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2019/11/02分散型取引所IDEXが新たなUI/UXを実装した「IDEX2.0」を発表
分散型取引所として多くのトークン取り扱いで人気を集めたIDEXがバージョン2.0となる「IDEX2.0」を発表しました。 https://www.youtube.com/watch?v=NN-czrxd3JU 動画からは新UI/UXの大幅な改善を感じることができ、パフォーマンスやセキュリティ共に優れているとしています。 DEX(分散型取引所)の課題とされてきたスループット(処理速度)ですが、流動性プール型を採用し問題の解決を図るKyber NetworkやUniswapなどが存在するなか、IDEX 2.0ではこれとは異なる手法を採用しています。 IDEX 2.0が採用するO2 Rollupと呼ばれるレイヤー2(オフチェーン)ソリューションは、その中でもスマートコントラクトを執行できるタイプの技術で、高いUXを実現することができます。 IDEX 2.0の公式サイトでは、Waiting Listへの登録やホワイトペーパーのダウンロードなど詳細を確認することができます。。

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2019/11/02Binance(バイナンス)が韓国に現地法人を設立
10月29日、仮想通貨取引所Binanceが韓国に現地法人を「Binance Co.Ltd」として登録したことが、CoinDesk Koreaの報道で明らかになりました。 マルタに拠点を移したBinanceは、ウガンダやジャージー、シンガポールに現地法人、米国にはパートナー会社も持ち、韓国の進出は5か国目となります。 Binanceは法定通貨建て取引所の拡大を目指しており、今回の設立が確認される以前から、韓国ウォンと価値が紐づけられたステーブルコインの発行事業者と提携を結んでいたことがわかっています。 Binanceが先日発表したローカル版LibraといわれるVenusネットワーク上にも、近いうちに韓国ウォンのステーブルコインが発行されていくようです。 記事ソース:[단독] 바이낸스, 한국 진출 공식화

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2019/11/01Matrix AI NetworkがCEOや技術リードによるAMAを実施
先日、Matrixの大型アップデートが行われたタイミングで、YoutubeにてAMA (Ask Me Anything)が行われました。AMAにはCEOのOwen、主任AIサイエンティストのDeng、主任AIアーキテクトのLiuおよびマーケターのAlfredが参加しました。 こちらのリンクからAMAの録画をご覧できますので、参加できなかった方はご確認ください!本記事では40分のAMAからいくつかの質問を抜粋してご紹介したいと思います。 第一部 AMAの冒頭にはまず、OwenおよびLiuからMatrixのアップデートやMatrixの設計思想などについて簡単な紹介がありました。 今回のアップデートとしては主に三点、 AIマイニングの実装 データストレージの最適化 マスターノード選出アルゴリズムの変更 が行われました。3点目の変更によって、ノードは3日に一度は選出を受けるよう変更がなされ、よりネットワークの分散性が増す変更になったと考えられます。 主任AIアーキテクトのLiuからは、Matrixの根本的な設計思想について説明がありました。 中央集権的な運営主体を排除しようと努める分散ネットワークの形成において、各ノードがコンセンサスを得るためにPoWを使用しています。具体的にノードが何をしているかというと、ノードはひたすらに実応用の聞かないハッシュを永遠に計算し続けているのです。 この計算力の無駄を活かすことができないのか?これがMatrixの根本にある思想です。 一方で、計算力を必要とする分野として機械学習が挙げられます。例として、画像分類ネットワークを考えてみましょう。これは152層および6000万のパラメーターによって構成されており、130万の画像によってトレーニングを行う必要があるものとします。 もし、このモデルを1つのGPUノードによってトレーニングする場合、19日を要します。永遠とハッシュを計算し続けるならば、その計算力をこれらの機械学習に応用できないでしょうか? ブロックチェーンと機械学習、この2つの分野のギャップに橋を架ける存在になることがMatrix AI Networkが目指す姿です。 第二部 ここからがAMAとなります!第二部では事前にコミュニティから募集した質問への回答が行われました。(第三部では中継中にコメント欄で受け付けた質問への回答) 以下にいくつか抜粋してご紹介します。