2017年5月に仮想通貨への投資を開始。ブロックチェーンや仮想通貨の将来に魅力を感じ、積極的に情報を渋谷で働く仮想通貨好きITリーマンのブログを通じて発信するように。
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2019/05/28IOST DAppsゲーム『Crypto Ninja』がOnBlockに登場 IOSTウォレットが無しでゲームが遊べる
株式会社エバーシステムが提供するDApssゲーム『Crypto Ninja』がIOSTウォレット無しで遊ぶことができるOnBlockに登場しました。 OnBlockはIOSTのOASISチームが開発した最初のプロダクトとなっており、ユーザーは電話番号のみでIOSTエコシステムのDAppsが利用できるようになります。 今回のCryptoNinjaが登場したことで、OnBlockを利用したDAppsは累計3つ目となっています。 CryptoNinjaはOnBlockでのリリースを記念して、6月3日までに登録したユーザー向けに、ゲーム内通貨である5000EGがもらえるキャンペーンを実施しています。 https://twitter.com/CryptoNinjaGame/status/1132926244272480256
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2019/05/28仮想通貨の自動売買サービス『Quorea』を運営する株式会社efitが累計総額1.2億円の資金調達
仮想通貨の自動売買サービス「QUOREA(クオレア)」を運営する株式会社efitが、株式会社KVPに加え、岡三キャピタルパートナーズ株式会社、東証一部上場企業、その他1社を引受先とする第三者割当増資を実施し、約9000万円の資金調達を実施しました。今回の調達により、累計で約1.2億円の資金調達を完了したことになります。 今回の資金調達をもとに、仮想通貨の自動売買プラットフォーム「QUOREA」の機能強化や新機能の開発に加え、株式・FXへの対応を促進していくとされています。 QUOREAは、QUOREA内にいるユーザーが作った自動売買ロボットをフォローすることで、だれでも自動取引ができる自動取引プラットフォームです。アカウント作成さえしてしまえば、フォローだけで誰でも簡単に自動売買を始められます。 現在は、仮想通貨取引所であるbitFlyerとLiquidのレバレッジのサービスに対応しています。下記記事にて、Quoreaを利用した自動売買の運用成績も公開中です。 【運用成績大公開!】Quoreaを実際に運用したらいくら増えるのか検証してみた - CRYPTO TIMES
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2019/05/27bitgritとMatrix AIが東大でEast Asia Data Symposium イベントレポート
2019年5月11日、日本に本拠点を置くAI/ブロックチェーン企業、株式会社bitgritは、中国のMatrix AI Networkと連携し、「East Asia Data Symposium 〜日本と中国におけるAIの可能性〜」と題したイベントを東京大学で開催しました。 上記2社の業務提携を記念する本イベントは、東アジア地域を中心に、AI、データ、そしてブロックチェーンといった最先端技術の可能性とユースケースを探る場として展開しており、bitgrit及びMatrix AI NetworkのそれぞれのCEOに加え、東京大学教授の計3名が登壇しました。 イベント冒頭では、bitgritのCEO、フレデリック氏によるbitgritの事業内容および「民主AI」の実現を目指す企業理念について発表が行われました。bitgritのプラットフォームでは、世界中のデータサイエンティストやAI技術者にフリーランス案件の紹介や日本への就労を希望する海外エンジニアのキャリア支援を行い、有望な技術者を必要とする企業に彼らを繋げる場として発展させていくという目標を掲げました。 