2017年5月に仮想通貨への投資を開始。ブロックチェーンや仮想通貨の将来に魅力を感じ、積極的に情報を渋谷で働く仮想通貨好きITリーマンのブログを通じて発信するように。
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2019/06/14日本初ブロックチェーンゲーム「くりぷ豚」と世界初のブロックチェーンゲーム「CryptoKitties」のコラボが開始!
2019年6月14日より「くりぷ豚(トン)」が「CryptoKitties」とのコラボを開始しました。 今回、「くりぷ豚」では、Dapper Labs社のブロックチェーンゲーム「Cryptokitties(クリプトキティーズ)」とのコラボレーションイベントを開始しました。 Dapperウォレットユーザー限定のスペシャルレース「Dapperカップ」を開催します。レースの本戦報酬として「CryptoKitties」とコラボしたスペシャルトンを配布いたします。 また、Dapper Labs社からも「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」の提供が予定されています。 コラボレース「Dapperカップ」概要 予選:6月14日(金)8:00 ~ 6月27日(木)15:00 本戦:6月28日(金)9:00 報酬: 本戦1~3位「クリプトキティトン」「特別なクリプトキティ ×2」を配布。 本戦4~6位「クリプトキティトン」「特別なクリプトキティ ×1」を配布。 (特別なクリプトキティは、Dapper Labs社から配布予定です) (1~6位に順位に応じたWINSチップを配布予定です) 参加条件:「Dapper」のインストールおよびサインイン。 出走条件: エッグトン(年齢制限なし) DapperはGAS代が無料で使えるウォレットです。 この機会にインストールして、お見合いで自分好みのくりぷトンを産みだしましょう。 Dapperでエッグトンを育ててDapperカップに出場して「クリプトキティトン」を手に入れましょう!トン活に出せば「クリプトキティトン」の輪が広がります! 公式サイト:https://www.crypt-oink.io/ Dapperについて 「Dapper」は、CryptoKittiesを運営しているDapper Labsが開発したウォレットです。イーサリアムを実行するときにかかる手数料(GAS)が無料などの特徴があります。 Dapperのダウンロード http://dap.pr/oinkinstallp Dapper公式サイト http://dap.pr/cryptooink 特別な卸トン屋が登場! 卸トン屋に新しい特性「目:メカ」、「耳:メカ」が期間限定でラインナップに登場します! 「目:メカ」または「耳:メカ」を入手して、「クリプトキティトン」とお見合いさせてもらいましょう!「クリプトキティトン」が誕生する可能性が高まります! 該当のトンには、コラボ期間中のみ目印が付いています。はじめは「目:メカ」を持ったくりぷトンが11匹と「耳:メカ」を持ったくりぷトン11匹が並んでおり、4時間毎に1匹ずつ追加されます。 販売は合計100匹で、最終追加は6月20日(木)20:00を予定しています。 ※「目:メカ」と「耳:メカ」の特性は、一定期間後に通常の卸トン屋での販売も検討いたします。 販売期間:6月14日(金)8:00 ~ 公式サイト:https://www.crypt-oink.io/ CryptoKitties 「Cryptokitties(クリプトキティーズ)」は2017年11月にリリースされた、世界初のブロックチェーン上で提供されたゲームです。DNA情報にひもづいた多種多様な見た目を持つ子猫は、デジタルアセットとしてEthereumブロックチェーンに記録されており、プレイヤーが自由に売買・交配することが可能です。 ・CryptoKitties WEBサイト:http://dap.pr/0qhod ・Dapper Labs WEBサイト:http://dap.pr/cryptooink くりぷ豚とは 「くりぷ豚(トン)」は、日本初(※1)のブロックチェーンゲーム(Dapps)です。ふし ぎな生き物「くりぷトン」を配合でき、様々な色や形などおよそ3京6,000兆通りにのぼる キャラクター達を収集するシミュレーションゲームです。仮想通貨(暗号通貨)イーサリア ムを用いて、「くりぷトン」を相互にトレードすることが可能で、育成してパラメータを強 化しながら、他のオーナーと競い合うレースが遊べます。 ※1:日本法人のプロダクト(独自調査による) ・Android版:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.tokenpocket.cryptoink ・iOS版: https://itunes.apple.com/jp/app/%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%81%B7%E8%B1%9Aapp/i d1457484863 ・Website:https://www.crypt-oink.io/ ・Twitter:https://twitter.com/CryptOink_JP ・Medium:https://medium.com/@CryptOink ・discord : https://discordapp.com/invite/3RA6MMw ・telegram: https://t.me/CryptoOink
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2019/06/13Matrix AI Network 初のDAppsゲーム「Horse Saga」がリリース!