詳細は録画映像をご覧ください。 Q. AIサービスの提供という枠を超えて、新たな機能を提供するのはいつ頃になるでしょうか? A. Matrix AI Networkは現在、分散化クラウドコンピューティングプラットフォームの開発を行っており、2020年には開発が終了する予定です。2020年の第2四半期にはPhase1を迎えられるのではないでしょうか。 Q.Matrixはどのように顧客にアピールしていくのか? A. クラウドコンピューティングプラットフォームとして、現在Matrixはクラウドサービス会社と戦略的協定を結んでおり、今後もその数を増やしていく予定です。パブリックとしての側面では、現在Matrixは投資をしている段階だと認識していますが、分散コンピューティングプラットフォームというものは消費者にとって魅力的なものであると考えています。 また、直近ではMatrixはAIによる故障予測サービスに焦点を当てています。現在、機械のメンテナンスには年間6000億米ドルが消費されていると試算されており、適切に機械の状態を把握および予測することで、故障およびその防止に対して適切な行動をとることが可能となります。 これは非常に需要のあるサービスだと考えており、Matrixがアプローチすべき課題だと考えています。 Q. 一般的な話として、FPGAを用いたマイニングについてのご意見をお聞かせください。 A. FPGAは非常に便利なものではありますが、マイニングという観点では計算力が不足しており不適であると思われます。また、FPGAは実はGPUよりも高価であるため、この業界のソリューションには適していません。 Q. (Matrixに関連するものとして)AI分野における領域の中で、最も予想外の発展があったものはどういった技術ですか? A. 私の知っている限りでは、音声ベースの機械学習でしょうか。ここで音声、というのは人間の言語ではなく、自然界における音声シグナルです。現在、ほとんどの研究は映像シグナルや英語の解析を対象としています。 しかしながら、視覚と同じくらい重要な情報を伝えるものとして我々は音声を忘れてはいけません。 例えば、とあるプロジェクトでは機械のエラーを検出するために音声シグナル分析を行っています。機械がエラーを起こす際、通常とは異なるノイズが発生しているのです。そこで、これらを解析することで不具合を発見し、また未来の問題を見つけることも可能になるかもしれません。 また、興味深い研究として、鳥のさえずりを解析することで空港上空での鳥の分布を解析するプロジェクトがあります。空港における機体への鳥の衝突は非常に大きな問題であることはご存知かと思いますが、このような解析手法を用いることで鳥が飛行する高度を推測し、このような事故の確率を低下させることができます。 こういった音声分析は将来的に非常に重要な分野であり、実際にユースケースを獲得する領域になうと思います。 Q. 技術面および規制面について、Matrixが直面するであろう最大の課題はなんですか?またそれをどのように解決していくのでしょうか? A. まず開発についてですが、最大の課題は我々が開発しているプロダクトが全く新しいものであるという点です。他者から学んできた経験が少ない中で、新しいプロダクトを作るためには常にリサーチを行い、多くの論文を読み議論を重ねる必要があります。 一旦開発を終えても、作動確認や安全性の確認などを多くのテストを行う必要があり、これらが一番の課題となります。 規制面については、異なる業界や企業から協力を得るために最善を尽くしています。我々の技術をぜひ使用してもらい、彼らの技術やサービスをアップグレードしてほしいと思っています。現時点でブロックチェーン技術に対して、好意的な企業は増えてきており、これは非常に良いことだと思っています。 Q. Matrixウォレットに搭載されている物体認識機能のユースケースを教えてください A. 例えば、想定される1つのユースケースはカロリー計算機能です。食事を取る前に食べ物にカメラを向けてみるとどの食べ物がカロリーをどれくらい持っているのかを表示することができます。またこれらはデータベース化することも可能です。 Q. マスターノードのROIを上げるための方策はありますか? A. 分散クラウドコンピューティングプラットフォームが1つのキーポイントになると考えています。プラットフォームがローンチした後、マイナーはマスターノードに選ばれていない間はAI計算力が必要なユーザーに計算力を貸し出すことが可能になります。従って、プラットフォームの使用ユーザーが増えれば増えるほど、ROIの上昇が見込めます。 Q. Matrixプラットフォームとしての安定性を確保するためにどれくらいのノードまたは計算力が必要になると推定していますか? A. 