VPSマイニングとは?特徴やメリット・デメリット(注意点)を解説!

VPSマイニングとは?特徴やメリット・デメリット(注意点)を解説!

こんにちは、ぼにふぁ(@bonifasan)です。

去年、Bitzenyの高騰を受けてVPSマイニングが大流行したのですが、皆さんはVPSマイニングをご存知でしょうか。

この記事では、「VPSマイニングとは何か」「VPSマイニングのメリットやデメリット(注意点)」を主に解説していきます。

VPSマイニングとは?

VPSマイニングとは、VPSという仮想の専用サーバーをレンタルし、クラウド上でマイニングを行うマイニング方法です。

マイニング
仮想通貨の取引をブロックチェーン上に記録し報酬を得る作業のこと。

VPSとは、Virtual Private Serverの略で1台のコンピュータ上に仮想のコンピュータを複数起動させられる技術のことです。

簡単に言うと、自分のコンピュータを使ってレンタルしたサーバーにアクセスし、そこでマイニングを行うのがVPSマイニングです。

VPSマイニングの4つのメリットを紹介

まずは、VPSマイニングの4つのメリットを紹介します。

電気代が掛からない

まず、電気代が掛からないというのがVPSマイニングの大きなメリットです。

自宅でマイニングを行うとなると、24時間コンピュータを稼働させる必要があり、多額の電気代が必要となります。

しかし、VPSマイニングは仮想サーバー上でマイニングを行うため、電気代は必要ありません。

ハッシュレートが簡単に上げられる

ハッシュレートが簡単に上げられるというのもメリットの一つです。

通常のマイニングでは、ハッシュレートを上げるにはマシンを沢山買い、設置をする必要があります。

しかし、VPSマイニングでは、ハッシュレートを上げたければその分サーバーを購入すれば良いため、ものの5分でハッシュレートを上げることができます。

Macでも簡単にマイニングができる

Macのユーザーも簡単にマイニングができるというのもメリットの一つです。

仮想通貨のマイニングは、Windowsで行うのが主流であり、Macユーザーには不向きというほかありません。

しかし、VPSマイニングは仮想サーバー上で行われるため、自身の使用するコンピュータのOSは関係ありません。

自分のパソコンがそのまま使える

自分のパソコンがそのまま使えるというのも大きなメリットです。

CPUマイニングを行う場合、使用するコンピュータのCPUの使用率はもちろん100%になるため、自由に使うことができません。

しかし、VPSマイニングは仮想サーバー上でマイニングを行うため、コンピュータのCPU使用率に影響せず、快適にコンピュータを使用することができます。

このように、VPSマイニングには多くのメリットが存在する一方で、もちろんデメリットも存在します。

VPSマイニングのデメリット(注意点)も確認しよう

VPSマイニングはいくつかメリットがありますが、デメリット(注意点)が多いのでしっかりと確認しておきましょう。

サーバー利用料がかかる

VPSマイニングの最大のデメリットは、やはりサーバー利用料がかかることです。

VPSマイニングをするために契約するVPSサーバーの利用料を支払う必要があります。

そのため、損益分岐点をしっかりと把握しなければ、赤字になってしまうのです。

また、マイニングをする通貨の価値の下落も考えなければなりません。

このように損失のリスクもあることから、マイニングは余剰資金で行うことをお勧めします。

設定が難しい

VPSマイニングは、通常のマイニングに比べ初期設定が少し難しいのがもう一つのデメリットです。

マイニングで使用するVPSサーバーは、UbuntuなどのLinuxというOSが使われており、エンジニアが扱うOSの一種であるため、初心者には少し難しいです。

このようにデメリットはありますが、一方でメリットも多く、損益分岐点をしっかりと把握できていれば、非常に手軽なマイニング方法と言えます。

サーバーを止められる場合がある

VPSマイニングの注意点として挙げられるのが、サーバーを止められる場合があるということです。

これは何かというと、VPSマイニングはサーバーをフル稼働させてマイニングを行うため、運営者側からすれば好ましい客ではありません。

そのため、極端にサーバーの使用率が高いユーザーはサーバーを落とされる場合があります。

サーバーを止められると、再度起動したり、CPUの使用率を制限したりなどの手間がかかります。

利用規約違反の場合がある

VPSマイニングは、VPSサーバーによっては利用規約に違反している場合があります。

先ほどサーバーを落とされる可能性があると述べましたが、それがそもそも利用規約違反であれば、もちろんサーバーを落とされることになります。

例えば、Google Cloud Platformというクラウドサーバーの無料トライアルの利用規約には、暗号通貨の採掘に使用することを禁止するとの記載があります。

このように、マイニングにサーバーを使用することを禁止しているところがあるため、VPSマイニングを行うのであれば十分に規約を確認する必要があります。

VPSマイニングができる通貨を2つ紹介!

VPSマイニングができる通貨は、CPUマイニングができる通貨と同じです。

例えば以下のような通貨をVPSマイニングすることが出来ます。

Bitzeny(ZNY)

Bitzenyは、日本の2ちゃんねるから誕生した、モナコインに並ぶ国産の仮想通貨の一つです。

流通量は少ないものの、コミュニティが活発なのが魅力です。

Monero(XMR)

Moneroは、非常に匿名性の高いのが特徴の仮想通貨です。

コインチェックにも上場しているので、日本でも有名ですよね。

これら2つの仮想通貨がCPUマイニングでは主流になっていますが、特にBitzenyは価格低迷によりマイニング人気が大きく落ち込んでいます。

おすすめ国内VPSサーバー3選を紹介!

ここからは、おすすめの国内VPSサーバーを3つ紹介していきます。

Conoha

Conohaは、近年仮想通貨事業にも参入し有名なGMOインターネットが提供するVPSサービスです。

初期費用が無料で、月額は定額630円からと、非常に低価格の国内VPSサーバーです。

コントロールパネルが直感的に使え、設定や起動などが非常にやり易く出来ています。

また、月額料金の支払いに学割があるため、学生の仮想通貨マイナーにはおすすめのサーバーです。

カゴヤのVPS

カゴヤのVPSは、カゴヤジャパンが提供するVPSサービスです。

初期費用が無料で、月額648円から始められる、こちらも低価格の国内VPSサーバーです。

料金は日割りで支払われるため、サーバーを急に変えたくなったり、プランを変更したくなった場合に無駄なお金が掛かりません。

Conohaと並んでVPSマイニングにはよく使われるサービスです。

さくらのVPS

さくらのVPSは、さくらインターネットが提供するVPSサービスです。

2週間のお試し期間があるため、初めてVPSマイニングをする方にはこちらをお勧めします。

こちらも月額685円と低価格の国内VPSサーバーですが、初期費用が1080円かかってしまうため注意が必要です。

まとめ

ここまで、VPSマイニングについて紹介してきました。

電気代が掛からないというメリットがあるVPSマイニングですが、デメリットや注意すべき点が多く、また採算が合わない場合が多いのが現状です。

上のデメリットのところでも述べましたが、VPSサーバーの運営者からすると、常にサーバーをフル稼働させるVPSマイナーは決して好ましい客ではありません。

そのため、VPSマイニングを行う場合には、今回紹介したデメリットや注意点を十分に考慮した上で、運営者が良しとする範囲でのマイニングに留めることをお勧めします。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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