Matrix AI Networkの創業者兼最高経営責任者であるOwen Tao氏によるスピーチでは、Matrixの事業内容に加え、中国における人工知能・ブロックチェーンのユースケースおよび可能性など、AI・ブロックチェーンに関する情勢・知見が発表されました。 世界中にコミュニティを有するMatrixの事業内容紹介において、Tao氏は自社の「ブロックチェーンをAIに応用する」アプローチを語り、またMatrixの仕組みを通じて中国の地下鉄システムといったインフラに既に寄与している事例を挙げました。 3人目に登壇したのは、東京大学大学院情報学環の越塚登教授によるスピーチです。 「AI for Data, Data for AI」と題した越塚教授のプレゼンは、人工知能(AI)とはなにか?といった初学者向けの導入に始まり、人工知能の可能性や現世界でのユースケース、日本の養殖業・農業における効率向上やIoT活用などご自身の研究内容まで、ユーモア溢れる形で非常に幅広いトピックについてAIの可能性に関して話されていました。 今回のイベントは、大盛況のうちに閉幕いたしました。 bitgritとMatrix AI Networkはパートナーシップを結んでおり、Tao氏は、「AIモデル、プラットフォーム、そしてマーケットを一つのサービスとして提供したいという点において、私たちMatrix AI Networkとbitgritの目的は一致しており、共に歩んでいきたい。bitgritが提供する開発者コミュニティを、私たちはデータサイエンティストやAIモデルをお互いに提供し合うことで、今後さらにご一緒に成長できると考えます。この国境を超えたコラボレーションを通じて、私たちそれぞれのプラットフォームの知名度が高まるだけでなく、お互いに日本や中国市場に進出の一助となるなど、今後のパートナーシップにも期待しています」と述べています。 bitgritのフレデリックも、「Matrix AI Networkと共に、中国と日本におけるコミュニティをさらに繁栄させると共に、AIの民主化・分散化の実現に向けて力を合わせることを嬉しく思い、今後の発展に期待しています」と、パートナーシップの可能性について前向きな姿勢を示しました bitgrit, Matrix AIの今後に目が離せません。
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2019/05/27RT数でプレゼントが増える!? $TRX 倍々放出キャンペーン開催!
Tron FoundationがRTに応じて、プレゼントで放出する TRXの枚数が変わるキャンペーンを実施します。 今回のキャンペーンは5月27日から6月2日にかけて開催され、最大15,000枚(JPY換算45,000円)分の $TRXが放出されます。 [対象期間] 2019年5月27日-2019年6月2日 [抽選日程] 2019年6月3日 [参加条件] 1. 対象のツイートをRT https://twitter.com/CryptoTimes_mag/status/1132844084257669120 2.CRYPTO TIMESのTwitterをフォロー 3.Tron JPのTwitterをフォロー [プレゼント] RT数が1 - 1000RT → 1000TRX を 5名にプレゼント RT数が1001 - 3000RT → 1500TRX を 5名にプレゼント RT数が3001 - 5000RT → 2000TRX を5名にプレゼント RT数が5001RT - → 3000TRXを5名にプレゼント
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2019/05/23『くりぷ豚』リリース1周年 記念イベント開催中!堀江貴文氏が豚のキャラクター「ホリエトン」になって参戦!
