
【イベントレポ―ト】Lionschain Capital Jonathan Caras氏;持続可能なトークンエコノミーDAO – Ethereal Virtual Summit 2020

Crypto Times 編集部
ブロックチェーン専門メディアCRYPTO TIMES編集部です。CRYPTO TIMESのニュース、コラム、インタビューなど全ての編集を行っています。 元エンジニア出身なので、ブロックチェーンのノードを建てたり、簡単なスマコンの実装まで対応できます。Twitterもよろしく。
005月7日~8日にかけて開催された「Ethereal Virtual Summit 2020」にて、StarkWareとLionschain Capitalに所属するJonathan Caras氏が持続可能なトークンエコノミーについて講演をしました。
企業について
StarkWareはイスラエルのブロックチェーンスタートアップで、プライバシーとスケーラビリティを重視したソリューションを創造しています。オフチェーンの計算システムや、個人情報をオフチェーンで管理しつつ、オンチェーンで承認するシステムを提供しています。
Lionschain capitalは暗号資産に投資する短期と長期のヘッジファンドです。
DAOのモデル
DAOでは投資された資産がプールされDAOの管理下におかれます。顧客はDAOの労働者またはDAOそのものへ直接対価を支払います。またNetwork Equity Tokenの保持者はステーキングの報酬として、DAOの決定に関する投票権利や報酬を受け取る権利が与えられます。
Jonathan Caras氏は、「エンドユーザーが使用するのはDAOのシステム内のみで使用できるNETではなく、ETHやDAIなどの一般に広く使用できる通貨にする必要がある」と説明しています。
リザーブプールの機能
リザーブプールは出口詐欺の防止として働き、ユーザーが法的手続きや市場を通さずに出金できる権利を保証します。また、企業の出費はDAOの決定によりプールから割り当てられるので、超過積立などの問題が起こらないことも利点です。
Caras氏は、「リーザーブプール機構は新たなDAOビジネスへの信用を想像できる素晴らしい機能だ」と評価しています。
持続可能なトークンエコノミー
DiFi製品は製品市場との相性の良さを示しつつ、イーサリアムのDiFiエコシステムの可能性を広げています。
Caras氏はこのような応用が、プロジェクトが長期的に成功できるモデルとなる持続的で論理的なトークン機構を開拓するための可能性を秘めている、と評価しています。
Ethereal Virtual Summitについて
Ethereum Virtual Summitは、Ethereum最大のインキュベーターとされるConsenSysによるコミュニティイベントです。
2月の時点ではニューヨークでの開催が予定されていましたが、世界の情勢を受けオンライン・無料で開催しています。
以下のリンクより、ウェブ上で参加することができます;
関連記事 同じライターから
同カテゴリの人気記事
- ニュース2021/02/20
IOST保持者に向けたDonnieトークン / $DON のエアドロップ詳細が判明
Crypto Times 編集部
IOST保持者に向けたDonnieトークン / $DON…
- ニュース2023/01/26
ポルシェ NFTの価格が1日で3.5倍に | 最高値は約70万円
Crypto Times 編集部
ポルシェ NFTの価格が1日で3.5倍に | 最高…
- ニュース2019/03/16
SamsungのGalaxy S10に搭載される仮想通貨ウォレットの詳細が公開される
Crypto Times 編集部
SamsungのGalaxy S10に搭載される仮想通貨…
- ニュース2019/07/02
BraveブラウザがRedditとVimeo上での投げ銭機能を実装へ
Crypto Times 編集部
BraveブラウザがRedditとVimeo上での投げ…
- ニュース2019/03/11
広告視聴で仮想通貨が稼げるBraveブラウザ、BATトークンの配布を開始
Crypto Times 編集部
広告視聴で仮想通貨が稼げるBraveブラウザ…