最近書いた記事
Press
2024/03/19Blast BIG BANGコンペ優勝プロジェクト「YOLO Games」とは?|Blastエコシステム最注目のGambleFi
イーサリアムでは多くのレイヤー2エコシステムが日々成長していますが、現在最も加熱しているのはBlastかもしれません。 [caption id="attachment_109943" align="aligncenter" width="1439"] https://defillama.com/chain/Blast[/caption] Blastは、NFTマーケットプレイス「Blur」創設者のPacman氏(@PacmanBlur)によって開発されるイーサリアムレイヤー2です。2月29日にメインネットをローンチしてからもTVLは右肩上がりに推移しており、そのエコシステムに対する注目は冷めることなく続いています。 Blastでは、1月から「Blast BIG BANG」と題したコンペティションを行っていました。そして、2月23日、3000以上の応募プロジェクトの中から、47の優勝プロジェクトが発表されました。 Blast BIG BANGコンペ特集|3000以上の応募から選ばれた47プロジェクトを全紹介! 今回の記事では、BIG BANGコンペ優勝プロジェクトの1つである「YOLO Games」を特集します。 YOLO Gamesとは? Big BANG BLAST優勝プロジェクトGambleFi:開発者向けエアドロップを全てプレイヤーへ還元予定 YOLO Gamesは、BIG BANGコンペにてGambleFiカテゴリーとして選ばれた6つのプロジェクトのうちの1つです。 Blastでは、BIG BANGコンペ選出プロジェクトに対して、開発者向けのエアドロップを実施すると発表しています。 YOLO Gamesは自身に割り当てされる$BLASTエアドロップを、100%プレイヤーに対して還元すると発表しており、プレイヤーのより良いゲーム体験の実現に努めているGambleFiと言えるでしょう。 全てのゲームを完全にオンチェーンで提供 GambleFiを楽しもうとするプレイヤーにとって、ゲーム結果が運営によって操作されておらず、公平であるかどうかは非常に重要です。 YOLO Gamesでは、全てのゲームが完全にオンチェーンであり、ランダム性と価格フィードのために様々なオラクルを使用しています。 全てのランダム性を常に検証可能とすることで、YOLO Gamesはプレイヤーが求める透明性や公平性を実現しています。 プレイヤー重視のインセンティブを構築:手数料や利回りの100%を還元 YOLO Gamesでは、プレイヤー報酬が重視されています。その試みをいくつか紹介します。 ゲームから発生した手数料の100%をプレイヤーに還元 ネイティブ利回りの100%を還元 Blastインセンティブを100%還元 YOLO Gamesでは、手数料の還元について幾つかの方法を用意しています。ここでは、そのうち主要な2つであるRakebackとくじ(Lottery)について紹介していきます。 Rakeback:30%分の手数料を還元 Rakebackは、手数料還元施策の30%を占めており、一定期間にわたって利用料金の一部をプレイヤーに還元する仕組みです。例えば、とあるプレイヤーが1ETHを手数料として使用した場合には、手数料還元として0.3ETHを請求することが出来ます。 この手数料返還請求の期間は、12時間ごとに4つのフェーズで構成されています。各フェーズでは4分の1ずつ(上記の例だと0.075ETH)の返還を請求することが可能となっています。 フェーズが移ってしまうと、前のフェーズの手数料は請求出来なくなることには注意が必要です。 くじ(Lottery):15%分の手数料を還元 もう1つのプレイヤーにとって身近な還元は、くじ(Lottery)です。これは、手数料還元施策の15%を占めています。 プレイヤーはYOLO Gamesで遊ぶことによってポイントを獲得出来ますが、1000ポイントごとにチケットを1枚獲得可能です。 このチケットを使うことで、賞金を獲得できるくじに参加することが可能です。この賞金プールは手数料によって構成されています。 くじは、デイリー抽選とウィークリー抽選が用意されており、プレイヤーは好きな方で抽選に参加することが可能です。 その他にも多くの手数料還元を実施予定 ここまで紹介してきた手数料還元は、全体の45%を占めるものです。 残りの55%については、30%が将来のプロモーションやインセンティブに使用される予定とのことであり、20%の用途についてはまだ未発表となっています。 勝っても負けてもポイントを稼ぐことが可能 YOLO Gamesが提供するゲームでは、勝っても負けても報酬がもらえます。ゲームに参加するたびにポイントを獲得し、リーダーボードのランキングも上がっていきます。 デイリークエストをこなしたり、マイルストーンを達成することで、シーズン終了ごとに多くの報酬を得ることも可能です。 YOLO Gamesのゲーム紹介 オンチェーンゲームのスイートを提供 YOLO Gamesは、オンチェーンゲームのスイートを提供しています。 勝者が1人のみのハイリスク・ハイリターンなゲーム(YOLO)から、敗者が1人だけのローリスク・ローリターンなゲーム(Poke the Bear)まで、幅広く提供されています。 ここでは、現在、YOLO Gamesで提供されている3つのゲームを紹介していきます。 MOON or DOOM:BTCやETHの価格傾向を予測 一定時間の間に暗号資産の価格が、上昇(MOON)するか下落(DOOM)するかを予想します。的中すれば、勝利となります。 予想する暗号資産は、ETHUSDとBTCUSDのペアとなります。これらの価格情報は、Pythのフィードから直接取得されたものです。 実際のプレイ画面 上記添付画像が、実際のYOLOの画面となります。 一定時間ごとの価格を基準に、その価格よりも上昇しているか下落しているかを予想します。基準となる価格は「Current」となっている価格です。(上記画像の場合、$68,562.9) 価格を予測する期間は、BTCとETHで異なっており、BTCの場合は5分間、ETHの場合は1分間となっています。 時間が経過した後は、最終結果が表示され、予想が的中した人には報酬が与えられます。 ここで注意が必要なのは、最終価格は画面に表示されている価格ではなくオラクルによって決定された価格になることです。それぞれに時間差があるため、DOOMの結果がMOONの結果に変わる(またはその逆)こともあります。 また、まずありえないことではありますが、始値と終値が同じとなった場合には、両者(MOONとDOOM)敗北となります。 YOLO:勝者総取りの宝くじ YOLOは、勝者総取りの宝くじです。プレイヤーは共有ポットにETHもしくはUSDB(Blast上のステーブルコイン)をベットします。プレイヤーの勝率はポット総額の自身のベット金額に比例するようになっています。 ベットが終了すると、ランダムに勝者が1人選ばれます。勝者は手数料を除いた全額を獲得します。 このランダム性には、Gelatoが使用されており、結果の透明性や公平性が証明できるようになっています。 実際のプレイ画面 上記画像は実際のYOLOのプレイ画像です。ベットした金額に比例して、それぞれのプレイヤーの領域が多くなっており、勝率が高まっていることが分かります。 プレイヤーはタイマーが切れる前に、ETHもしくはUSDBをベットします。タイマーが切れると、ホイールが回転します。 ホイールが止まったプレイヤーは、そのラウンドでベットされた金額の全てを獲得することが可能です。 最低入金額として、0.01ETHに相当する額をベットする必要があります。 Poke the Bear:熊を起こさないようにつつくゲーム Poke the Bearは、敗者が1人だけになるように設定されたゲームであり、YOLOをローリスク・ローリターンにしたようなゲームです。 プレイヤーは特定の金額をベットし、眠っている熊がいる洞窟に入ります。プレイヤーは交互に熊をつつき、熊が目を覚まさないように祈ります。仮に熊が起きた場合には、他のプレイヤーで賞金プールを山分けします。 これも、YOLOと同じく、Gelatoによって透明性と公平性を証明できるようにしています。 実際のプレイ画面 Poke the Bearでは、幾つかのグループ(Cave)が設定されており、それぞれ参加費やプレイヤー数が異なっています。 上記添付画像の場合、「参加費0.03ETH、プレイヤー数6人、賞金プール0.18ETH」のCaveとなっています。 仮にこの枠に参加し勝者となった場合には、手数料(3%)を除いた賞金プールを5人で山分けすることになるため、一人当たり「0.03582ETH」を獲得することとなります。 Caveは数多く設定されており、中には参加費が25ETHにも及ぶ高額なものも設定されています。 熊をつつくプレイヤーはランダムに選ばれます。熊をつついてしまったプレイヤーは、唯一の敗者となり他のプレイヤーたちが報酬を得ます。(右のプレイヤー枠参照) 熊が起きるかどうかは完全にランダムなため、必ずしも最初の方につついたプレイヤーが有利になる訳ではありません。 独自トークン$YOLOをローンチ予定 YOLO Gamesでは、独自トークン$YOLOをローンチ予定です。 ローンチは、暫定的に2024年5月に予定されています。これは、$BLASTのトークンローンチと同じ時期となっています。 $YOLO獲得方法 現在の$YOLOの獲得方法として、2つあります。 1つ目は、シーズン1でポイントを獲得し、リーダーボードに乗ることです。 2つ目は、LooksRareで$LOOKSをステーキングすることでYOLO Shardsを獲得し、将来的に$YOLOと交換することです。 それぞれ詳しく解説してきます。 ゲームをプレイしてポイントを稼ぐ [caption id="attachment_110008" align="aligncenter" width="1439"] https://yologames.io/rewards/leaderboard[/caption] YOLO Gamesでゲームをプレイすることで、ポイントを稼ぐことが出来ます。シーズン終了後に$YOLOと$BLASTを手に入れることが出来ます。 ポイントは、ゲームの勝敗に関係なく獲得することが出来ます。また。3つのゲームを紹介してきましたが、それぞれのラウンドの最初に参加することで、追加で500ポイントを獲得することが出来ます。特に、YOLOのラウンドに最初に入金した場合には、3000ポイントを獲得することが出来ます。 また、全てのゲームには倍率が設定されており、賭けた金額によっては通常以上のポイントを獲得することが出来ます。 [caption id="attachment_110009" align="aligncenter" width="1439"] https://yologames.io/rewards[/caption] この他にも、デイリークエストやマイルストーン、紹介といった様々な方法が用意されており、自分に合ったポイント稼ぎを行うことが可能です。 LooksRareで$LOOKSをステーキングする [caption id="attachment_109996" align="aligncenter" width="1439"] https://looksrare.org/rewards[/caption] $LOOKをステーキングすることで、YOLO Shardsを獲得することが可能です。 YOLO Shardsを獲得する速さは、1$LOOKにつき、1分間で0.01YOLO Shardsとなっています。 また、長期間のステーキングに対してインセンティブが与えられており、$LOOKのステーキングが1ヶ月継続するごとに0.5倍の倍率が加算されるようになっています。 $YOLOには興味があるけれども、ギャンブルは苦手という方に向けた仕組みと言えるかもしれません。 YOLO Gamesまとめ ここまで、YOLO Gamesについて紹介してきました。 Blast BIG BANGコンペ優勝プロジェクトという知名度だけでなく、プレイヤーの需要に合わせた幅広いゲーム展開や、将来のトークンローンチへ向けたキャンペーンにも余念がありません。 5月のトークンローンチへ向けて注目が集まるBlastですが、その中でもYOLO Gamesは、GambleFi分野において一際注目を集めているプロジェクトと言えるでしょう。 YOLO Games各種information YOLO Games公式サイト:https://yologames.io/ja X:https://twitter.com/YOLO_Blast Discord:https://discord.com/invite/7SHJdtZz37 Sponsored Article by YOLO Games ※本記事はYOLO Gamesさまよりいただいた情報をもとに作成した有料記事となります。プロジェクト/サービスのご利用、お問い合わせは直接ご提供元にご連絡ください。
Press
2024/03/14Wizardryシリーズ初のブロックチェーンゲーム「Eternal Crypt – Wizardry BC -」体験レポート
Eternal Crypt - Wizardry BC -(以下、エクウィズ)は、伝統的RPG「Wizardry」にブロックチェーン技術を取り入れたWeb3ゲーム(BCG)です。Wizardryは、1981年にアメリカで発表された3Dダンジョン探索型のRPGシリーズであり、40年以上が経つ今も、世界中で根強い人気を誇る不朽の名作です。 以前より、多くの関心を集めていたエクウィズですが、3月7日についにローンチをしました。 \🎊 #エクウィズ ついに正式リリース‼️🎊/ 『Eternal Crypt - Wizardry BC -』は、本日2024年3月7日(木)18:00(JST)より正式リリース版の配信を開始いたしました。 【アプリダウンロード・プレイ開始はこちらから!】 ▼App Storehttps://t.co/kCAscQfbKu ▼Google Play… pic.twitter.com/euF5vbnYCc — Eternal Crypt - Wizardry BC - | エクウィズ (@WizardryBC) March 7, 2024 今回の記事は、ゲームの紹介及び筆者が実際にプレイしてみた体験レポートを組み合わせたものとなっています。 エクウィズとは? 体験レポートを紹介していく前に、まずはエクウィズについて紹介してきます。 ドット風味の3Dゲームデザイン エクウィズでは、ドット風味の3Dキャラデザインが採用されており、古き良きWizardryの姿を思い起こすものとなっています。 それでいて、敵との戦闘の時にはキャラクターがしっかりと動くため、昔のWizardryの雰囲気のままに、Web3にアップデートされたデザインとなっています。 自動戦闘システム:タップ(クリック)をすることで追加ダメージを与えることが可能 WizardryといえばRPGのゲームシステムが有名であり、多くの戦略を練ることができることでも知られています。 複雑な戦略が必要になりがちですが、エクウィズでは冒険者のステータスシステムをしっかりと作り込みながら、自動戦闘システムを採用することで、RPG初心者でも安心してゲームを楽しむことが出来る作りになっています。 また、敵をタップすることで、追加ダメージを与えることが出来るようになっており、パーティの強化はもちろん、主人公をレベルアップさせ、装備(レガシーアイテム)を揃えていくことで、より有利に戦闘を進めることが可能です。 ゴールドでパーティを雇用&レベルアップしていく [caption id="attachment_109507" align="aligncenter" width="830"] 一気に100や1000単位でのレベル上げも可能 ※右画像赤枠参照[/caption] 敵を倒したり宝箱から入手できるゴールドを使用することで、パーティを組んでいきます。プレイヤーは敵をタップする事で追加ダメージを与えることが可能です。 ゴールドはパーティーメンバーの雇用やレベルアップに使用します。敵の体力や与えるダメージなど、かなりのインフレを見せるので、レベルアップは必須となります。 100レベルを超えるまでに成長させることも必要ですが、一気に100や1000の単位でレベルをあげることもできるようになっており、100レベル上げるために100回タップする必要はありません。ユーザー体験が良いものとなっています。 放置でもゲームの進捗を進めることが可能 [caption id="attachment_109491" align="aligncenter" width="1439"] 放置するだけでもゴールドを稼ぐことが可能[/caption] 攻略を進めるためにはゴールドが必須ですが、常にアプリを開いておく必要はありません。 ゲームを終了した状態でも、裏でパーティが敵を倒してくれているため、暫くの間ゲームを放置していたとしてもゴールドを獲得することが出来ます。 ゲーム再開時には、放置によって溜まっていたゴールドを使用してパーティを強化した上で、ゲームを再開することが可能です。 $BCと$MATICを組み合わせたトークノミクス:お金を稼ぐことも可能 エクウィズは、$BCと$MATICの2つのトークンを採用しているBCGです。 ゲーム内では$BCを稼ぐことが出来、$BCを用いてアイテムの購入など冒険を有利に進めることが可能です。 入手するアイテム次第では、後述するようにNFT冒険者を獲得することもでき、$MATICを入手することも出来るため、ゲームを楽しみながら、お金を稼ぐことも可能になっています。 無料プレイが可能 多くのブロックチェーンゲームは、初期プレイにNFTが必要となっていることが多くあります。しかし、エクウィズでは無料でゲームを楽しむことが可能です。 後述するように、課金要素(NFT冒険者)もあり、課金をした方がよりゲームを楽しむことが出来ますが、それでも無課金状態でも十分にゲーム進行を進めることが可能となっています。 IOSやAndroid、ブラウザに対応 エクウィズは、IOSとAndroidの両方に対応しているだけでなく、ブラウザでもプレイすることが可能です。筆者は今回、ブラウザ版とAndroid版を使用してゲームをプレイしてみました。(スクショ画像は全てブラウザ版のものです) クリックやメニュー選択の遅延などなく反応するようになっており、強敵と戦う際にキャラクターをレベルアップしてDPS(1秒あたりに与えられるダメージ)を高める際にも、すぐに対応されるようになっています。 エクウィズのゲームシステム ここからはより詳細なエクウィズのゲームシステムについて紹介していきます。 フロアごとにボスを倒してダンジョンを攻略していく [caption id="attachment_109517" align="aligncenter" width="1262"] ボス(Memesis)を倒して次のフロアへ攻略を進めていく[/caption] 各階には49までのフロアが設定されています。各フロアでは、5体のモブ敵と戦った後に、そのフロアのボスと戦います。ボスに勝利した場合には、次のフロアに進むようになっています。(つまり、1階ごとに合計で49体のボスと戦うことになります) このボスが非常に強敵であり、序盤では比較的楽に倒せるものの、3階のボスになれば、フロアが一つ進むごとに相手の強さは様変わりしてきます。 30秒という制限時間内でボス攻略を目指す 各ボスには30秒という制限時間が設定されており、時間内に倒せなかった場合には、モブ敵をひたすら倒しゴールドを稼ぐ方に進みます。 ボスとはいつでも再戦することが出来、「モブ敵と戦いゴールドを入手」→「ゴールドでパーティを強化しボスに再戦」を繰り返すこととなります。 新たなフロアを開拓することで$BCを獲得 [caption id="attachment_109526" align="aligncenter" width="1439"] (左)宿屋に帰還し$BCを獲得。(右)$BCを消費して採掘力を回復[/caption] エクウィズの独自トークンである$BCは、新たなフロアを開拓した上で街へ帰還すると獲得できます。仮に、新たなフロアを開拓していなかった場合には、一切獲得出来ませんので注意が必要です。 また、獲得するたびにNFT冒険者の採掘力を消費していきます。消費した採掘力は$BCで回復することが可能です。 街への帰還を繰り返すことでパーティを強化 [caption id="attachment_109483" align="aligncenter" width="1439"] 街への帰還は攻略を進める上で非常に重要[/caption] 街へ帰還するとAPポイントを入手することが出来ます。$BCは新たなフロアを開拓しないともらえませんが、APポイントは変わらず入手することが出来ます。 APポイントは、冒険を有利に進めることが出来るレガシーアイテムの入手及びレベルアップに使うことが出来、パーティ戦力の底上げをすることが可能です。 あまりにボス敵が強く、モブ敵を倒して得られるゴールドではパーティの成長が追いつかないということであれば、街へ帰還してAPを獲得するのも攻略の手段として有用です。 ミミックを倒すことでボーナスゴールドを獲得 ゴールドは敵を倒すことで獲得していきますが、確率で現れるミミックをタップすることでも、獲得することが出来ます。これの獲得量はかなりのものですので、見つけた際には忘れずにタップしましょう。 エクウィズでは、リリース直後にはミミックの出現率が上昇するようになっているため、今のうちにミミックを倒して進捗を進めるのがおすすめです。 どうやったら稼げるの? NFT冒険者の売却が基本方針 [caption id="attachment_109503" align="aligncenter" width="829"] ゲーム内マーケット[/caption] ゲーム内通貨としては、$MATICと$BCの2つが採用されています。 ゲームの中で$MATICを直接的に稼ぐ手段はなく、ゲーム内で獲得したNFT冒険者を出品し他プレイヤーに売却ことで、$MATICを稼ぐことが出来ます。また、NFTアイテムの出品も可能となっています。 NFT冒険者を入手するには「灰」と「魂」、もしくは「紹介状」といったNFTアイテムを使用することで獲得できます。これらアイテムは、ダンジョンの中で獲得できる宝箱からのドロップや、$BCによる購入で獲得することが可能です。 $BCを稼ぐにはNFT冒険者が必要 [caption id="attachment_109489" align="aligncenter" width="1439"] 右がNFT冒険者。左のコモン冒険者(非NFT)とは異なり採掘力を有している。※赤枠参照[/caption] 新しいフロアを開拓して街に帰還すると$BCを獲得することが出来ますが、これには「採掘力」というパラメータが重要になってきます。採掘力があるメンバーがいなければ、$BCを獲得することはできません。 採掘力を持った冒険者はNFT冒険者(レア以上)であり、デフォルトで雇用できる冒険者(コモン)は採掘力を有していないため、新しいフロアを開拓したとしても$BCを入手することはできません。 