くりぷ豚が現在、リリース1周年を記念して限定イベントを開催しています。 今回の1周年記念イベントでは、国産ブロックチェーンゲームを盛り上げるために駆け抜けてきたブロックチェーンゲームオールスターが集結しています。 そして、本日公開された情報では、MOMO3号機をモチー フにしたロケットを背負い、堀江貴文氏も「くりぷ豚」のキャラクター「ホリエトン」も参戦が決定しました。 現在、CRYPTO TIMESをモチーフにした限定豚"クリタイPiggy"も販売しておりますのでこの機会にぜひともゲットしてください リリース1周年特設サイト <オールスター> ・堀江貴文 様(http://horiemon.com/) ・dApps market 様 (https://dappsmarket.net/ ) ・ブロックチェーンゲームインフォ 様(https://blockchaingame.jp/ ) ・アラタ 様(https://twitter.com/cry_curr_ar ) ・キヨスイ 様(https://twitter.com/kiyosui_goraku ) ・ookimaki 様(https://twitter.com/ookimaki_JP ) 【1周年記念イベント概要】 ・オールスター6名をモチーフにした特別な「くりぷトン」を販売! ・オールスターのトンをご購入いただいた方に「ゆきどけにゃんこカキ氷」を3つプレゼント! ・オールスターの特別レースおよび1周年記念カップの開催! ・1周年記念カップの優勝者には、世界でひとつのオリジナルくりぷトンの制作権! ・オールスターのレース本戦で、上位入賞した方にETHプレゼント! ・オールスターのレース本戦で、WINSチップのベット可能値が通常の10倍! ・毎日500WINSチップをプレゼント! ・5月31日に、福岡、大阪、東京の3都市同時ミートアップ開催! 【オールスターのくりぷトン販売期間】 2019年5月21日(火)メンテナンス後~6月13日(木)15:00 【キャンペーン実施期間】 2019年5月23日(木)メンテナンス後~6月13日(木)15:00 【ミートアップのご案内】 5月31日に、東京・大阪・福岡の3都市にて、“Meat”upを同時開催します!レース「うまかとん!豚肉争奪カップ」の報酬でもある「くりぷ豚の焼肉」をご用意します! 「くりぷ豚」の今後の展開なども紹介する予定です。くりぷ豚オーナーで集まって焼肉をしながら楽しい歓談にしたいと思います。ぜひご参加ください! <参加申し込みはこちら> 東京 https://connpass.com/event/131728/ 大阪 https://connpass.com/event/131727/ 福岡 https://connpass.com/event/131709/
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2019/05/22生体認証付きカード型ハードウェアウォレット『UNIKEYS』が全世界で事前予約開始
香港発のカード型ハードウェアウォレットである"UNIKEYS"が8月の正式な販売を前に、特別注文の受付をはじめました。UNIKEYSはフランスにてデザインがなされたクレジットカードと同サイズのハードウェアウォレットとなっています。 今回の特別注文の受付開始とともに、UNIKEYSは全世界に向けて、カード型生体認証ハードウェアウォレットの販売を開始していきます。 ウォレットの価格は本来99ドルの価格となっていますが、期間中に購入を行うと89ドルにディスカウントされます。 また、本記事の下部にて、UNIKEYSが手に入るキャンペーン情報も掲載しているので是非、チェックください! UNIKEYS Website UNIKEYSの特徴 UNIKEYSの特徴は、従来のハードウェアウォレットにありがちな、デザイン性が無く使いづらいものとは違い、安全性・携帯性・使いやすさを意識して作られたものになっています。 従来のハードウェアウォレットはユーザーエクスペリエンスが損なわれたものが多かったですが、UNIKEYSでは特に使いやすさを意識して作られています。 UNIKEYSはクレジットカードと同サイズ(ISO / IEC 7810)の規格のため、持ち運びにも優れており、外出先での支払いにも容易に対応が可能です。 最大の特徴として、UNIKEYSはバイオメトリックセキュリティによる3要素認証を提供する世界初のカード型ハードウェアウォレットということです。 UNIKEYSはフランスのバイオメトリクスのパイオニアであるIDEMIAとパートナーになっており、本カード型ウォレットにも指紋センサーを搭載しています。