Matrixのブロックチェーンで初のDAppsゲームであるHorse Sagaが6月3日にリリースされました。Horse Sagaをプレイして、MANトークンを獲得しましょう! Horse Sagaでは、可愛らしい馬を育てたり、馬を訓練してレースに出場することができます。 現在は、Androidユーザーのみが先行して遊ぶことが可能となっており、PCユーザー、iOSユーザーは後日リリースとなっています。 Horse Sagaとは? Horse Sagaは、世界最高の馬と騎手のタンデムを戴冠させるために、プレイヤーが馬のチームを育て上げ、訓練し、競走させるゲームです。 あなたの資産を鍛えて、歴史の年輪に記憶されるように、高ステークレースで競い合いましょう! ゲームモード Horse Sagaでは以下3つの基本的なゲームモードがあります 1. ストーリーモード 2. コンペティションマッチ 3. トーナメント ストーリーモードでは、プレイヤーは挑戦的なレースを繰り広げ、世界で最高の馬と騎手のペアになることを目標とします。 コンペティションマッチでは、異なるスキルレベルの対戦相手を倒すことが課題となります。勝利したプレイヤーはトークンとアイテムを勝ち取ることができます。 トーナメントでは全プレーヤーが平等に戦います。あなたがトーナメントに勝った場合、あなたの名前は繁栄のために名誉の殿堂に記録されます。 馬について CからSSSまでの合計6つの馬のレベルがあります。より高いレベルの馬はより強い属性を持っています。 馬の主な特徴はスピード、スタミナ、スプリント能力、器用さ、そして賢さです!各馬はユニークであり、異なるスキルを持っています。 スキルは、レース中の地形を含むさまざまな要因に基づいて、レース中に自動的に発動します。レアな馬は、さまざまな条件を満たすことでロックを解除できる特別な能力もあります。 伝説には、ある状況の下でのみ実現する神話についての記述も・・・。伝説となる幸運を持つプレーヤーは・・・!? 交配 馬は次世代の素晴らしい名馬を産むために交配することができます。 馬の遺伝子はその子孫に伝えられます。勤勉なブリーダーは、”神話の種”を入手する可能性を高めるために交配を最適化することができます。 ホースマーケット 競馬場では馬と騎手の両方を売りに出すことができます。プレイヤーは、交配のためにお互いの馬を借りることもできます。 神社 神社に入ってストーリーモードにアクセスすると、お守り機能の使用や寄付を行うことができます。 マイニング プレイヤーはレース中に地域のマイニングプールに参加してMANトークンをマイニングすることができます。 各馬の独自の属性は採掘の効率に影響を与えます。馬の性能が高いほど効率よくMANトークンをマイニングすることが可能になっています。 特定のアイテムも一時的に採掘の可能性を高める可能性があります。経験豊富なレーサーは、特定の要件を満たした後で、独自のマイニングプールを起動することもできます。 まとめ Horse Sagaではミニレースや装備システムなど、今後のアップデートで他の多くのモードやゲームプレイスタイルが追加される予定となっています。 プレイヤーは一対一の対戦をすることもできます。これはステータスのゲームです。山の土地を賭け、挑むに値する相手を倒してください! 各種SNS Horse Saga Official Site : http://horsesaga.com/ Horse Saga Twitter: https://twitter.com/HorseSagaGame Horse Saga Medium: https://medium.com/@HorseSagaGame Horse Saga English Telegram: https://t.me/HorseSagaGameEN Horse Saga 日本語 Telegram: https://t.me/HorseSagaGameJP Horse Saga Chinese Telegram: https://t.me/HorseSagaGameCN
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2019/06/12Matrix AIのメインネットローンチから3ヶ月が経過
Matrix AI Networkは2019年2月28日にメインネットをローンチし、現在約3ヶ月が経過しました。 これまで、ローンチ後に多くのリリースを重ねてきました。ここで3ヶ月を1つの節目としてこの3ヶ月を簡単にまとめていきます。 2019年3-5月 Matrix AI活動サマリ 3月にはDAppsを中心に多くのリリースを行いました。 MBCプロジェクト MBCはMatrixのチェーン上にて提供されている世界で唯一の国際海運インテリジェント取引プラットフォームです。 MBCプラットフォームは、従来のドライバルク市場の国際配送とインターネットサービスを統合しながら、人工知能と最新のブロックチェーンテクノロジーを組み合わせて、既存の配送慣行を最適化し、新しい金融チャネルを開き、配送コストを削減しながら全世界の配送関係者に益をもたらします。 Horse Saga Matrixが現在開発しているHorse Sagaは馬の育成や競争を行うゲームで、ブロックチェーン上に構築されています。 Horse Sagaの各馬はERC721プロトコルによって発行され、それぞれが唯一、かつ追跡可能な系統と血統を有しています。また、各馬は年齢や性も設定がなされています。 現在は、クローズドβ版が提供されており、クローズドβ版に参加するには、Horse Saga日本テレグラムに参加の必要があります。 医療診断AI 3月にMatrixの医療診断システムについて詳細な内容を公開しました。 Matrixが提供しているAIを活用した画像医療診断サービスの細かいレポートはこちらを参考にしてください。 Yangdong人工知能研究所 3月は、さらに新しい研究所の立ち上げを発表しました。 AIとブロックチェーンをIoTと組み合わせることに取り組んでいる研究所です。 プロジェクトは、産業用ビッグデータ、人工知能、ブロックチェーンなどの多くの主要技術を統合しています。 the Matrix Enterprise Cloudchain Matrixのクラウドチェーンについて詳細が公開されました。 本技術は既にナイロビ鉄道などで導入が行われています。5月に行ったbitgritとのイベントにおいてもこのことについてプレゼンがされました。 bitgritとMatrix AIが東大でEast Asia Data Symposium イベントレポート - CRYPTO TIMES スマートシティ Yangdong人工知能研究所のプロダクトとして、5月にスマートシティのリリースが行われています。 Matrix AI Networkは3ヶ月でこれらのリリースを行ってきました。 また、上記リリースの他にも、4月にはトークンスワップの対応やマスターノードのアップデート、さらにbitgritとのパートナーシップ締結に伴う日本でのイベント共催など、メインネットローンチから充実した3ヶ月でした。