NFT冒険者のレアリティはランダムで決定(ガチャシステム) [caption id="attachment_109521" align="aligncenter" width="1439"] NFT冒険者のレアリティ次第では上振れも可能[/caption] NFT冒険者は、アイテム「候補者リスト」を使用することでも入手が可能です。レアリティは「レア」「エピック」「レジェンド」からランダムに選出されます。筆者は運良くエピックを入手することが出来ました。 いわゆるガチャシステムが採用されているため、想定以上の上振れをすることも狙えるようになっています。 無課金の場合は宝箱からのアイテムドロップが鍵 無課金で進める場合には、NFT冒険者を手に入れるためのNFTアイテムの入手が最初の鍵となります。 これは街へ帰還することで入手できる宝箱から入手することが可能ですので、じっくりと宝箱開封から進めることになります。 稼げる機会を増やすためにも早期のNFT冒険者入手がおすすめ 攻略を進めて宝箱を獲得したり$BCを稼ぐためには、フロア攻略を1つでも進めることが大切ですが、フロアが進むごとにボスの体力はかなり増えていくため、深く潜りすぎるとフロアを進めていくことが難しくなり、$BCトークンを獲得できる機会が減るかもしれません。 そのため、無課金でも十分にゲームを楽しむことは出来ますが、初期投資を行い最初からNFT冒険者を揃えておく方が、よりゲーム攻略を楽しめますし、稼げる機会も増やすことが出来ます。 実際にプレイしてみたエクウィズ体験レポート チュートリアルが非常に丁寧 [caption id="attachment_109481" align="aligncenter" width="1439"] 段階を踏んだチュートリアルがあるため、操作方法や何をすべきかがすぐに分かる[/caption] 私自身、RPGには慣れ親しんでいましたが、BCGに本格的に参入するのは初めてであり、また画面タップ(クリック)を主軸とした戦闘システムは全く予想がつきませんでした。 エクウィズでは、チュートリアルが設定されており、無理なく、また進行の邪魔をしない段階的な内容となっているため、自然とゲーム理解を深めることが可能です。 数分の隙間時間にプレイすることが容易 タップによって追加ダメージを与えることもできますが、パーティを育てていけば、パーティが与える自動ダメージだけでも十分なDPSを出すことが出来るため、ゲームに張り付く必要がありません。 また、ボス戦も30秒という短時間で決着がつくため、日常のちょっとした隙間時間にプレイすることが容易となっています。電車の待ち時間や、昼休憩の合間にも気軽にプレイすることが可能です。 総評 最新技術を用いながらもWizardryの雰囲気が上手に再現されている 筆者はスーパーファミコン時代のWizardryをプレイしたことがありますが、エクウィズはダンジョンや敵のデザインなど昔のWizardryを参考にしているように思えました。 エクウィズは、最新のブロックチェーン技術を取り入れたBCGでありながら、ドット風味の古き良きWizardryを彷彿とさせる作りとなっており、温故知新な箇所に新規性を高く感じました。 中長期的に楽しむことが可能 街へ帰還する回数が限られており、その回数の回復や、宝箱を開けるために8時間ほどかかるなど、じっくりと腰を据えて攻略を進める仕組みとなっています。 日常の隙間時間に行うカジュアルゲームとして特化しているように感じました。放置で進捗を進められるため、ゲームに張り付く必要がないのも好印象でした。中長期的に楽しむことが出来るようなゲームになっていると思いました。 RPG初心者でも問題なくプレイ可能 基本的には、タップだけで敵を倒していけるため、細かな操作が必要ありません。また、ゲームオーバーもなく、ボスに何度も再戦しても不利になることはないため、PRGをしたことがない方でも問題なく楽しむことが可能です。 BCG入門としてもおすすめ RPG初心者だけでなく、RPGには慣れ親しんでいるけれどもBCGには馴染みのないという方にもおすすめです。 基本的なゲームシステムはRPG部分だけで十分楽しめるようになっています。そこからゲームを楽しむべく一歩踏み出してBCG要素(NFTなど)に踏み出せばより楽しめるようになっています。 まずは、BCGゲームの雰囲気に慣れてそこからNFTを購入し本格参入していく入口としても非常に良いきっかけになるかと思いました。 以上が筆者が実際にゲームをプレイした体験レポートになります。 非常に完成度が高いゲームであり、初心者でも玄人でも、隙間時間に手軽に楽しめるカジュアルゲームという印象でした。 ゲームシステムも面白く無料で楽しむことも出来るため、興味が湧いた方は是非、アプリをダウンロードしてプレイしてみてはいかがでしょうか? エクウィズ各種information 公式サイト:https://wiz-eternalcrypt.com/ App Store:https://apps.apple.com/jp/app/eternal-crypt-wizardry-bc/id6472748376 Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=ae.zealnova.ECWizBC X:https://twitter.com/WizardryBC Discord:https://discord.com/invite/wizardrybc Telegram:https://t.me/WizardryBC Press Released Article ※本記事はプレスリリース記事となります。サービスのご利用、お問い合わせは直接ご提供元にご連絡ください。
レポート
2024/03/113月3日に福岡市で開催された「Fukuoka Web3 Pitch」の潜入レポート
3月3日14時から福岡市エンジニアカフェ(https://engineercafe.jp/ja)にて、「Fukuoka Web3 Pitch」が行われました。 このイベントは福岡市からの委託を受けたFracton Ventures株式会社(https://fracton.ventures/)によって開催され、「福岡拠点でWeb3領域での起業を考えている方や福岡拠点のWeb3スタートアップ」を対象として行われました。 この記事は、筆者が当イベントに参加した際のレポとなります。セッションの要約と実際の対談を織り交ぜながら、紹介していきます。(対談形式で引用している登壇者の文言や言い回しに関しては、必ずしも厳密に文字起こししたものではないことをあらかじめご承知おき下さい) ※記事執筆にあたって、Fracton Venturesよりイベント会場の写真提供を頂きました。快く提供をして下さったこと、この場を借りてお礼申し上げます。 ※登壇者及び関係者に対する敬称は、対談形式の部分では付けず、それ以外では氏をつけさせて頂いています。 開会の挨拶 ビニール氏による挨拶 [caption id="attachment_109207" align="aligncenter" width="1439"] 提供:Fracton Ventures[/caption] まず最初に、Fracton Ventures株式会社のビニール氏より開会の挨拶がされました。 今回のイベントの全体構成及び「福岡市からWeb3グローバル人材の創出」といった目的や、スポンサー「telos」のJohn Lilic氏からのビデオメッセージが流れました。その他、パートナーの方々の紹介もされました。 セッション1:先輩起業家から学ぶ -Global Web3 Projectsの経営- [caption id="attachment_109208" align="aligncenter" width="1439"] (左から)Moriki Kamio氏、キクチ・マサカズ氏、亀井聡彦氏 提供:Fracton Ventures[/caption] 登壇者紹介(敬称略) Moriki Kamio(@0xmoriki):Sakaba Founder キクチ・マサカズ:Secured Finance AG Founder & CEO 亀井聡彦(@tolehicoJP):FractonVentures Co-Founder ※モデレーター 自己紹介とクリプトに興味を持ったきっかけについて Moriki:(イベントには)若い人も多く参加していますが、自分も若い部類かなと思っております。SAKABAでは、分散型ゲームのパブリッシュプロトコルを作っています。(弊社の)メンバーは日本だけでなく、韓国やマレーシアなど様々です。元々は、イーサグローバルハッカソンのファイナリストになったりしたところから、始まっています。 クリプトに入ったきっかけは、SaaSなどで海外進出するのが難しく、グローバル基準を考えた時に、日本にローカライズさせたものをグローバル進出させるのは難しいと思っていました。そこで、SaaSではなくクリプトに興味を持ちました。日系企業から転向という経歴もあり、皆様に興味ある話が出来ればと思います。 キクチ:Secured FinanceというというDeFiプロジェクトをしています。元々は、TradFiで働いていました。セールスもトレーダーもいて、新しい商品を作って出すという面白い世界でした。所謂日系の企業で働いたことはなく、外資で働きながら日本のマーケットを見てきました。 リーマンショックや、LIBORスキャンダルといった金融機関における中央集権的な大問題が起こりました。それをきっかけとして金融からプログラマーになろうとして、留学もして自分自身に5年間くらい投資していました。その時はハーバードにいたのですが、MITに行くとハッカソンがありました。国際視点というか、インターネットの視点で本当にやりたいことベースでやっていくことに目覚めました。それが出来る環境といえば、Web3ということになりました。 その後、エンジニアとして働き始ました。MITのハッカソンでお世話になった人もいて、何か貢献したいという思いもあり、イベントを主催するようになって、そこからアクセラレーターになっていったりしました。それで今に至るといった感じですね。 今、クリプトの世界には、「金利のトレーディングマーケット」や「債券のマーケット」がありません。その理由として、貸し借りのマーケットも小さく、まだ需要が小さいということを思いました。そこで、私は誰もがオーダーブックを通じて、誰もが金利の取引が出来るというということをやっています。 まず最初にどうやってチーム組成をやっていきましたか? Moriki:チーム組成は最初のコアメンバーと、後から必要なプロフェッショナルを揃えていくという2軸があるかと思います。自分たちの場合は、色々なハッカソンに参加し、優秀なエンジニアに投げかけていくという形をしていました。英語ができるなどといった条件もありますが、ハッカソンで探すというのがコスパがいいかなと思いました。 自分たちの領域がゲームということもあり、日本、韓国、台湾、香港といった地域の中でIPの交渉が出来る人がいるといいと思ったので、そこでIPの中で戦える人間を揃えていっていきました。 キクチ:私もハッカソンは大事だと思っています。コアな人と繋がれますし、どういった考えを持っているのかも分かります。質問を投げた時の反応もありますし、またどこかで会った時にも関係を構築できます。ハッカソンといった開かれた場所に足を運ぶっていうのも大事だと思いました。 最初のエントリーポイントを増やしていくというのも大事で、海外の優秀な人たちも、早いところから目を付けようとしてきており、ネットワークを張り巡らせているので、足をきちんと運ぶっていうのも大事だと思いますね。 [caption id="attachment_109209" align="aligncenter" width="1439"] 筆者による撮影[/caption] 調達周りについて教えて下さい Moriki:自分は2回目のラウンドを回っているところですが、文脈として、会社としてどういう方向に持って行きたいということをファーストラウンドからが分かっているのが大事と思っています。プロジェクトの課題とか諸々整理しやすいかと思います。また、VC側からしてもお金を回収しないといけないので、トークン周りとかどうなっているのかとか、どういったバリューを出せるかとか、どんなインキュベーターがいるのかなど大事かと思います。 キクチ:ナラティブが大事だと思います。波に乗って(VCに)ストーリーを提示するのが大事かなと思います。自分たちもアクセラレーターをしましたが、最初と最後では(ナラティブは)全く変わらず強化されたりといったことがありました。壁打ちが大事で、ひたすら自身のナラティブを組み立てたり、Mediumでの発信をしていると、VCの人が呼んでくれたりしますね。 VCや投資家のTierについてお話をお聞かせください キクチ:地合いが良かったというのもありますが、問題意識自体はあったので、それをナラティブにしたら、紹介の紹介の紹介という形で、どんどんtierが上がったということもありました。 Moriki:自分たちも、紹介で次に繋がったというのもありますし、コンセプトを突き詰めるところから始めるっていうのもあります。時期によって(コンセプトが)刺さるかどうかもあります。ファウンダーと投資家では、それぞれ視点が違っていたりするので、ナラティブを誰でもわかるようにするのが大事かなと思います。ファウンダー視点だけだと、製品の受け答えはできても、トレンドやナラティブが不足することがあります。 [caption id="attachment_109210" align="aligncenter" width="836"] 提供:Fracton Ventures[/caption] チームの規模感やどのように成長をしていったかを教えて下さい Moriki:最初は数人でアクセラレーターを回っていって、今は7人くらいです。 キクチ:ハッカソンで知り合った四人から始まりました。そこからアクセラレーターや資金調達などあり、10人まで拡大していきました。そしてシニアを雇って、そこの下にジュニアを、という形になっています。 小規模とか大規模で違ったりということはありましたか? キクチ:シニアを雇ったという話をしましたが、Web3業界は若いので、その中でシニアっていう人はいません。となると、TradFiでのシニアの人を雇うということになります。すると、優秀ではあるけれども、クリプトネイティブではなく、ギャップが出たりはしました。自分の持っているパッションと、新しくきた人のパッションが違っていて、スローダウンしてしまうというのはありました。 Moriki:こちらとしても、複数国で共同でやっているのもありますし、事業ごとに人を変えるってのはありますね。ゲームやIPの領域だとエンタープライズの事情などありますし、クリプトネイティブではなくてシンプルに仕事が出来る人を配置するということはあります。一方で、プロダクトを作る部分に関しては、クリプトからしか人を雇わないということはありますね。完全に切り分けているところはあります。チーム文化も変わってきますよね。 [caption id="attachment_109211" align="aligncenter" width="836"] 提供:Fracton Ventures[/caption] 福岡市からグローバル人材を、という視点でとなるとどのようにすればいいと思いますか? キクチ:強みとして、また海外のペインポイントとして、日本に進出したいけど日本語ができないっていうのがあります。そこで、日本でのエコシステムに入り込むってのも大事かなと思います。何かしらのイベントがある際の候補地に、福岡が選ばれるっていうのもあるかなと思います。私自身、海外の人と交流する中で、日本の文化の紹介などをして慣れ親しんでもらったりして、海外の人が日本に来てくれたりといったことがありました。 Moriki:海外の大きいプロジェクトでも、コミュニティを作る場所を探しているという背景があります。福岡の開発者コミュニティは大きいということも伺っています。例えば、タイの経済的基盤はバンコクですが、ハッカソンだとかはチェンマイでやっていたりします。そうしたポジション取りをしていければなと思います。最低限の英語スキルさえあれば、全然、エコシステムにも入っていけると思います。エコシステムに入っておかないと、そもそも話になりませんしね。 [caption id="attachment_109212" align="aligncenter" width="836"] 提供:Fracton Ventures[/caption] それぞれ言い残したことや、これからWeb3に貢献しようとしている人へアドバイスなどありますか? Moriki:個人的にブルマーケットは2025年だと思っていて、今の感覚は前のDeFiサマーの前の感じかなと思っています。その時が来たらやろうと思っていることを、今のうちからやっておくというのが大事かなと思います。自分としても、作り込んでおけばもっと大きいことができたのかなと思っています。今がベストなタイミングだと思っています。やるとなれば、壁打ちでもなんでも貢献させてもらえればと思います。 キクチ:ピッチの段階で自分のプロジェクトが未成熟だなと思っていても、投資家視点だと未熟でもそれを成長の予測として好意的に見てもらえたりします。行動が大事かなと思います。スタートアップはやっぱりそういったところが大事です。投資家の側からしても、リスクが大きい一方で、リターンは初期に入れた方が大きくなります。それもあって、若い人を育てようとして、リスクをとってくれます。また、お金を入れたからには育ててくれます。海外にはそういう文化がありますし、日本でもそういった文化が広まってくれるといいなと思います。 最後に、亀井氏からの「インキュベーターの我々としても仰ってることはわかりますし、福岡市もリスクをとってくれてますし、すごくいい話だと思いました。皆で盛り上げていけたらと思っています。登壇していただき、ありがとうございました。」との言葉で締め括られました。 セッション2:Web3 Pitch [caption id="attachment_109213" align="aligncenter" width="1439"] 筆者による撮影[/caption] 次に、事前先行を通過した、6チームのピッチが開催されました。各チーム5分間の持ち時間で、2分間の質疑応答がされました。 優勝チームと準優勝チームが選出され、閉会時にそれぞれ発表されました。 ここからは各チームのPitch内容及び質疑応答を箇条書きという形になりますが、紹介していきます。 審査員(敬称略) FUJITA TAKUYA(@peaceandwhisky):Cosmos Japan Adminエンジニア 紫竹佑騎(@79yuuki):合同会社 暗号屋代表社員 両角将太(@ryokado):F Ventures代表パートナー 大島拓也:株式会社セブン銀行ITデザイン室 担当 金光碧(@KanemitsuMidori):株式会社bitFlyer Head of Crypto Strategy Office ※オンラインにて参加 カバDAO:コーヒー好きのためのプロジェクト [caption id="attachment_109214" align="aligncenter" width="1439"] 筆者による撮影[/caption] 問題意識:気候変動によってコーヒーの市場価格が、ドルベースで2倍、円ベースだと4倍になっている。顧客視点だとその実感はあまりないが、それはそのコストを店舗が吸収しているためである。しかし、それも最早限界であり、小売価格に転化され始めている。しかし、小売は対応できない。 提案:コーヒーカスをトークンで仕入れ、コンポストとして土壌に返して、価値を生み出す。コーヒーカスをゴミとしてではなく価値として回収するという点が特徴。一般消費者をエコシステムに巻き込むにはどうすればいいのか、現在実証実験をやっている最中。 現在の状況:上記の実現のためにプラットフォームを開発しようとしているところである。エコシステムにトークンを盛り込んでDAOの要素も入れて、来年はどこの豆を仕入れるかといった投票も可能かと考えている。参加者が増えることで、ガバナンストークンの価値が上がるというインセンティブもある。 収益について:店舗への卸販売。最初はコーヒー農園からがメインとなるが、コーヒーカスからなるリジェネラティブな商品が増えていくにつれて、高い経営効率が見込める。参加店舗が増えていくと、コーヒー豆を安く仕入れることも可能であり、良いサイクルが見込める。ターゲット市場としては、2万店舗を考えており、利益率は15%を考えている。 質疑応答 Q:ゴミを集めて収益化してDAOとして還元とあるが、そのゴミは一般家庭のものですか? A:一般家庭のコーヒーカスや店舗から出るカスを考えています。 Q:(発表の中で)競合がいくつか出てきましたが、ステークホルダーとして一緒にやっていくのが大事かなと思います。どうして競合として書いたのですか? A:競合という書き方をしましたが、将来的にはDAOのトークンホルダーになってもらえればと思っています。部分的にでも一緒になってやっていければと思っています。 Fukuoka Web3 Climate Action:Web3と脱炭素 [caption id="attachment_109215" align="aligncenter" width="1439"] 筆者による撮影[/caption] 提案:福岡市は脱炭素目標を掲げており、2040年度に、温室効果ガス排出量実質ゼロを目指している。そうした脱炭素の取り組みを、KlimaDAOのWeb3技術をベースに加速させていく。 内容:博多湾の藻が吸収するCO2をトークン化して、ブロックチェーンに移行。オンチェーンブルーカーボンをKlimaDAOのマーケットプレイスで世界中の企業や市民に販売。福岡市は二次流通によるロイヤリティ収入を獲得することも可能。 質疑応答 Q:市民側のブルーカーボン購入者は、どういう意図があると考えていますか? 本来のブルーカーボンの購入者は企業といった二酸化炭素の排出権が欲しい存在かと思うのですが、一般ユーザーの動機はなんですか? A:今後は企業だけでなく、個人が環境に貢献するというのも大事かなと思います。権利を使用していないクレジットを販売するという形も可能です。そのため、クレジットを購入して、価値が上がるのを待ってというような選択肢が生まれていくと思います。 Q:市民が手軽にクレジットを創出とありますが、リーガル面含めて難しいと思います。それはどのように対応しますか? A:ハードルは高いですが、Web3でトークンという形で売買や流通できるということで、クレジットではないけれども、クレジットポイントで対応という形になるかと思います。 ONE MINUTE:ジャックポットゲームを開発 [caption id="attachment_109216" align="aligncenter" width="1439"] 筆者による撮影[/caption] 提案:ユーザーがカジュアルゲームに参加料をベットしていく「ジャックポットゲーム」を開発。 問題意識:現在BCGでは、メインゲームにおけるユーザー争奪戦が行われている。