2017年5月に仮想通貨への投資を開始。ブロックチェーンや仮想通貨の将来に魅力を感じ、積極的に情報を渋谷で働く仮想通貨好きITリーマンのブログを通じて発信するように。
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インタビュー
2019/07/03PoLの利用で学習を頑張った人が頑張った分だけ報われる世界を創る – 株式会社techtec 田上 智
現在、世界中でブロックチェーンへの注目が再度集まっています。この流れは、過去に盛り上がった投機的なブームとは違い、ブロックチェーンをどのように社会に実装していくか?ということが焦点となり、世界でのムーブメントが起きているように感じています。 日本でも仮想通貨だけでなく、ブロックチェーンを実装しようという企業が多く増えているように感じますが、実際問題、どのように学習すればよいかという課題を抱えている企業や個人も少なくないのが現状です。 今回、インタビューを行った株式会社techtecでは、ブロックチェーンに対してのオンライン学習サービス『PoL』を提供しています。 エンジニア向けの学習サービスが増える中、PoLでは初学者やビジネスマンを対象にしています。その狙いと新しく実装されたPoLトークンに関して話を聞きました。 PoLについて [caption id="attachment_39173" align="aligncenter" width="778"] PoLで準備されているカリキュラムの一部[/caption] PoL(ポル)は、無料で利用可能なブロックチェーンに特化したオンライン学習サービスです。 無料で始められる豊富なカリキュラムと、「英語コース」を現在は提供しており、今後、「ビジネスコース」「ライターコース」「エンジニアコース」も公開予定とされています。 現在、学習すればたまるPoLトークンの提供も開始しており、PoLを利用したトークンエコノミーも拡大させていく予定としています。 株式会社techtec 代表 田上 智裕氏へインタビュー ブロックチェーンに興味を持ったキッカケ -- 田上さんの自己紹介とバックグラウンドについてお聞かせいただけますか。 田上 : techtecという会社で代表をしている田上と申します。今はPoLというブロックチェーンの学習サービスをメインに行っており、そのほかにもリサーチ系の業務などもしています。 バックグラウンドとしては、3年前にリクルートという会社でブロックチェーンのR&Dをしていました。リクルートには新卒で入り、1年半ほどブロックチェーンの仕事をしました。 その後、元々起業することを考えていたので、昨年の1月に起業をしたという流れになります。 -- ブロックチェーンのどのあたりに興味を持たれたのでしょうか。 田上 : 私は、ブロックチェーンのことを知ったのはビットコインからでした。一番最初にビットコインを購入したのが2013年末にあったKrakenでビットコインを購入しました。 最初にビットコインを購入したのがMt.GOXの時なので2013年ですね。元々チームラボという会社でアプリを作っていて、テクノロジーにはすごく興味がありました。 なので、ビットコインとテクノロジーというところで、仮想通貨の仕組みってどうなってるんだろうと思い、ブロックチェーンに興味を持つようになりました。 私はもともと経済学部だったので、最初はテクノロジーとは違う分野、お金の仕組みというところに興味がありました。その中で、仮想通貨やビットコインが出てきて、信頼不要な形で通貨があるというようなことを耳にし、これはもしかしたらすごいことなのではないかと思うようになりました。 そこから調べれば調べるほど、それこそVitalikがEthereumを作ったように、通貨じゃない分野でもブロックチェーンが使えるというようなことも思うようになりました。 -- 最初はビットコインへの興味だったけれども、純粋に興味がどんどんブロックチェーンに移っていったんですね。リクルートでブロックチェーンのR&Dをとのことですが、そちらもお聞かせいただけますか 田上 : 私は、チームラボでアプリ開発をしていたのでテクノロジー周りに関しては詳しかったのですが、ビジネスが分かりませんでした。そこで、ビジネスのことなら起業家の登竜門であるリクルートに入って修行をしようと思い、2年ほど入りました。 内定者のときに、FacebookでブロックチェーンについてPostしていたのをリクルートの役員が見て、声を掛けられました。そこから、ブロックチェーンのR&D担当にアサインされてという流れです。 今でこそ、リクルートはBeamやCOTIなどに出資していますが、当時はスタートアップへの投資や、不動産事業(SUUMO)にブロックチェーンを活用したり、組み込めないか?というようなことを考えていました。 -- そして、リクルートを経て株式会社techtecを創業に至るということですね。 田上 : 起業したのが2018年の1月31日でした。ただ、皆様も記憶に新しいかと思いますが、その5日前にコインチェックの事件が起こったので、本当に大変な時期に作ってしまったという感じです。(笑) ブロックチェーン業界には、信頼できるメディアもありますが、間違っている情報を発信してしまうようなメディアも多くありました。だからこそ、そこにちゃんとした人間をアサイン出来るようにしないといけないと思い、仮想通貨メディア向けのライターサービスからスタートしました。 当時、ライターもかなり集まって、メディアも数十社集まりました。ですが、なかなか契約が成立しなかった。 というのも、当時集まったライターの質が良くなかったんです。純粋に、ライターになりたい!というような人を集めていたので、テストライティングをしてもらったのですが、クオリティの面で心配がかなりあり、このままでは紹介できないなという状態でした。 そこで、課題はライティングではなく、ブロックチェーンの理解をつけてもらわなければいけないと思い、学習サービスを作り始めました。現在では、PoLのライターコースというのを出そうとしているところなのですが、当初やりたかったことが一年越しに出来るようになろうとしています。 PoLトークンの使いみち -- 今、話にも出てきましたが、techtecが出しているプロダクトPoLに関してのご紹介をお願いします。 田上 : PoLは、無料で始められる仮想通貨・ブロックチェーンの学習サービスです。エンジニアではなく、ビジネスマン向けに作っています。 ブロックチェーンというと、前提知識が無いと始められないので、PoLは体系的に学べるようなサービスになっています。そのため、何から始めればいいの?といった疑問を持つ方に是非始めてもらいたいと思っています。 学習した後、業界に還元してほしいと思っているので、アウトプットをどんどん行って欲しいと考えています。 そういった観点から、グローバルに活動してもらうためには英語が使えたほうが良いので、英語コースを設けたり、ライターとしてメディアと一緒に活動していく人を増やしたいのでライターコースも設けています。 近々ビジネスコースもオープンする予定なのですが、いろいろな企業にブロックチェーン活用事例を増やしてもらうのが狙いです。 日本人って過去から学ぶのは得意ですが、ゼロから作り出していくのは難しいところがあります。そもそも、ブロックチェーン業界は事例をどんどん増やしていかないと産業が伸びていかないと思っているので、このコースを設けました。 -- 英語コース以外は無料となっていますね!ユーザーとしてはありがたい半面、マネタイズなどはどこでやっていくのでしょうか。 田上 : 正直、マネタイズは今から考えるところです。去年、資金調達を行っているので、資金はそこから回しています。業界が発展していけば自分たちに跳ね返ってくると思っているのでそこを目指しつつも、アドバンスドコースのほうで今後はマネタイズをしていく予定となっています。今無料で公開しているものについては今後も無料で提供していく予定です。 ただ、オンライン学習サービスの課題として、ユーザーの継続率が低いという部分があります。