米仮想通貨規制が世界を動かす?8月制定目指す法案が与える影響
Crypto Times 編集部

米国議会で審議が進む仮想通貨市場構造法案(CLARITY法)は米国内の法整備にとどまらず、世界各国の規制設計にも波及する可能性があります。米国が世界最大の仮想通貨市場であるため、米国がどの種類のトークンを「商品」とみなし、どの監督官庁が管轄するかを決めれば、他国はそれに沿って自国制度を調整せざるを得ないとの指摘もなされています。
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CLARITY法の核心と米国市場への影響
CLARITY法の核心はSEC(証券取引委員会)とCFTC(商品先物取引委員会)の管轄分担を明確化する点にあります。これまで「証券かコモディティか」が曖昧だったため、米国内のプロジェクトは訴訟リスクに晒され、機関マネーは慎重姿勢を維持してきました。CLARITY法は8月初旬にトランプ大統領が署名する見通しで、現実的な施行スケジュールが見え始めています。
ベセント財務長官が議会に対して「最も重要なのはデジタル資産を米国に呼び込むこと」と発言し、CLARITY法可決を強く要請した経緯もあり、米国側のスタンスは「規制で抑え込む」から「規制を明確化して呼び込む」へとシフトしています。
XRP・RLUSDなど個別銘柄への波及
CLARITY法の影響は個別銘柄レベルでも観察されています。リップル社のチーフリーガルオフィサー(CLO)は、CLARITY法成立がXRPとリップル発行のステーブルコインRLUSDに追い風になると公式に説明しました。米国の規制明確化がこれまでSECとの訴訟リスクを抱えてきたXRP圏全体に新たな機関アクセス路を開く構図です。
日本の個人投資家にとっても影響は他人事ではありません。米国でトークン化された資産(株式・国債等)が「商品」として分類されれば、グローバルな取引フローが米国系プラットフォームに集中する展開が想定されます。日本の規制当局や国内取引所も米国モデルに合わせた制度設計への圧力が高まる可能性があります。
CLARITY法の成立はまだ確定ではありませんが、グローバルな仮想通貨規制の地殻変動を起こし得るイベントとして日本の個人投資家も中長期の保有戦略を考える材料として注視する必要があるといえます。
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