しかし一人が同時にできるゲームは、2~3つほどである。そこでサイドゲームのポジションを狙っていく。 ビジネスモデル:サイドゲームとしてシンプルな構成にしたり、スロットに近くして成功体験を味わえる設計にすることで、競合に対する差別化を図る。収益は、アバターの売買であり、最初のコアな1000人のユーザー獲得が目標。 質疑応答 Q:ジャックポットが基本ということですが、負けを設定するのは設計上重要ですか? A:負けの設計は重要だと考えています。誰かが勝つということは、誰かが負けるということです。お金を払う第一段階は、ユーザーさんになると思います。現在の段階では、広告収入でやっていくことは難しい現状です。企業からの広告収入次第では、将来的にユーザーの負けを少なく出来るかと思います。 Q:ユーザーからの資産を集めてということですが、僕がもし作るとすると、集めた資産をDeFIなどで運用して、その運用益を勝者に渡すというようにすれば元本を崩さずにできるのかなと思いました。 A:最初からユーザーに大きな金額でプレイしてもらうというのは難しいので、最初は小さい金額からということになるかと思います。そのため、最初から大きな金額をプールに入れることは避けた次第です。ただ、今の話は検討させて頂きます。 Q:賭博にならないポイントは、リーガル面でどのようになりますか? A:今、弁護士に相談をしようとしているところです。NFTを使ったBCGでは、NFTが消耗していって新しいNFTを買ってというような仕組みが多くあります。そのため、何を払って何を渡すのかをうまく設計することができれば、法的には問題ないと認識しています。 Digital Transformation for Bass Fishing:NFT✖️バスルアーを販売 [caption id="attachment_109217" align="aligncenter" width="1439"] 筆者による撮影[/caption] 提案:バス釣りは承認欲求を求める人が多い。そして、エサ釣りではなくルアー釣りに注目をする。実在するルアーごとに番号をつけて、NFTで識別化。そのルアーを使って魚を釣り、実際に釣れた魚をデータとして紐付ける。となると、同じ種類のルアーを使った人の中で、誰が一番大きいものを釣れているかどうかを誇示することが出来る。 現在の状況:去年10月からローンチしており、200人ほどが参加中。Googleアカウントを使用して、ブロックチェーンウォレットを安全に生成している。DAO的要素は今は入れていないが、「DAOトーク」という形で、釣りに関する周辺情報(飲食店など)共有するものを作成している。将来的には、トークン発行や二次市場も予定。 質疑応答 Q:福岡市でも釣果を競うサービスを提供している企業もあったりしますが、ユーザーのリテラシーの関係もあり、新しいプロダクトに慣れ親しむという点においては難しいと思います。ユーザーに対してどのようにマーケティングしてきますか? A:ブロックチェーンというシステムは隠し、気がついたらNFTだった、というような形で徐々に慣れ親しむようにしています。(顧客の)年齢層としては、40代や50代の方達です。 ASSETY:ポイ活(エアドロ活動)プラットフォーム [caption id="attachment_109218" align="aligncenter" width="1439"] 筆者による撮影[/caption] 問題意識:エアドロップ活動においては、Claimに至るまでのフローが困難であり、また情報共有がX中心であって常に張り付かないといけない。Xのツイートでも詐欺が多い。 提案:安全な情報をまとめエアドロップができるプラットフォームを提供。トークン事業者から広告費をもらって、広告費の一部をユーザーに渡していく。ポイ活をするようにトークン活をすることで、Web3をマスアダプションする。 質疑応答 Q:ビジネスモデル的に、自分のプロジェクトをサイトに掲載して、その掲載料の一部がユーザーに還元される仕組みかなと思うのですが、その意図について教えて下さい。 A:この点については、既存のポイ活のサイトと同じように作ってみました。 Q:広告掲載に関するプロジェクト側のメリットを教えて下さい。 A:このサイトを通して、より顧客を増やすことが出来ると思います。 NFT-SIM:NFTのシュミレーションツール [caption id="attachment_109219" align="aligncenter" width="1439"] 筆者による撮影[/caption] 問題意識:NFTのマーケティングは難しく、また注目を浴びているのも海外のNFT。NFTマーケティングの課題は、「購入までのハードルが高く、新規顧客が少ない」こと。何が面白いのかということも分かりにくい。また、マーケティングも、SNS頼りのプロモーションしかなく、Xを頑張らないといけない。 提案:NFT-SIMでは、NFTの購入や管理をシュミレーションで学習することが出来、NFTの売買促進を目的とする。 内容:初心者は、基礎知識をインプットしていって、FXのデモトレのようにNFTの購入をシュミレーションすることができる。NFT初心者のメリットとしては、ノーコストでNFTを体験出来る。NFTホルダーや運営側のメリットとしては、自身のNFTの認知拡大が可能になる。 質疑応答 Q:NFTを体験という点では良いとは思うのですが、そもそもNFTに興味を持ってくれる人をどのように増やすのかの方が課題と思います。そこはどのように思っていますか? A:NFTに興味を持ってもらうのは難しいと思いますが、現在NFTと調べて出てくるのは、文章を主体とした分かりにくものばかりです。そこで、NFTを持っている人はそのNFTの認知を広めるための的を囲っておくことが出来ると考えています。 Q:(発表の中で)「初心者はみんな知っているNFTコレクションを作りたい」と仰っていましたが、シンプルに言うとすればどのようなものですか? A:新しく入った人が、文章の説明ではなく体験できる流れを作りたいです。 Q:NFTの市場はこれからどのようになっていくと思っていますか? A:国内のNFT市場には危ういところもあるかと思いますが、コンテンツとしては面白いと思っています。コミュニティ促進という流れも加速していくと思っています。 Q:ユーザー継続の試みとしてどのようなものを考えていますか? A:NFTを学んで実際にホルダーになった人が、自身のイラストをNFTにするというようなサイクルの仕組みを作りたいと思っています。 最後、6チームに対する参加者からの拍手によって、Pitchは締め括られました。 セッション3:Web2からWeb3への挑戦 -資金調達の経験、IEOに向けて- [caption id="attachment_109220" align="aligncenter" width="1439"] (左から)吉村信平氏、石濵嵩博氏、ビニール氏 提供:Fracton Ventures[/caption] 登壇者紹介(敬称略) 吉村信平(@Shin_esports):株式会社Ratel代表取締役 石濵嵩博(@takachan114):Yay! (株式会社ナナメウエ)代表取締役 ビニール(@vvinyll):Fracton Venteres Operation Lead ※モデレーター 自己紹介をお願いします 吉村:Ratelという会社とシンガポールで81Ravensというブロックチェーンの会社もやっています。高校2年生くらいからF Venturesの両角さんのところででインターンをしていて、高校3年生の時に起業しました。そこからずっとeSportsをしています。eSportsは日本でも市場が成長してきていますが、自分たちはブロックチェーンのプラットフォームなどを作りながら、eSportsのエコシステム分散プラットフォームをやってます 石濱:大学3年生の時に起業しました。ナナメウエという会社をしています。2020年に「Yay!」をリリースしており、16億円の資金調達も行っています。Yay!はメディア化しない匿名性のプラットフォームであり、フラットな構造で、他人に寛容で、誰もが素を出せるSNSとして設計しています。現在、800万人ベースの登録者数がいます。 [caption id="attachment_109221" align="aligncenter" width="836"] 提供:Fracton Ventures[/caption] Web2の時の資金調達周りの苦労話について教えて下さい 吉村:自分たちはゲーム系なので、主要ゲーム企業の方との交流の中でソーシャルゲーム系の方達からと話を伺ったりなどありました。 石濱:初期から話すと、2013年の創業からの3ヶ月後に3000万円資金調達しました。2015年くらいに会社がつぶれかかけたときに、多くの人に助けられてまた3000万円くらい資金調達をすることができました。そこからしばらく経って、シリーズAという形で数億円、シリーズBで16億円という感じです。 苦労話としては、1つ前のラウンドはWeb2のサービスをしていましたが、Web3の波が来ているときで、当時の解像度的にも投資家さんたちに納得して頂くのには時間がかかった感じです。リードの投資家がSBIさんですが、その方のおかげでサクサクと話が進んだという背景があります。 吉村:Web2の時は、毎年1回キャッシュアウトするみたいな時がありました。前回の調達の時は2021年くらいで、当時はWeb2のアプリを作っており、2,3億円ほど調達しました。そこから2週間後Web3にピボットして、お金を全てつぎ込みました。最近も調達をしていて、6億円ほど集めようと思っています。去年1年のうち半年くらいはキャッシュアウトしていて、1.5億円くらいお金を借りて生き延びていました。生き延びたおかげで、こちらに有利な投資契約が結べました。去年のお金を借りている時が、非常に苦しかったです。 Web2での企業の中での大変さもあるかと思います。Web3という分野を事業に活かすということを考え始めたきっかけを教えてもらいたいです。 吉村:インターンをしていたときに、ブロックチェーンを知りました。実は、高校生の時には、最初クリプトで起業をしていました。ただ当時はL2がなくて、コストが高かったので、うまくいきませんでした。その時は、渡辺創太さんが福岡に来ていた時に色々と話をしたりしていました。そこから、eSports業界に入っていったていう感じです。 石濱:まず、Web2のサービスは起業をする隙間がどんどん減ってきていて、世の中が便利になってきています。便利になる文脈でいくと、いろんなサービスで担保されていっています。困っていることがありますか? と言われても、思いつきません。SNSにおける差異もほぼないです。家電でも同じことが言えます。 そうした中でも、後発のサービスでガツンと勝ち抜けたのが、Paypayでした。クレカもsuicaも既にマーケットがある中で、Paypayが突出していきました。その理由が、100億円還元キャンペーンでした。それで一気に広まって、そのキャンペーンが収まった今でも、みんながPaypayを使っています。それだけ金銭的なインセンティブは大きいです。しかし、Paypayの場合は、ソフトバンクというバックアップがありました。1000億円とかの元金がありました。 そうした中で、トークノミクスという概念が出てきました。Yay!の中でトークンを出して、そのトークンに価値がつけば、ユーザーに対して還元することができます。スタートアップは1000億円借りることはできません。しかし、トークンなら自分で発行することが出来るので、大きなことができます。そこで、Web3に熱中した感じです。 −−−−−−なるほど、トークノミクスという視点は興味深いですね。吉村さんは今後、トークノミクス以外だとどういったところが注目ですか? 吉村:esportsが面白い思います。スポーツのトップ選手の移籍金や収入は数十億だったりしますが、esportではトップ選手でも数億円ほどしかありません。なぜそうなるかというと、サッカーの場合作った人は儲かっていません。一方で、esportの世界は中央集権な性質もあって、ゲーム会社が1番利益をとります。サッカーの世界は色々と分散しています。そうした分散の意識を持ってこれると、面白いなと思っています。 [caption id="attachment_109222" align="aligncenter" width="836"] 提供:Fracton Ventures[/caption] 最近ブロックチェーン業界が盛り上がっています。bFでの(Yay!の)IEOも控えています。これからのプロダクトやブロックチェーンの展望をどのように考えていますか? 石濱:最初にWeb3全体の展望という形で言えば、ユーザー視点で言えばもうこれ以上のものは…..という中で、Paypayみたいなサービスを打てる可能性があります。これはWeb3のサステナブルなトークノミクスがあるというのが大前提です。また、オープンソースなものも増えてきていて、コストも掛からなく作れるようになってきています。となると、既存のWeb2サービスと入れ替わるようなことがあるかと思います。となるとやはり、サステナブルなトークノミクスが大事であり、それが問われると思います。このためには、流動性が大事です。取引所でどれだけのプライスで取引できるかというところが大事かなと思います。そうした中で、海外も含めて、大きな流動性を担保としたサステイナブルを作っていきたいなと思います。 −−−−−−確かに、Yay!のホワイトペーパーの完成度すごいですよね 石濱:それにまずは、マスに遡求して使いやすくすることが大事です。今は複雑で、口座開設してイーサリアムを用意してウォレットに移してNFTを買ってみたいなことをしていたら無理だと思います。Paypayもダウンロードという障壁がありましたが、それは金銭的なインセンティブで乗り越えられます。それくらいのレベル感で出来るかどうかが鍵だと思っています。 吉村:個人でもトークンを出せるというのがとても大事かと思います。また、1本のゲームを作る際の費用や時間のコストも、非常に抑えてゲームを開発できるような時代にもなってきています。ゲームも含めてプロダクトもそうですが、個人発信者も増えてきていて、トークンを渡すといった形でマーケティングをミニマムに行うことが出来るようになってきています。Web3では、(Web2よりも)もっと少数単位で良いプロダクトを作っていくことが出来ます。コンテンツ周りが非常に熱いと思います。 [caption id="attachment_109223" align="aligncenter" width="836"] 提供:Fracton Ventures[/caption] 最後に締めの一言をお願いします 吉村:Web3は非常に面白いと思いますが、コンテンツ領域で成功しているWeb3のプロジェクトはほぼないなと思っています。コンテンツを極めて、これまで自分たちが触ったことが何ようなものも作れる気がしています。起業家たちだけでなく、クリエイターにとっても面白いと思います。起業家とアーティスト・クリエイターの境がなくなっているようにも思いますし、そこの融合が面白いと思っています。 石濱:ここから、ガラガラポンが起こると思っています。20%とか30%の還元がもらえますよというようなサービスが起これば、一気にそっちに動くと思います。今はそんなにコストをかけることなく作れますし、起業するには良いタイミングだと思います。また、クリプトの世界そのものがインターネットレベルの大きな成長を遂げると思っています。Web2で既にあるサービスであっても、インセンティブを備えられるWeb3のコンテンツを作ることができれば、良いものになるのではないかと思っています。 最後、ビニール氏のまとめの言葉でセッションは締め括られました。 閉会へ向けて Web3 Pitchの優勝・準優勝が発表 準優勝チーム:ブロックチェーンルアーズ(Digital Transformation for Bass Fishing) [caption id="attachment_109224" align="aligncenter" width="836"] 提供:Fracton Ventures[/caption] 選出理由:福岡は元々、自然を活かしたサービスが多く、それにマッチしている領域である。発表された中でも、将来への絵を大きく描いており、ステークホルダーに対する設計も良かった。 優勝チーム:カバDAO [caption id="attachment_109225" align="aligncenter" width="836"] 提供:Fracton Ventures[/caption] 選出理由:地域創生のDAOという視点に留まらず、福岡のコミュニティを中心を広げていこうとしており、これから始まる合同会社DAOという仕組みともマッチしている。日本初の上手くいっている合同会社DAOが福岡から始まってほしい。それに、FUKUOKA DAO CAMPにも参加されており、そうしたところから、こういう素晴らしい取り組みが生まれたというのも良かった。 ※審査員には、前回のFUKUOKA DAO CAMPの情報は未共有のままで行われました。 審査員からの全体講評 [caption id="attachment_109226" align="aligncenter" width="836"] 提供:Fracton Ventures[/caption] 最初に、オンラインで参加していた金光氏から全体への講評が行われました。 「Web3の世界では法規制などもあり、日本の法規制の中でやっていくか、いっそグローバルに出るとかといった考えがあるかと思います。皆様の発表の中では、トークンのシステムやKYCなど考えないといけないところもあり国ベースでとなると大変ですが、福岡市がサンドボックス的に対応してくれるというのはすごく良いと思います。さまざまな法規制の問題もあり対応していくのは1人では難しいですが、こうしたコミュニティがあって、Fractonさんもおり、助けてくれるというのはとても良いです。何かあれば、bitFlyerにも相談して頂けたらと思っております。」 その他、各登壇者の方々の今回のイベントに対する総評を箇条書きにて紹介していきます。(敬称略) 藤田:業界の中にいる身として普段はトレンドを追いかけていますが、だからこそ、自分の好きなことが講じてWeb3で戦略を立てていこうという感じが、すごく素敵だと思いました。ブロックチェーン自体もまだまだ発展段階なので、これから一緒にブロックチェーンの技術のトレンドを一緒におっていける存在になっていけたらなと思っています。 柴竹:こういう機会があると非常に良いと思いますし、福岡市が主催してくれているということでWeb3フレンドリーだなと思います。福岡にはWeb3の関係者が実はたくさんいますし、遠慮なく声をかけていただければと思います。 両角:若手起業家向けの育成支援はこれまでしてきましたが、福岡は昔からスタートアップが生まれる都市です。Web3という分野でたくさんの起業家の方々が生まれてきているのは、福岡の発展にとっても良いと思っています。新しい分野に取り組んでいけることはポジティブですし、こうした取り組みが台風の目のようになっていくと、新しい起業家も生まれて集まってくると思います。そういった渦を一緒に作っていけたら嬉しいです。 大島:日本の事業会社がなぜWeb3を使いにくいかというと、ブロックチェーンを使用することで良いことがあると言われても、既に良いサービスがあり、それには勝てないということが背景としてあります。そうした中で、ルアーやコーヒーカスといった専門知識を背景として、そこにWeb3のプロダクトをあてていくというのが、日本でビジネスをしていく上では大事かと思っています。福岡から面白いプロジェクトが生まれることを楽しみにしています。 閉会の言葉 [caption id="attachment_109227" align="aligncenter" width="836"] 提供:Fracton Ventures[/caption] 最後に、クロージングとして、亀井氏から挨拶がされました。 「まずは、Pitchに登壇してくださった方に向けて拍手をお願いいたします。今回の目的として福岡市で活動している方をフックアップする機会の提供ということがありました。この後も、SNSを通じて皆様をサポートして頂けたら幸いです。こういったイベントやエコシステムは重要ですし、こうした取り組みは定期的にやることが大事かなと思います。ここにおられる方々が、コントリビューターとなって、福岡市のエコシステムに対してちょっとしたイベントでも良いので、やっていただけるとモーメンタムになるかと思います。 今日、Pitchしてくださった学生さんも含めて、良い雰囲気が醸成されたと思います。年齢は関係ないにしろ、クリプトの世界はあまりに速度が速いこともあり、時間があり固定概念に囚われない若手にチャンスのある領域だと思っています。是非、これを機会に発信やコミュニティ育成を一緒に出来ればと思っています。今日は一日ありがとうございました。」 [caption id="attachment_109228" align="aligncenter" width="1439"] 提供:Fracton Ventures[/caption] また、福岡市創業支援課の岩崎氏からも挨拶がされました。 「本日はお集まり頂いてありがとうございました。先ほど亀井さんの方が我々よりも福岡市のミッションを詳しく説明してくれましたが、アイデアやプレイヤーの掘り起こしが目的でした。イベントの企画をした時には不安もありましたが、6組も出ていただき、いずれも素晴らしいアイデアでした。ご登壇してくださった方々もありがとうございました。福岡市は昨年にもWeb3のイベントを開催しており、実際にスタートアップしてくださった方もおり、徐々に成果も出てきているのかなと思います。今回の6組の方々のスタートアップのチャレンジも勿論、他にも参加頂いた皆様の中で何か新しいチャレンジが生まれることを期待しております。本日は参加してくださってありがとうございました」 この締めくくりの後、イベントはネットワーキングへと移り、閉幕しました。 筆者は、昨年の福岡市主催のWeb3イベントに全て参加し、記事化をしてきました。 昨年から始まったWeb3に興味がある人向けのエコシステムの醸成に始まり、今年はPitchへと進んでおり、福岡市からスタートアップを育成するという目標に向かって着実に進んでいる印象を受けました。 スタートアップといえば起業家ばかりが注目されがちですが、事業をサポートする方々の存在も欠かせません。今回のイベントは、起業家たちとサポートを行う人たちの両面を垣間見える良い機会となりました。 今後も福岡市主催でWeb3イベントが開催されるかもしれません。その際にはまた是非取材し記事化をしていければと思っています。福岡市の今後の取り組みに注目が集まります。 (謝辞) 今回のイベントを主催するにあたって尽力して下さった福岡市職員の皆様。私の突然の取材を快く受け入れて下さるだけでなく写真提供もして下さったFracton Venturesの皆様。興味深いお話をして下さった登壇者の皆様。イベントに来て下さった来場者の皆様。その他全ての方々に、この場を借りて改めてお礼を述べさせて頂きます。ありがとうございました。
プロジェクト
