となるDeFiユーザーに完全に配布され、長期的にShieldのエコシステムを構築するのが目標です。

– ハイレバレッジの取引では、システムの基本的なラグやオラクルの取得タイミングによって意図しないスリッページが発生する可能性があると思いますが、具体的にこれらの問題に対する対策について教えていただけますか?

トレードのスリッページについてはユーザーにスリッページ防止の設定を提供します。

Shieldでは、始値はインデックス価格です。コントラクトはDual流動性プールと直接やりとりしており、複雑なマッチング計算を置き換えています。我々はChainlinkのオラクルを使用していますが、彼らはShield上の取引ペアにより正確な乖離閾値の提供に関して喜んでいます。

これについては、まもなくパートナーシップのニュースが発表されるでしょう。

– ハッキングに関して常に大きなリスクがあるかと思います。ハッキングのリスクを回避したり、訴訟を起こしたりするために、どのような対策を準備していますか?

私たちは、長期的なパートナーとしてslowmist/peckshieldとquantstampと協力しています。

また、バグバウンティプログラムを採用しています。

– 現状のEthereumのガスコストは非常に高いです。特にBTC価格が落ちているときなどはガスコストも非常に高くなりますが、この問題に対するアプローチはどう考ええいますか?

それは良い質問です。私たちはこの問題をかなり認識しています。

ShieldではすでにBSCバージョンを用意しており、現在、Peckshield社による監査が行われています。

IDOが完了したら、BSCバージョンをリリースして、ガス代を大幅に削減し、プレミアムなユーザー体験を提供する予定です。

また、Ethereumのレイヤー2を直接立ち上げる予定です。

– 注文の処理スピードはどのくらいでしょうか?

BSCだと1ブロックあたり3秒です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

細かい仕組みについてはなかなか難しかったかと思いますが、Shieldが描く理想像について大まかに把握できたのではないでしょうか?

仮想通貨の分野ではDYOR(Do Your Own Research)が基本です。気になったプロジェクトはあなた自身でTelegramなどに積極的に参加して情報を集めてみましょう。

今後もCRYPTO TIMESでは、暗号通貨のあらゆる分野の情報を発信していくので、情報収集の入り口として是非積極的に利用してください。

-Shieldプロジェクト-

ct analysis

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