海外のオンライン学習サービスのデータを見てみると、ユーザーの継続率5%などと書かれたりしています。 継続率5%ってWEBサービスとしては致命的で、そこの部分をPoLにトークン組み込むことで解決できないかと思っています。 [caption id="attachment_39169" align="aligncenter" width="800"] PoLのWebサイト、現在PoLトークンがもらえる[/caption] -- 今、話題にも出てきたPoLトークンですが、このトークンの使いみちを教えてください。 田上 : PoLトークンは一定経済圏として、コミュニティを作って、リテンションやリファラルを狙っていきたいなと思っています。学習すればするほどトークンが溜まっていく仕組みにしていきます。 これによってトークン保有量が多いほど学習量が多いという風に定義づけられると思うので、トークン保有量に応じて仕事を依頼したり、将来的には転職に使える一つの指標として使えるようになるのではないかと考えています。 オンライン学習サービスなので、例えばサービス内に誤字脱字があったりしたとします。その場合、ユーザーからフィードバックを貰ったらインセンティブとしてトークンを付与したりもしていく予定でいます。 -- 溜まったトークンは主にどこで利用することができるのでしょうか。 田上 : 今後の規制との兼ね合いにもなります。5月31日に改正資金決済法と改正金融商品取引法が参院本会議で可決されました。これの影響は結構大きくて、スタートアップ関連はかなりシビアになってきています。 改正資金決済法を考慮しなければいけませんし、ポイント周りの規制、前払式支払手段、あとは景品表示法などの規制も見ておかなければなりません。 自社で発行しているポイントを他社のサービスで使えるようにすると、景品表示法に引っ掛かります。 そのため、最初はPoL内のみで使えるようにし、無料サービスで得たトークンを有料サービスで使えるようにしていく事を考えています。 ポイントにすると前払い式や景品表示法の対象になりますし、仮想通貨だと資金決済法の対象になるので、データベース上にあるユーザーのただの数字のようなものととらえ、両方の対象にならないようなスキームでやっていこうと考えています。 トークンと表現しているからややこしくなっていますが、現状は割引に近い感じでの利用がメインです。学習して溜まっていった分を割り引いていくというイメージです。学習するほどトークンが付与されるようにしていきますが、付与量は常時変動するような設計となっています。 PoLが目指していく世界 -- PoLは将来的にブロックチェーン上での実装なども考えていますか? 田上 : 選択肢の一つとしては当然考えています。ユーザーの学習履歴を全てブロックチェーンに記録していくという案です。 BlockcertsやuPortといったようなサービスが既にありますが、これは学位をブロックチェーンに入れるだけです。 そうではなく、学習履歴をブロックチェーンに記録していきたいと考えています。 学歴は実際、重要な証です。例えば、東大の人は、やはり優秀です。そこの学歴に対して、改ざんされると被害が出てくるので、ブロックチェーンに乗せることは重要ではないかと考えています。 企業の人事は、実際に採用した人が経歴に書いた大学を卒業しているかを電話で確認します。それが、ブロックチェーンに情報を乗せることで無駄なコストの削減につながるのではないかと思います。 これらは一種の信用スコアではないかと考えていて、学習を頑張った人が頑張った分だけ報われるように、トークン付与のインセンティブで解決していくつもりです。 -- 最近ではブロックチェーンにおけるオンライン学習サービスも色々ありますが、他社との具体的な違いとかはどこでしょうか。 田上 : PoLと他のオンライン学習サービスにおける決定的な違いとしては、他社はエンジニア向けのサービスが多く、初学者向けやビジネス向けにやっているのはPoLぐらいかなと思っています。 ブロックチェーン業界外の人に入ってきてもらうには、やっぱり初学者向けやビジネス向けの部分の学習サービスが必要だと思います。 エンジニアは正直なところ、ソースコード読んだりすれば、学習サービスがなくても学べます。オープンソースでGitHubにもソースコードが上がっていますのでこの傾向は特に強いと思います。 他社は、純粋にブロックチェーンの学習サービスをやっていこうというところが多いですが、我々はブロックチェーン産業と教育業界を発展させたいと考えています。 ブロックチェーンは面白いし、確かにすごい技術ではありますが、あくまでも手段であって、目的になりすぎるのは事業としてはよくないと思います。 -- 現在だと海外でもBinance Academyなどの海外の学習サービスも出てきていますが、そういうプロダクトなども意識されていますか? 田上 : Binanceは意識しています。他にもCoinbase Earnなどのようなサービスもありますが、あれはあくまでも取引所が新規ユーザーの獲得のために行っていて、取引所のアカウントが無いと作れません。 なので、当分日本に入ってこないと思っています。BinanceやCoinbaseと競争していくとなると相当厳しいですね。Binance Academyの情報の網羅性が非常に高いので、仮に日本に入ってきたら厳しいかなというところです。 ただ、PoLは日本人が作っているというところが大きいかなと思っています。ただ、入ってくる前にコミュニティを作っておこうとは考えています。 国内であれば競合というよりはみんなで協力してやっていこうという感じですが、海外はBinance Academyは意識していますね。 -- 今後のPoLが見据えていることや最後に一言お願いいたします。 田上 : 将来的には総合オンライン学習サービスにしていきたいと考えています。数学とか国語とかそういうような分野です。そこにトークンエコノミーの概念を組み込んでいきたいと考えています。 その前段階としてブロックチェーンに力を入れていて、今後はあらゆる分野に展開していきたいと思っています。 仮想通貨は怪しい、ブロックチェーンは怪しいといったイメージを我々のプロダクトで変えていきたいと思っています。テクノロジーは面白いですし、そこにどんどん新しい人達が入ってきてもらいたいです。 それこそPoLで無料のカリキュラムを用意していますので気軽に入ってもらいたいと思っています。仮想通貨は知ってて損はないと思うので、今後の同僚と差をつけるためにもつながりますし、是非ともやってほしいと思います。 後は皆で協力して発展させていきましょう!というフェーズで、教育コンテンツを欲しがっている企業さんも散見されるので、是非とも気軽に相談して欲しいと思っています。 Interview :新井進悟

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2019/06/27Kakaoが開発するブロックチェーン『Klaytn』のガバナンス協議会が発表、日本からはgumi,Coconeが参加