2024/03/11Blast BIG BANGコンペ特集第二弾!|Runner ups選出の31PJを紹介
2月29日、ネイティブイールドを備えたレイヤー2ネットワーク「Blast」のメインネットが稼働しました。また、同月23日にはBlast BIG BANGコンペティションの選出プロジェクトが発表され、チェーンにもプロダクトにも注目が集まっていました。 Blast BIG BANGコンペ特集|3000以上の応募から選ばれた47プロジェクトを全紹介! 前回、優勝プロジェクトとして選ばれた47のプロジェクトを紹介しましたが、今回は、Runner ups(準優勝)として選ばれた31のプロジェクトを紹介します。 Blastとは? Blur創設者による新たなイーサリアムレイヤー2:2月29日にメインネットがローンチ Runner ups選出プロジェクトの紹介をする前に、まずはBlastの基本情報を紹介していきます。 Blastは、ネイティブイールドを備えたレイヤー2ネットワークであり、NFTマーケットプレイス「Blur」の創設者のPacman氏(@PacmanBlur)によって立ち上げられました。 昨年、デポジット量に応じたポイントシステム及びエアドロップの告知をしたこともあり、多くのTVLを集めていました。これらのデポジット資金はメインネットのローンチまでは引き出せないとのことでしたが、Blur創設者による開発という知名度や大手VCがバックにいることもあり、一時期は20億ドルものTVLを誇っていました。 既に、メインネットがローンチし、資金の移動が可能となっています。そうした中で、実際にBlastがどれほどの資金やプロダクトを有することになるのか、その実力に関心が集まっているというのが現在の状況と言っていいでしょう。 ローンチ後のTVLは約420万ドル:チェーンとしては第16位に位置する(記事執筆時) [caption id="attachment_108895" align="aligncenter" width="1439"] https://defillama.com/chain/Blast[/caption] [caption id="attachment_108900" align="aligncenter" width="1439"] https://defillama.com/chains[/caption] メインネットがローンチする前のBlastのTVLは20億ドルを超えていました。 ローンチし、ロックされていた資金を引き出すことが出来るようになりTVLは減少しましたが、減少後のTVLは約420万ドルとなっています。一見すると低いようにも見えますが、チェーン全体のTVLランキングでは、第16位に位置しており、未だ中堅以上のポジションにいることが分かります。 その他、上記画像以外の主要なチェーンのTVL及びランキングは以下のようになっています。(記事執筆時) Starknet:約200万ドル(第24位) zkSync Era:約185万ドル(第28位) Manta:約160万ドル(第29位) 優勝プロジェクト以外に集まる注目 BIG BANGコンペの発表によって、優勝プロジェクトである47PJに注目が集まりました。しかしながら、それ以外のPJが決して劣っているという訳ではなく、中には優勝した47PJよりも多くの注目を集めているプロジェクトもあります。 今回の記事は、Runner ups(準優勝)選出プロジェクトを特集したものとなります。 Runner ups選出プロジェクト ここからは、Runner ups選出の31PJを取り上げていきます。 カテゴリーは以下の8つとなっています。 Spot DEX Perp DEX レンディング GambleFi SocialFi NFTs/Gaming Misc インフラ 全てのプロジェクトが、詳細なプロジェクト内容やドキュメントの公開、サービスの開始をしている訳ではないので、プロジェクトごとに現時点で手に入れることの出来る情報量が異なることには注意が必要です。 Spot Dex BladeSwap:プラットフォーム手数料の100%をトークン保有者に還元 BladeSwapは、プラットフォーム手数料の100%をトークン保有者に還元し、投票を通じて排出をリダイレクトするveDEXです。 Bladeは、ネイティブのバッチ取引、リアルタイムの投票、毎日の無料戦利品ボックスにより、複雑なDeFiをワンクリックで簡素な優れたユーザー体験をもたらそうとしています。 現在は、流動性プールとして「USDB/ETH」のプールのみが提供されています。 公式サイト:https://bladeswap.xyz/ X:https://twitter.com/bladeswapxyz Blaster Swap:バッチスワップ機能を備えたメタDeFiアグリゲーター バッチスワップ(一度の取引で複数のスワップを最良のルートと価格で可能にする)機能を備えており、DeFi機能のナビゲーションを一箇所で簡素化出来るようになっています。 エアドロップは2024年第二四半期に予定されており、現在は「PRE-GENERATION EVENT」が開催されています。トレード量に応じてポイントを稼ぐことが可能であり、日次で100ドル以上の取引をすると、獲得ポイントにブーストが入る仕組みとなっています。また、LPでもポイントを稼ぐことも可能です。 公式サイト:https://blasterswap.com/ X:https://twitter.com/blasterswap MonoSwap:利回り主導型分散型取引 MonoSwapは、エコシステム中心の利回り主導型分散型取引です。また、ローンチパッドシステムに注力しています。 特徴として、MUSDの発行をしようとしていることが挙げられます。MUSDは、USDBに裏付けされているトークンであり、ユーザーはUSDBを預け入れることで、MUSDをミントすることが可能となっています。 MonoSwapでの取引手数料の一部はUSDBに変換され、MUSDを支える担保に預けられます。また、ETH、USDB、ガス収入シェアからのBlastのネイティブ利回りもすべてMono Treasuryに集められ、USDBに変換されてMUSDの担保に預けられるようになっており、MUSDの価格が下がらないような仕組みがとられているとのことです。 公式サイト:https://www.monoswap.io/ X:https://twitter.com/monoswapio Perp Dex Aark:レバレッジに重点を置いた永久DEX Aarkは、プロトレーダー/LPのための世界初のレバレッジパーペチュアルDEXです。既にArbitrum上でサービスを稼働しており、Blastへも進出する形となります。 通常のプラットフォームでは、OI(建玉:Open Interest)とTVLの比率が1:1以下になるように設定されていますが、AarkではTVLに対してOIを10倍以上に拡大することが可能です。これにより、LPのリターンの大幅上昇や、より多くのLPとトレーダーを惹きつけるポジティブなフィードバックループが形成されるようになっています。 公式サイト:https://aark.digital/ X:https://twitter.com/aark_digital DTX:オラクルベースの分散型永久取引所 DTXは、最大100倍のレバレッジを実現するオラクルベースの分散型永久取引所です。また、低手数料、ゼロスリッページ、コピートレーディング機能が特徴であり、完全にオンチェーンでありながら中央集権取引所(CEX)のような取引体験を実現しています。 また、アルトコインにも注力しており、DTXが有するアルトコインプールによって、深い流動性が提供されるようになっているとのことです。 公式サイト:https://testnet.dtx.trade/ X:https://twitter.com/0xdtx HMX:クロスマージンとマルチアセット担保をサポートする分散型永久プロトコル HMXは、クロスマージンとマルチアセット担保をサポートする次世代の分散型永久プロトコルであり、既にArbitrum上でサービスを稼働していました。 報奨金プログラムが多数用意されていることが特徴です。主要なものとして、以下が挙げられます。 ・TLC(Traders' Loyalty Credit):取引量1ドルにつき、最低1TLCトークンが付与されます(レートは取引資産によって異なります)。TLCトークンは、他のTLCステークプールの間で共有されるHMX報酬を獲得するためにステークすることが可能です。 ・オープンポジションのインセンティブ報酬:HMXはesHMXの排出量の一部をオープンポジションに割り当てています。ユーザーは、レバレッジをかけたポジションが有効な期間、esHMX報酬を受け取ることが可能です。 ・LPへの報酬:LPはプロトコル手数料に加えて、esHMX報酬を追加インセンティブとして受け取ることが可能です。 公式サイト:https://hmx.org/arbitrum X:https://twitter.com/hmxorg Opyn:オプション取引プラットフォーム Opynは、ノンカストディの分散型証拠金取引が可能な分散型取引所です。 Opynの戦略として、「カニ戦略」(Crab Strategy)と「Zen Bull戦略」が有名です。 カニ戦略は、USDCに重点を置いたものであり、ETHの価格が市場の予想よりも低く動いたときに、ユーザーがUSDCを積み重ねることを可能にする自動戦略です。 Zen Bull戦略は、ETH入金に重点を置いたものであり、カニ戦略と連動しながら、ユーザーはETHをより多く積み重ねることが出来るようになっています。 公式サイト:https://www.opyn.co/?ct=JP X:https://twitter.com/opyn_ レンディング(Lending) Abracadabra Money:ステーブルコイン$MIMを採用したレンディングとレバレッジのプラットフォーム Abracadabra Moneyは、オムニチェーンのDeFiレンディング・プラットフォームであり、米ドル建てステーブルコインであるMIM(Magic Internet Money)を採用しているのが特徴です。ユーザーは、担保によって利回りを稼ぎながら、米ドル建ての融資を受け取ることが可能です。 ステーキングシステムもあり、ユーザーは利回りの形で報酬を得ることが可能です。SPELLトークンによって実現され、2種類の方法によって、報酬を獲得することが出来ます。 SPELLトークンをステークして、より多くのSPELLを獲得。 SPELLトークンをステークして、MIMを通zひてステーブルコイン収入を獲得。 また、ステーキングによってガバナンスにおける投票権も獲得可能であり、1SPELLあたり1票が与えられます。 公式サイト:https://abracadabra.money/ X:https://twitter.com/MIM_Spell Fortunafi / Reservoir:分散型ステーブルコインプロトコル Fortunafi / Reservoirは、Blast上の分散型ステーブルコインプロトコルであり、流動的な利回り、期間ベースの資産、強固なレポ市場を備えています。FortunafiはBlast上のRWA発行者でもあり、ユーザー、機関、スマートコントラクトがUSDBでRWA資産をミントし、換金することを可能にしています。 また、Tokenized Asset Protocol (TAP) アプリがBlast上で稼働しています。KYCを完了したユーザーはTAPを利用することで、米国財務省短期証券(T-Bills)にアクセスできるようになっており、ポイントを稼ぐことも可能です。 米国のユーザーに対してはfBILLトークンが、米国以外のユーザーに対してはifBILLが発行されるようになっており、24時間年中無休でミント及び償還することが出来ます。 fBILL及びifBILLには、Blast、Arbitrum、Cantoにてアクセス可能となっています。 公式サイト:https://app.fortunafi.com/ X:https://twitter.com/_Fortunafi INFINIT:流動性フックのマネーマーケット INFINITは流動性フックのマネーマーケットです。DAppsの基盤となる流動性レイヤーとして機能しており、プロトコルのシームレスな統合、効率的な流動性の調達、多様なユースケースの育成を可能にし、最終的にDeFi領域における流動性の断片化と持続可能性に対するソリューションを提供しています。 ユーザーは、自動債務返済、信用取引などのフックを介して、貸し借り、利回り/取引戦略へのアクセスが可能です。「フラッシュ借入」、「Multi-Siloポジション」、「担保としてのLPトークン」の3つの主要技術によってこれが実現されています。 公式サイト:https://init.capital/ X:https://twitter.com/infinitcapital_ Seismic Finance:Blastネイティブのレンディングプラットフォーム Seismicは、Blastネイティブのレンディングプラットフォームであり、報酬の最大化や、金利、セキュリティに焦点を当てているとのことです。現在はコード開発が佳境の状態であり、まもなく監査が行われる予定とのことです。 トークンのモデルも完成しており、3月下旬にUSDBとbETHのレンディング市場の初期サポートを開始する予定とのことです。また、ローンチと同時に、ポイント、ボーナス報酬、主要なトークン・インセンティブが用意されることも発表されています。 X:https://twitter.com/seismicfinance GambleFi Blast The Balloon:完全にオンチェーンなバイラルくじゲーム Blast the Balloonは、プレイヤーがボンディングカーブからノード(ポンプ)を購入し、時間が経つとすべてのプレイヤーがポットの一部を獲得する、+EVのバイラルくじゲームです。このゲームは完全にオンチェーンであり、手数料の100%が賞金プールに賄われるようになっています。 また、開発者に対して与えられるBLAST報酬が、ウォレット接続やXでのソーシャルタスクを完了することによって、シェアされるキャンペーンが開催されています。(キャンペーン期限は日本時間3月9日13:00となっています) 公式サイト:https://blastballoon.xyz/ X:https://twitter.com/blasttheballoon Draw The Chart:チャート予測ゲーム DrawTheChartは、お気に入りのコインのチャートの動きを正確に予測すると報酬が貰えるチャート予測ゲームです。 Privyを活用しているため、メールアドレスやSNSアカウントでのWeb3ウォレット作成が可能となっており、プレイヤーのオンボーディングに注力していることも特徴です。 公式サイト:https://drawthechart.com/ X:https://twitter.com/drawthechart FlashBit:オンチェーンギャンブルプロトコルにおける参入障壁に対するソリューションを提供 FlashBitは、Blast上のすべての投機活動へ向けたプロトコルです。手数料をなくし、利回りによって収益化することで、オンチェーンギャンブルプロトコルにおける参入障壁を減らし、より多くのアップサイド、インセンティブ、資本効率を提供しています。 現在は、テストネット・アルファが正式に稼働しており、アーリーアクセス・エアドロップ・プログラムが行われています。Blastにブリッジしている全てのユーザーが請求できるようになっているとのことであり、その他にも招待コードによって割り当てを獲得することも可能となっています。 公式サイト:https://flashbit.xyz/ X:https://twitter.com/flashbitxyz MTRIX3D:映画「マトリックス」にインスパイアされたWeb3宝くじ MTRIX3Dは、Blast上のサイバーパンク宝くじです。タイマーがゼロになる前にピル(チケット)を購入した最後の1人が賞金を獲得することが可能であり、ピルを購入するごとに、カウントダウンが延長されるようになっています。(ピルの値段は、購入するたびに少しずつ上がっていきます) 宝くじの当選以外にも収益を得ることが可能であり、SOURCEトークンを購入してステークすると、取引ごとに収益が増加し、ゲーム収益と賞金の一部を獲得できます。 公式サイト:https://matrix3d.io/ X:https://twitter.com/matrix3d_io SocialFi gm.app:NFTとコミュニティが組み合わさったSocialFi gm.appでは、ボンディングカーブでNFTコレクションを購入・作成することが可能であり、公開フィードとプライベートフィードの両方で新しいコミュニティを見つけることが可能です。 参加、取引、収集によってgmポイントを獲得することが可能であり、Blastのネイティブイールドとガス手数料の分配はクリエイターが決定する仕組みとなっています。 メインネットはまだ公開されておらず、現在はテストネットの段階です。 また、開発者エアドロップの100%をユーザーに還元することを発表しています。 公式サイト:https://gm.app/ X:https://twitter.com/gm_on_blast Sax Trade:Xのハッシュタグを活用した文化取引DEX SAXは、Blastをベースとした流動性の制限なしに人気カルチャーのトレンドに投機することが可能な、Z世代の文化的DEXです。文化は無形ではありますが、その取引をより効率的にするためのソリューションを提供しています。 トークン化する文化指標として、Xのハッシュタグを活用しています。SAX上で、XのハッシュタグをERC-20にミントすることが出来、その価格はハッシュタグの人気に基づいて変動するようになっています。 SAXユーザーは、トレンドのニブ(取引単位)を購入し、ハッシュタグがより多くのエンゲージメントを獲得することを推測、売却によって利益を得ることが出来る仕組みとなっています。 また、”Share to Earn"のインセンティブを用いることで、トレンドをメインストリームで注目されるようにすることも可能とのことです。 X:https://twitter.com/sax_trade DistrictOne (D1):マネーゲームのあるソーシャル空間を提供 DistrictOne (D1) は、マネーゲームを備えたグループチャットSocialFiアプリです。コミュニティはソーシャル活動によって収益を得ることができ、プロジェクトやインフルエンサーはグループを収益化できるようになります。 報酬を獲得する方法として、以下が挙げられます。 Linkup:友達を招待して報酬を獲得することが可能です。 Rally:自身のスペースへサポートを集めることで、賞金プールの分け前を獲得することが可能です。 Space Share:SpaceShareを活用することで、ユーザーはお気に入りのスペースの株式を購入できます。株式を保有することによって、そのスペースの取引手数料の一部を受け取ることが可能です。 Space Sprint:スペースたちが株価に基づいて上位3位を争います。優勝したスペースは報酬を受け取ることが可能です。 公式サイト:https://districtone.io/ X:https://twitter.com/districtoneio Quail Finance:無担保ローンを提供するSocialFi Quail Financeは、社会的信頼に基づいてコミュニティメンバーに無担保ローンを提供するSocialFi dAppです。インドのChit Fundsと呼ばれるグループベースの輪番制貯蓄・信用スキームから着想を得ていることが特徴です。 公式サイト:https://quail.finance/ X:https://twitter.com/quailfinance EarlyFans:クリエイター支援に重点を置くSocialFi EarlyFansは、クリエイターが広告のセールスマンになることなく、コンテンツから直接マネタイズすることを支援しています。クリエイターのファンは、ツイートのパフォーマンスによってETHとクリエイタートークンを獲得し、同時に限定コンテンツにアクセスすることができます。 公式サイト:https://www.earlyfans.xyz/ X:https://twitter.com/earlyfans_xyz Sofamon 情報不足により、割愛。 The Bakery:Mantle DEX「Butter」によって運営される期間限定の体験 The Bakeryは、Butterによって運営されているSocialFiです。ButterはMantle上にてDEX及びNFT先物を提供しています。また、Mantleと戦略的パートナーシップを結んでおり、これによりシードラウンドでの調達額を460万ドルに増額していました。2024年の$BUTTERエアドロップも告知されています。 TheBakeryでは、$MILKによってゲームに参加し勝利することで、より多くの$MILKを得ることが可能です。$MILKの使用用途としては、オークションでのWLの購入や、NFTのラッフルチケットの購入が挙げられます。また、Blastポイントを貰うことも可能になっているとのことです。 今回のコンペでは、TheBakeryの名前で選出されていましたが、Butter(DEX機能)の方も追加されるかどうかはまだ未定です。 公式サイト:https://thebakery.gg/ X(Butter):https://twitter.com/butterexchange NFTs/Gaming AI Waifu:AIコンパニオンゲーム AI Waifuは、AIコンパニオンゲームです。たまごっちスタイルであり、クロスプラットフォーム、生成コンテンツを有したファンタジーアニメとなっています。また、AIに関しては、オープンソースのものが搭載されています。 WAIFUトークンのパブリックセールが、Fjord Foundryを通してBlastメインネットで予定されています。VC、プレセール、ホワイトリスト等がなく、フェアなセールになるとのことです。 トークンセールは当初、3月5日12:00PM(UTC)から3月8日12:00PM(UTC)を予定していましたが、Fjord FoundryがBlastに未対応のため、延期することとなりました。Fjord Foundryの対応次第で、セールが開催されると発表されています。 公式サイト:https://www.aiwaifu.gg/ X:https://twitter.com/aiwaifugg SEKAI GLORY:ブロックチェーン技術を組み合わせたトレーディングカードゲーム SEKAI GLORYは、ストラテジー、アート、ブロックチェーン技術を組み合わせたアニメ、ガチャのトレーディングカードゲームです。 現在、2つのゲームモード「PvP」と「バトルロイヤル」が提供されています。また、将来的には、「PvEゲームモード」や「トーナメント 」も提供される予定とのことです。 