この指紋センサーによって読み取られたユーザーの指紋とカードのセキュリティ内部に保護され、記録された指紋を比較することで、カード所有者の認証を可能にしています。 UNIKEYSではBitcoin、Ethereum、Ripple、Litecoin、Bitcoin Cashなどの複数の暗号通貨に対応しています。今後、ERC20トークンが対応予定とされており、その他の通貨も順次増えていく予定です。 現在、Crypto市場ではLedgerNanoやTresorというような従来のハードウェアウォレットや新興ハードウェアウォレットもたくさん出てきています。 UNIKEYSはハードウェアウォレットとしては後発ながらも99ドルと言う安価になっており、UXにもこだわった生体認証付きのカード型ハードウェアウォレットとなっています。 ハードウェアウォレット市場におけるダークホース的存在として、非常に期待が持てます。 ※今回の期間限定の注文を受け付けた後、生産になるので、製品が届くのは9月中を予定しています。 UNIKEYS 全世界販売記念キャンペーン 今回、紹介したUNIKEYSのカード型ハードウェアウォレットですが、UNIKEYS社のご厚意により、CRYPTO TIMESに無料でウォレットのサンプルを3点提供していただきました。 こちらのハードウェアウォレットをCRYPTO TIMESのユーザー限定3名の方に、プレゼントしたいと思います。 キャンペーン詳細 [応募期間] 2019/5/22 - 2019/5/31 23:59まで [応募条件] ・下記の対象ツイートをRT https://twitter.com/CryptoTimes_mag/status/1131156552570757121 ・CRYPTO TIMESのLINE@への登録 [抽選発表] 抽選はCRYPTO TIMES LINE@にて6月1日にLINE@にて抽選メッセージを送信予定です。 [注意] ※期間中に対象ツイートをRTしていないユーザーはキャンペーンから除外されます UNIKEYS Website UNIKEYS サイト/SNSリンク Official Site https://www.unikeys.io/?lang=ja Facebook https://www.facebook.com/UnikeysTeam/ Twitter https://twitter.com/UnikeysTeam Instagram https://www.instagram.com/unikeysofficial/
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2019/05/21「PoL(ポル)」を運営する株式会社techtec、仮想通貨に関する税金カリキュラムを5月20日より提供開始
仮想通貨・ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル)」を運営する株式会社techtecが、仮想通貨の税金に関する新カリキュラムをPoL内で2019年5月20日より提供開始しました。 BTCやETHなどの価格高騰や暴落などが頻繁に起こり、日常のニュースでも耳にする機会が増えてきています。その中で、市場に参加したユーザーの中には、確定申告や税金に関して悩んでいるユーザーも少なくありません。 今回、株式会社techtecはこの問題を解決するために仮想通貨・ブロックチェーンのオンライン学習サービス「PoL(ポル)」にて、仮想通貨に関する税金の仕組みを無料で学べるカリキュラムを追加したことを発表しました。 今回のカリキュラムは、仮想通貨税務のプロである、元税務大学校教育官 安河内誠氏と共同で作成しており、税金の仕組みが体系的に学べる仕様になっています。 PoLはこちら:https://pol.techtec.world/
インタビュー
2019/05/13ブロックチェーンのスケーラビリティーの問題を解決する技術「Plasma」とは?–Cryptoeconomics Lab 片岡拓