インタビュー
2019/06/10大日方祐介が語る、ブロックチェーン領域における日本の特徴と「世界」へのチャンス
5月30日木曜日、都内で開かれたイベントにて本田圭佑氏が新たなプロジェクトとしてブロックチェーン領域に特化したベンチャーキャピタルを立ち上げることが発表された。このVCの仕掛け人・大日方(おびなた)祐介を取材した。“Obi”の愛称で世界のブロックチェーン・コミュニティに名が知れ渡る大日方に、後編ではブロックチェーン領域における日本の特徴と、「世界」を見据える今後の展開について聞いた。 前編 : ブロックチェーンは「世代として初めての世界的な波」–ファンド立ち上げで世界に挑戦する大日方祐介 - CRYPTO TIMES ※ 今回のインタビュー記事は、CRYPTO TIMES の新井が協力の下、GRASSHOPPER編集部とインタビューを実施し、株式会社電通様が運営するWEBメディアGRASSHOPPERに掲載されたインタビューの転載となります。 転載元記事 : 大日方祐介が語る、ブロックチェーン領域における日本の特徴と「世界」へのチャンス– GRASSHOPPER 海外に向けて「日本」を発信する必要性 —ブロックチェーン領域で日本の企業や開発者が戦っていくときに必要なことは何でしょうか。 大日方:グローバルで動いている業界なので、日本だけのコミュニティで動くのではなく、世界のコミュニティの中で存在感を出しながら何かしら開発や事業、投資をやっていくのが重要だと思っています。企業に限らず、この領域で取り組んでいるスタートアップやメディアなど、どのプレイヤーもそうです。 そうでなければ、世界のプレイヤーに取り残され日本だけで盛り上がって終わるのではないかということを危惧しています。例えば情報発信では、海外で議論されている英語の情報を日本語に翻訳して伝えてくれる人やコミュニティは多いですが、日本のことを英語や中国語にして海外に伝える人はほとんどいません。そのため、世界に対する日本の情報発信をやっていこうと思い去年ごろから海外のカンファレンスでの登壇を積極的にやり始めました。4月のEDCON(イーサリアム開発者会議の中でも世界最大規模の一つ)では、日本のコミュニティについてスピーチさせてもらったり、Vitalikとのパネルディスカッションに出させてもらって、日本の業界で盛り上がっていることを発信しました。 また、週1回ウィークリーニュースレターのような形で、日本でその週に起きたことを英語でまとめて発信することもやっています。これらをちゃんとやっていかなければ、世界のコミュニティの中で「日本って盛り上がってるっぽいけど、なんかよくわかんない」という感じでそのほか多くの業界のように終わってしまいますよね。 —やはり、海外からみると日本の情報は手に入りにくい。でも、何か盛り上がっているからこそ、状況を知りたいと思っている人は多いということでしょうか。 大日方:そうですね。とても多いと思います。韓国も日本と同じように世界からの関心が高い市場の一つですが、世界との関わりという意味では日本より進んでいますね。日本はブロックチェーンのことを取り上げてくださるメディアやイベントの機会は海外と比べても多いですが、言語の壁もあり、国内だけで盛り上がりがちな面もあると思います。 この領域は、シリコンバレーだけではなく世界中で色々な試行錯誤がものすごいスピードで行われています。その際の言語は英語ベースなので、その中でちゃんと情報発信をしたり、人間関係を作っていくのは非常に重要だと思います。 —ブロックチェーン領域に関して、日本はどういった点が強いのでしょうか。 大日方:ほかの国と比べても、日本はコア技術に本気で取り組もうとしている人たちが多いという印象です。LayerXの中村(龍矢)さんなどは世界の開発者コミュニティの中でも広く認知されてきていると言えるのではないでしょうか。 また、Plasma Groupという、Karl Floerschなどの有名な開発者が主宰するスケーラビリティ技術たちのオンライン会合があるのですが、これに先日初めてCryptoeconomics Labの落合(渉悟)君が参加していたりもして、世界のコミュニティで認識される開発者は日本からもちゃんと出てきつつあるなと思います。 一方、世界に比べても日本はクリプトへの理解度が高い人や触れたことのある人が多い市場なので、より何がマスに受け入れられるのかという社会実験思考で開発をするチームがもっといてもいいなとも思います。 世界に挑戦するため、スタートアップとしてベンチャーキャピタルを立ち上げる —大日方さんが思う、ブロックチェーン領域におけるトップクラスの起業家人材はどのような人材ですか? 大日方:よく投資家目線で聞かれることがあるのですが、僕は自分自身のスタートアップという感覚で、ベンチャーキャピタルという事業領域に挑戦しています。なので、むしろいち起業家目線で世界を目指しています。上から評価するという感じではなく、同じ目線を持った仲間を世界中で探しているような感覚です。そういう人たちとの冒険を一緒に共有しながら、切磋琢磨しながら世界に挑戦したいと考えています。 そして、ブロックチェーンは日本にとっても世界を目指せるまたとないチャンスだと思っています。インターネット黎明期だと今のようにTwitterなどの伝達手段が無かったので、アメリカのベイエリアに情報も資本も蓄積し、結果今の「シリコンバレー」が出来上がりました。ゆえにタイムマシンモデルのようなことが出来たわけですが、同時にシリコンバレーとはなかなか追いつくことのできない差が生まれてしまいました。しかし今のブロックチェーン業界ではほぼリアルタイムに世界で起きていることがわかり、世界中どこのメンバーともすぐにやり取りができます。まだ、全てがシリコンバレーだけに集中しているわけではありません。だからこそ、日本の情報をもっと発信していく必要、グローバルのコミュニティの中でちゃんと存在感を出していく必要があるなと感じています。 一度きりの人生、本気で世界を目指したい —今後の展望を教えてください。 大日方:僕がこの領域にかけて挑戦しようと思った理由でもあるのですが、日本人が世界と同じ標準を狙っていける領域がブロックチェーンだと思っています。なので、この領域を目指す人たちをどんどん増やしたいなと思っていますし、そういう人たちを今自分が立ち上げているベンチャーキャピタルを通して世界中で支援していきたいなと思います。 