独自トークンとして、$GLORYが発行されており、「リーダーボードのランキング50位以内」もしくは「ブースターパックの開封」によって獲得可能とのことです。また、将来的にはゲーム内ネイティブ利回りステーキングも予定しているとのことです。 各種言語に対応しており、日本語でもプレイすることが可能です。 公式サイト:https://www.sekaiglory.com/ja-JP X:https://twitter.com/sekaiglory Pixel Race Club:ソーシャルベッティングエコシステムが特徴のレースゲーム Pixel Race Club (PRC)は、Web3 レースとベッティング体験を提供しており、1人用チャレンジから多人数での対戦といったモードが用意されています。Xterioがパートナーであることも特徴です。 PRCチームは、Tencent、Tiancity、Visual Concept、Glu Mobile、Gameloftなどを経歴として有する集団であり、Mutant RoadkillやG Kart(QQ Speed)などのヒット作の実績もあります。 NFTホルダーに対する特典も数多くあり、ETHロック期間に応じたパッシブ報酬、ブースト報酬トーナメント、Twitterでのソーシャルチャレンジ、Blastネイティブのベッティングオプションを楽しむことが出来ます。また、Blastポイントを獲得することも可能です。 X:https://twitter.com/pixelraceclub Super Sushi Samurai:「Gameme」(Game + Meme)モデルが特徴 Super Sushi Samuraiは、テレグラム・プラットフォームを介してプレイ可能なゲームです。「Gameme」(Game + Meme)モデルであることと、完全にオンチェーンであることが特徴として挙げられます。また、独自トークンとしてSSSがあり、これによりプレイヤーは報酬を獲得することが可能です。 プレイヤーはランダムな土地からスタートし、土地を切り替えてプレイすることができます。各土地は所有者によって税率が設定されたトレード可能なNFTとなっています。また、サムライ(プレイヤー)は自動的にモブと戦い、倒したモブからは「米のかけら」を入手可能です。ペットが自動的に米のかけらを拾い、プレイヤーがそれを俵に集めていきます。 また、レイドボスも登場し、倒したサムライに対しては賞金が付与されます。その他にもクラン対戦機能も搭載されるとのことであり、クランリーダーは報酬の20%が、残りの80%がクランメンバーに均等に分配される仕組みとのことです。 公式サイト:https://sss.game/ X:https://twitter.com/sss_hq Misc BlastOff:ローンチパッド及び利回りアグリゲーター BlastOffは、ローンチパッド及び利回りアグリゲーターであり、「Native Yield IDOs」 (YIDOs) と「YZone」を特徴としています。 YIDOsは、ゼロリスクIDOをコンセプトとしています。従来のIDOでは、プロジェクトが失敗した場合には、ユーザーは資金を失ってしまいます。しかし、BlastOffでは、ETHまたはステーブルコインをプラットフォームにステーキングすることで発生する利回りの一部をYIDOのサポートに割り当てます。これにより、ユーザーの不利益を軽減しようとしています。また、YIDOsは、ユーザーがステークして利回りの一部をYIDOsに割り当てる以外に何もする必要のない、初の資金調達プロトコルでもあります。 YZoneは、利回りアグリゲーターです。これは、Blastエコシステム内の収益機会を中心とした戦略の実行に重点を置いており、Blastのネイティブな利回りよりも高い収益を提供するものです。これは、複数の保管庫(vaults)によって実現されるとのことです。 公式サイト:https://blastoff.zone/ X:https://twitter.com/blastozone Ulti-pilot(Ultiverse):AIを活用し、ゲームエコシステムにおける相互運用性の課題に対処するポータル Ulti-pilotは、AIを搭載した宇宙の多様なゲーム体験への没入型ポータルです。 Ultiverseによって開発されており、同社はAAAソーシャルゲーム、NFT、DeFi、DEXを1つに統合したプラットフォームです。また、Web3と没入型VR互換仮想世界をつなぐ次世代メタバースの構築を目指しており、トークンを使ってエコシステム内での活動やコミュニティ構築にインセンティブを付与している事が特徴です。2月には、IDG Capitalが主導するシードラウンドで、400万ドルを調達していました。 Ulti-pilotではAIとブロックチェーンの統合によるゲームの相互運用性の実現が目的となっており、Gaming Launchpad、Restake Rollup、さらに分散型アプリケーションが発表される予定となっています。 公式サイト:https://www.ultiverse.io/ X:https://twitter.com/ultiversedao インフラ API3 DAO:オンチェーン価格参照の検証可能な分散ソースを提供 API3は、分散型かつ信頼を最小限に抑えた方法で、従来のAPIサービスをスマートコントラクトプラットフォームに提供する共同プロジェクトです。API3 DAOによって管理されています。OEVネットワークにより、DeFiプロトコルがdAPIを利用することで、MEVを通じて抽出されている価値を取り戻すことができることが特徴です。 また、その他の主要な特徴として、「Airnode」が挙げられます。これは仲介者を介さずにオンチェーンでデータを提供できるオープンソースツールであり、APIプロバイダーが独自のオラクルノードを簡単に実行できるように設計されています。また、前後処理、認証、認可などの実装もされています。 公式サイト:https://api3.org/ X:https://twitter.com/api3dao Biconomy:アカウント抽象化SDKを提供 Biconomyは、SDKを開発しており、dApp、ウォレット、またはアプリチェーン上でシンプルなUXを可能にするアカウント抽象化ツールキットであることが特徴です。ERC-4337上に構築されており、スマートアカウントプラットフォーム、Paymaster、Bundlerと連携するフルスタックソリューションを提供しています。 Biconomyスマートアカウントは署名者に依存しないため、スマートアカウントの作成時に署名者SDKに渡すことができる限り、任意の認証パッケージを使用することも可能です。また、スマートアカウントは、userOpを検証する前に任意のロジックを実行できる検証モジュールによってさらに強化されており、開発者は、セッションキー、マルチチェーン検証モジュール、パスキーなどを使用できるモジュールを構築することが出来ます。 公式サイト:https://www.biconomy.io/ X:https://twitter.com/biconomy UNCX Network:完全分散型マルチチェーンサービスプロバイダー UNCX Networkは、B2Bサービスプロバイダーです。また、プロジェクトの作成と立ち上げの簡素化と、それと同時に、投資家にとって可能な限り安全なものにすることを目的としています。 同社は、以下の5つのサービスを主要なものとして提供しています。 Initial Liquidity Offering (ILO):多くのプロジェクトやスタートアップがICOのプロセスを経ずに、分散型取引所でトークンを販売することで資金を調達する資金調達メカニズムです。 Liquidity Lockers:LPトークンのロックが解除されると、開発者がプールから流動性を枯渇させて投資家の資金を持ち逃げするリスクがあります。Lockerは、それを防ぐための仕組みです。 Token Vesting:開発者がトークンを全て一度に販売することでトークンの価格変動を操作することがなくなり、コミュニティへのコミットメントを示すことが出来ます。 Staking:開発者は独自のステーキングプールを作成し、コミュニティが選択したトークンをステーキングしたり、報酬プールを通じて選択したトークンで報酬を与えることがになります。 Token Minter:トークンやセキュリティのスキルを持たない開発者を対象としています。。Minterによって作成されたトークンはすでに事前監査されているため、自分で監査する必要がなくなります。 公式サイト:https://uncx.network/ X:https://twitter.com/uncx_token おわりに ここまで、Blast BIG BANGのRunner ups(準優勝)プロジェクトを紹介してきましたが、如何でしたか? メインネットがローンチし、Blastチェーンの実力がどれほどのものなのか注目が集まっています。優勝プロジェクト以外にも多くのプロジェクトがあり、Blastエコシステムの基盤が構築されていることはTVLを見れば明らかと言えるでしょう。 しかしながら、コンペ選出プロジェクトだからといって、全てが安全なプロジェクトという訳ではありません。今回の記事では、情報がなく詳細を記述できなかったプロジェクトも幾つかありました。他チェーンで既に実績を有しているプロジェクトもありますが、完全に新規のプロジェクトも数多く存在します。資産を守るためにも、DYORを忘れないようにしてください。
プロジェクト
2024/02/29Blast BIG BANGコンペ特集|3000以上の応募から選ばれた47プロジェクトを全紹介!
2月23日、Blastは以前より行われてきたBIG BANGコンペティションの選出プロジェクトを発表しました。 Big Bang judging is COMPLETE. 3000+ teams started building on Blast during the competition. We hand-picked 47 winners with help from @Izebel_eth @danrobinson @0xfoobar @_jaechung @loomdart @cl207 @caseykcaruso @santiagoroel @rewkang @will__price @Evan_ss6 Winners below👇 pic.twitter.com/bKrwZuiDA1 — Blast (@Blast_L2) February 24, 2024 コンペには3000以上の応募があり、そこから各VC関係者たちの協力を得ながら、47のプロジェクトが選出されました。 公式Twitterによると、選考に落ちてしまったプロジェクトにも良いプロジェクトが数多くあったとのことであり、 選出された47プロジェクト以外にも、BIG BANGコンペに参加した全チームに追加のエアドロップを割り当てるとのことです。(エアドロップ配布は5月の予定となっています) 今回の記事では、Blastの簡単な説明から、選出された47プロジェクトを簡単な概要とともに全て紹介していきます。 Blastとは? Blur創設者による新たなイーサリアムレイヤー2 Blastは、ネイティブイールドを備えたレイヤー2ネットワークです。Blastは、Pacman氏(@PacmanBlur)によって立ち上げられましたが、Pacman氏はNFTマーケットプレイス「Blur」の創設者でもあります。 昨年から、開発段階であったもののETHやステーブルコインの預け入れを行なっており、預け入れた資産に応じた利回りを受け取れる他、Blastポイントがもらえる仕組みを導入していました。 また、預け入れたステーブルコインは、自動的に新しいステーブルコイン「USDB」へと変換される仕組みとなっており、MakerDAOといった米国債と連動したプロトコルを用いることでUSDB保有者に利回りが還元されるようになっています。(ETHの場合は、Lidoからの利回りとなっています) TVLは右肩上がりに推移:20億ドルをこえる [caption id="attachment_108015" align="aligncenter" width="1549"] https://defillama.com/protocol/blast[/caption] [caption id="attachment_108017" align="aligncenter" width="1501"] https://defillama.com/chains[/caption] DefiLlamaによると、BlastのTVLは22億ドルを超えています。これは単純なTVLだけで比較をすると第5位のSolanaに次ぐ規模となっており、メインネットがローンチしていない開発段階のチェーンとしては異例のTVLを有していることが分かります。(記事執筆時) 2月29日にメインネットがローンチ:1月よりコンペティションが開催 Blast テストネットを公開しました! また同時に、次世代のDapps開発コンペティション、Blast BIG BANGを開催します。 2000億円超のTVLと10万ユーザーを誇るBlastコミュニティ向けのDappsを開発し、業界トップの投資家とネットワーキングする機会や、Blast Airdropの獲得を目指しましょう! pic.twitter.com/BmNWTTgIGj — Blast (@Blast_L2) January 18, 2024 Blastがこれほどの注目を集めたのは、Blur創設者によるレイヤー2という知名度や、ポイント制が導入されることによる将来のエアドロップへの期待、またParadigmといった大手VCが支援していることが要因として挙げられます。 そうしたBlastですが、2月29日にメインネットのローンチを控えています。エアドロップは5月に予定されており、今後のBlastエコシステムの拡大に注目が集まります。 また、1月19日には、BIG BANGコンペの開催を発表していました。当初2月16日としていたプロジェクトチーム提出期限が、現地時間表示の関係で混乱が生じ、最終的に2月19日1:00GMTまで延長されたりといったことがありましたが、無事終了し、2月23日に、コンペの結果発表がされました。 カテゴリーは8つに設定されており、合計で3000を超える応募がされ、その中から47のプロジェクトが選出されました。 次の章からは、選出された47プロジェクトを、カテゴリー別に全て紹介していきます。 Blast BIG BANGコンペ選出プロジェクト ここからは、47つのコンペ選出プロジェクトを紹介していきます。 カテゴリーは以下の8つとなっています。 Spot DEX Perp DEX レンディング GambleFi SocialFi NFTs/Gaming Misc インフラ 全てのプロジェクトが、詳細なプロジェクト内容やドキュメントの公開、サービスの開始をしている訳ではないので、プロジェクトごとに現時点で手に入れることの出来る情報量が異なることには注意が必要です。 Spot DEX Ambient Finance:CrocSwapを前身とする分散型取引所 Ambientは、CrocSwapを前身とする分散型取引所です。シングル・コントラクト・アーキテクチャーを採用しており、手数料を大幅に削減する一方で、ユーザーは単一のプラットフォームで担保をシームレスに管理することが出来ることが特徴です。 Ambientは、AMMの問題点として流動性が少数によって集中的に管理されていることを指摘しています。また同社は、民主的な流動性のためのプロトコルとプロダクトを構築することで、持続可能なDeFiの確立を目指しているとのことです。 昨年6月よりイーサリアムのメインネット上で稼働しているプロジェクトですが、イーサリアムレイヤー2であるBlastにも進出する形となります。 公式サイト:https://ambient.finance/ X:https://twitter.com/ambient_finance Thruster:Degenファーストの分散型取引所 Thrusterは、Degen(投機的投資に夢中な人のこと)を主な対象とした分散型取引所です。公正なローンチメカニズムと流動性ツールを備えることで、ユーザーに対して、より良いLP利回り機会、簡単な取引体験を実現するようになっているとのことです。 Swapや流動性提供も可能であり。流動性の提供に関しては、「V2」だけでなく「V3」(集中流動性)も選択することが可能となっています。 公式サイト:https://www.thruster.finance/ X:https://twitter.com/thrusterfi Bebop:取引アプリとAPIスイートを提供 Bebopは、効率的でシームレスなスポット取引を全ての人に提供するアプリ及びAPIスイートです。 Bebopでは、一度に複数のトークンを取引することで、時間やガス代を節約することが可能です。また、ガス代は最初に提示される価格にすでに含まれているために、予想以上のガス代が請求されることなく取引を行うことが可能です。 その他主要な特徴としては、以下の2つの取引モデルが統合されていることが挙げられます。APIを利用することで、Bebopの機能を活用することができます。 ・プロのマーケットメイカーによる見積依頼(RFQ) ・独立したオンチェーン・アグリゲーション・アルゴリズムのためのオークションを作成するインテント・ベースのシステム Bebopは、これまではイーサリアム、Arbitrum、Polygon、BNBに対応してきましたが、Blastにも拡大することが見込まれます。 公式サイト:https://bebop.xyz/ X:https://twitter.com/bebop_dex Mangrove:流動性のコントロールに注力したオーダーブックDEX Mangroveは、LPが他のプロトコルに滞留している流動性を再ステーク出来るオーダーブックDEXです。 Mangroveでは、オーダーブックに掲載されたオファーにコードを添付することができ、Blastエコシステム内の全ての流動性を集約し、利回りを倍増させることができます。 公式サイト:https://www.mangrove.exchange/ X:https://twitter.com/mangrovedao Ring Protocol:Blast上のAMM促進及びLPの資産利用の強化が目的 Ring Protocolは、流動性プロバイダーが原資産やRWAをステーキングすることで、スワップ手数料や利回りを得ることを可能にします。 テストネットが、1月22日より稼働しており、ユニークユーザー数は3万以上、取引高は100万ドルを超えています。Ring Protocolの正式なローンチは、Blastメインネットの稼働から1週間以内に行うとしています。 ガバナンストークン「$RING」を用いることで、LPにインセンティブが与えられることになっており、またBlastからのエアドロップ全てが、Ringコミュニティに対して確保されるとしています。 公式サイト:https://ring.exchange/ X:https://twitter.com/protocolring Perp Dex 100x Finance:Blast用に構築された高速オーダーブックPerp DEX 100xは、拡張性、資本効率、流動性に重点を置いた低遅延CLOB(Central Limit Order Book) DEXです。Blastのユーザーは、レバレッジをかけながら、あらゆる資産の先物やPerpを取引することができます。 また、他の同様のPer DEXと比較した際の100xの特徴として、ネイティブイールドの獲得や、Blastポイントや100xのポイントを同時に稼ぐことができるインセンティブがあることが挙げられます。 公式サイト:https://100x.finance/ X:https://twitter.com/100xfinance Blast Futures Exchange (BFX):自動ネイティブイールドを備えたオーダーブック永久先物取引所 BFXは、ネイティブイールドを備えた永久先物取引所です。BFXのユーザーは、残高に対して最大5%の利息を自動的に受け取ることが可能です。 また、BFXは、多くの取引所が抱える3つの問題点を指摘し、それに対するソリューションを提供します。 不良資産:現在の永久先物取引所には自動利回りの仕組みがない。 流動性の低さ:既存の自動マーケットメーカー(AMM)ベースの永久分散型取引所(DEX)は、取引可能な市場が限られているため、利益獲得や新規トークン上場の可能性が制限されている。 UI/UXの低さ:複雑で操作しにくいユーザー・インターフェースは、新規ユーザーの獲得の壁となっている。 これらに対するソリューションとして、自動利回りシステムやオムニチェーン流動性、ダイナミックAMMを備えたオールインワン取引プラットフォームをユーザーに対して提供しようとしています。 公式サイト:https://blastfutures.com/ X:https://twitter.com/blastfutures Blitz:Vertex Edge初のクロスチェーン展開。現在はテストネットが公開中。 Blitzは、CEXレベルのパフォーマンスを持つ、セルフカストディアル型の先物取引所、スポット取引所、マネーマーケットです。 また、同期オーダーブック流動性レイヤーである 「Vertex Edge」の最初のクロスチェーン展開でもあります。これにより、サービス開始初日から豊富な流動性および狭いスプレッドが提供されるとしています。また、Blitz(Blast)とVertex(Arbitrum)の間で、流動性を断片化させることなく、チェーン間の流動性を融合し、単一の統一されたオーダーブックとして表示され、BlitzとVertexユーザーの両方がアクセス出来るようにもなっているとのことです。 現在はテストネットが公開されています。Faucetの機能も備わっており、USDB・WETH・USDTの好きなトークンいずれかを用いて、Blitzを試してみることが可能となっています。 公式サイト:https://blitz.exchange/ X:https://twitter.com/tradeonblitz Bloom:リベース資産に特化した初のレバレッジDEX Bloomは、Blastのネイティブイールドとオファーを利用した完全分散型のレバレッジ取引とMMプラットフォームを開発しています。 また、その他にも以下の要素を実現しようとしています。 ガスレス、ワンクリック取引 トレーダーと流動性プロバイダーの双方への利回り 最大50倍のレバレッジ CEXのような合理化されたエクスペリエンスを提供しながら、オンチェーン執行とセルフカストディを実現 USDBを使用したデルタニュートラルなマーケットメイキング保管庫(vault) そして、ETHとUSDB(Blastのステーブルコイン)の両方がBlastとスマートコントラクト上で自動リベースされることによって、LPはUSDBのリベースから利回りを得るとともに、プラットフォーム手数料の一部を得ることも可能となっています。 