1992年生まれ・現在26歳のCryptoeconomics Lab CEO 片岡拓。Cryptoeconomics Labは、ブロックチェーン技術とCryptoeconomics(行動暗号経済学)の普及に向け、プロトコル開発エンジニアの育成やコミュニティの醸成に取り組む研究チーム。 現在は「Plasma」という技術に注力する。この技術のメリットとは?現在の研究状況、ブロックチェーンを通した未来の社会像などについて聞いた。 ※ 今回のインタビュー記事は、CRYPTO TIMES の新井が協力の下、GRASSHOPPER編集部とインタビューを実施し、株式会社電通様が運営するWEBメディアGRASSHOPPERに掲載されたインタビューの転載となります。 転載元記事 : ブロックチェーンのスケーラビリティーの問題を解決する技術「Plasma」とは?–Cryptoeconomics Lab 片岡拓 - GRASSHOPPER 不動産ビジネス、インドネシアでの飲食業を経てブロックチェーンへ —まず、片岡さんがブロックチェーン・ビジネスを始めるまでの経緯を教えてください。 片岡:慶應義塾大学2年生の時に、農業系ベンチャーでインターンをしていました。その会社の社長に学生が参加できるビジネスコンテストの存在を教えていただき、水耕栽培ビジネスを考えて決勝まで残ったことが今の自分の原点です。その後、大学4年生の頃に不動産ビジネスを起こし、リブセンスに吸収してもらったあたりから、次のビジネスを探し始めるため、アジア諸国を旅する生活にシフトしました。 当初手がけた不動産ビジネスは、既存の不動産業へ少しはインパクトを起こせたとしても業界全体へのインパクトには至らず、「成長しているマーケットで勝負する」必要性を感じていました。それを考えたときに、そもそも日本という市場が伸びているかという疑問が出てきて、リブセンスを退社しインドネシアのジャカルタに移りました。 最初はジャカルタでのITビジネス起業も考えたのですが、リサーチを重ねた結果、IT領域でエンジニアの採用も資金調達も、現地の人に勝つのが難しいと考え、日本食しか勝てるものがないなと思い、WAKI Japanese BBQ Diningという焼肉屋を開きました。 その時に学んだことは、アジアでは日本人が得意な領域なら勝てるということです。そのまま飲食を続けても楽しい仕事だったとは思いますが、まだ挑戦できる歳…ならば、よりやりがいのあることに挑戦していけたらなと。そう考えていたところ、2017年当時Bitcoinについて日本でもみんな語っていて、凄いことになっているなと注目し始めました。 そんな折、インドネシアのVIP PLAZAという大手ファッションECサイトのCTOを務める落合渉悟さんに出会い、ブロックチェーンについて色々と教えてもらい、毎日のように議論をして現在のCryptoeconomics Labの創業に至りました。 初期に一番惹かれたプロトコルは、暗号通貨の流動性を上げられるような(Liquidity系)プロトコルであるBancor(バンコール:分散型取引所の一種)です。また、当時色々なチェーンが出てきて、そのチェーン間で暗号通貨を交換できる必要性があると考えインターオペラビリティ(相互運用性)にも注目しました。 ただインターオペラビリティーは、やればやるほど深く時間もかかり、僕らの見立てではしっかり利用できるまで5年ほどかかると考えています。もう少し、近い将来に起こせるビジネスはどこかと考えていた2017年8月頃、Vitalik ButerinとJoseph Poonが出した「Plasma」というホワイトペーパーを読んだ落合が「これだ」と言い、自分も賛同したのです。 ブロックチェーン技術「Plasma」とは —Plasmaとはどういう技術なのでしょうか? 片岡:ブロックチェーンには“トリレンマ”があります。これは、decentralization(分散性)、security(安全性)、scalability(拡張性)の3つの要素を全部満たすことができないというものです。例えばコンソーシアムチェーン(複数の企業で形成)ならdecentralizationを抑えてscalabilityを上げているわけです。逆にBitcoinではdecentralizationが高すぎるので、どうしてもscalabilityが下がってしまいます。 しかし、decentralizationとsecurityを犠牲にすると、そもそもBitcoinやEthereumを使う理由がなくなってしまいます。なので、この2つを保ったまま、どうにかscalabilityを上げることができないかというのが、Plasmaを含むスケーラビリティソリューションの目指すところです。 今の実態としてEthereumがさばけるトランザクションは、1秒あたり15件です。対して決済ネットワークのVISAなどは諸説ありますが1秒あたり約10,000Txと考えていいでしょう。Ethereumの上にコードを置いて、いわゆるWebのようなことをしようとしたら、何十億トランザクションを毎秒さばけなきゃならないわけです。 これの解決法としてShardingやCasperという、いわゆるSerenity(Ethereum2.0)と言われているものがあります。