韓国のメッセンジャーアプリ『カカオトーク』を提供するKakao株式会社が開発しているブロックチェーンプラットフォーム『Klaytn』のガバナンス協議会に参加する企業が発表されました。 Klaytnの長期的な成長を生み出すことに尽力しているKlaytn Governance Councilは、プラットフォームガバナンス、コンセンサスノードの運用、およびエコシステムの成長を担当する、多国籍企業および組織の連合となっています。 今回、発表されたKlaytn Governance CouncilはIT、電気通信、コンテンツ、ゲーム、および金融を含むさまざまな業界の分野で大規模なユーザーベースを持ち、人気のあるサービスを作り出してきた23のグローバル企業から構成されており、下記の通りとなっています。 Klaytn Governance Council参加企業 韓国のLGグループ LG Electronics LG Uplus LG International アジアで最大25億ドル規模のバイオ医療企業 Celltrion 韓国のゲームデベロッパー、パブリッシャー Netmarble 多様なIPを持つ人気のゲーム開発会社 Wemade MMORPG『黒い砂漠』の開発会社 PEARLABYSS 世界でも有名なPlayerUnknown's Battlegroundsを提供するゲーム開発会社 PUBG 「Neowiz」の投資部門で、韓国最大のゲーム会社の1つ Neoply Six Networkを設立し、タイで金融サービスとデジタル資産財布を提供するIT開発会社 FSN カカオの子会社 Kakao Pay Kakao Page Kakao Games Kakao IX 東南アジア最大の通信複合企業のデジタルサービス部門 Axiata Digital 中国の 「Wanxiang Blockchain Labs」 の戦略的パートナー HashKey 香港に拠点を置く最大規模のfintechグループ Union Bank of Philippines 東南アジアに特化した不動産デベロッパー Everrich 香港を拠点とし、ホテル向けサービスを提供するグローバルな旅行・ライフスタイル事業を展開するユニコーン企業 Hi Inc. 日本の大手ソーシャルネットワークデジタルコンテンツ会社 Cocone 日本に本社を置く世界有数のモバイルゲームパブリッシャー兼開発者 gumi Inc Klaytn Governance Councilに参加している企業は、今後、ビジネスと技術的な議題のための主要な意思決定者として、コンセンサス・ノード・ネットワークの運営に責任を負っていき、Klaytn上で運用されるブロックチェーンサービスを開発、より広いオーディエンスがブロックチェーンサービスを体験できるように大規模なユーザー獲得を加速することにも取り組んでいくとしています。 Klaytnに関しての詳しいリサーチ・レポートは株式会社コイン神社のヨンソン氏が書いた下記記事でも読むことができるので、参考にしてください。 韓国最大のメッセージングアプリ「カカオトーク」を提供するKAKAOのブロックチェーン戦略 - CRYPTO TIMES 記事ソース :Introducing Klaytn Governance Council

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2019/06/24株式会社gumi CryptosとOntology Foundation Ltd.が日本のブロックチェーン市場への進出に向けた戦略的パートナーシップに関する契約を締結
株式会社gumiの連結子会社としてブロックチェーン事業を展開する株式会社gumi CryptosとOntology Foundation Ltd.が、Ontologyが中国において提供中の分散型パブリックブロックチェーンプラットフォーム『Ontology、以下「オントロジー」』の日本市場進出に向けた、戦略的パートナーシップに関する契約を締結しました。 『オントロジー』は、分散型のトラストエコシステムをサポートする次世代のインフラストラクチャプラットフォームを目指す高性能なパブリックブロックチェーンを提供し、リアルとデジタル世界を繋ぐプラットフォームとして世界中から注目されています。 中国の行政機関である北京情報センター(CCID)のブロックチェーン研究所が公開している「国際パブリックチェーン技術評価指標(GPBTAI)※1」において継続的にランキング上位を獲得する等、その技術力とアプリケーションにより世界トップクラスの地位を築いています。 gumi CryptosとOntologyは、ブロックチェーン技術とアプリケーションの普及を促進し、ブロックチェーン市場の発展に貢献したいという共通のビジョンを有しております。「オントロジー」の日本への進出は、日本のブロックチェーン市場の発展に大きく寄与すると考えていることから、gumi Cryptosを通じマーケティング支援の実施等の様々なサポートを行っていく予定です。 ブロックチェーンは、第3のIT革命を起こすとも言われており、gumi Cryptosは実績のある海外サービスを厳選し、最先端技術を導入していくことで、日本のブロックチェーン市場に影響力をもたらす企業を目指してまいります。 ※1 「国際パブリックチェーン技術評価指標(GPBTAI)」は、“中国政府の一流科学研究機関”と格付けされる北京情報センター(CCID)のブロックチェーン研究所によって発表されるランキングで、政府機関や企業、研究機関やデベロッパーに対して参考性の高い情報を提供しています。 ■株式会社gumi Cryptos 代表取締役社長 國光宏尚のコメント Ontologyとの戦略的提携により、gumi Cryptosのブロックチェーン業界におけるプレゼンスを高め、ブロックチェーンを用いたサービス、プロダクト開発への理解がより深まることを期待しています。 Ontologyとの提携は非常に光栄であり、Ontologyの日本市場進出に伴い、ブロックチェーン領域のエコシステム構築に向けた様々な好循環が生まれることを楽しみにしています。 ■Ontology 共同創設者兼最高戦略責任者 Andy Jiのコメント モバイルゲームにおける有力企業であり、ブロックチェーン等の新規事業領域へも早期に参入し、素晴らしい成功事例を作っているgumiグループとの提携は、Ontologyがグローバルにて注目されているという証であると考えています。 Ontologyは今後、ブロックチェーンゲーム領域に対し積極的な展開を図っていく方針であり、日本の企業に対し先進的な技術を提供することで、技術力の発展に寄与できるよう努めてまいります。

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2019/06/24次世代ブロックチェーン・プラットフォーム「IOST」と法律事務所「ZeLo」が、ブロックチェーンビジネスにおける戦略的パートナーシップへ
ブロックチェーンビジネスの法務エキスパート集団である法律事務所ZeLo・外国法共同事業(弁護士14名在籍、米国弁護士及びインドネシア弁護士含む)と、次世代ブロックチェーン・インフラストラクチャーを開発するIOST/IOS財団(シンガポール、非営利財団、開発者約50名在籍)が、日本国内でのブロックチェーン技術を使ったプロダクト開発に関して、両者が持つ専門性を緊密に連携し合うパートナーシップに合意しました。 背景 2019年2月にIOSTはメインネットをローンチしました。日本からもDappゲーム「IOST版クリプトニンジャ 」(エバーシステム株式会社)などのサービスがリリースされました。 JavaScript言語をサポートするIOSTスマートコントラクトを備えるIOSTプラットフォームにコミットする日本の開発者コミュニティの数は拡大しています。IOSTプラットフォームを使った複数のプロジェクトが、日本国内でプロダクト化に向けて進行中です。 今年5月には資金決済法と金融商品取引法の改正法が成立し、開発者たちには、技術の進化に伴うサービスと規制の認識を理解する必要にせまられています。 パートナーシップ概要 エコシステムに"パートナー"ノードとしての参加 規制に沿うプロダクト開発へのリーガルアドバイス IOSTエコシステムを支えるノードは、世界で300を超えています。法律事務所ZeLoの参加は、法務分野を専門とするノードとしては、IOSTエコシステムの中では世界初になります。ブロックチェーン分野および企業法務分野に豊富な知見を有する法律事務所ZeLoとの協業で、日本国内でのブロックチェーン技術を活用したプロダクト開発を促進します。 "パートナー"ノードの役割 分散型ネットワークでの検証作業を行う。

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2019/06/18DAppsをスマートフォンから楽しめる仮想通貨・イーサリアムウォレットアプリ「GO! WALLET」Android版が公開