公式サイト:https://bloom.trading/ X:https://twitter.com/bloomonblast InfinityPools.finance:清算なし、カウンターパーティ・リスクなし、オラクルなしでのレバレッジを提供 InfinityPoolsは、清算なし、カウンターパーティ・リスクなし、オラクルなしで、あらゆる資産に無制限のレバレッジを提供できる分散型取引所です。 多くの先物取引所では、清算リスクを軽減するために最大レバレッジ、取引可能な資産、ポジションサイズを制限しています。またトレーダーには清算リスクが付きまといます。これらは利益を最大化したいトレーダーにとっては、不都合です。そこでInfinityPoolsは独自のレバレッジを導入することで、多くのトレーダーたちからの需要に応えます。 具体的な仕組みの一例として、「清算なし」について解説します。清算がされない(ポジションを常にオープンにしておくことが可能)というのは、レバレッジの利息を支払う限りにおいてという意味合いとなっています。 InfinityPoolsでは、預託された担保やトレーダーの未実現PnLを使用して金利を支払う仕組みとなっており、ポジションが金利を支払うための担保と含み益を使い果たし、トレーダーによって決済されない場合、(TWAPまたは成行注文によって)決済されるようになっています。 公式サイト:https://sandbox.infinitypools.finance/ X:https://twitter.com/infpools SynFutures:Oyster AMMを活用したDEX SynFuturesは、最大レバレッジ100倍のPerp DEXとBlastによるネイティブ利回りを提供するDEXです。また、Oyster AMMを活用していることが特徴です。 Oyster AMMモデルは、特定の価格帯に流動性を集中させ、レバレッジを組み込んで資本効率を高めています。UniSwap v3のようなスポット市場に特化した流動性モデルとは異なっており、デリバティブに特化した証拠金管理と清算のフレームワークであることが特徴となっています。また、単一のトークンを利用しながら、両面流動性の概念を取り入れることでトークン・ペアの両端に流動性を提供する必要性を排除しています。 上記のような単一トークン集中流動性以外にも、完全なオンチェーン・オーダーブックによるセキュリティ向上や、金融リスク管理メカニズムによるユーザー保護も特徴として挙げられます。 公式サイト:https://testnet.synfutures.com/?utm_source=x&utm_medium=link3&utm_campaign=v3testnet_link3#/market X:https://twitter.com/synfuturesdefi レンディング(Lending) Fragment:分散型ノンカストディアル型レンディングプロトコル Fragmentは、利回りの高い資産向けに最適化された分散型ノンカストディアル型レンディングプロトコルです。 Fragmentは、LRTやLPTなどの利回りを向上させるための資本効率の高い方法を提供することで、ユーザーがネイティブ利回り資産の利回りを高めることができる流動性ハブとなることを目的としています。 X:https://twitter.com/FragmentFi Juice Finance:Blastエコシステムでの利回りとポイントファーミングを最大化 Juiceは、レバレッジの効いたクロスマージン取引アカウントを可能にする分散型プロトコルです。ユーザーはJuiceダッシュボードを直接使用して、イールドファーミングやレバレッジスポット取引のためにBlast上の他のプロトコルにアクセスし、様々なトークンやエコシステムの報酬を得ることが出来るようになっています。 また、JuiceはBlastのDAppエコシステムにコンポーザブルなレバレッジをもたらし、貸し手にとってはパッシブAPYの獲得、借り手にとってはDapps間でマージン取引を行うことが出来るようになるとのことです。 公式サイト:https://www.juice.finance/ X:https://twitter.com/juice_finance MetaStreet:利回りインフラプロトコル MetaStreetは、利回りインフラプロトコルであり、あらゆる非流動資産は、MetaStreetのv2 自動トランシュメーカー(The ATM:Automatic Tranche Maker)によって、利回りを持つトークン(LCTs:Liquid Credit Tokens)に変換可能となります。LCTsはETH建てであり、10-125%のETH APRの獲得およびLSDfiに適合するようになっています。 The ATMは、既存の融資プロトコルの欠点を改善するものであり、具体的には以下のように機能するとのことです。 オラクルレス:融資限度額に対する一元的な価格オラクルへの依存を排除。 動的な金利モデル:ガバナンス主導の固定金利モデルを、預金主導の動的な金利モデルに置き換える。 権限なし:ユーザーが任意のコレクションのレンディングプールを権限なしでインスタンス化できるようにする。 また、LCTの利点は以下となっているとのことです。 長期ローンの有効化:これまで資本の非流動性を望まなかった貸し手が、ローン期間中いつでも二次流動性にアクセスに出来るようになることで実現。 下限価格のサポート/安定化:融資市場を深化させ、保有者による売り圧力を軽減するより高いLTVローンを奨励することによって実現。 収益の最大化:LCTは完全にコンポーザブルなトークンであるため、取引、LPの供給、Vaultでのレバレッジなど、DeFiのあらゆる側面で使用可能。 公式サイト:https://metastreet.xyz/ X:https://twitter.com/metastreetxyz Orbit Lending:ネイティブ流動性プロトコル Orbitは、Blast資産の貸し借りを容易にする分散型流動性プロトコルです。 Orbitプロトコルは、保有資産の追加利回りを得たい貸し手と、他の資産を担保に資産を借りたい借り手との間のマネーマーケットに注力しています。貸し手は、Orbit資産(oAssets)と引き換えに、あらかじめ決められた貸出期間の間、Blast資産を提供します。所定の貸出期間が満了すると、oAssetsは元本+経過利回りで償還されます。ユーザーは、サポートされているBlast資産を担保として提供し、プロトコルで定義された融資比率の下で借り入れを行うこともできます。 貸し手資産と提供された担保からのネイティブ利回りは、まずOrbitトークンに蓄積され、将来のブラスト利回り価値を現在に転送する媒体として機能します。その後、Orbitトークンが貸し手と借り手の両方に分配され、利回りを補助するために使用されることとなっています。 公式サイト:https://orbitlending.io/ X:https://twitter.com/orbitlending Pac Finance:Blast初のハイブリッド・レンディング・プロトコル Pac Financeは、Blast初のハイブリッド・レンディング・プロトコルであり、P2PローンとP2プールローンの両方を特徴としています。その他の特徴として、自己返済型ローン、ワンクリックのレバレッジ取引、インスタント・レンディング・ループなども挙げられます。 Pac Financeのプロトコルは、完全にオープンソースとなっています。このオープン性により、スマートコントラクト、ユーザーインターフェイスクライアント、またはAPIを介したイーサリアム・ブロックチェーンとのシームレスな統合と相互作用が可能になっているとのことです。 また、Pac Financeにおけるユーザー資金の保管は、スマートコントラクトによって管理されており、このコントラクトはオープンソースであるだけでなく、信頼できる第三者監査法人による正式な検証と包括的な監査を受けているとのことです。 公式サイト:https://pac.finance/ X:https://twitter.com/pac_finance Particle:あらゆるERC20トークンのレバレッジ取引にするプロトコル Particleは、あらゆるERC20トークンのレバレッジ取引を可能にするパーミッションレスでオラクル不要なプロトコルを構築しており、AMMをより発展させた「LAMM」(Leverage AMM)が特徴です。 トレーダーは、トークンのローンチ時であっても、レバレッジを使ってあらゆるトークンをロング/ショートすることが可能であり、LPは流動性の効率を高め、より高い利回りを得ることが可能となっています。 現在は、ベータテスト版が公開されています。 公式サイト:https://www.particle.trade/ X:https://twitter.com/particle_trade Blume:クロス担保レンディングプロトコル Blumeは、クロス担保レンディングプロトコルです。 詳細な情報はまだ明らかになってはいませんが、現在はwETHとUSDBのレンディングが可能となっています。 公式サイト:https://blume.fm/ X:https://twitter.com/blumefm Curvance:利回りの高い資産を対象としたクロスチェーンマネーマーケット Curvanceは、分散型金融プラットフォームであり、チェーンやプロトコル間の断片化に対処することを目的として、ステーブルコインの入金、収益、借入を容易にしていることが特徴です。また、オムニチェーンマーケット分野において地位を確立しようとしていることでも知られています。 クロスチェーンの資本効率を向上させる試みとして、Curve、Balancer、Velodrome、GMX、Pendleなどの分散型取引所の流動性を利用しています。既にArbitrum、Optimism、Scroll、Baseといったレイヤー2ソリューションをサポートしており、それにBlastが加わる見込みといえます。 公式サイト:https://www.curvance.com/ X:https://twitter.com/curvance GambleFi BetBIG:トークンステーカーに対する利益を重視 BetBIGはすべてのギャンブル活動のためのポータルサイトで、トークンのステーカーに100%の利益が発生する仕組みになっています。 アンチマネーロンダリング(AML)も重視しており、3段階のアカウント認証を用いることで、より良いセキュリティの実現に注力しています。 公式サイト:https://betbig.gg/?ref=twitter X:https://twitter.com/BetBIG_gg Decentral Games:ソーシャルで没入型のゲーム体験を提供するメタバースカジノ Decentral Gamesは、ソーシャルで没入型のゲーム体験を提供するメタバースカジノです。ゲームとしては、ブラックジャック、ルーレット、ポーカーなどがあり、最近ではモバイルアプリも発表されました。 現在、コミュニティ統合のためのガバナンス提案が可決されたことにより、3段階でのアップデートが展開されることが決まっています。 フェーズ 1: BAGトークンの移行及びBAGユーテリティの追加。 フェーズ 2: ポーカーアーケードのアップデート フェーズ 3: ウェアラブル(Wearable)ユーティリティのアップデート トークンの移行やフェーズ間の移行が近づき次第、新たに情報が更新されるとのことです。 公式サイト:https://bag.win/ X:https://twitter.com/decentralgames IKB:クリプト上に構築されたファンタジースポーツプラットフォーム IKBは、クリプトレールに構築されたデイリーファンタジースポーツプラットフォームです。 これまではBase上にてサポートされていましたが、それがBlastにも拡大していくものと思われます。 公式サイト:https://ikb.gg/ X:https://twitter.com/ikbdotgg Insrt:モバイルベッティングマーケットプレイス Insrtは、ユーザーがクリエイター、コミュニティ、ブランドから利益を獲得出来るモバイルベッティングマーケットプレイスです。ユーザーはInsrtをプレイし、他のユーザーが作成した賞品を獲得することが出来ます。また、ユーザーは、10倍から1000倍のベッドを行うことも可能であり、サプライヤー側は手数料とエンゲージメントを得ることができます。 仮に、ユーザーが本賞品を獲得できなかったとしても、プレイするたびに、もしくはのユーザーがミントをすることで報酬を得ることができます。これを実現するのが、$MINTトークンです。$MINTはリベーストークンであり、$MINTトークンを保有しているユーザーは、他のユーザーのミントから$MINTの分配を受け取ることによって報酬を得る仕組みとなっています。 公式サイト:https://app.insrt.fun/mint X:https://twitter.com/insrtapp YOLO Games:オンチェーンゲームのスイートを提供 YOLO Gamesは、オンチェーンゲームのスイートを提供しており、ゲームから発生した手数料の100%をプレイヤーに還元する仕組みとなっています。 また、全てのゲームが完全にオンチェーンであるため、証明可能で公平であり、全てのランダム性が常に検証可能となっていることも特徴です。 公式サイト:https://yologames.io/ja X:https://twitter.com/YOLO_Blast TideFlow:2つの製品を提供中 TideFlowは未だ多くの情報は出ていません。 Blastの発表によれば、TideFlowは現在、2つのプロダクトによって構成されており、GambleFiゲームは、トレーダー同士を戦わせるテンポの速いプライス・アクション・トレーディングのゲームであり、DeFiプロトコルはベンチマークに対する価格の動きをトークン化するものとなっているとのことです。 X:https://twitter.com/TideFlowDAO SocialFi Fantasy:ファンタジーゲームとSocial Fiの融合 Fantasyは、ファンタジーゲームとSocial Fiを融合したSocialFiトレーディングカードゲームです。クリプト分野のX(Twitter)インフルエンサーのカードを収集し、彼らの毎週のXパフォーマンスに基づいて報酬を得る仕組みとなっています。 カード取引量に応じてETHをパッシブに獲得することが可能であり、1.5%のロイヤリティを獲得することが可能となっています。これは、Blastが提供する4%のネイティブETHイールドに追加して獲得可能です。 また、FANポイントシステムも導入されており、同ポイントはBlastやETHの報酬に加えて、新しく発行される限定カードパックや、さらなる特典が提供される予定とのことです。また、最初のFantasyエアドロップは、コミュニティ主導のパックとFANエアドロップで行われることが発表されています。 公式サイト:https://www.fantasy.top/ X:https://twitter.com/fantasy_top_ NFTs/Gaming BAC Games:レーシングカークラブゲーム BAC(Blast Auto Club) Gamesは、レーシングカークラブゲームです。また、BAC Gamesが提供するすべてのゲームでは、$BACトークンが使用されることになっています。 BACは、友人とレーシングカークラブを構築、開発、管理し、$BACトークンの報酬を獲得することをテーマに構築されています。 v1では、PVEモードを中心としています。Role-NFTの保有者は皆、協力して車を製造し、さまざまな都市を走ってBACトークンを獲得する必要があります。十分な数のRole-NFTホルダーのプレイヤーがクラブに参加し、協力して3種類の道具を手に入れて初めてレーシングカーを製造することが出来ます。レーシングカーはクラブに所属し、$BACトークンを獲得し、各メンバーの貢献度に応じて各クラブメンバーに分配されることになっています。 v2では、より多くのプレイモードのロックが解除され、「PVPモード」「3つのレベル(都市、国家、世界)でのレース協会会長選挙」「ゲーム内資産取引のためのオークションハウス」などが提供されるとのことです。 2024年の第一四半期には、v1が稼働する予定とのことです。 公式サイト:https://www.bacgame.io/ X:https://twitter.com/bac_web3 BLASTR:NFTローンチパッドプラットフォームおよびプロトコル BLASTRは、NFTローンチパッドプラットフォームおよびプロトコルです。払い戻し可能なNFTを導入し、Blastのネイティブイールドメカニズムを通じてクリエイターに新たな収入機会を創出することを目的としていますまた、BLASTRのコントラクトは、ERC721 NFT標準に準拠しており、あらゆるセカンダリーマーケットプラットフォームでNFTの譲渡や売却が可能となっています。 BLASTRは、透明な収益モデルを保証するために、生成された利回りに対してわずかな手数料を請求することとなっています。また、NFTの価格を設定する際に注意しなければならないのが、買い手にはタイムロックの期限が切れた時点で払い戻しを受けるオプションがあるということです。例えば、NFTを0.1ETHで鋳造し、0.2ETHで売却した場合、買い手はこのNFTに対して0.1ETHの払い戻しを受けることが可能となっています。 この払い戻しのシステムにより、BLASTRでは実質的に「コストフリー」でのミントが可能になっています。NFTがニーズに合わなくなった場合、返金手続きを開始することができます。払い戻しを請求すると、NFTはバーンされ、ロックされていたETHがウォレットに戻されます。さらに、払い戻されたNFTは後で再ミントすることもでき、クリエイターやコレクターにさらなる選択肢が提供されるようになっています。 BLASTRは、2024年第一四半期をリリース予定としているとのことです。 公式サイト:https://blastr.xyz/ X:https://twitter.com/blastr_xyz Blaze:誰でも利用可能なNFTローンチパッド Blazeは、誰でも利用可能なNFTローンチパッドです。クリエーターやアーティストは、コード不要のBlaze NFTローンチパッドを使用して、1分以内に独自のコレクションを作成し、ローンチすることができます。 Blazeを使用しているコレクションは、必ずしもBlazeチームによって承認されているわけではありませんが、これはBlazeが誰もがBlazeプロトコルを使用し、独自のコレクションを作成できるようにオープン化することをより重要に考えているためです。 Blazeでは、2種類のミントが提供されており、それぞれ以下のようになっています。 Traditional:誰もが慣れ親しんでいる通常のミントです。 Refundable:払い戻し可能なことが特徴です。指定されたロックアップ期間(例:30日間)が終了した後、保有者がNFTをそのNFTのミント価格(ETH)と交換することができます。コレクターはいつでも払い戻しの権利を放棄することも可能であり、放棄されるとミント価格がロック解除されロックアップエスクローからクリエイターに送られる仕組みとなっています。 公式サイト:https://www.blaze.ong/ X:https://twitter.com/blaze0ng Cambria:Runescape(MMORPG)にインスパイアされたゲーム Cambriaは、Degenネイティブであり、Runescapeにインスパイアされたゲームです。最初のミニゲーム「Degen Arena」では、公開アリーナでプレイヤー同士が1vs1の戦いを繰り広げるものとなってます。 Baseでのプライベートアルファでは、10万以上のトランザクションを記録し、23日間の内に5000ETHがステークされていました。また、Blast Dev Airdropチャートを独占し、$BLASTを100%プレイヤーに提供する予定であると発表されています。 X:https://twitter.com/playdegenarena Captain & Company:クロスプラットフォームの壮大な海戦を行うMMO Captain & Companyは、海戦を舞台とした冒険活劇MMOです。最大で10人の仲間を作り、クロスプラットフォームの海戦に参加し、取引可能なプレミアム通貨を奪い合う仕組みとなっています。 多人数プレイのアクセシビリティを重視しており、ブラウザ、モバイルで利用可能なだけでなく、無料でプレイすることも可能となっています。(しかし、船長としてプレイするには、オープンマーケットプレイスで船を購入するか、他のプレイヤーから船を借りる必要があります) 公式サイト:https://capnco.gg/ X:https://twitter.com/capncompany Munchables:現在、Munchablesのアンロックに向けたミッションが開始中 Munchablesは未だ、プロジェクトの詳細が明らかにはなっていません。しかしながら現在は、プレイヤーがBlaset ETHとUSDBをゲームにステークすることで開始できる「 Lockdrop」と名付けられたMunchablesのアンロックに向けたミッションが行われています。 30日間ロックされた1ETH(または同等のもの)ごとに、無料のMunchableミントを受け取ることができます。プレイヤーはLockdrop期間中にネイティブBlastエミッションを受け取り、すぐにMunchableの孵化を開始することができます。また、プレイヤーは、TVLに応じたSchnibblesを受け折る仕組みになっており、このSchnibblesを使ってMunchableを成長させます。Munchableのレベルアップによってポイントが貰えるようになっているため、Munchableを成長させることがプレイヤーの報酬拡大に寄与する仕組みとなっています。 公式サイト:https://www.munchables.app/ X:https://twitter.com/_munchables_ Wasabi:NFTレバレッジプラットフォーム Wasabiは、資産に裏付けされたNFTレバレッジプラットフォームです。既に、イーサリアムメインネットには2,000万ドルを超える取引高と、700万ドルのTVLを記録しています。Blastのスムーズな取引環境にユーザーと流動性をもたらすことを目的としているとのことです。 資産担保NFTデリバティブという仕組みを取る理由として、NFTはその性質上かなりの上昇を見せる可能性があり、合成インデックスに依存するPerpはそれを正当に評価することが出来ない一方で、資産担保デリバティブは、レバレッジのメリットを享受しながら、資産スポットを保持するという安全性がユーザーに提供されることを挙げています。 