ただ、これはあくまでEthereum Foundationが研究開発を先導し、Ethereumブロックチェーンそのものに内包されているため、企業として取り組むことが厳しいんです。 もう一つの解決方法は、BitcoinやEthereumなどのメインチェーンに独自のサイドチェーンを接続することです。サイドチェーンの中でも特にsecurityが守られているものがPlasmaです。サイドチェーンなので、自分たちが自由に扱え、サーバーも自分たちが管理できます。ですが、ちゃんとsecurityは守られている。企業の利用には向いています。 —Plasmaのどの点が面白いと思ったのでしょうか。 片岡:前提として、インターオペラビリティーとはいいながらインフラストラクチャーは分断されてはいけないというBlockstream創設者のアダム・バックの言葉があります。 これは例えていうとGoogle Play StoreやiTunes Storeのようなものが100個もある世界と、淘汰·収束されて選択肢が2、3個しかない世界の比較です。後者の方が使い勝手が良いですよね。歴史を見てもかつては様々なOSがありましたが結果Mac、Windows、Linuxのように限られたプラットフォームに収束しています。ブロックチェーンも同様で、今収束していきそうなプラットフォームは、決済としてのBitcoinと、Ethereum、あと第三の何か、という予測があります。それを踏まえBitcoinと、Ethereum以外のチェーンのことを考えるのは一旦やめました。 Bitcoinはとても魅力なのですが、ハードフォークやソフトフォークなどでアップデートできない問題があった為、Ethereumに目を付けました。ただ、decentralizationが高いため、どうしてもscalabilityが落ちてしまう。 このscalabilityをdecentralizationやsecurityを保ったまま上げる方法はあるのだろうかと研究した結果、Plasmaに行き着いたのです。 —Plasmaの開発は落合さんと二人で行っているのですか?それともコミュニティを巻き込んでやっているのでしょうか? 片岡:本当はコミュニティを巻き込んでやりたかったのですが、コミュニティは面白い提案をしないと動いてくれません。まずはキャッチアップしなければいけないんです。 なので、Ethereum Foundationや、OmiseGOのような企業、まず彼らの実装開発 をキャッチアップすることにしました。ありがたいことにオープンソースもあり勉強し放題なわけです。今では彼らがやっているPlasma Groupと、実装レベルで同じ段階まで来ており、かつ提案として彼らより進んでいる部分もいくつかあるところまで来たので、ようやく今コミュニティとしっかり会話ができているという感じになっています。構想から1年半ぐらいはかかってしまいました。 キャッチアップが終わってようやく、4月上旬にシドニーでEDCON 2019というEthereumのデベロッパー向けカンファレンスがあり、日本から弊社とLayerXさんの2社だけ出展し、そこでプレゼンさせていただいたところ、良い評判をいただきました。このおかげもありコミュニティを少しずつ巻き込むことができたというところです。 ブロックチェーンがインストールされた後の世界とは? —片岡さんから見て、Plasma及びブロックチェーンが社会にインストールされると、どうなると思いますか? 片岡:もちろん未来を予想はできませんが、作る方向性は決まってます。iPhoneが生まれた時、みんな「これはなんだ?」となりましたが、そこに内蔵されたGPSやセンサーがあることでUberなどの多くのビジネスが生まれました。ブロックチェーンではトラストレス(信用の不要性)を軸としたものが色々と生まれると思います。 カードの発行会社がいてカードブランドがあって、と色々な人たちを挟んでいる今のカード決済がP2Pで出来るようになったり、P2Pで電力取引が出来るようになったりということが考えられます。今は中央の電力供給から買ったり売ったりしていますが、個人宅の太陽光発電で得た電力を個人に売れる世界が実現された場合、例えば電気を送ってもお金を払ってもらえないということも起こりえます。この場合スマートコントラクトを用いれば、電力を送ったら必ずお金が支払われるというようになります。 それを僕らはプログラマブルマネーと言っているのですが、ブロックチェーンによって、お金がついにデータと同じ領域に入ってきたと考えています。今までもお金をデータとして扱うことは出来ましたが、実際は現実で動いているものを仮想化してやっているだけでした。 