前もって定義した数字をありませんが、現時点では言語学習の応用に取り組んでおり、許容されるであろうユーザー体験を実現するためには最低でも200のCPUが必要だと考えています。 第三部 配信中に視聴者から集まった質問にライブで回答を行いました!以下、抜粋の回答になります。 Q. Matrixの開発チームの人数は? A. およそ70人です。 Q. Matrixの専用マイニングマシーンの販売はいつ頃になりますか?また値段はどれくらいになるでしょうか? A. パートナー企業が現在Matrix専用マシンのデザインを行っております。おそらく来月には販売方法や値段について彼らから一部アナウンスがあるのではないかと思います。 Q. 5年後のMatrixをどのように予想しますか? A. 我々はまだ分散クラウドプラットフォームを構築しようと試みている段階であり、5年後に言及するのは非常に難しくありますが、まずこのシステムが大きく巣立ってほしいと願っています。そして、世界に最も低価格で計算力を提供できるようにしたいと考えています。 さらに、1–2年以内には自動機械学習類型検索 (auto-deep learning typological serch)を含むプラットフォームの完成を達成したいと思っています。 AMA要約は以上になります! 以前のAMAと比べると実装も格段に進んでおり、過去のAMAよりさらに充実したものになったのではないでしょうか。普段発表されない情報も多かったかと思います。 今後もAMAが開催される際はぜひご参加ください!

特集・コラム
2019/10/31【12月版】国内・海外のブロックチェーン/仮想通貨関連イベントを紹介!
ブロックチェーン世に出て10年強が経過し、業界人だけではなく大衆にもその技術は浸透しつつあります。日々新たな機能の実装や新たな種類のブロックチェーンが生み出されていますが、これらの技術革新には情報共有の場が不可欠です。 その情報共有の場が世界中で開催されているブロックチェーンカンファレンスやサミットなどのイベントです。これらのイベントにはブロックチェーン関係者や開発者、メディア関係者など多くの参加者が詰めかけます。 ステージ上では著名人がスピーチを行い、今後のブロックチェーンのあり方や技術についての解説を行います。この記事では直近に開催される予定のブロックチェーン関連イベントと世界中で開催されている様々なブロックチェーンカンファレンスの中から特に注目度の高い10つのイベントをご紹介します。 2019年12月に日本で行われる注目のブロックチェーン関連イベント 12月は日本国内での大規模な仮想通貨イベントの予定はなく、小規模なミートアップや講演会などが開催されるのみとなる見通しです。 2019年12月に海外で行われる注目のブロックチェーン関連イベント ここで紹介するのは世界各地で近々開催される予定のブロックチェーン関連イベントです。 Fin tech Connect 2019 開催予定日 12月3、4日 開催地 イギリス Fin Tech Connectは金融機関が最新のイノベーションを学ぶための場として用意された大型フィンテックカンファレンスです。今年はロンドンで開催され、6,000人以上が参加すると公表しています。スピーカーは仮想通貨界隈のみならず、大手金融機関のマネージャーやCEOがリストアップされています。 Fin Tech Connect 2019 Money 20/20 China(キャンセル) 開催予定日 12月4~6日 開催地 中国 本記事後半でも紹介している大規模ブロックチェーンカンファレンスのMoney 20/20ですが、今年12月に中国で予定されていたイベントはキャンセルされたと報じられています。Money 20/20を主催する企業によると、今年はイベントの開催にかかる費用がかさみ、大きな利益を見込めないとしてキャンセルしたと発表しています。 Money 20/20 China 世界で注目度の高いブロックチェーンカンファレンス10選 ここで紹介する10つのブロックチェーン関連イベントは世界中からスピーカーや参加者が集まるイベントです。 Blockshow Asia 昨年の開催時期 11月29日、30日 開催地 シンガポール Blockshow Aisaは大手仮想通貨メディアCointelegraphが主催する仮想通貨カンファレンスです。毎年シンガポールで開催されており、アジアでは最大級の規模を誇ります。 アジアでのカンファレンスというだけあってスピーカーはアジア圏出身の方がほとんどを占めています。著名なスピーカーでは、Mithrilの創業者Jeffrey Huang氏や、Litecoin財団の役員Zing Yang氏、Bitcoin財団エグゼクティブディレクターLlew Claasen氏にBLOCKCHAINの創業者兼CEO、Andre Kim氏などが登壇しています。 スピーカーは仮想通貨業界の関係者はもちろん、法律の専門家や投資家、教育関係者など様々です。 