公式サイト:https://www.wasabi.xyz/ X:https://twitter.com/wasabi_protocol Spacebar:オンチェーンプレイグラウンド Spacebarは、ユーザーがステーキング、プレイ、交流、収益を得るためのBlastのオンチェーンプレイグラウンドです。PFP NFTを導入し、ソーシャル化、オンチェーンアイデンティティの構築を目的としています。 また、以下の2つの主要なコンポーネントで構成されていることも特徴です。 ゲーム:カジュアルなWebベースのオフチェーンとオンチェーンをハイブリッドしたゲーム。PvEとPvPモードを採用。 メタゲーム:メンバーが集まり、交流し、リーダーボードで競争し、ゲーム内コンポーネントやユーザー所有のアセットと接続するスクエアとポータル 公式サイト:https://www.spacebar.xyz/ X:https://twitter.com/spacebarxyz Plutocats:メンバーシップNFTの販売を通じてクリエイターに資金を提供 Plutocatsは、メンバーシップNFTの販売を通じてプールされた資本から得た収益を使用して、Blastエコシステムのクリエイターに資金を提供する方法を構築しています。Plutocatsでは、これを「ソーシャルステーキング」と呼称しています。 Plutocatsは、完全にオンチェーンに保存される生成型NFT pfpです。ユーザーはNFTをミントすることでPlutocatsのメンバーとなることが可能です。各Plutocatsの販売からのETHは、Blastネイティブ利回りを獲得するリザーブに送られます。 メンバーはいつでも退会して、リザーブの比例配分を請求することができます。 メンバー価格は継続的ダッチオークション (VRGDA) に基づいています。 最低価格は動的であり、Plutocatsの帳簿価額 (流通しているPlutocatの数 / リザーブ内のETHの量) に等しくなります。 メンバー価格は毎日の需要に応じて増減することになっています。 公式サイト:https://plutocats.wtf/ X:https://twitter.com/plutocatswtf nftperp:初のNFT永久先物DEX NFTperpは、NFT永久先物DEXであり、完全なオンチェーン指値オーダーブックによる集中したAMM流動性を特徴としています。BAYCやCryptoPunksといったブルーチップNFTプロジェクトをロングまたはショートすることが可能となっています。 NFTエコシステムの課題の一つとして、流動性の低さが挙げられます。NFTperpの試みはこうした課題へのソリューションと見做されます。NFTperpのミッションは、非流動性資産に永久先物をもたらすことであり、これによってより良い価格発見、ヘッジ、NFTの潜在的なユーザーベースの増加が可能になるとのことです。 公式サイト:https://nftperp.xyz/ X:https://twitter.com/nftperp Misc Thunder:初のオンチェーン「仲介」(brokerage) Thunder は、既存のすべてのチェーン、DEX、資産クラスを抽象化して集約するように設計された初のオンチェーン「仲介」です。 ユーザーは、CEXでの取引と同じように、あらゆるチェーン/DEXにわたって資産を取引できるようになります。 現在は、7チェーン上での取引が可能であり、ノンカストディアル型となっています。また、トランザクション手数料が0%となっていることも特徴となっています。 公式サイト:https://thunder.gg/terminal X:https://twitter.com/ThunderTerminal インフラ Baseline Protocol:ERC20トークン用の自動トークノミクスエンジン Baselineは、ERC20トークン用の自動トークンノミクスエンジンです。Baselineは、動的な供給モデルと基本的なマーケットメイク戦略を活用することで、新しいERC20に永続的なオンチェーン流動性と非流動性のレバレッジを即座に提供できるようになっています。 Baselineトークンがデプロイされると、Uniswap V3プールに初期流動性が自動的にシードされます。 ローンチ時には、トークン供給の100%がプロトコルによってオンチェーンに保持され、その価値を永久に保護するために使用されます。 Baselineは、供給全体を買い戻すのに十分な流動性をプール内に確保することで、ERC20 に本質的な「Baseline価格」(BLV)を保証するようになっています。これは、プロトコルが初期供給を所有していることによって可能となります。チームは自分自身や投資家に事前にトークンを発行することはできません。 代わりに、新しく発行された各Baselineトークンをプールから直接購入する必要があるため、プロトコルは流動性を蓄積できるような仕組みとなっています。 X:https://twitter.com/baselinemarkets Tornado Blast:Blastに特化した初の取引ボット Tornado Blastは、取引戦略の開発と実行におけるユーザーのエクスペリエンスを大幅に向上させる、Blastに特化した初の取引ボットです。 Tornado Blastの主要な特徴として、以下が挙げられます。 取引:Blast上であらゆる資産を高速で売買可能。 ブリッジ:ETHからBlastへの資金移動が容易になり、時間を無駄にする必要がなくなる。 パッシブ利回り:BlastでETHのパッシブ利回りを獲得。 スナイピングの起動:条件に応じてトークンの起動後すぐに購入。 スキャンと監査:スマートコントラクトデータの探索と分析を簡素化。 AI分析:過去の損益とパターンを考慮した、過去の取引と現在の保有者に基づくトークンのアップサイドのスコアを提供。 また、入金によるBlastの利回りは全て、Tornado Blastユーザーに還元されるとのことです。 公式サイト:https://www.tornadoblast.bot/ X:https://twitter.com/tornadoblastbot Blast Safe 詳細不明のため、割愛。 Brahma:Safe上に構築された高速かつ安全な実行環境 Brahmaは、Safe上に構築された、Blast上のDeFiをナビゲートするための高速かつ安全な実行環境です。 Blastの個人とチームの両方にとって頼りになるスイートになるように設計されており、プログラム可能な自動化、委任、合理化された実行を実現します。 また、セルフカストディからオンチェーンインタラクションを実行する際のUXの向上と、プロセスに伴うセキュリティ リスクの軽減に重点を置いていることも特徴です。 主要な機能としては、以下の5つが挙げられます。 アクセス制御:コンソール内の中心的なカーネルはメインアカウントであり、そのコンソールの所有者は管理者権限を排他的に保持しています。 実行:コンソールは、手動実行と自動実行の両方の柔軟性を提供しています。 オートメーション:コンソールオートメーションは、ユーザーが定期的なトランザクションやリスク管理などの自動ルーティーンを簡単に設定できるようにすることで、オンチェーンの運用を改善します。 安全性:Safeとシームレスに統合しています。 アクセシビリティ:ユーザーは、https://safe.globalを介して、またはSafeコントラクトと直接対話することにより、Safe Walletへの中断のないアクセスを維持することが可能です。 強力なUX:コンソールは、ポジションとリターンの概要を迅速に把握できる包括的な分析ダッシュボードを備えています。 公式サイト:https://www.brahma.fi/ X:https://twitter.com/brahmafi Banana Gun:TelegramとWebappでで利用できる取引ボット Banana Gunは、Telegramと(近日中に) Webappで利用できる取引ボットです。 今後のローンチをスナイピングしたり、すでに公開されているトークンを安全に取引したりできます。 Banana Gunの主要機能としては、「オートスナイピング」「マニュアルトレーダー」「アンチラグ」「プライベートトランザクション」などが挙げられます。 Banana Gunは、サービス対象のチェーンとして、イーサリアムやSolanaを挙げていましたが、これにBlastが加わる形です。 公式サイト:https://bananagun.io/ X:https://twitter.com/bananagunbot Gelato:Web3のクラウド プラットフォーム Gelatoは、Web3のための分散型バックエンドであり、オールインワンの Rollup-as-a-Serviceや一連の強力なWeb3ミドルウェアサービスを提供しています。これにより、開発者は様々なEVM互換ブロックチェーン上で自動化された効率的なスマートコントラクトを作成することが可能となります。 GelatoはWeb3 Functions、Automate、Relay、Gasless Walletといったサービスを活用しながら、トランザクション実行の合理化を行なっています。これによって、MakerDAOやPancakeSwapのようなDeFiプラットフォームからOptimismのようなスケーリングソリューションまで幅広くシームレスなユーザー体験を提供しています。 公式サイト:https://www.gelato.network/ X:https://twitter.com/gelatonetwork RedStone Oracles:データフィードを提供するモジュラーオラクル RedStoneは、最も急速に成長しているモジュラーオラクルであり、Blast Testnet上のデータフィードを「コア(プル)高性能モデル」と「クラシック (プッシュ) Chainlink互換インターフェイス」の2つで提供しています。また、この両モデルは、初日からBlastメインネットに導入されるとのことです。 モジュール式のアーキテクチャにより、ソースからスマートコントラクトまでデータの整合性を維持することが可能であり、20以上のチェーンをサポートしていることや、ニーズに合わせた3つの異なる統合方法(RedStone Core、RedStone Classic、RedStone X)を提供するなどして、柔軟性がありながら頻繁に更新される信頼性の高い多様なデータフィードを提供しています。 公式サイト:https://redstone.finance/ X:https://twitter.com/redstone_defi Hyperlock Finance:Thrusterの流動性を高めるために構築された利回りブーストおよびmetagovプロトコル Hyperlock は、Thruster上に構築され、Blast用に最適化された利回りブーストおよびmetagovプロトコルです。Hyperlockは、veTHRUSTとHyperlockのネイティブトークンのソーシャルアグリゲーションを通じて、Thruster LPとTHRUSTステーカーに増額された報酬を提供するものです。 THRUSTステーカーのは、THRUSTをロックし、ThrusterのVotingEscrowコントラクトで最大時間ロックされたveTHRUSTを表すhyperTHRUST流動性ステーキングトークンをミントできます。hyperTHRUSTをステークすることで、Thruster報酬、パフォーマンス手数料、HYPERを受け取ることができます。 また、HyperlockのveTHRUST残高により、流動性プロバイダーは流動性のみを提供する場合と比較して最大2.5倍の排出量増加を受け取ることが出来ます。LPは、Hyperlockで追加のHYPER報酬も蓄積するようになっています。 公式サイト:https://hyperlock.finance/ X:https://twitter.com/hyperlockfi Voyager(parsec):Blastネイティブブロックエクスプローラー Voyagerは、parsecによって開発されるBlastネイティブブロックエクスプローラーです。また、次世代ブロックエクスプローラー内に利回りとガスに関するBlastネイティブ機能を組み込んでいます。 parsecでは、ユーザーフレンドリーな方法で、トランザクション、アドレス、転送、ブロックを横断することが可能です。例えば、アドレスまたはトランザクションを入力して「parsec.fi/0x…」と入力するだけで、それがアドレスなのかトランザクションなのかがわかるようになっています。他にも、「トークン」「EOA」「NFT」「レンディング市場」「流動性プール」「ステーブルコイン」「LST」といった様々なタイプのカスタムレイアウトも提供しており、UI/UXの改善に努めています。 EVMチェーンを対象として対応チェーンを拡大していっている最中であり、Blastもその中の1つに加わる形となります。 公式サイト:https://parsec.finance/ X:https://twitter.com/parsec_finance Zap:コミュニティ主導のトークン起動プロトコル ZAPは、コミュニティ主導のトークン起動プロトコルであり、トークン起動スペースにおける現在の問題を軽減し、創設者と投資家の両方に価値を提供するために構築されています。 ZAPを利用する投資家たちは、単なる運(くじ)や多額の資本(ステーク)を必要とすることなく、プロジェクトに貢献することによってトークン立ち上げ時の割り当てを確保することが可能となります。これにより、プロジェクト側にとっても、単なる投機的投資家ではなく、アーリーアダプターに対してアクセスできるようになります。 ZAPプラットフォームでは、次の3つの異なるトークンローンチ方法を選ぶことが可能です。 厳選されたトークンローンチ 公正なトークンローンチ エアドロップ 各ユースケースは特定のニーズを満たし、独自の機能とロジックのセットによってサポートされています。 公式サイト:https://testnet.zap.tech/ X:https://twitter.com/zaponblast おわりに ここまで、Blast Big Bangコンペ選出プロジェクトを紹介してきましたが、如何でしたか? Blastは昨年のデポジットキャンペーンに始まり、レイヤー2の中でも多くの注目を集めているチェーンといえます。そうした中で、コンペに3000以上の応募があったことも、そうした注目を後押しするものと言えるでしょう。 2月29日にメインネットがローンチすることもあり、多くのユーザーがBlastエコシステムに参入することが予測されます。 今回は、47のプロジェクトを紹介してきましたが、コンペに選出されたからといって必ずしも安全なプロジェクトではないということには注意が必要です。他チェーンで既に実績を有しているプロジェクトもありますが、完全に新規のプロジェクトも数多く存在します。資産を守るためにも、DYORを忘れないようにしてください。
ニュース
2024/02/20Starknetネイティブトークン「STRK」がローンチ|日本時間2月20日21時より開始予定
[no_toc] 2月20日21時(日本時間)、StarknetのネイティブトークンであるSTRKがローンチします。 gm Starklings, one day to go! For those eligible, STRK Provisions will be live and available to claim tomorrow, 20.02.2024 at 12pm UTC. To check your addresses and to claim, please take care to use the correct URL, linked here: https://t.co/jcQQuD8uOX. We thank everyone who's… — Starknet Foundation (@StarknetFndn) February 19, 2024 Starknetは、ゼロ知識証明を利用したロールアップ(zk-Rollup)を活用したレイヤー2です。言語としてはCairoが採用されており、SolidityコードをCairoに変換するためのツールも用意されており、Cairoで書かれたzkEVMであるKakarotでは、StarkNet上でEthereumのスマートコントラクトを実行もできます。 Starknetは、STRKのエアドロップも実施します。対象ウォレットは130万に及び、配布予定のトークンは7億2800万枚になる予定です。 [caption id="attachment_107266" align="aligncenter" width="779"] https://x.com/Starknet/status/1757859946459197879?s=20[/caption] この配布予定の7億2800万枚という数字は、STRKの総供給量の約7%ほどに上ります。 エアドロップの内、50.89%がStarknetユーザーに向けて配布される予定です。その他にも、コミュニティや開発者を含めた、Starknetエコシステムに対する貢献者たち全体に配布がされる予定です。 公式サイトより、エアドロップ対象かどうかの確認が可能 [caption id="attachment_107259" align="aligncenter" width="902"] https://provisions.starknet.io/[/caption] 現在、自身がSTRKエアドロップの対象かどうかを確認することが、公式サイトより可能となっています。 以下のサイトから、自身のウォレットアドレス(Argent XやBraavos)を接続すると、STRKの配布量を確認する事が可能です。 Starknet Provisions:https://provisions.starknet.io/ 最も配布割合の大きい「Starknet users」(50.89%)の条件は、「2023年11月15日までに、Starknetを3ヶ月以上の間に合計5回以上利用し、累計100ドル以上の取引を行い、その日に口座に0.005ETH以上のETHがあった場合」となっています。 その他、各種配布条件が記載されているため、自身にどの項目が当てはまっているか、当てはまっていないかなどご確認下さい。 Aevoのプレローンチ先物では、約2ドルにて取引される [caption id="attachment_107270" align="aligncenter" width="907"] https://app.aevo.xyz/perpetual/strk[/caption] 現在(記事執筆時)、分散型暗号資産取引所Aevoにて、STRK/USDのプレローンチ永久先物は約2ドル前後にて取引がされています。 BybitやBinanceなど複数の取引所での上場が決まっていることから、各取引所での価格差に注目した裁定取引(所謂、アービトラージ)も盛んになることが予測されます。 Ethereumレイヤー2ソリューション「Starknet」AMAまとめ 記事ソース:https://provisions.starknet.io/
Web3ゲーム
2024/02/11Heros of Maviaが累計ダウンロード数100万を達成|トークン価格はローンチ時より2倍以上上昇
モバイルストラテジーゲーム「Heros of Mavia」が、リリース後1週間で100万ダウンロードを達成し、大きな成功を収めています。 Heroes of Mavia has reached 1,000,000 global downloads on iOS and Android 🎉 Join us on our mission to bring mass adoption to Web3 gaming - one player at a time! pic.twitter.com/5KyknZaOQA — Heroes of Mavia (@MaviaGame) February 4, 2024 Heros of Mavia(以下、Mavia)は、Skrice Studiosによって開発されているモバイルゲームです。Skrice Studiosは、Binance Labs、Crypto.com Capital、Animoca Brandsといった大手投資家たちから、合計で800万ドルの資金調達を行っていました。 Maviaプレイヤーはユニットを作成し、他プレイヤーの街を襲撃することで資源を獲得し、獲得した資源を利用して自身の街の成長を行います。 同様のシステムの既存ゲームとしては、「Clash of Clans」が挙げられます。MaviaとClash of Clansの最大に違いはやはり、Web3ゲームであり、「$MAVIA」という独自トークンや土地NFTの発行といった試みがされていることが挙げられます。 MAVIAトークンは、2月6日にローンチされました。また、ゲームの本格的なサービス開始に伴って、プレイヤーだけでなく、ゲーム内の土地NFT所有者にも報酬が与えられました。 [no_toc]Heros of Maviaは大規模なエアドロップキャンペーンを実施|トークン価格は2倍以上に上昇し、約1.6万円のエアドロップに Heros of Maviaは、リリース後、1週間で100万ダウンロードを達成しましたが、この背景として、10万人を対象としたエアドロップキャンペーンを実施し、初期ユーザーの獲得およびエコシステムの拡大を試みていたことが挙げられます。 アカウントを作成しチュートリアルを進め、公式サイトにて自身のウォレットと接続し、アプリで連携したGoogleまたはApple IDを登録するといったステップを踏むことで、エアドロップの資格を得ることが可能でした。 [caption id="attachment_106470" align="aligncenter" width="1440"] https://www.coingecko.com/ja/%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%B3/heroes-of-mavia[/caption] 前述した10万人を対象としたエアドロップキャンペーンにおいて、該当プレイヤーには、12.5MAVIAが配布されました。記事執筆時のMAVIAトークン価格は、約$8.8のため(Coin Gecko参照)、約$110ドル相当となり、現在の日本円(1ドル=149.3円)に換算すると約1.6万円のエアドロップとなりました。 100万以上ものダウンロード数を獲得したのは、初期の段階でエアドロップを目的とした多くのユーザー登録の動きがあったことが理由として考えられます。しかし、トークン配布という大規模な売り圧があるにも関わらず右肩上がりにトークン価格が上昇していることから、ゲームの完成度の高さが評価されていると考えられ、単なるエアドロップキャンペーンによるユーザー数増加には留まらない堅実なゲーム作りがされていると考えられます。 [no_toc]現在、Boarding BridgeではMaviaチャンネルを作成し積極的に活動しており、日本ランキング2位と16位を獲得中(記事執筆時) MAVIAでは、「同盟」というクラン機能があり、この同盟に参加しているプレイヤーの合計トロフィー数順に、ランキングが作成されています。 CryptoTimes公式コミュニティであるBoarding Bridgeでは、現在、積極的な同盟運営をしています。「BOARDING BRIDGE」と「BOARDING BRIDGE 3」の二つの同盟を運営しており、それぞれ、日本ランキングにおいて、2位と16位を獲得しています。(記事執筆時) [caption id="attachment_106477" align="aligncenter" width="1440"] 上下それぞれゲーム内画面からスクリーンショットにて引用[/caption] プレイヤーの進み具合によって、適した方の同盟に参加可能な仕組みとなっています。また、同盟に入らずとも、日々ゲームの攻略などに関する様々な情報交換がされています。 もし興味がある方がいれば、是非、以下のURLからご参加ください。一緒にランキング上位を目指しましょう! Boarding Bridge(Discord):https://discord.com/invite/boarding-bridge