2019年5月末に発表したブロックチェーンファンドですが、僕とアメリカ人のパートナー、ギャレット・マクドナルドと共に立ち上げます。彼はビットコインのマイニングを13歳から始め、自身でもマイニングチップを開発する企業を運営していた技術者で、直近はベルリン拠点で東京電力や中部電力などと協業しているEnergy Web Foundationでトークン設計やブロックチェーンインフラ構築などをやっていました。そんな彼と、共同で立ち上げるのが本田圭佑さんらです。 彼らとやろうと思ったのも、初めから世界目線で挑戦したいというところがありました。本田さんはサッカー選手としても有名ですが、有名だからやりましょうというわけではなく、一人の日本人・人間・投資家として、彼ほど世界目線をもって、やるんだったら世界を目指そうよとピュアに思っている人はなかなかいないと思います。そこで最初に目線が合って、議論を重ねる中で一緒にやりましょうとなりました。 これまでのスタートアップの世界だと、アメリカをはじめとした世界中の優秀な起業家に日本の投資家が投資をできる理由はなかなか作るのが難しいものでした。でも世界の中でも日本に注目しているプレイヤーが多いブロックチェーン領域ではそのチャンスがある。だからこそ、僕は世界を思いっきり狙うことができると思っています。僕の野望は、この領域における世界トップクラスのベンチャーキャピタルを作り上げることです。 前編 : ブロックチェーンは「世代として初めての世界的な波」–ファンド立ち上げで世界に挑戦する大日方祐介 - CRYPTO TIMES Interview & Text:西村真里子 協力:CRYPTO TIMES 新井進悟 転載元記事 : 大日方祐介が語る、ブロックチェーン領域における日本の特徴と「世界」へのチャンス– GRASSHOPPER
インタビュー
2019/06/07ブロックチェーンは「世代として初めての世界的な波」–ファンド立ち上げで世界に挑戦する大日方祐介
5月30日木曜日、都内で開かれたイベントにて本田圭佑氏が新たなプロジェクトとしてブロックチェーン領域に特化したベンチャーキャピタルファンドを立ち上げることが発表された。 このVCの仕掛け人・大日方(おびなた)祐介を取材した。“Obi”の愛称で世界のブロックチェーン・コミュニティに名が知れ渡る大日方に、前編では、プロックチェーン領域を手がけるに至ったこれまでの経歴について聞いた。 ブロックチェーン領域における日本の特徴や、「世界」に向けたチャンスについての「後編」は次週公開予定。 ※ 今回のインタビュー記事は、CRYPTO TIMES の新井が協力の下、GRASSHOPPER編集部とインタビューを実施し、株式会社電通様が運営するWEBメディアGRASSHOPPERに掲載されたインタビューの転載となります。 転載元記事 : ブロックチェーンは「世代として初めての世界的な波」–ファンド立ち上げで世界に挑戦する大日方祐介– GRASSHOPPER 2010年代前半〜今に至るまでのブロックチェーンとの関わり —若い世代・学生を中心にブロックチェーン・コミュニティを牽引する大日方さんの活動について教えてください。 大日方:2018年初頭から日本の若い世代を中心とした開発者向けのイベントなどを行うブロックチェーン・コミュニティ「CryptoAge」を主宰しておりました。去年11月には国際カンファレンス「NodeTokyo」を主催し、現在この領域の企業やトークンに集中し投資を行っていくベンチャーキャピタル(VC)を立ち上げたところです。 —まず、ご自身がスタートアップに関心を抱くようになったきっかけを教えてください。 大日方:中学校の英語の授業でザ・ビートルズを聴いたのをきっかけに、海外のロックバンドが好きになり、実際に高校時代にはバンドを組んでボーカルもしていました。1960年代からイギリスやアメリカで始まったバンドムーブメントって、若い人が集まって世界的に成功していくサクセス・ストーリーがありますよね。そういった夢を追って世界を目指す人たちが昔から好きで。大学に入るくらいからスタートアップの存在を知り、共通項を多く感じ興味を持つようになりました。大学2年生あたりで先輩たちがスタートアップを立ち上げはじめたこともありインターンとして働き始めたりしました。 スタートアップへの関心と並行して、18歳ごろから東南アジアを中心にバックパッカーをするようになり、日本以外の世界を見て、日本だけに留まるのではなく世界で挑戦するようなことをしたいと強く思い始め21歳のときに大学を1年休学しフィリピンに移住しました。ちょうどその頃の2012年は、東南アジアでもスタートアップ業界が盛り上がり始めていました。 現地で2か月ほど英語を特訓し、ある程度出来るようになった頃に「スタートアップウィークエンド」というハッカソン兼ビジネスコンテストに日本人一人で参加してみたり、滞在後半は現地で出会った開発者らとプロダクト開発に取り組んだりしていました。そういった中で、自分の中で東南アジアのスタートアップへの情熱がより高くなり海外メディアを読み込みリサーチをし、そのまとめを日本語でブログに書き始めたんです。するとイーストベンチャーズの松山太河さんから、いきなりFacebookでメッセージをもらい、急遽会うことになりました。 当時、日本の学生で東南アジアを含め海外のスタートアップを調べている人はほとんどいなかったそうで、すぐに意気投合させて頂き、その日からイーストベンチャーズに参画し始めました。入ってみたら丁度、国内や東南アジア、アメリカで投資をし始めるタイミングで自分の興味範囲とまさに合致していたのです。 —そこから、ブロックチェーンと出会った経緯について教えてください。 当時のイーストベンチャーズでは、同じフロアに創業間もないメルカリやBASEなどがひしめくオフィスで、太河さんとほぼ毎日一緒にいさせて頂いて学びながらベンチャーキャピタルの立ち上げ期を経験させてもらいました。個人的にもdely(クラシル)、Progate、タビナカ、シンガポールのGlintsなどのスタートアップへの投資支援をさせてもらっていました。そんな中で2014年の半ば、まだ加納(裕三)さんがbitFlyerを創業されたばかりのタイミングで、木村新司さんのご紹介から太河さんにご相談にいらした際に同席させていただいたんです。その時に加納さんから初めてビットコインについて教えてもらいました。僕は元々、旅をする中で外貨の両替が面倒だと感じていたり、フィリピンでは街中に出稼ぎ労働家庭向けの国際送金屋が沢山あるのを見ていたと言う背景もあり、すぐにビットコインに興味を持つようになりました。 bitFlyerには、イーストベンチャーズからも出資をさせていただけることになり、個人的にもビットコインのことをリサーチするブログを書き始めたり、当時コインチェックを始めたばかり和田(晃一良)さんらとビットコイン勉強会をするきっかけになりました。 