フランス自動車メーカーのフォルクスワーゲンがブロックチェーン技術を導入予定
Crypto Times 編集部
この記事の3つのポイント!
- 独自動車メーカーフォルクスワーゲンがブロックチェーン技術の導入を予定
- 自動車のメンテナンスや流通の改善、その他のソリューションとしての開発を目指す
- ビットコイン、イーサリアム、IOTAなどをブロックチェーン技術の導入例として参考にしている
記事ソース:Volkswagen Plans to Bring Blockchain to Vehicles, References Bitcoin, Ethereum and IOTA
ドイツのニーダーザクセン州ヴォルフスブルクに本社を置く自動車メーカーであるフォルクスワーゲンが自動車にブロックチェーン技術を導入する予定であると報じられました。
Bringing #blockchain systems to the road: We’re working full steam ahead on making super-safe #cryptosystems available to our customers. For filling the tank, unlocking your car – and all kinds of other possibilities: #bitcoin #ethereum #iota
— Volkswagen Group (@VWGroup) August 8, 2018
フォルクスワーゲン公式HPでのニュースでは、自動車のメンテナンスや流通の改善、その他のソリューションとしてのブロックチェーン技術の可能性に言及し、現在開発に取り組んでいると取り上げました。
フォルクワーゲンでは主に2つの方法でのブロックチェーン技術の応用を考えています。
ひとつは走行距離記録システムで、走行距離をブロックチェーン技術により記録することで、走行距離の改ざんなどを防止するというものです。
もうひとつは、同メーカー傘下の自動車ブランドであるポルシェで既に開発が進んでいるモデルであり、ブロックチェーンの導入によりハッカーによる被害を防ぎ、さらにバーチャルキーで自動車の解錠をするといったものです。
ポルシェはベルリンに本社を置くスタートアップであるXAINと協力しこの技術の開発を進めています。
フォルクワーゲンはこれまでにビットコイン、イーサリアム、IOTAなどをブロックチェーン技術の導入例として参考にしており、同メーカーは今年初頭、ドライバーがより良く走行距離を管理できる機能である「Connect」の一部としてIOTAのTangle技術を使用するとも発表しました。
IOTAは現在、ラージキャップの仮想通貨やトークンの基準指標であるAltDex 100 Index (ALT100) において9位にランクインしています。