合計で115名ものスピーカーが登壇する豪華なカンファレンスとなっており、日本からも石黒一明氏をはじめ複数のスピーカーが参加しています。 また、Blockshowはアメリカやヨーロッパでも開催されています。 Blockshow Asia Consensus 昨年の開催時期 5月14日から16日 開催地 ニューヨーク ConsensusもBlockshowと同様に大手仮想通貨メディアが主催しているブロックチェーンカンファレンスです。こちらはCoinDeskによって開催されています。 世界で最も知名度があるブロックチェーンイベントと言っても過言ではないほどのConsensusには250名以上のスピーカーと4,000人以上の参加者が世界中から集まります。 昨年はCircleのCEO兼会長を務めるJeremy Allaire氏やeToroの創業者Yoni Assia氏、BitMEXのArthur Hayes氏、KrakenのCEO、Jesse Powell氏など錚々たる顔ぶれとなりました。 日本からはbitFlyerの創業者加納裕三氏が参加しています。 Consensus Hard Fork Decentralized 昨年の開催時期 12月12日から14日 開催地 ロンドン こちらも前者と同じく仮想通貨メディアが主催するブロックチェーンカンファレンスです。The Next Webが開催するHard For Decentraliedはロンドンにて行われました。今年はアムステルダムで開催されることが決定しており、毎年ヨーロッパの各都市を舞台にしています。 Hard Fork Decentralizedは開催する都市を仮想通貨ハブ都市へと変貌させ、人々を繋ぐことを目的としています。カンファレンスの場では仮想通貨の普及に関する見解や業界を先導するリーダーたちのアイディアが共有されます。 こちらのイベントにはIOTAの共同創業者Dominik Schiener氏、eToroのCEO、Yoni Assia氏、Space 10の共同創業者Simon Caspersen氏などが出席しました。 Hard Fork Decentralized World Crypto Conference 昨年の開催時期 10月31日から11月2日 開催地 ラスベガス World Crypto Conference(WCC)はEvolvという企業によってラスベガスのコスモポリタンホテルにて毎年10月末に開催されているイベントです。 昨年のイベントではビットコイン投資家のTim Draper氏やCivicのCEO、Vinny Lingham氏、BTCCの創業者Bobby Lee氏などが出席したようです。 WCCの特徴はブロックチェーンカンファレンスながら、開催地のラスベガスらしくエンターテイメント性に富んでいるという点です。キーノートはもちろん、プールパーティーやコスチュームパーティー、ポーカー大会、仮想通貨ラッピングの高級車など他のイベントとは全く違う雰囲気を醸し出しています。 World Crypto Conference Malta Blockchain Summit 昨年の開催時期 11月1日、2日 開催地 マルタ もはや仮想通貨都市として名が知れ渡っているマルタ共和国で開催されるMalta Blockchain Summitには数々の著名人が登壇します。今年のイベントではD.A.OやAIにフォーカスした内容となるようです。 今年のスピーカーにはBobby Lee氏、Tim Draper氏、Roger Ver氏をはじめ総勢264名がリストアップされています。 メディアパートナーもCointelegraph、Forbes、Bitcoin.com、CoinMarkeCapなど有名どころが名を連ねており今後同イベントの知名度は上がっていくと予想されます。 Malta Blockchain Summit Token Summit 昨年の開催時期 5月16日、17日 開催地 ニューヨーク Token Summitはトークンを用いた経済圏、トークンエコノミーに焦点を当てたサミットです。サミットの具体的な内容は経済、仮想通貨資産、プロトコル、トークン技術などとなっています。 今年のイベントにはMakerDAOのトップSteven Becker氏、Polkadotの共同創業者Robert Habermeier氏、Gnosisの共同創業者兼CEO、Martin Koppelmann、Augurの共同創業者Joey Krug氏などとこちら錚々たるメンバーが揃っています。 Token Summit London Fintech Week 昨年の開催時期 7月6日から13日 開催地 ロンドン その名前の通りロンドンで1週間に渡って開催されるLondon Fintech Weekは多国籍企業、イノベーションファーム、スタートアップ、政府、投資家、メディアが集まりフィンテックについて話し合う場となっています。 