ただ、2014年頃はまだブロックチェーンという言葉が出回り始めたくらいのタイミングで、立ち上がってきているものは取引所くらいしかありませんでした。領域としてまだ狭いかなと感じ、魅力を感じつつ関わるにはまだ時期尚早かなと感じ、個人的にも趣味程度でウォッチしている程度でした。 その後、バンコクに移住し旅行関連の事業などに取り組んでいた2017年頃から世界的にも界隈が再び盛り上がり始め、自分のような日本・アジアにバックグラウンドを持つ人間だからこそ世界で大いに挑戦できる可能性があると感じ、ブロックチェーン領域をまた深掘りし始めました。 —なぜブロックチェーンに特化したVCを立ち上げようとしたのでしょうか。 ブロックチェーン業界に興奮したのは、それまでのスタートアップ業界と違い、必ずしもシリコンバレーが一番の中心ではないという点です。ビットコインやイーサリアムも世界各地でコミュニティができ始めていて、アメリカだけでなくヨーロッパやアジアに開発者がいる状況でした。日本はといえば、2017年4月に世界で初めてビットコインを決済手段として認める法律が出来、世界的にも先駆的なポジションになりつつありました。2017年の後半ぐらいからは取引所がテレビCMをし始めたりという動きがあり、世界的に見ても仮想通貨・ブロックチェーンがここまで浸透し始めているのは日本ぐらいではないかと感じました。このタイミングであれば、アメリカのトッププレイヤーであっても日本に大きな関心を寄せてくれるのでは?という仮説が出来上がりつつありました。 その時、ちょうどいいタイミングでバンコクで初めての本格的なブロックチェーンカンファレンスがあったんです。当時ブロックチェーン関連企業で珍しくアメリカの有名アクセラレータYコンビネーター入りが決まっていたスタートアップ「Quantstamp」の創業者であるRichard (Ma)も、スピーカーとして来ていました。アフターパーティーに忍び込んで彼に話す機会を得て、出来上がったばかりの仮説を検証しようと思ったのです。 —アフターパーティーだけ忍び込んで、話しかけるとはすごいですね! 大日方:はい、彼らに、日本やアジアのことをピッチすれば、強く興味持ってくれるのではないかと思ったわけです。そうして話しかけに行って、自分が日本でしてきたことや、日本におけるブロックチェーンの現状などを話しました。すると、非常に興味を示してくれたんです。さらにその2、3週間後に日本に来てくれることがすぐに決まり、2018年の1月に日本で初めて彼らとともに開発者向けのイベントを開きました。これが今の自分につながる大きなきっかけになりました。 その時に、日本でブロックチェーンを取り組み始めているSBI、DMM、メルカリといった企業を一緒に回ったりしました。そのとき丁度、本田圭佑さんの投資チームの方も日本にいてご紹介できたんです。それがきっかけで、当時メキシコにいた本田さんに自宅へ招いてもらい、食事をさせてもらいながら4時間ほど熱くお話をさせてもらい、すぐに投資を決めて頂いたりということに繋がりました。 そういったこともあり、Quantstampチームは日本市場に大きな可能性を感じてくれ、アジア最初の拠点として東京にオフィスを作ることになりました。色々一緒に回ったりしたことでよく思ってくれたみたいで、そこからシリコンバレーの界隈や彼らが仲がいい人たちに「日本に行くのだったら、オビってやつに連絡したらブロックチェーンだけでなくテック業界にも精通していて、ローカルの美味しい飯屋や、カラオケも連れて行ってくれるぞ(笑)」などと言いふらしてくれるようになり、世界中のいろいろなトッププレイヤーから連絡を貰えるようになりました。 その後、宮口(礼子)さんがイーサリアム財団のエグゼクティブディレクターになるということもあって、Omiseの長谷川(潤)さんなどと一緒に、日本で初めてのイーサリアムオフィシャルイベントを開催するということにもつながりました。 イーサリアムの考案者であるヴィタリック・ブリテンをはじめとして世界のトップ開発者が東京大学の講堂に集結し、日本の開発者を中心に500名以上が集まりました。現在Polkadotを開発しているギャビン・ウッドと親交を持つようになったのもこのタイミングです。このイベントをきっかけに、日本でもイーサリアムなどのブロックチェーン技術サイドに目を付ける開発者や特に若い世代が一気に増えはじめたと、肌で感じ始めました。 これらがブロックチェーン・コミュニティ「CryptoAge」の生まれた背景です。ちなみに、「クリプトエイジ」の名前は1990年代のインターネット黎明期に多くの起業家を輩出した「ネットエイジ」に影響を受けた名前です。最初は僕が一人で主宰していたのですが、徐々に参加した学生たちが参画したいと言ってきてくれたり、早稲田大学や一橋大学などでは、自ら大学内でブロックチェーン研究開発サークルを作ったりという流れも出てきました。そういったメンバーでこの領域で今起業に挑戦していたり、引き続きブロックチェーン関連企業で頑張っている人たちも多くいるのは嬉しいですね。 [caption id="attachment_38289" align="aligncenter" width="800"] ©Advertising Week Asia 2019[/caption] ブロックチェーンは、同世代にとって「生まれて初めての世界的な大きい波」 —ブロックチェーンに興味のある学生や若い人がたくさんいると思いますが、なぜ若い層に刺さったり、燃え上がらせることができたと考えますか? 大日方:僕ら1990年代以降の世代は、これまで自分たちが主役と思えるような大きなテーマがほとんどなかったように思います。インターネット黎明期で何かに挑戦するには子供すぎたし、スマホやアプリみたいなところもちょっと若すぎたんです。 そんな中、僕らが主役の世代として挑戦できるタイミングで来た初めての世界的な大きい波が、ブロックチェーンだと思います。だからこそ、僕もすごくわくわくしてこの領域でチャレンジしようと思ったわけです。これと同じように思っている若い世代はとても多いと思います。 —この傾向というのは日本だけでなく世界的にも多いのでしょうか。 大日方:世界的にも多いと思います。世界のコミュニティを見ていても、中心になって取り組んでいるヴィタリック・ブリテンなどの開発者は20代までが中心だったりと、若い人が多いです。VCや投資家側も若い世代はとても多く、ブロックチェーン領域のファンドで世界トップクラスになってきているPolychain Capital創業者のオラフ・カールソン・ウィーなどはまだ30歳手前です。 このように、開発の領域でも、VCの領域でも、ブロックチェーンに関しては、若者が中心で世界的にも動いているなというのは分かっていたので、日本でもその動きを作っていきたいなと思ったことも大きいです。 Interview & Text:西村真里子 協力:CRYPTO TIMES 新井進悟 トップ画像:© Advertising Week Asia 2019 転載元記事 : ブロックチェーンは「世代として初めての世界的な波」–ファンド立ち上げで世界に挑戦する大日方祐介– GRASSHOPPER