「GO! WALLET」は、仮想通貨(イーサリアム)のトークンが管理できるウォレット機能に加え、広告経由でのサービス利用や商品購入における報酬を独自トークン・仮想通貨で受け取ることができる機能、保有するトークンをアプリ内で閲覧・活用できるweb3対応サイトにてそのまま決済・利用可能なDAppsブラウザ機能を有しています。 2019年3月の、広告経由でのサービス利用や商品購入における報酬を独自トークン・仮想通貨で受け取ることができる「GO!ポイント(通称、GP)」サービス開始後、全世界で急速にダウンロードが増加。 これは、動画広告の閲覧やサービス利用・商品購入をはじめとする各種広告の成果報酬を独自トークン・仮想通貨にて、利用者が直接入手可能になったことにより、利用が急速に進んだものと考えています。 そして、今回Android端末向けにもサービス提供を開始することで、iOS向けで既に利用が急拡大している中華圏・韓国・ロシア圏において更なる利用者の拡大を図ります。また、早期にBTC、EOS、ICN等のマルチトークンへの対応も予定しています。 現在、GO! WALLETのユーザーは、イーサリアムに強い東欧・ロシア地域に多く分布しています。 もともと、GO! WALLETは昨年秋に、DAppsブラウザウォレットの機能を中心に日本から提供開始されたアプリですが、ユーザー数ベースでは、海外ユーザーと国内ユーザーが拮抗する水準まで急拡大してきています。 GO! WALLETは、仮想通貨取引所の整備が進み、DAppsサービスの広がりと共に利用拡大を予定していましたが、仮想通貨取引所の口座開設や煩雑な登録作業がほとんど必要無い、サードパーティウォレットアプリとしての利便性が大きく評価された形となり、3月以降は特に海外で顕著に利用者の拡大が見られます。独自の現地SNS内での利用拡散によりインストールが拡大しました。 従来、サードパーティウォレットアプリは仮想通貨取引所のハッキングが多発した際に、仮想通貨の秘密鍵の盗難リスクが極めて低い安全なウォレットという観点で上級者向けに利用が拡大していました。 今後は、カジュアルに仮想通貨に触れ、仮想通貨関連のサービスを始めたい利用者の受け皿となることを推進して参ります。 GO! WALLET (ゴーウォレット) の登録方法や使い方を解説!日本発のDAppsブラウザウォレット! - CRYPTO TIMES

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2019/06/14日本初ブロックチェーンゲーム「くりぷ豚」と世界初のブロックチェーンゲーム「CryptoKitties」のコラボが開始!
2019年6月14日より「くりぷ豚(トン)」が「CryptoKitties」とのコラボを開始しました。 今回、「くりぷ豚」では、Dapper Labs社のブロックチェーンゲーム「Cryptokitties(クリプトキティーズ)」とのコラボレーションイベントを開始しました。 Dapperウォレットユーザー限定のスペシャルレース「Dapperカップ」を開催します。レースの本戦報酬として「CryptoKitties」とコラボしたスペシャルトンを配布いたします。 また、Dapper Labs社からも「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」の提供が予定されています。 コラボレース「Dapperカップ」概要 予選:6月14日(金)8:00 ~ 6月27日(木)15:00 本戦:6月28日(金)9:00 報酬: 本戦1~3位「クリプトキティトン」「特別なクリプトキティ ×2」を配布。 本戦4~6位「クリプトキティトン」「特別なクリプトキティ ×1」を配布。 (特別なクリプトキティは、Dapper Labs社から配布予定です) (1~6位に順位に応じたWINSチップを配布予定です) 参加条件:「Dapper」のインストールおよびサインイン。 出走条件: エッグトン(年齢制限なし) DapperはGAS代が無料で使えるウォレットです。 この機会にインストールして、お見合いで自分好みのくりぷトンを産みだしましょう。 Dapperでエッグトンを育ててDapperカップに出場して「クリプトキティトン」を手に入れましょう!トン活に出せば「クリプトキティトン」の輪が広がります! 公式サイト:https://www.crypt-oink.io/ Dapperについて 「Dapper」は、CryptoKittiesを運営しているDapper Labsが開発したウォレットです。イーサリアムを実行するときにかかる手数料(GAS)が無料などの特徴があります。 Dapperのダウンロード http://dap.pr/oinkinstallp Dapper公式サイト http://dap.pr/cryptooink 特別な卸トン屋が登場! 卸トン屋に新しい特性「目:メカ」、「耳:メカ」が期間限定でラインナップに登場します! 「目:メカ」または「耳:メカ」を入手して、「クリプトキティトン」とお見合いさせてもらいましょう!「クリプトキティトン」が誕生する可能性が高まります! 該当のトンには、コラボ期間中のみ目印が付いています。はじめは「目:メカ」を持ったくりぷトンが11匹と「耳:メカ」を持ったくりぷトン11匹が並んでおり、4時間毎に1匹ずつ追加されます。 販売は合計100匹で、最終追加は6月20日(木)20:00を予定しています。 ※「目:メカ」と「耳:メカ」の特性は、一定期間後に通常の卸トン屋での販売も検討いたします。 販売期間:6月14日(金)8:00 ~ 公式サイト:https://www.crypt-oink.io/ CryptoKitties 「Cryptokitties(クリプトキティーズ)」は2017年11月にリリースされた、世界初のブロックチェーン上で提供されたゲームです。DNA情報にひもづいた多種多様な見た目を持つ子猫は、デジタルアセットとしてEthereumブロックチェーンに記録されており、プレイヤーが自由に売買・交配することが可能です。 ・CryptoKitties WEBサイト:http://dap.pr/0qhod ・Dapper Labs WEBサイト:http://dap.pr/cryptooink くりぷ豚とは 「くりぷ豚(トン)」は、日本初(※1)のブロックチェーンゲーム(Dapps)です。ふし ぎな生き物「くりぷトン」を配合でき、様々な色や形などおよそ3京6,000兆通りにのぼる キャラクター達を収集するシミュレーションゲームです。仮想通貨(暗号通貨)イーサリア ムを用いて、「くりぷトン」を相互にトレードすることが可能で、育成してパラメータを強 化しながら、他のオーナーと競い合うレースが遊べます。 ※1:日本法人のプロダクト(独自調査による) ・Android版:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.tokenpocket.cryptoink ・iOS版: https://itunes.apple.com/jp/app/%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%81%B7%E8%B1%9Aapp/i d1457484863 ・Website:https://www.crypt-oink.io/ ・Twitter:https://twitter.com/CryptOink_JP ・Medium:https://medium.com/@CryptOink ・discord : https://discordapp.com/invite/3RA6MMw ・telegram: https://t.me/CryptoOink

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2019/06/13Matrix AI Network 初のDAppsゲーム「Horse Saga」がリリース!
