モバイルウォレットとは?特徴・デメリットからおすすめ3選まで紹介!
Crypto Times 編集部
こんにちは、ぼにふぁ(@bonifasan)です。
昨今、仮想通貨取引所のハッキングが相次いでおり、いかにして仮想通貨を安全に保管するかが大事になってきています。
今回は、いくつかある仮想通貨のウォレットの中でも、仮想通貨を取引所よりも安全に管理出来て、なおかつ手軽なモバイルウォレットについて紹介します。
目次
モバイルウォレットとは?
モバイルウォレットとは、スマートフォンのアプリで仮想通貨を管理するウォレットのことを指します。
スマートフォンひとつで、仮想通貨の送金や受取、保管をすることができます。
仮想通貨のウォレットにはハードウォレット、ペーパーウォレット、デスクトップウォレットなど沢山種類がありますが、モバイルウォレットはスマートフォン上のウォレットのため気軽に使うことができます。
携帯性に優れており、スマートフォンを持ち歩いていれば、いつでもどこでもウォレットを使うことができます。
モバイルウォレットのメリットを3つ紹介!
まずは、モバイルウォレットの3つのメリットを確認しましょう。
取引所よりもセキュリティが高い
仮想通貨取引所のコインチェックやZaifなどがハッキングされ多額の仮想通貨が流出したというニュースをご存知でしょうか。
仮想通貨取引所はしばしばハッキング攻撃にあい、仮想通貨が盗まれてしまうのが現状です。
しかしモバイルウォレットは、そのほとんどが秘密鍵をユーザーのスマートフォン上のみで管理する仕組みになっているため、フェブ上で保管するよりもセキュリティが高いといえます。
いつでもどこでも使える
モバイルウォレットのメリットはセキュリティ面だけではありません。
モバイルウォレットはスマートフォンアプリのため、スマートフォンを持ち運んでいればいつでもウォレットにアクセスすることができます。
対してデスクトップウォレットは、ウォレットがインストールされたパソコンを持ち運ばなければならず、ノートパソコンであったとしても手軽さに欠けます。
また、モバイルウォレットはデザインがシンプルで使いやすいものが多く、取引の管理が非常にしやすいのが特徴です。
お店の支払いで使える
最近ではビックカメラやソフマップなど、仮想通貨で決済ができるお店が増えてきており、モバイルウォレットがより便利になってきています。
商品の代金を支払う際に、レジにある仮想通貨決済用のバーコードをモバイルウォレットで読み取ることで決済ができるため、スマートフォンひとつで支払いができます。
また、ビットコインは日本だけでなく海外でも使うことができるため、今後仮想通貨による決済サービスが拡充されていけば、現地の通貨を持たなくても買い物ができるようになるかもしれません。
モバイルウォレットのデメリット(注意点)も確認しよう!
次に、モバイルウォレットのデメリット(注意点)について紹介します。
スマートフォンが故障した場合のリスクがある
モバイルウォレットの最大のデメリットが、スマートフォンが故障した際にウォレットにアクセスできなくなる可能性があることです。
先ほども述べたように、モバイルウォレットは秘密鍵をスマートフォン上のみで管理します。
そのため、スマートフォンが故障した場合や、スマートフォンを誤って初期化してしまった場合は、取り返しがつかなくなる場合があるのです。
しかし、適切にスマートフォンのバックアップをとり、モバイルウォレットの復元フレーズを記録しておくことで、このような事態を回避することができます。
アプリの初期設定の際、復元フレーズはスマートフォン内には保管せず、しっかりとどこかにメモを残しておくなどし、忘れたり紛失したりすることの無いよう適切に管理することが大切です。
セキュリティのリスクが捨てきれない
メリットのところでも述べましたが、やはり仮想通貨の最大のリスクはハッキングです。
モバイルウォレットは端末上のみで秘密鍵を管理するため取引所よりも安全だというのは先ほども述べたとおりです。
しかし、スマートフォンもインターネットに接続するため、ウイルスやマルウェアなどによって秘密鍵が流出してしまう恐れはゼロではありません。
オンラインである以上セキュリティは万全では無いということを念頭に置き、ウイルス対策ソフトなどを導入するなどの対策が必要と言えます。
アルトコインに対応したウォレットが少ない
仮想通貨のモバイルウォレットは、ビットコインに対応したものは多くあるものの、アルトコインに対応しているものは少ないのが現状です。
最近ある程度アルトコインに対応したモバイルウォレットが出てきてはいますが、やはりメジャーなアルトコインのみに対応しており、マイナーなものにはほとんど対応していません。
そのため、アルトコインをメインで使う方には、モバイルウォレットは向いていないかもしれません。
モバイルウォレットを選ぶ時のポイントとは?