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2019/06/07Binanceが元NBAおよびDellのCorporate Development Executiveを戦略責任者として迎え入れたことを発表
世界で最も取引量の多い仮想通貨取引所であるBinanceが6月6日に元NBAかつDELLの企業開発役員であるGin Chaoを戦略開発担当者として、Binanceに参画することを発表いたしました。 Gin Chao氏はBinanceのベンチャーキャピタル部門であるBinance Labs、Binance Singapore、Binance Uganda、およびそれらの地域における新しいパートナーシップ構築や銀行関連の関係構築までグローバル戦略を統括します。また、Binanceの既存及び今後のパートナーとの新たなビジネスチャンスの創出に向けても担う予定です。 Binane CEOであるCZは今回の発表に対して、「彼は世界中に広がるBinanceの戦略的なビジネス目標を推進する上で重要な役割を演じる。そして、彼はコアエグゼクティブチームと共に新しいビジネスの機会を実現するのを助けると確信している。」とコメントをしています。 記事ソース :Binance Blog
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2019/06/07$XRP / Ripple(リップル) 対応のGatehubより2300万XRPがハッキング被害に
XRPなどのサポートをしているGatehubより、2300万XRPがハッキングにより盗難されたことがわかりました。被害額は約10億円ほどの被害額に当たります。 GateHubの発表によると、今回は約100にあたるウォレットにてセキュリティ違反があったことを推定しています。現在においても、被害における調査はまだ進行中となっており、今回の盗難における正式な結論を出すことはできないようです。 今回の盗難において、疑わしいアドレスは下記の12個となっています。 rU6EsDCiHHYbTtA4uGGo8zaaiRz2sbDBST rN5Gm1FijbTVeYFfpTRfGKfNZQY7hc9TbN rprMix9uYyQng5vgga1Vg8HTeBMCzaeM2i rUvPCdYJMzzGu9AFKrNeKgCTpxrpFc3RHt rJpKe5rbjgzzGJc1wm1xqKj6j4UjBQ6s48 rGSWKo2oiJnJiPEoHvDZTK2XG7RtE62Cbh rpBDxqWArAQTEfPeWwkUvBh1cbc885nirX r9do2Ar8k64NxgLD6oJoywaxQhUS57Ck8k rKZ14F9KT65chQ382M33U41a4eniGMAyfG rpfcbzdZZSWdB5EWDGcQvD5ycFhM6jdhpZ rHvWywQiexNeCLWTa9dBjHTMAtt6tPN7Z1 rMcqiWXMJEAEMXaFFgnjeuASwAMmef8B8c Thomas Silkjaer氏が行ったデータ分析によると、最初のXRPの盗難被害は2019年5月31日となっており、10,000 XRP(トランザクション)であると判明しています。 現在、2300万XRPのうちの1310万XRPは既に交換とミキシングサービスを利用して、洗浄されているとしており、下記の取引所に送られていることが確認されています。 changelly.com:6,000,000 XRP changenow.io:3,250,000 XRP kucoin.com:1,500,000 XRP huobi.com:930,000 XRP exmo.me:135,000 XRP hitbtc.com:115,000 XRP binance.com:110,000 XRP alfacashier.com:50,000 XRP [caption id="attachment_38267" align="aligncenter" width="800"] 出典 : Thomas Silkjaer Mediumより[/caption] 記事ソース : GateHub PressRelease , Thomas Silkjaer Medium
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2019/06/06ステイク、Cryptoeconomics LabがPlasmaの共同開発及びビジネス化の加速させることを目的とした提携を発表
ステイク株式会社と株式会社Cryptoeconomics Labは、2019年6月よりブロックチェーンのスケーリングソリューションであるPlasmaの共同開発及びビジネス化の加速を目的とした提携を発表しました。 また、今回の提携と同時にステイク株式会社の渡辺及び、株式会社Cryptoeconomics Lab落合が東京大学ブロックチェーン寄付講座共同研究員に就任したことも発表されています。 ■ 背景 ステイク及び、Cryptoeconomics LabはIPA未踏ユース2018年度スーパークリエーター山下琢巳(ステイク CTO)、同じくIPA未踏ユース2010年度スーパークリエーターである部谷修平(Cryptoeconomics Lab リードエンジニア)を中心にブロックチェーンのスケーリングソリューションであるPlasmaの研究開発を長期に渡り行ってきました。ブロックチェーンのスケーラビリティ問題は特定のプラットフォームだけではなく業界全体の課題であり日本から世界トップレベルのプロダクトを作るという認識のもと、以前より情報の共有を行っていました。 ■ 目的 Polkadot、Substrate周辺領域に強みを持つステイクと、Ethereum、Plasma周辺領域に強みを持つCryptoeconomics Labが提携し、Polkadot、Substrate、Ethereum及び、Plasmaの新たな可能性を模索しブロックチェーンを更に身近にし実用化することを目的とします。 ■ 今後の展開 Polkadot、Ethereum両領域において、Plasmaの開発、実装における世界No1を目指します。