データと同じ領域にお金が生まれたことで、スマートコントラクトなどによって即時的で一貫性ある執行が出来るようになったというのが僕らは非常に面白いと思っています。実際に現実のお金の動きとデータの動きが同じになったのが革命的だなと。 —Cryptoeconomics Labでは、電力取引のP2P実証実験なども行っていますね。 片岡:大手電力会社やベルリンのコンソーシアムと組んで共同で実験を行っています。ある地域で電力メーターを置いてやっていますが、まだ彼らも手探りなので、ブロックチェーンを本当に実装したほうがいいのかはわかりません。今は中央集権システムなので、ブロックチェーンじゃない選択肢も普通にありえると思います。 ただ、例えばアフリカのある地域で今から電力インフラを作る際に、電力会社はコストが掛かりすぎる、でも太陽光発電はできるーーとなった場合に、スマートコントラクトをつけて電力を取引するビジネスなどは可能性があります。経産省が構築した月末清算システムが存在しない地域で安全にインフラを作るなら、Plasmaを使えばリープ・フロッグが起こせるのではないかという読みはあります。 —最後に、片岡さんが見る世界は今後どういったものになっていくのでしょうか。 片岡:会社としては、果たしてうちは何屋なのかというのを最近ずっと考えています。今までは、例えるなら高速道路の設計図を描くような仕事をしていたのですが、オープンソース化してしまったほうがOSS開発チームが集まるEthereumコミュニティにフィットしますよね。反対にライセンス化するとコミュニティのパワーを使えない分、負けやすくなってしまいます。 いわば高速道路を大量に作れるソフトウェアハウスのような会社になるのか、それとも高速道路のETCのような、SDKをつくったりAPIを作ったりする会社になるのか、それとも高速道路のユーザーをつかむ車の会社になるのかなど、様々な可能性があると思います。参入障壁をどこで築いて、どこでコラボレーションするかというバランスを見極めつつ、進んでいきたいと考えています。 高速道路としてのPlasmaは、これまで税で賄うしかなかった各国の公共財を安価にしたり、運営主体を不要にする能力があります。パブリックブロックチェーンにしかできないマス・アダプションは、大規模で公共的な部分にこそあると考えます。そういう未来を見ています。 Interview & Text:西村真里子 協力:CRYPTO TIMES 新井進悟 転載元記事 : ブロックチェーンのスケーラビリティーの問題を解決する技術「Plasma」とは?–Cryptoeconomics Lab 片岡拓 - GRASSHOPPER
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2019/05/01East Asia Data Symposium: AI’s Potential in Japan and China -bitgrit x Matrix AI Networkの合同イベント開催-
AI×データ、AI×ブロックチェーンの関係の重要性は世界中でますます高まってきております。 ブロックチェーン分野とAIを専門とするプロジェクトのbitgritとMatrix AIが今回、東京大学にて合同でイベントを実施します。 本イベントでは、AI大国である中国の清華大学からトップ・データ・サイエンティストとして多方面に活躍するSteve Deng助教授と、データ活用のトップランナーとして国際的に活躍されている東京大学の越塚登教授をお招きし、中国と日本それぞれの観点から、これらの技術の可能性を語り合う会になります。 また、当イベントでは、お二方による登壇に加え、株式会社bitgritのCEO、Frederik Busslerがモデレーターを務めるパネルディスカッションも展開いたします。 イベントページ スケジュール: 13:00- 受付開始 13:30- イベントスタート (Matrix & bitgrit紹介) 14:00-14:45 (Steve Deng助教授スピーチ) “The fusion of AI and Blockchain for industrial intelligence” 5分休憩 14:50-15:35 (越塚教授スピーチ) "AI for Data, Data for AI: Global Data Platform and AI” 5分休憩 15:40 パネルディスカッション 16:30 ネットワーキング 17:30 イベント終了 場所: 東京大学伊藤国際学術研究センター 3F 〒113-0033 東京都文京区本郷7丁目3−1 詳細: 当日は同時通訳(英⇆日)がございます。 