XRP(リップル)にはマイニングがない?理由を簡単に解説!
   公開日 : 2019/09/27

XRP(リップル)にはマイニングがない?理由を簡単に解説!

Crypto Times 編集部

ブロックチェーン専門メディアCRYPTO TIMES編集部です。CRYPTO TIMESのニュース、コラム、インタビューなど全ての編集を行っています。 元エンジニア出身なので、ブロックチェーンのノードを建てたり、簡単なスマコンの実装まで対応できます。Twitterもよろしく。

ブロックチェーンや暗号資産について学ぶ上で必ず耳にするのがRipple(リップル)のXRPです。

ビットコインや現行のイーサリアムなどは「マイニング」が存在し、「ステーキング」を導入したブロックチェーンもあるなか、XRPはどちらのシステムも採用していないと聞いて疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

そこでこちらの記事では、XRP(リップル)にマイニングが存在しない理由や、それによるメリット・デメリットを紹介します。

それでは、早速みていきましょう。

XRP(リップル)にマイニングが存在しない理由とは?

最初に結論を言ってしまうと、XRPにマイニングが存在しないのは、全ての通貨がすでに発行されているからです。

マイニングとは「データの承認作業を行い、新規通貨を発行すること」を表す造語です。BTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)はマイニングによって通貨が少しずつ市場に流れていきます。

一方、XRPは発行上限数の1000億枚全てがすでに発行されているため、「マイニングがない」と言うことができるわけです。

では、XRPは全てが市場に流れているのかというとそうではなく、全体の約6割(600億枚)を発行元のRipple社が保有して、少しずつ市場に売り流しています。

XRPはどのような承認作業を行っているのか

マイニングはデータの承認作業と深いつながりがあると解説しましたが、マイニングがないXRPは一体どうやって承認作業を行っているのでしょうか。

XRPでは、PoCというコンセンサス・アルゴリズム(承認方法)が採用されています。このPoCでは、バリデータ=UNL(ユニークノードリスト)と呼ばれる、投票で選ばれた特定の人・企業が承認作業を行ないます。

UNLの80%以上が取引を承認することで取引が成立し、台帳にトランザクションデータが記録されます。

コンセンサス・アルゴリズムには他にもビットコインのPoWやイーサリアムのPoSなど、いくつか種類があります。

どれが一番良いかというのは、現在も議論が交わされており一概には決めることができません。

通貨のコンセプトや、目指す未来などによって採用されるコンセンサス・アルゴリズムは変わってきます。

コンセンサス・アルゴリズム代表的な通貨
PoWビットコイン、イーサリアム(現在)
PoSイーサリアム(将来)
PoCXRP(リップル)
DPoSEOS、Lisk

メリット・デメリットは?

XRPが持つ「全ての通貨が発行済」「特定の人が承認作業を行う」という2つの特徴には、当然メリット・デメリットが生じてきます。

メリット

・マイニングが存在しないため、無意味な計算に電力を消費しない

・特定の人だけで承認作業を行うため素早く送金できる

1点目に関して、XRPは全ての通貨が発行済で、マイニングをする必要がないため無駄な電力を使う必要がありません。

ビットコインなどのマイニングでは、マイニング専用のコンピューターを無数に並べ、それをさらに空調で冷やしています。このようなマイニングに伴う電力浪費は環境保護の面からも問題視されています。

その点XRPでは、こういったマイニング作業を行う必要がないので、比較的省エネであると言えます。

マイニングのイメージ

2点目に関して、XRPはPoC方式で特定の人・企業が承認作業を行うため、合意形成までの時間が速くなります。

つまり、合意形成が速い=トランザクションのスピードが速い=送金のスピードが早いということになります。

XRPは国際送金を効率化するために発明されたネットワークなので、このメリットはとても大事になってきます。

デメリット

XRPのデメリットとされているのが「一部の権力を信用しなければならない」ということです。

現在約30個の団体・企業がUNLとしてデータの承認作業を行っています。

(UNLの分布:画像引用元https://minivalist.cinn.app/)

つまり、XRPという通貨を信用するには、この数十社からなるUNLを信用しなければなりません。仮にこの30社が手を組めば、特定の取引を承認しないということも可能になってしまいます。

機関や企業、国などの中央集権機関を信用しない経済圏の構築というのがビットコインなど当初の分散型台帳の理念であったことを考えると、XRPはUNLに依存した集権的なモデルであることがデメリットとも捉えられます。

まとめ

XRPにマイニングが無いのは「全ての通貨が発行済みだから」ということがわかりました。

今回の記事で紹介した点以外にも、XRPは独自の分散型台帳技術「XRPLedger」を使っているなど暗号通貨の中でも少し異質な存在となっています。

以下の記事では「XRPがそもそもどういう目的で作られたものなのか」などを仕組みと共にわかりやすく解説しているので、気になった方は是非読んでみてください。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

関連記事
・XRP(リップル)は今後どうなる?Ripple社が予想する将来を紹介!
・なぜXRP(リップル)は中央集権的と言われるの?わかりやすく解説!
・【初心者向け】XRP(リップル)の買い方とおすすめ取引所を紹介!

ct analysis

関連記事 同じライターから

同カテゴリの人気記事