現在、ステイクはPolkadotエコシステムにおいて、Polkadotを開発するWeb3 Foundationにリスティングされている世界唯一のPlasmaプロジェクトであり(https://forum.web3.foundation/t/teams-building-on-polkadot/67)、Cryptoeconomics LabはPlasma Groupの主導するPlasma Implementers Call(https://www.youtube.com/watch?v=AWLCmdawWWU)で世界の開発者と共に研究を進めるなど世界的にプレゼンスを高めつつあります。両企業が共同することによりブロックチェーンコミュニティのさらなる拡大およびブロックチェーン技術の実用化を目指します。 CRYPTO TIMESでは両社に対して、過去にインタビュー(GRASSHOPPERの転載記事)も掲載しているので、そちらもお読みください。 - ブロックチェーンの本質は「国家の最小単位が再定義され互いに経済圏が繋がること」–Staked 渡辺創太 前編 - CRYPTO TIMES - ブロックチェーンを通し「資本主義や民主主義の新しい実験の場」をどう作るか–Staked 渡辺創太 後編 - CRYPTO TIMES - ブロックチェーンのスケーラビリティーの問題を解決する技術「Plasma」とは?–Cryptoeconomics Lab 片岡拓 - CRYPTO TIMES
特集・コラム
2019/06/05専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【6月5日】
みなさん、こんにちは!えむけん@BinaryMkentです。 前回更新後、BTCも大きく下落しましたね。一時はかなり底堅い様子を見せていたため、「これはどうなんだ・・・?」と若干困惑していましたが、おおむね予想通りということで一安心しています。 さて、恐らくここからは、中短期的にもまだ下目線だと思いますが、まだまだ油断できません。今回もBTCとアルト市場、両方を踏まえて、今後の展開を予想していきましょう! それでは、早速BTCの分析から進めていきましょう。 BTCチャートの分析 BTCチャート(長期) まずは、BTCの長期チャートから見ていきましょう。 前回記事にて「ここで止まる可能性が高い」とお話しした、「8000ドル~8200ドル(緑ゾーン)」周辺で無事切り返し、その後7400ドルまですんなり下落してきました。私もずっとSを握りっぱなしだったので、ようやく一安心です笑 ここからは、短期足にて戻り売りポイントを設定し、その否定で短期転換判断を、もし戻り売られるようであれば、引き続き短中期の下落トレンドについていきながら利を延ばしていくのが妥当でしょう。(戻り売りポイントについては中期足分析に記載します) また、堅そうな価格帯としては、7400ドルの黄色ゾーン、そして6700ドル、6100ドルの緑ゾーン、この3つです。ですから、すでにSを抱えているのであれば、これらを基準に利食い判断を行い、スイングLの押し目買いをするのであれば、これらを参照して動くとよいでしょう。 では、ここからは中期チャートを元に、戻り売りポイントやそれを踏まえた今後の展開予想について考察していきましょう。 BTCチャート(中期) こちらが、BTC中期チャート(4時間足)になります。ちょっといろいろと書き込みすぎてややこしいかもしれませんが、一つずつ解説していきますね。 まず前回もお話したように、ここ数週間で最も意識されたのが白ペナントとチャネル(青)です。そして上下の矢印は、それぞれそのポイントで入ったであろうポジションです。左から順に見ていきましょう。 白矢印は、短期二番底をつけて直近高値を更新した際、そしてサポートラインが確定した後のライン接触で入ったと思われるロングポジションです。もちろんこれらのポジションは、チャネル下限割れで解消されている可能性もありますが、損益分岐点を割っていないため、依然ホールドされている可能性があります。 次に、オレンジ矢印。これらも先ほど同様、サポートラインの確定後に入ったと考えられるロングポジションです。しかし、これらのポジションは、損益分岐点を割っているため、すでに解消されている可能性が高いと思われます。 最後に青矢印。これは、チャネル推移濃厚になった後に入ったと思われるショートポジションです。私もこの1つ目、2つ目のポイントでSを入れていますが、現在これらのポジションはどれも含み益状態です。 そして、最も注目すべきは、チャネル下限割れという中期トレンドを否定したタイミングで入ったショート。恐らく、これが解消される展開となれば、再度上を目指す展開にもなりうると思われます。 つまりここからは、「黄色ゾーン下抜けで白矢印(ロング)が解消されるのか?」、それとも「戻り売りポイントであるオレンジゾーンを上抜け、青矢印(ショート)が解消されるのか?」といった状況ですね。 さて今回は、これらの既存ポジションの損益分岐点を元に、サポートポイントや戻り売りポイントを考察してみました。では、それらを総合して、今後のシナリオ考察を行っていきましょう。 BTCチャートの総評 さて、それではBTCチャートについてまとめていきましょう。今回、考えられうるシナリオは以下の2通り。 オレンジゾーンで戻り売り(青) オレンジゾーンでの戻り売り否定で上昇(白) まずは、「戻り売りがしっかり決まるかどうか?」ですね。これを否定するのであれば、先ほどお話したチャネル下限割れSの撤退にもつながるでしょうし、その後押し目を作ることが出来たのであれば、逆三尊の形成にもつながります。 逆に、戻り売りがしっかりと決まるのであれば、「引き続き6700ドル、6100ドルを目指す展開となるのでは・・・?」と見ています。 それでは次にドミナンス分析を進めていきましょう。 ドミナンス分析 ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。(外部リンク:https://jp.tradingview.com/markets/cryptocurrencies/global-charts/) 前回もお話しましたが、5/13を境にBTCのドミナンスが反転下落、それに対して主要アルトのドミナンスが一部上昇しましたね。それ以降、あまり大きな動きはありませんが、少し拡大して見てみましょう。 5/13以降、どれも衰退の一途をたどっていますね。しかしここ数日、「BCHSV」、「LTC」、「TRX」の3通貨のドミナンスが綺麗に上昇してきています。(BTCSVについては、取り扱い取引所も少なく、出来高も少ないため、今回は考慮しません) ここで一度、流れをおさらいしてみましょう。 現状、『5/13以降、BTCからアルトへと資金が流れ、その後、主要アルトからジワジワと上記の2通貨へと流れていっている』といった状況だと思います。 