Matrixのブロックチェーンで初のDAppsゲームであるHorse Sagaが6月3日にリリースされました。Horse Sagaをプレイして、MANトークンを獲得しましょう! Horse Sagaでは、可愛らしい馬を育てたり、馬を訓練してレースに出場することができます。 現在は、Androidユーザーのみが先行して遊ぶことが可能となっており、PCユーザー、iOSユーザーは後日リリースとなっています。 Horse Sagaとは? Horse Sagaは、世界最高の馬と騎手のタンデムを戴冠させるために、プレイヤーが馬のチームを育て上げ、訓練し、競走させるゲームです。 あなたの資産を鍛えて、歴史の年輪に記憶されるように、高ステークレースで競い合いましょう! ゲームモード Horse Sagaでは以下3つの基本的なゲームモードがあります 1. ストーリーモード 2. コンペティションマッチ 3. トーナメント ストーリーモードでは、プレイヤーは挑戦的なレースを繰り広げ、世界で最高の馬と騎手のペアになることを目標とします。 コンペティションマッチでは、異なるスキルレベルの対戦相手を倒すことが課題となります。勝利したプレイヤーはトークンとアイテムを勝ち取ることができます。 トーナメントでは全プレーヤーが平等に戦います。あなたがトーナメントに勝った場合、あなたの名前は繁栄のために名誉の殿堂に記録されます。 馬について CからSSSまでの合計6つの馬のレベルがあります。より高いレベルの馬はより強い属性を持っています。 馬の主な特徴はスピード、スタミナ、スプリント能力、器用さ、そして賢さです!各馬はユニークであり、異なるスキルを持っています。 スキルは、レース中の地形を含むさまざまな要因に基づいて、レース中に自動的に発動します。レアな馬は、さまざまな条件を満たすことでロックを解除できる特別な能力もあります。 伝説には、ある状況の下でのみ実現する神話についての記述も・・・。伝説となる幸運を持つプレーヤーは・・・!? 交配 馬は次世代の素晴らしい名馬を産むために交配することができます。 馬の遺伝子はその子孫に伝えられます。勤勉なブリーダーは、”神話の種”を入手する可能性を高めるために交配を最適化することができます。 ホースマーケット 競馬場では馬と騎手の両方を売りに出すことができます。プレイヤーは、交配のためにお互いの馬を借りることもできます。 神社 神社に入ってストーリーモードにアクセスすると、お守り機能の使用や寄付を行うことができます。 マイニング プレイヤーはレース中に地域のマイニングプールに参加してMANトークンをマイニングすることができます。 各馬の独自の属性は採掘の効率に影響を与えます。馬の性能が高いほど効率よくMANトークンをマイニングすることが可能になっています。 特定のアイテムも一時的に採掘の可能性を高める可能性があります。経験豊富なレーサーは、特定の要件を満たした後で、独自のマイニングプールを起動することもできます。 まとめ Horse Sagaではミニレースや装備システムなど、今後のアップデートで他の多くのモードやゲームプレイスタイルが追加される予定となっています。 プレイヤーは一対一の対戦をすることもできます。これはステータスのゲームです。山の土地を賭け、挑むに値する相手を倒してください! 各種SNS Horse Saga Official Site : http://horsesaga.com/ Horse Saga Twitter: https://twitter.com/HorseSagaGame Horse Saga Medium: https://medium.com/@HorseSagaGame Horse Saga English Telegram: https://t.me/HorseSagaGameEN Horse Saga 日本語 Telegram: https://t.me/HorseSagaGameJP Horse Saga Chinese Telegram: https://t.me/HorseSagaGameCN

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2019/06/12Matrix AIのメインネットローンチから3ヶ月が経過
Matrix AI Networkは2019年2月28日にメインネットをローンチし、現在約3ヶ月が経過しました。 これまで、ローンチ後に多くのリリースを重ねてきました。ここで3ヶ月を1つの節目としてこの3ヶ月を簡単にまとめていきます。 2019年3-5月 Matrix AI活動サマリ 3月にはDAppsを中心に多くのリリースを行いました。 MBCプロジェクト MBCはMatrixのチェーン上にて提供されている世界で唯一の国際海運インテリジェント取引プラットフォームです。 MBCプラットフォームは、従来のドライバルク市場の国際配送とインターネットサービスを統合しながら、人工知能と最新のブロックチェーンテクノロジーを組み合わせて、既存の配送慣行を最適化し、新しい金融チャネルを開き、配送コストを削減しながら全世界の配送関係者に益をもたらします。 Horse Saga Matrixが現在開発しているHorse Sagaは馬の育成や競争を行うゲームで、ブロックチェーン上に構築されています。 Horse Sagaの各馬はERC721プロトコルによって発行され、それぞれが唯一、かつ追跡可能な系統と血統を有しています。また、各馬は年齢や性も設定がなされています。 現在は、クローズドβ版が提供されており、クローズドβ版に参加するには、Horse Saga日本テレグラムに参加の必要があります。 医療診断AI 3月にMatrixの医療診断システムについて詳細な内容を公開しました。 Matrixが提供しているAIを活用した画像医療診断サービスの細かいレポートはこちらを参考にしてください。 Yangdong人工知能研究所 3月は、さらに新しい研究所の立ち上げを発表しました。 AIとブロックチェーンをIoTと組み合わせることに取り組んでいる研究所です。 プロジェクトは、産業用ビッグデータ、人工知能、ブロックチェーンなどの多くの主要技術を統合しています。 the Matrix Enterprise Cloudchain Matrixのクラウドチェーンについて詳細が公開されました。 本技術は既にナイロビ鉄道などで導入が行われています。5月に行ったbitgritとのイベントにおいてもこのことについてプレゼンがされました。 bitgritとMatrix AIが東大でEast Asia Data Symposium イベントレポート - CRYPTO TIMES スマートシティ Yangdong人工知能研究所のプロダクトとして、5月にスマートシティのリリースが行われています。 Matrix AI Networkは3ヶ月でこれらのリリースを行ってきました。 また、上記リリースの他にも、4月にはトークンスワップの対応やマスターノードのアップデート、さらにbitgritとのパートナーシップ締結に伴う日本でのイベント共催など、メインネットローンチから充実した3ヶ月でした。