次に、モバイルウォレットを選ぶ際のポイントについて紹介します。
セキュリティが高いかどうか
まず、モバイルウォレットを選ぶにおいて最も重要なのが、セキュリティが高いかどうかです。
モバイルウォレットというのはオンラインのため、やはりハッキングに合う恐れが付きまといます。
そのため、セキュリティが高いウォレットを選ぶことが重要になります。
仮想通貨のウォレットのセキュリティというのは、どこで秘密鍵を管理しているかがすべてです。
アプリがどのようなセキュリティで守られているのか、どこに秘密鍵が管理されているのかをしっかりと把握しましょう。
使いやすいUIかどうか
次に、使いやすいUI(ユーザーインターフェース)かどうかです。
やはり仮想通貨ウォレットの要はセキュリティですが、使いにくいウォレットであれば使う価値はありません。
使いやすいウォレットであれば、スムーズな決済ができ、送金や受取も簡単でしょう。
自分が使いやすいと思うウォレットを見つけることをお勧めします。
日本語に対応しているかどうか
最後に、日本語に対応しているかどうかです。
一昔前までは、英語表記のみのモバイルウォレットも多数存在しましたが、今では有名どころはほとんどが日本語に対応しています。
しかし、英語表記のみのウォレットだと、ウォレットにトラブルが起きたときの対処が難しかったり、運営への問い合わせに英語が必要だったりするため注意が必要です。
英語が堪能であれば気にする必要はありませんが、そうでない場合は日本製のウォレットか、日本語に対応しているウォレットを使うことをお勧めします。
モバイルウォレットを比較してみよう!
次に、どのモバイルウォレットがどのような通貨に対応しているか、比較していきましょう。
アプリ名 | 対応通貨 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
Ginco | BTC | BCH | ETH | ETC | LTC | |
REP | XRP | など計17種類 | ||||
BitPay | BTC | BCH | ||||
Blockchain Wallet | BTC | BCH | ETH | |||
Coinomi | BTC | BCH | ETH | ETC | LTC | |
MONA | ZEC | DASH | など100種類以上 | |||
BRD | BTC | BCH | ETH | |||
Jaxx | BTC | BCH | ETH | ETC | LTC | |
REP | ZEC | DASH | など70種類以上 | |||
Mycelium | BTC |
(2018年9月29日時点のデータ)
おすすめモバイルウォレット3選を紹介!
ここからは、おすすめのモバイルウォレットを3つ紹介します。
Ginco(超おすすめ!)
アプリ名 | Ginco |
---|---|
対応通貨 | BTC・BCH・ETH・LTCなど |
日本語対応 | 〇 |
AppStore | 〇 |
GooglePlay | ×(近日リリース予定) |
公式HP | https://ginco.io/ |
モバイルウォレットで一番おすすめなのがこのGincoというアプリです。
この上なくシンプルなインターフェースになっており、非常に使いやすいのが特徴です。
ビットコインはもちろんのこと、アルトコインもある程度対応しており、今後も対応通貨は増えていく模様です。
セキュリティ面では、クライアント型方式とGinco独自の暗号通信が採用されているため、高水準のセキュリティが保たれており、安心して使うことができます。
また、日本企業が開発しているため、万が一の時にも日本語でサポートを受けることができるため、非常におすすめのウォレットです。
BitPay
アプリ名 | BitPay |
---|---|
対応通貨 | BTC・(BCH) |
日本語対応 | 〇 |
AppStore | 〇 |
GooglePlay | 〇 |
公式HP | https://bitpay.com/ |
BitPayは、Windows・Mac・Linux・iPhone・Androidに対応したウォレットです。
対応通貨がビットコインとビットコインキャッシュの2種類のみと少ない点には注意が必要です。
しかし、日本語にも対応しており操作も簡単なので、とりあえずビットコインのウォレットを持ちたいという方にはおすすめできるウォレットです。
アプリ内ではビットコインでAmazonギフト券が購入できるなど、面白い機能もついています。
Blockchain Wallet
アプリ名 | Blockchain Wallet |
---|---|
対応通貨 | BTC・BCH・ETH |
日本語対応 | 〇 |
AppStore | 〇 |
GooglePlay | 〇 |
公式HP | https://www.blockchain.com/ja/wallet |
Blockchain Walletは、数々のブロックチェーン事業を手掛けるBlockchain.infoが運営している、最も歴史のあるウォレットです。
元々はビットコインウォレットでしたが、今では対応通貨はビットコイン・ビットコインキャッシュ・イーサリアムの3種類まで増えています。
セキュリティ性に優れており、世界で最も多くの人が使用しているウォレットです。
(2018年9月29日時点のデータ)
まとめ
今回は、モバイルウォレットについて解説しました。
モバイルウォレットは仮想通貨をより手軽で使いやすものにしてくれていますが、ホットウォレットであるのを忘れてはなりません。
モバイルウォレットには大金は入れず、送金や決済で使う分だけに留めるようすることを強く推奨します。
今回紹介した注意点を念頭に置き、ペーパーウォレットなどのコールドウォレットとうまく組み合わせることで、安全に仮想通貨を保管しましょう。