そこで今後、資金流入先となった2通貨が衰退するのであれば、それらからも資金がUSDT(fiat)へ撤退してしまう、つまりBTCの下落がさらに加速してしまう可能性もあるわけです。ということは、ここで見るべきは、先ほどお話しした上記2通貨の推移でしょう。 ということで、今回は主要アルトの動向を踏まえたうえで、上記の2通貨について分析していこうと思います。 主要アルトコインの動向 主要アルトコインの中でも気になるのは、LTC、TRX、ETHですね。 ETHについては、特段ドミナンスが上昇していたわけでないですが、依然「再度推進波に移行するかどうか?」というようなポイントです。 今回はこの3銘柄をピックアップして分析していこうと思います。(今回はUSDT建てについても考察していきます。) LTC まずはBTC建てから。前回もお話ししましたが、依然買えるような状況ではありませんね。むしろ、「戻り売りに警戒」といった状況です。 USDT建てですと、大体BTCと似たような推移をしていますが、コチラも一旦の天井をつけたのでは?といった状況です。 どちらを見ても、「今から買いに動く」というのはやや厳しいですね。ただUSDT建てにおいては、黄色点線(113ドル)を上抜けると一気に視界が開けてきます。ここを抜けると、BTC建ても引っ張られる形で上昇していくと思われますので、リスク覚悟で今から拾うのではなく、「ラインブレイクに付いていく」というスタンスが妥当だと思います。 また、LTCについては、8月に半減期を控えていますので、仮に再度アルトブームが発生するのであれば、それを牽引する通貨となる可能性も大いにあると思われます。 参考サイト:『Litecoin Block Reward Halving Countdown』 TRX 現状、レジスタンスを上抜けているため、目線としては上、もしくは横・・・といった状況ですね。また同時に、チャネルを形成して推移しているため、ここからはこのチャネルを元に押し引きしていくのが妥当でしょう。 ですから仮に、このチャネルを下抜けるのであれば、資金撤退の可能性がある・・・、と判断していただければよいと思います。 USDT建てにおいても同様に、チャネル推移ですね。 BTC建てよりも角度を持って推移しているため、どちらかといえばチャネル下限で買っていきたい・・・、といった状況ですが、「今まで何度も上昇を阻まれてきた黄色点線を下抜けた際に、下げが加速してしまわないか?」という若干の懸念はあると思います。 ETH BTC建てでは、大きく上昇した後、「押し目を作れるのか?」といった状況ですね。 ここで、しっかり押し目を作ることが出来れば、レジスタンス(青)の上抜けも視野に入ってきますし、これを上抜ければ、恐らく黄色点線(0.04sats)も視野に入ってきます。 これらを踏まえると、比較的上目線ではあるんですが、これも「現状の押し目を守りきれるか?」次第ですね。 USDT建てについては、つい先日レジスタンス(黄色)に接触し、一時利食いムード・・・、といった状況だと思われます。 BTC建てではすでに押し目をつけていましたが、USDT建てを見た限りでは、依然高値圏のため、「様子見」がベストでしょう。 総評(まとめ) さて、それでは最後にまとめに入りましょう。 BTCはチャネル下抜け →戻り売り狙いだが、否定上げにも警戒 資金は依然アルトへ →USDTには流れていない(リスクオン) →リスクオフ転換は主要アルトを基準に判断 BTC重視だと下目線だが、アルト重視だとやや上目線 →BTC停滞+アルト上げの展開も 今回は、いつもよりアルト分析に比重を割きましたが、「BTC単体では下目線、アルト単体だとやや上目線」というように、やや判断が難しかったですね。 また、先週あたりから、国産通貨「モナコイン(Mona)」のCoincheck上場など、ポジティブなニュースに対して、市場がかなりいい反応を見せています。 こういった点からも、依然リスクオン相場であり、「アルトを買いながら、適切なポイントでBTCにショートを仕込んでいく」、というのがベストな立ち回りなのかな?と感じました。 今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 現在、私えむけんが制作した初心者~中級者向けの有料note、『7日間でマスター!テクニカル分析とそれを元にしたトレード戦略』、好評販売中です! 今回のような、BTC分析やアルトコイン投資などの立ち回り方についても解説しておりますので、是非ご覧ください!(詳しくはコチラ)
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2019/05/29ユーザーの情報を価値に変えるデータウォレットアプリ「moraco」が事前登録を開始
Enbowl株式会社が、ユーザー個人が自らの意思でパーソナルデータを価値に変えることができるデータウォレットアプリ「moraco(モラコ)」のβ版を6月にリリースする予定となっており、事前登録キャンペーンを開始いたしました。 moracoは、企業や運営から配信されるアンケートに回答することでアプリ内にユーザーの情報を貯めていきます。 ユーザー自身の手で情報を管理し、自らの意思で個人のパーソナルデータを様々な価値に変えることができる、ブロックチェーン技術を活用したデータウォレットアプリです。 moracoは、ユーザーの趣味嗜好や体調などのパーソナルデータは端末のアプリケーション内に保存され、ユーザー自らの意思・同意に基づき企業へ情報提供を行います。情報提供を行ったユーザーは、その対価としてギフトカードなどに交換可能なポイントを受け取ることが出来るとともに、享受したポイントの交換履歴やパーソナルデータの提供先などを、常に自身で把握することが出来ます。 事前登録キャンペーン ■キャンペーン参加条件 1.moraco公式アカウントをフォローする。 (https://twitter.com/moraco_app) 2.キャンペーン期間中にmoraco公式アカウント(社員)がつぶやく#moracoβリリース記念 というツイートをRT https://twitter.com/moraco_app/status/1133614050137366529 ■プレゼント条件 ・100リツイート達成で、アプリDLしたユーザー全員に500Pをプレゼント ・300リツイート達成で、アプリDLしたユーザー全員に800Pをプレゼント ・500リツイート達成で、アプリDLしたユーザー全員に1000Pをプレゼント ■ポイントの配布条件 アプリの登録が完了すると自動的にポイントが配布されます。 ■キャンペーン期間 2019/5/29(水) 15:00:00〜2018/6/14(水) 23:59:59まで。