インタビュー
2019/06/10大日方祐介が語る、ブロックチェーン領域における日本の特徴と「世界」へのチャンス
5月30日木曜日、都内で開かれたイベントにて本田圭佑氏が新たなプロジェクトとしてブロックチェーン領域に特化したベンチャーキャピタルを立ち上げることが発表された。このVCの仕掛け人・大日方(おびなた)祐介を取材した。“Obi”の愛称で世界のブロックチェーン・コミュニティに名が知れ渡る大日方に、後編ではブロックチェーン領域における日本の特徴と、「世界」を見据える今後の展開について聞いた。 前編 : ブロックチェーンは「世代として初めての世界的な波」–ファンド立ち上げで世界に挑戦する大日方祐介 - CRYPTO TIMES ※ 今回のインタビュー記事は、CRYPTO TIMES の新井が協力の下、GRASSHOPPER編集部とインタビューを実施し、株式会社電通様が運営するWEBメディアGRASSHOPPERに掲載されたインタビューの転載となります。 転載元記事 : 大日方祐介が語る、ブロックチェーン領域における日本の特徴と「世界」へのチャンス– GRASSHOPPER 海外に向けて「日本」を発信する必要性 —ブロックチェーン領域で日本の企業や開発者が戦っていくときに必要なことは何でしょうか。 大日方:グローバルで動いている業界なので、日本だけのコミュニティで動くのではなく、世界のコミュニティの中で存在感を出しながら何かしら開発や事業、投資をやっていくのが重要だと思っています。企業に限らず、この領域で取り組んでいるスタートアップやメディアなど、どのプレイヤーもそうです。 そうでなければ、世界のプレイヤーに取り残され日本だけで盛り上がって終わるのではないかということを危惧しています。例えば情報発信では、海外で議論されている英語の情報を日本語に翻訳して伝えてくれる人やコミュニティは多いですが、日本のことを英語や中国語にして海外に伝える人はほとんどいません。そのため、世界に対する日本の情報発信をやっていこうと思い去年ごろから海外のカンファレンスでの登壇を積極的にやり始めました。4月のEDCON(イーサリアム開発者会議の中でも世界最大規模の一つ)では、日本のコミュニティについてスピーチさせてもらったり、Vitalikとのパネルディスカッションに出させてもらって、日本の業界で盛り上がっていることを発信しました。 また、週1回ウィークリーニュースレターのような形で、日本でその週に起きたことを英語でまとめて発信することもやっています。これらをちゃんとやっていかなければ、世界のコミュニティの中で「日本って盛り上がってるっぽいけど、なんかよくわかんない」という感じでそのほか多くの業界のように終わってしまいますよね。 —やはり、海外からみると日本の情報は手に入りにくい。でも、何か盛り上がっているからこそ、状況を知りたいと思っている人は多いということでしょうか。 大日方:そうですね。とても多いと思います。韓国も日本と同じように世界からの関心が高い市場の一つですが、世界との関わりという意味では日本より進んでいますね。日本はブロックチェーンのことを取り上げてくださるメディアやイベントの機会は海外と比べても多いですが、言語の壁もあり、国内だけで盛り上がりがちな面もあると思います。 この領域は、シリコンバレーだけではなく世界中で色々な試行錯誤がものすごいスピードで行われています。その際の言語は英語ベースなので、その中でちゃんと情報発信をしたり、人間関係を作っていくのは非常に重要だと思います。 —ブロックチェーン領域に関して、日本はどういった点が強いのでしょうか。 大日方:ほかの国と比べても、日本はコア技術に本気で取り組もうとしている人たちが多いという印象です。LayerXの中村(龍矢)さんなどは世界の開発者コミュニティの中でも広く認知されてきていると言えるのではないでしょうか。 また、Plasma Groupという、Karl Floerschなどの有名な開発者が主宰するスケーラビリティ技術たちのオンライン会合があるのですが、これに先日初めてCryptoeconomics Labの落合(渉悟)君が参加していたりもして、世界のコミュニティで認識される開発者は日本からもちゃんと出てきつつあるなと思います。 一方、世界に比べても日本はクリプトへの理解度が高い人や触れたことのある人が多い市場なので、より何がマスに受け入れられるのかという社会実験思考で開発をするチームがもっといてもいいなとも思います。 世界に挑戦するため、スタートアップとしてベンチャーキャピタルを立ち上げる —大日方さんが思う、ブロックチェーン領域におけるトップクラスの起業家人材はどのような人材ですか? 大日方:よく投資家目線で聞かれることがあるのですが、僕は自分自身のスタートアップという感覚で、ベンチャーキャピタルという事業領域に挑戦しています。なので、むしろいち起業家目線で世界を目指しています。上から評価するという感じではなく、同じ目線を持った仲間を世界中で探しているような感覚です。そういう人たちとの冒険を一緒に共有しながら、切磋琢磨しながら世界に挑戦したいと考えています。 そして、ブロックチェーンは日本にとっても世界を目指せるまたとないチャンスだと思っています。インターネット黎明期だと今のようにTwitterなどの伝達手段が無かったので、アメリカのベイエリアに情報も資本も蓄積し、結果今の「シリコンバレー」が出来上がりました。ゆえにタイムマシンモデルのようなことが出来たわけですが、同時にシリコンバレーとはなかなか追いつくことのできない差が生まれてしまいました。しかし今のブロックチェーン業界ではほぼリアルタイムに世界で起きていることがわかり、世界中どこのメンバーともすぐにやり取りができます。まだ、全てがシリコンバレーだけに集中しているわけではありません。だからこそ、日本の情報をもっと発信していく必要、グローバルのコミュニティの中でちゃんと存在感を出していく必要があるなと感じています。 一度きりの人生、本気で世界を目指したい —今後の展望を教えてください。 大日方:僕がこの領域にかけて挑戦しようと思った理由でもあるのですが、日本人が世界と同じ標準を狙っていける領域がブロックチェーンだと思っています。なので、この領域を目指す人たちをどんどん増やしたいなと思っていますし、そういう人たちを今自分が立ち上げているベンチャーキャピタルを通して世界中で支援していきたいなと思います。 2019年5月末に発表したブロックチェーンファンドですが、僕とアメリカ人のパートナー、ギャレット・マクドナルドと共に立ち上げます。