Steve Deng教授のスピーチタイトル: The Fusion of AI and Blockchain for Industrial Intelligence 越塚登先生のスピーチタイトル: AI for Data, Data for AI: Global Data Platform and AI Steve Deng助教授についてのご紹介: Steve Deng助教授は清華大学で学士号(1995)と修士号(1998)を取得し、2006年にはCarnegie Mellon大学でコンピュータサイエンスの博士号を取得しました。 彼の主な研究対象は電気設計・並列アルゴリズム・画像処理機械構造の自動化におけるAIです。過去には中国の高速鉄道設計においての危険を予測するAIの設計・開発に携わっていました。 また、代表的な著作であるStructured Integrated Circuit DesingやHigh Level Synthesisは有名な大学の教科書として採用されており、著名ジャーナルにおいて20編以上の論文を掲載しています。2017年にはPascal AIの国際大会において、彼の率いたチームが優勝した実績もあります。 越塚登教授についてのご紹介: 越塚 登教授 東京大学 大学院情報学環・教授 YRP ユビキタスネットワーキング研究所副所長 1994年3月 東京大学 大学院理学系研究科 情報科学専攻 博士課程修了、博士(理学). 1988年以来、TRON(リアルタイムオペレーティングシステムニュークリアス)プロジェクトに参加しています。 約30年間、ユビキタスコンピューティング、IoT(Internet of Things)、組み込みシステム、ヒューマンコンピュータインタラクション、およびコンピュータネットワークを研究してきました。 現在の主な研究対象は、IoT(Internet of Things)、ユビキタスコンピューティング、オープンデータ、組み込みリアルタイムシステム、オペレーティングシステム、およびコンピュータネットワークなど。 中国科学院計算技術研究所 客員教授 パネルディスカッションモデレーター:フレデリック・バスラー 株式会社bitgrit CEO 弱冠19歳で株式会社bitgritの最高経営責任者(CEO)に就任。様々な企業で培ったAIとブロックチェーンのノウハウと経験を活かし、bitgritが目指す「コミュニティ主導の民主AI」の実現に向けて企業を率いています。スマート・コントラクト・コードの脆弱性を特定する会社である「スマート・コントラクト・オーディティング(Smart Contract Auditing)」の創立者兼CEOとしてキャリアをスタートさせ、 さらにアムステルダムのMaven 11 Capitalのデータアナリストや、HealthDexのチーフデータオフィサー、Rare Genomics Instituteのブロックチェーンおよび機械学習の調査分析専門家、Agro Stock Exchangeの戦略アドバイザーなども歴任しました。 本イベントは「コミュニティ主導の民主AI」の実現を目指す株式会社bitgritと、中国に拠点を置くAI/ブロックチェーン企業Matrix AI Networkが共催いたします。 イベントページ
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2019/04/26Ripple(リップル)社の取締役にSBIホールディングス 北尾会長が就任
Ripple社は2019年4月26日、SBIホールディングス株式会社・代表取締役社長の北尾吉孝氏がRipple社の取締役に就任したことを発表しました。 https://twitter.com/yoshitaka_kitao/status/1121579603942764545 今回の人事異動では、前任である沖田氏(SBI Rpple Asia CEO )と交代する形で4月25日付けより就任となります。 北尾氏は今回の役員就任に関して、「ブロックチェーンとデジタル資産は世界中で送金のあり方に変革を起こしており、Rippleはこのポジティブな変化における立役者です。私は取締役としてこれまでの自分の経験と知見を役立たせ、Rippleの次の成長段階に貢献できる機会に興奮しています」と述べました。 また、RippleのCEOであるChris Larsen氏からは『APAC地域においての利用拡大を推進する完璧なタイミングでSBIグループのCEO/会長である北尾氏を取締役に迎えることができた』とコメントをしています。 https://twitter.com/chrislarsensf/status/1121571640868048897 記事ソース : Ripple