Web3ゲーム
2024/01/14Meteorn Run徹底解説|今注目中のランニングゲームPlay to Earn
2023年は、2022年のクリプトの冬相場を乗り越え、ビットコイン価格が年始より160%以上の上昇を見せました。これに伴って、NFT市場にも資金が流入し、相場が賑わい始めています。2024年初めには、ETF承認がされたこともあり、今後より盛況になることが期待されています。 そうした中、GameFi分野もにわかに活気だち始めていますが、現在注目を集め始めているGameFiがあります。それが「Meteorn Run」というランニングゲームです。 この記事では、Meteorn Runの概要から、ゲーム内容、エコシステムまで徹底解説していきます。 Meteorn Runが注目を集める理由 Meteorn Runのプロダクト紹介をする前に、まずはMeteorn Runが注目を集める理由を二つ紹介します。 プレセールで100万ドルの資金調達に成功 Meteorn Runは、プレセールを行い100万ドルの資金調達を成功させました。 また、NFTマーケットプレイスとブラウザ版Meteorn Runゲームの同時ローンチを発表したことも、注目を集めています。 ゲーム内トークンGMTOが上場:価格は687.5%の上昇を見せる 詳しく後述しますが、Meteorn Runにはゲーム内トークンとして、MTOとGMTOがあります。 MTOは既にXT.comにて上場していましたが、GMTOは先月、LBANKに上場しました。 GMTOはセカンダリーマーケットユーザーの間で絶大な人気を得ており、上場後数分で価格が687.5%急上昇しました。これにより、CoinCarpによると、同日、世界のCrypto Gainersのトップ 10にランクインしました。 多くのWeb3プロジェクトでは、多くの場合価格が上昇した後には暴落しますが、それとは対照的にGMTOの場合は、暴落はせず堅実に価格が上昇して行っています。これは、投資家たちの持続的な関心を集めていることが窺えます。 Play to Earnを採用 Meteorn Runは所謂Play to Earnのプロジェクトです。 Play to Earnとは、ブロックチェーンベースのゲームカテゴリーであり、プレイヤーはゲーム内の活動を通じて、通常、暗号通貨や非代替性トークン(NFT)の形で現実世界における利益を得ることが可能となっています。 報酬を得るためのタスクは、クエストの完了、レアアイテムの獲 得、バトルへの参加など様々です。 Meteorn Runとは? Meteorn Runは、ランニングをテーマとしたゲームです。 世界中のプレイヤーがアクセス出来るようになっており、スマートフォンでのプレイやVRグラスを装着してのプレイにも対応しています。また、クリプト・ユーザーにも、クリプトに馴染みのない人に向けても作られています。 ゲームは意図的にシンプルな内容となっており、これは通勤時間でのプレイや、友人とのプレイを想定しているためです。エンターテインメントにとどまらず、プレイヤーの余暇の充実へ貢献することも目的の一つです。 既にブラウザ版の方ではサービスが提供されています。 Meteorn Run:https://game.meteornrun.io/WebGL/index.html ここからは、より詳細なMeteorn Runのプロダクト内容を解説していきます。 ランニングがテーマであり、キャラクターを操作して長距離の走行を目指す [caption id="attachment_104224" align="aligncenter" width="800"] ブラウザ版でのプレイ画面[/caption] プレイヤーは、キャラクターを操作し、左右への移動や、ジャンプ(上操作)や転がり(下操作)をしながら、より長い距離を走れるようスコアを上げていきます。 ステージとしては、Mercury、Venus、Earth、Mars、Jupiter、Saturn、Uranus、Neptune、Plutoの9つのステージがあり、それぞれで稼ぐことが出来るトークン量と難易度が変化します。 二種類のゲームモードを採用:シングルモードと4人でのPvP Meteorn Runは、プレイヤーがキャラクターを操作して障害物を避けてコインを稼ぐゲームです。 基本的には1人プレイのゲームですが、「BETMATCH MODE」というもう一つのゲームモードがあります。 これは、4人で行われ、各プレイヤーは参加費を払って試合に参加し、最も走行距離が長いプレイヤーが勝者となります。 勝者は1人だけであり、全員の掛け金の70%を手に入れることが出来ます。 アプリ版リリースは2024年第1四半期を予定 Meteorn Runは、Polygonブロックチェーンを活用しており、強固なエコシステムやゲーム内キャラクター、NFTによってGame Fiの可能性や価値を実現しようとしています。 エンターテイメントだけでなく資産の増加の両方の機会を提供し、競争力のあるプラットフォームをプレイヤーに提供することを掲げていますが、現在の目標として、ゲームリリース後1年以内に、全世界で20000人のアクティブNFTユーザーを達成することを挙げています。 Meteorn Runのアプリ版リリースは2024年第1四半期を予定しているとのことです。 また、多くの企業やプロジェクトとのNFTパートナーシップやゲーム内広告を通じたコラボレーションが予定されており、それは今後発表されていくとのことです。 NFTシューズを活用してより多くのトークンを稼ぐことが可能 Meteorn Runはランニングゲームです。ゲームを通してプレイヤーはトークンを稼ぐことになりますが、NFTシューズを活用することで、獲得できるトークンを効率的に増やすことが可能です。 [caption id="attachment_104214" align="aligncenter" width="800"] Meteorn Runマーケットプレイス[/caption] NFTシューズには、6つのレアリティが設定されており、上位3つのレアリティには上限が決められており、EPICは1000、LEGENDARYは24、ULTIMATE LEGENDARYは7となっています。 記事執筆時は、NFTシューズは割引価格での取引がされています。(所定の数量が完売次第、自動的に価格が切り替わるとのことです) NFTのスカラーシップを採用し、参入障壁の緩和へ Meteorn Runのその他の特徴として、「スカラーシップ」を採用していることが挙げられます。 スカラーシップとは、NFT保有者がNFTを他のプレーヤーに貸し出すことで、それによって得た利益を分配する仕組みです。スカラーシップを採用しているその他のGame Fiとしては、「Axie Infinity」が挙げられます。 [caption id="attachment_104230" align="aligncenter" width="800"] Axie Infinity[/caption] Game Fiの課題の一つとして、参入障壁の高さが挙げられます。ゲームをプレイするためにはまずNFTを入手するという形で初期投資が必要です。また、より大きな利益を得ようとすれば、その分より多くの資金を投じなければなりません。こうした課題を解決するのが、スカラーシップです。スカラーシップを活用することで、初期資産が少ない人でも、容易にゲームをプレイし稼ぐことが可能となります。 例えば、Axie Infinityは、東南アジアで爆発的な流行を見せましたが、これにはコロナ禍において生活費を稼ぐための手段として用いられたことが挙げられます。東南アジアの人にとってAxie Infinityのための初期投資は非常に負担の大きいものでしたが、スカラーシップを活用することで、そうした参入障壁が緩和され、プレイヤー拡大に寄与しました。 Meteorn Runでも、こうしたスカラーシップを採用することで参入障壁を緩和し、そのエコシステムの拡大を実現しようとしています。 Meteorn Runのエコシステム Meteorn Runでは、MTOとGMTOのデュアルトークンシステムが採用されています。暗号資産取引所での取引に留まらず、プレイヤーが増加するにつれて、MTOやGMTOに対する市場の需要も増加していきます。 MTOはガバナンスに使用される他、Meteorn RunのNFTマーケットプレイスでのNFTシューズの購入にも使われます。プレイヤーはキャラクターにNFTシューズを装備してゲームをプレイすることで、MTOを獲得出来ます。また、MTOをステーキングすることでユーザーはGMTOを獲得することが出来ます。 GMTOは、MTOのステーキングか取引所での購入によって入手することが可能です。GMTOは、プレイヤーが使用したNFTの修繕やレベルアップに使用されます。また、将来的に実装予定のMeteorn RunのNFTマーケットプレイスで使用されるトークンでもあります。 このように、GMTOはNFT周辺に関わる要素のため、プレイヤーは自身の利益を最大化しようとする際には、GMTOを活用することが必須となります。それだけでなく、プレイヤーがゲーム内でGMTOを利用するにつれ、GMTOの総供給量は減少し、最大供給量の半分までバーンされる仕組みとなっています。需要に対して供給を減らすことで、価格が上昇することが予想されています。 以下、MTOとGMTOのユーティリティを箇条書きであげたものが以下になります。 MTOのユーティリティ 総供給枚数:1億枚 プロジェクトのガバナンスに活用。 Meteorn RunのNFTマーケットプレイスで、NFTシューズの購入。 ステーキングすることでGMTOを獲得可能。 GMTOのユーティリティ 総供給枚数:1000億枚(ゲーム内で消費されたGMTOは、総供給量の50%までバーンに使用されます) 消耗したNFTシューズの修理。 NFTシューズのレベルアップ。 ゲームに役立つNFTアイテムの購入。 NFTのミントに使用。 持続的なトークン経済のための6つの試み Meteorn Runは、持続的なトークン経済を構築するための試みを行っています。 P2Eゲームの課題として、トークン価格が安定しないことが挙げられます。トークン価格が安定しないということは、プレイヤーにとっては期待される利益が安定しないということであり、長期的にはプレイヤー人口の減少へと向かってしまいます。 Meteorn Runは、GMTO価格の安定及び上昇のために6つの試みを行っています。 エコシステム内における必須通貨 GMTOは、NFTシューズの購入や修理、レベルアップに必須であり、ゲームプレイにおいて一定の需要が見込めるようにしています。 また、NFTシューズは使うたびに消耗していき、消耗率が高いほど収益率は下がる仕組みとなっています。その消耗の修繕にGMTOが使われますが、その修繕率は30-45%の間でNFTのレア度によって変動します。 GMTOを使わなければ収益獲得を見込めない仕組みとすることで、GMTOへの需要が減らないような仕組みを作っています。 GTMOのバーン:最大で総供給量の50% ゲームユーザーの拡大に伴い、GMTOの使用枚数は増えていきますが、NFTの購入や修繕などに使われる際に、バーンされる仕組みとなっています。最大で総供給量の50%がバーンされる仕組みになっています。 これによって供給量を下げることで、1トークンあたりの価値上昇に努めます。 GMTO取得方法の制限 ここまで述べてきたように、GMTOはゲームプレイに必須のトークンですが、GMTOを取得するためには、「MTOのステーキング」(1MTO=50GMTO)か、「市場での購入」の2つのみしか手段がありません。 取得方法を制限することによって、需要と供給を管理しています。 権利確定(Vesting)スケジュールの調整 2023年12月30日時点でのプレセールの売り上げは、約94万ドルに及びました。 ここで購入されたトークンは、一度に放出されるのではなく、2年間を通して段階的に放出されます。 1年目では、11ヶ月間×0.8% 12ヶ月目 1.2%で、全体の10%が放出されます。 2年目では、2%から始まり1ヶ月ごとに1%ずつ放出量が上昇する形で、残りの90%が放出されます。 収益からの買い戻し(Buy Back) Meteorn Runは、収益モデルとして、「NFTセール」、「広告収入」、「VRグラスのセール」、「NFTマーケットプレイス手数料」の4つを柱として据えています。 そして、NFT売り上げの40%は市場買い戻しのために使われ、GMTO価格の安定化に努めます。 また、将来的にユーザーが一定数増えてきた段階で、ゲーム内に広告の掲載をスタートさせ、この広告費の一部も買い戻しに用いられるとのことです。 ユーザー見込みや買い圧・売り圧について Meteorn Runは、2024年末までの目標ユーザー数を21380人と見込んでおり、目標NFT流通数は106900としています。 それに伴うGMTOの一年目の買い圧及び売り圧を、以下のように予測しています。 買い圧(NFT流通数とNFTの修繕費用を考慮):$11,252,827 売り圧(プレセールとステーキング報酬を考慮):$1,354,397 また、GMTのレートは予測で月約15%ずつ上昇と見込んでいます。 Meteorn Runのロードマップ Meteorn Runは、2023年にはMTOのプレセールや、CEXやDEXでのリスティング、新たなステージ開発などを行ってきました。 2024年第一四半期には、Uranus、Neptune、Plutoのステージ追加やスカラーシップのリリース、MTOの決済機能の開発などが行われる予定です。 おわりに ここまでMeteorn Runを解説してきましたがいかがでしょうか? Game Fiに対する注目はここ数ヶ月でより顕著に増しています。直近では、 Gas Heroが大きな注目を集めています。Gas Heroは、以前にSTEPNを開発したFind Satoshi Labsによって運営されています。その他にも、Chain Colosseum Phoenixや、FusionistといったBCGが注目され始めており、今後こうした流れは加速していくものと思われます。 こうした盛況になっていくGame Fi分野の中で、Meteorn Runも非常に大きな拡大が期待されるプロジェクトです。 Meteorn Runのアプリ版リリースは2024年第1四半期が予定されています。興味が湧いた方がいれば、是非プレイしてみてはいかがでしょうか? Meteorn Run各種Infomartion ホームページ:https://meteornrun.io/ X:https://twitter.com/meteorn_run マーケットプレイス:https://marketplace.meteornrun.io/ Discord:https://discord.com/invite/spv3DpEGWD Telegram:https://t.me/+XlhHtEIQbeo1ZTdl Medium:https://meteornrun.medium.com/ WP:https://meteorn-run-organization.gitbook.io/whitepaper-meteorn-run/introduction/overview
ニュース
2024/01/07OKX、2023年のクリプト分野への累計投資額は5000万ドルに及ぶ|OKXエコシステムの拡大へ
OKXがXアカウントにて、同社が2023年に行った投資額の累計が5000万ドルに及んだことを発表しました。 #OKX2023 @OKX_Ventures 投资总结 7大领域 ,5000万美金+#OKX 海量资源扶持 引领科技最前沿 pic.twitter.com/zCLOn1x4b2 — OKX中文 (@okxchinese) January 5, 2024 OKXは世界的大手の暗号資産取引所です。詳しく後述しますが、11月にはイーサリアムレイヤー2「X1」のテストネット立ち上げを発表するなど、取引所以外のサービスの拡充を行なっていることでも知られています。 OKXはX1の開発に代表されるように、同社は独自のエコシステムの拡大に注力しており、クリプト分野の各領域へ幅広く投資しているのもその一環として考えられます。 OKXが主要投資家(Lead Invester)となっている主要プロジェクト OKXが参加しているプロジェクトには、Taiko、Scroll、LayerZero、Mocaverseなど数多くありますが、ここではOKXが主要投資家となっているプロジェクトを5つ紹介します。 ・ParaFinance(@ParaFinanceLabs) Arbitrumチェーン上に構築された分散型融資プラットフォーム。ユーザーは幅広い担保資産、ステーブルコインにアクセスすることができ、PARAトークンといった様々な方法で収益を得ることができます。 ・0xScope(@ScopeProtocol) ナレッジグラフプロトコル。Web2とWeb3データの分析を標準化し強化することを目的としており、エンティティのクラスタリング、アクティビティの追跡、パターン分析など、オンチェーンデータ分析のための様々なツールを提供しています。 ・Cetus(@CetusProtocol) 分散型取引所(DEX)および集中流動性プロトコル。SuiとAptosブロックチェーン上に構築されています。また、CETUSとxCETUSのダブルトークンモデルを採用しており、積極的な参加者にインセンティブを与え、持続可能なトークノミクスに注力していることも特徴です。 ・StarryNift(@StarryNift) 初のゲーム化された大規模な共創Web3.0プラットフォームであり、メタバースと統合されたデジタル収集品のローンチパッドでもあります。 ・bitSmiley(@bitsmiley_labs) ビットコインブロックチェーン上の、レンディングプロトコル。BTCベースの過担保ステーブルコインであるbitUSDが主力製品であり、ピアツーピアレンディングのbitLendingや、クレジットデフォルトスワップ(CDS)セグメントも提供しています。 OKXは、イーサリアムレイヤー2「X1」を開発中 OKXは、ゼロ知識技術を活用したレイヤー2「X1」を開発しています。現在はテストネットが稼働しており、それに伴った各キャンペーンが実施されています。 取引所主導のレイヤー2としては、コインベースによる「Base」が有名であり、Aerodromeやfriend.techといったプロジェクトに代表されるように急速にそのシェアを拡大しています。 OKXのレイヤー2開発や積極的な各プロジェクトへの投資は、コインベースといった同業他社に対する競争力を増すための試みと考えられます。 OKXがレイヤー2「X1」のテストネットを立ち上げ|Polygon Labsとの協業も発表
ニュース
2023/12/24OMTradeが新規登録キャンペーンを実施|2000人限定で5USDTの取引ボーナスを付与
充実したコピートレード機能で注目を集めるOMTradeが、新規登録ユーザー向けにキャンペーンを実施することを発表しました。 Light up year-end with $10,000 bonus up for grab! 👉 https://t.co/z045S4Tao3#OMTrade is excited to roll out our first bonus campaign for early supporters: 1⃣Simply sign up + pass KYC, 2⃣Follow, RT, and @3 friends here 💰 Reward: 5 USDT, limited 2,000 new users 📅Time: 15:00… pic.twitter.com/5gKRvrM2BW — OMTrade (@OMTrade_crypto) December 20, 2023 新規登録キャンペーンについて 今回、OMTradeが実施するキャンペーンの具体的な情報は以下となります。 キャンペーン期間:2023年12月20日23:00から12月31日22:59まで(日本時間) キャンペーン内容:キャンペーン期間内に登録しKYCプロセスを完了したユーザーに、5USDTの取引ボーナスを付与 今回のキャンペーンでは人数の上限が設けられており、最初の2000人のユーザーのみとなっています。当選者はキャンペーン終了後24時間以内に発表され、特典は7営業日以内にOMTradeアカウントに配布されます。 新規登録はこちらから! https://www.omtrade.com/ja-jp/register/HGZB95 また、このキャンペーンの参加条件として以下のものがありますので、ご注意ください。 OMTradeに新規ユーザーとして登録し、KYC要件を正常に完了すること。 OMTradeの関係者(従業員やベンダー、サービスプロバイダーなど)ではないこど 国際的、国内的、州レベルの制裁を受けないこと。 OMTradeについて OMTradeはコピートレードに注力している取引所であり、先日、600万ドルの資金を調達したことでも知られています。 投資家の中には、STEPNの開発元として知られるFind Satoshi Labや、元サッカー日本代表主将の本田圭佑氏が率いる個人ファンドKSK Fundなどがあり、非常に大きな注目を集めていることが窺えます。 一般的なコピートレードシステムに加え、プロモーターシステムが導入されており、これによってトレーダーとフォロワーがより繋がりやすくなるような設計がされていることが特徴です。 詳しい情報はこちらをどうぞ:OMTradeが600万ドルを資金調達|誰でもプロのように取引出来るコピートレードシステムが特徴 OMTrade各種Information 公式サイト:https://www.omtrade.com/ja-jp X:https://twitter.com/OMTrade_crypto Discord:https://discord.com/invite/MPN2NPxt4P Telegram:https://t.me/+kTZ3iDBZXAIwMDA5