彼はビットコインのマイニングを13歳から始め、自身でもマイニングチップを開発する企業を運営していた技術者で、直近はベルリン拠点で東京電力や中部電力などと協業しているEnergy Web Foundationでトークン設計やブロックチェーンインフラ構築などをやっていました。そんな彼と、共同で立ち上げるのが本田圭佑さんらです。 彼らとやろうと思ったのも、初めから世界目線で挑戦したいというところがありました。本田さんはサッカー選手としても有名ですが、有名だからやりましょうというわけではなく、一人の日本人・人間・投資家として、彼ほど世界目線をもって、やるんだったら世界を目指そうよとピュアに思っている人はなかなかいないと思います。そこで最初に目線が合って、議論を重ねる中で一緒にやりましょうとなりました。 これまでのスタートアップの世界だと、アメリカをはじめとした世界中の優秀な起業家に日本の投資家が投資をできる理由はなかなか作るのが難しいものでした。でも世界の中でも日本に注目しているプレイヤーが多いブロックチェーン領域ではそのチャンスがある。だからこそ、僕は世界を思いっきり狙うことができると思っています。僕の野望は、この領域における世界トップクラスのベンチャーキャピタルを作り上げることです。 前編 : ブロックチェーンは「世代として初めての世界的な波」–ファンド立ち上げで世界に挑戦する大日方祐介 - CRYPTO TIMES Interview & Text:西村真里子 協力:CRYPTO TIMES 新井進悟 転載元記事 : 大日方祐介が語る、ブロックチェーン領域における日本の特徴と「世界」へのチャンス– GRASSHOPPER

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2019/06/07ブロックチェーンは「世代として初めての世界的な波」–ファンド立ち上げで世界に挑戦する大日方祐介
5月30日木曜日、都内で開かれたイベントにて本田圭佑氏が新たなプロジェクトとしてブロックチェーン領域に特化したベンチャーキャピタルファンドを立ち上げることが発表された。 このVCの仕掛け人・大日方(おびなた)祐介を取材した。“Obi”の愛称で世界のブロックチェーン・コミュニティに名が知れ渡る大日方に、前編では、プロックチェーン領域を手がけるに至ったこれまでの経歴について聞いた。 ブロックチェーン領域における日本の特徴や、「世界」に向けたチャンスについての「後編」は次週公開予定。 ※ 今回のインタビュー記事は、CRYPTO TIMES の新井が協力の下、GRASSHOPPER編集部とインタビューを実施し、株式会社電通様が運営するWEBメディアGRASSHOPPERに掲載されたインタビューの転載となります。 転載元記事 : ブロックチェーンは「世代として初めての世界的な波」–ファンド立ち上げで世界に挑戦する大日方祐介– GRASSHOPPER 2010年代前半〜今に至るまでのブロックチェーンとの関わり —若い世代・学生を中心にブロックチェーン・コミュニティを牽引する大日方さんの活動について教えてください。 大日方:2018年初頭から日本の若い世代を中心とした開発者向けのイベントなどを行うブロックチェーン・コミュニティ「CryptoAge」を主宰しておりました。去年11月には国際カンファレンス「NodeTokyo」を主催し、現在この領域の企業やトークンに集中し投資を行っていくベンチャーキャピタル(VC)を立ち上げたところです。 —まず、ご自身がスタートアップに関心を抱くようになったきっかけを教えてください。 大日方:中学校の英語の授業でザ・ビートルズを聴いたのをきっかけに、海外のロックバンドが好きになり、実際に高校時代にはバンドを組んでボーカルもしていました。1960年代からイギリスやアメリカで始まったバンドムーブメントって、若い人が集まって世界的に成功していくサクセス・ストーリーがありますよね。そういった夢を追って世界を目指す人たちが昔から好きで。大学に入るくらいからスタートアップの存在を知り、共通項を多く感じ興味を持つようになりました。大学2年生あたりで先輩たちがスタートアップを立ち上げはじめたこともありインターンとして働き始めたりしました。 スタートアップへの関心と並行して、18歳ごろから東南アジアを中心にバックパッカーをするようになり、日本以外の世界を見て、日本だけに留まるのではなく世界で挑戦するようなことをしたいと強く思い始め21歳のときに大学を1年休学しフィリピンに移住しました。ちょうどその頃の2012年は、東南アジアでもスタートアップ業界が盛り上がり始めていました。 現地で2か月ほど英語を特訓し、ある程度出来るようになった頃に「スタートアップウィークエンド」というハッカソン兼ビジネスコンテストに日本人一人で参加してみたり、滞在後半は現地で出会った開発者らとプロダクト開発に取り組んだりしていました。そういった中で、自分の中で東南アジアのスタートアップへの情熱がより高くなり海外メディアを読み込みリサーチをし、そのまとめを日本語でブログに書き始めたんです。するとイーストベンチャーズの松山太河さんから、いきなりFacebookでメッセージをもらい、急遽会うことになりました。 当時、日本の学生で東南アジアを含め海外のスタートアップを調べている人はほとんどいなかったそうで、すぐに意気投合させて頂き、その日からイーストベンチャーズに参画し始めました。入ってみたら丁度、国内や東南アジア、アメリカで投資をし始めるタイミングで自分の興味範囲とまさに合致していたのです。 —そこから、ブロックチェーンと出会った経緯について教えてください。 当時のイーストベンチャーズでは、同じフロアに創業間もないメルカリやBASEなどがひしめくオフィスで、太河さんとほぼ毎日一緒にいさせて頂いて学びながらベンチャーキャピタルの立ち上げ期を経験させてもらいました。個人的にもdely(クラシル)、Progate、タビナカ、シンガポールのGlintsなどのスタートアップへの投資支援をさせてもらっていました。そんな中で2014年の半ば、まだ加納(裕三)さんがbitFlyerを創業されたばかりのタイミングで、木村新司さんのご紹介から太河さんにご相談にいらした際に同席させていただいたんです。その時に加納さんから初めてビットコインについて教えてもらいました。僕は元々、旅をする中で外貨の両替が面倒だと感じていたり、フィリピンでは街中に出稼ぎ労働家庭向けの国際送金屋が沢山あるのを見ていたと言う背景もあり、すぐにビットコインに興味を持つようになりました。 bitFlyerには、イーストベンチャーズからも出資をさせていただけることになり、個人的にもビットコインのことをリサーチするブログを書き始めたり、当時コインチェックを始めたばかり和田(晃一良)さんらとビットコイン勉強会をするきっかけになりました。 ただ、2014年頃はまだブロックチェーンという言葉が出回り始めたくらいのタイミングで、立ち上がってきているものは取引所くらいしかありませんでした。領域としてまだ狭いかなと感じ、魅力を感じつつ関わるにはまだ時期尚早かなと感じ、個人的にも趣味程度でウォッチしている程度でした。 その後、バンコクに移住し旅行関連の事業などに取り組んでいた2017年頃から世界的にも界隈が再び盛り上がり始め、自分のような日本・アジアにバックグラウンドを持つ人間だからこそ世界で大いに挑戦できる可能性があると感じ、ブロックチェーン領域をまた深掘りし始めました。 —なぜブロックチェーンに特化したVCを立ち上げようとしたのでしょうか。 ブロックチェーン業界に興奮したのは、それまでのスタートアップ業界と違い、必ずしもシリコンバレーが一番の中心ではないという点です。ビットコインやイーサリアムも世界各地でコミュニティができ始めていて、アメリカだけでなくヨーロッパやアジアに開発者がいる状況でした。日本はといえば、2017年4月に世界で初めてビットコインを決済手段として認める法律が出来、世界的にも先駆的なポジションになりつつありました。2017年の後半ぐらいからは取引所がテレビCMをし始めたりという動きがあり、世界的に見ても仮想通貨・ブロックチェーンがここまで浸透し始めているのは日本ぐらいではないかと感じました。このタイミングであれば、アメリカのトッププレイヤーであっても日本に大きな関心を寄せてくれるのでは?という仮説が出来上がりつつありました。 その時、ちょうどいいタイミングでバンコクで初めての本格的なブロックチェーンカンファレンスがあったんです。当時ブロックチェーン関連企業で珍しくアメリカの有名アクセラレータYコンビネーター入りが決まっていたスタートアップ「Quantstamp」の創業者であるRichard (Ma)も、スピーカーとして来ていました。アフターパーティーに忍び込んで彼に話す機会を得て、出来上がったばかりの仮説を検証しようと思ったのです。 —アフターパーティーだけ忍び込んで、話しかけるとはすごいですね! 大日方:はい、彼らに、日本やアジアのことをピッチすれば、強く興味持ってくれるのではないかと思ったわけです。そうして話しかけに行って、自分が日本でしてきたことや、日本におけるブロックチェーンの現状などを話しました。すると、非常に興味を示してくれたんです。さらにその2、3週間後に日本に来てくれることがすぐに決まり、2018年の1月に日本で初めて彼らとともに開発者向けのイベントを開きました。これが今の自分につながる大きなきっかけになりました。 その時に、日本でブロックチェーンを取り組み始めているSBI、DMM、メルカリといった企業を一緒に回ったりしました。そのとき丁度、本田圭佑さんの投資チームの方も日本にいてご紹介できたんです。それがきっかけで、当時メキシコにいた本田さんに自宅へ招いてもらい、食事をさせてもらいながら4時間ほど熱くお話をさせてもらい、すぐに投資を決めて頂いたりということに繋がりました。 そういったこともあり、Quantstampチームは日本市場に大きな可能性を感じてくれ、アジア最初の拠点として東京にオフィスを作ることになりました。色々一緒に回ったりしたことでよく思ってくれたみたいで、そこからシリコンバレーの界隈や彼らが仲がいい人たちに「日本に行くのだったら、オビってやつに連絡したらブロックチェーンだけでなくテック業界にも精通していて、ローカルの美味しい飯屋や、カラオケも連れて行ってくれるぞ(笑)」などと言いふらしてくれるようになり、世界中のいろいろなトッププレイヤーから連絡を貰えるようになりました。 その後、宮口(礼子)さんがイーサリアム財団のエグゼクティブディレクターになるということもあって、Omiseの長谷川(潤)さんなどと一緒に、日本で初めてのイーサリアムオフィシャルイベントを開催するということにもつながりました。 イーサリアムの考案者であるヴィタリック・ブリテンをはじめとして世界のトップ開発者が東京大学の講堂に集結し、日本の開発者を中心に500名以上が集まりました。現在Polkadotを開発しているギャビン・ウッドと親交を持つようになったのもこのタイミングです。このイベントをきっかけに、日本でもイーサリアムなどのブロックチェーン技術サイドに目を付ける開発者や特に若い世代が一気に増えはじめたと、肌で感じ始めました。 これらがブロックチェーン・コミュニティ「CryptoAge」の生まれた背景です。ちなみに、「クリプトエイジ」の名前は1990年代のインターネット黎明期に多くの起業家を輩出した「ネットエイジ」に影響を受けた名前です。最初は僕が一人で主宰していたのですが、徐々に参加した学生たちが参画したいと言ってきてくれたり、早稲田大学や一橋大学などでは、自ら大学内でブロックチェーン研究開発サークルを作ったりという流れも出てきました。そういったメンバーでこの領域で今起業に挑戦していたり、引き続きブロックチェーン関連企業で頑張っている人たちも多くいるのは嬉しいですね。 [caption id="attachment_38289" align="aligncenter" width="800"] ©Advertising Week Asia 2019[/caption] ブロックチェーンは、同世代にとって「生まれて初めての世界的な大きい波」 —ブロックチェーンに興味のある学生や若い人がたくさんいると思いますが、なぜ若い層に刺さったり、燃え上がらせることができたと考えますか? 大日方:僕ら1990年代以降の世代は、これまで自分たちが主役と思えるような大きなテーマがほとんどなかったように思います。インターネット黎明期で何かに挑戦するには子供すぎたし、スマホやアプリみたいなところもちょっと若すぎたんです。 そんな中、僕らが主役の世代として挑戦できるタイミングで来た初めての世界的な大きい波が、ブロックチェーンだと思います。だからこそ、僕もすごくわくわくしてこの領域でチャレンジしようと思ったわけです。これと同じように思っている若い世代はとても多いと思います。 —この傾向というのは日本だけでなく世界的にも多いのでしょうか。 大日方:世界的にも多いと思います。世界のコミュニティを見ていても、中心になって取り組んでいるヴィタリック・ブリテンなどの開発者は20代までが中心だったりと、若い人が多いです。VCや投資家側も若い世代はとても多く、ブロックチェーン領域のファンドで世界トップクラスになってきているPolychain Capital創業者のオラフ・カールソン・ウィーなどはまだ30歳手前です。 このように、開発の領域でも、VCの領域でも、ブロックチェーンに関しては、若者が中心で世界的にも動いているなというのは分かっていたので、日本でもその動きを作っていきたいなと思ったことも大きいです。 Interview & Text:西村真里子 協力:CRYPTO TIMES 新井進悟 トップ画像:© Advertising Week Asia 2019 転載元記事 : ブロックチェーンは「世代として初めての世界的な波」–ファンド立ち上げで世界に挑戦する大日方祐介– GRASSHOPPER