今年の来場者数は3,000人から4,000人と予測されており、世界最大規模の仮想通貨カンファレンスとなる予定です。来場者の55%が企業となっている点も特徴的だと言えるでしょう。 以前に参加した企業には英Amazon、日立、American Express、Google、Sony、HSBCなど世界的な企業が挙げられており、仮想通貨業界外からも注目を集めています。 London Fintech Week Swell 昨年の開催時期 11月7日、8日 開催地 シンガポール SwellはRipple社が主催するイベントで毎年開催されています。昨年はビル・クリントン元大統領やRiiple社CEOのBrad Garlinghouse氏が登壇し話題になりました。今年は11月にシンガポールで開催される予定です。 イベントは国際送金やデジタル資産に関するポリシーについての議論などRippleに関連する内容が中心となっています。 Swell Token2049 昨年の開催時期 3月20日、21日 開催地 香港 こちらのイベントはAlice Capitalという企業によって主催されているイベントで、豪華なスピーカー陣が特徴となっています。 今年のスピーカーを見ると、Litecoin創設者のCharlie Lee氏、Tronの創業者兼CEO Justin Sun氏、Zilliqaの共同創業者兼CEO Xinshu Dong氏、Ontologyの創業者Jun Li氏、Crypto.comの創業者兼CEO Kris Marszalek氏など贅沢なラインナップとなっています。 Token2049 Money20/20 昨年の開催時期 10月21日から24日(ラスベガス) 開催地 ラスベガス、杭州、アムステルダム、シンガポール Money20/20は「お金の未来」について考える場を提供しており、世界各地でイベントを開催しています。講演の内容は決済システムのあり方やお金そのものの未来、お金とテクノロジーの融合といった具合になっています。 昨年のラスベガス会場には3,400を超える企業や500人以上のスピーカーが参加するなどその規模はかなり大きいなものとなっています。 Money20/20 番外編: 旅行型ブロックチェーンイベント ブロックチェーンイベントの中にはカンファレンスを含みながらも、全体としては旅行という程のイベントも存在します。 Blockchain Cruise こちらはCoinsbankが主催するブロックチェーン関連イベントでクルーズ旅行のパッケージになっています。参加者はバルセロナでクルーズ船に乗り込み、マルセイユなどを経由してローマへと着港します。 期間中はスピーカーによるキーノートを聞いたり、仮想通貨関係者と共に食事をする機会が設けられているようです。 Blockchain Cruise Hodl Rally 高級車のレンタカー事業を手がけるApex Luxury Car Hireが主催するHodl Rallyは仮想通貨に焦点を当てながらも、エンターテイメント要素が充実している旅行型のイベントです。 参加者は高級車を持参するかレンタルして参加する必要があります。そして、高級車を運転してロンドンからスペインのイビサ島を目指します。 最終目的地のイビサ島ではプールパーティーやヨットパーティーが開催される他、大勢のモデルたちも参加する予定だとされています。もはや目的がなんなのかわからなくなりそうです。 道中で宿泊する高級ホテルではパーティーやキーノートが開催され、参加者を飽きさせないような工夫がなされています。参加費は3,000ポンドからと1週間の旅行にしては妥当に思えますが、高級車を所有しているもしくは数千ポンド追加で払ってレンタルする必要があるため、参加のハードルは高いと言えます。 Hodl Rally まとめ 今回紹介したイベントはあくまで一部の大規模なイベントです。この他にも世界中でブロックチェーン関連イベントが開催されており、より気軽に参加できるものも数多く存在します。 また、イベント参加者はブロックチェーン関連の業界人だけではなく、教育関連やヘルスケア関連など様々な分野からブロックチェーンについて学びたいという方が参加しています。 仮想通貨やブロックチェーンに興味があるという方は一度近場で開催されているイベントへの参加を検討してみてはいかがでしょうか。

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2019/10/30Web3 FoundationとPolychain Capitalが合同でPolkadotエコシステムファンドを設立
Web3 Foundationは29日、Polychain Capitalと合同で、Polkadotのエコシステム拡大を目的としたファンドを設立したことを発表しました。 両社は、サブストレートを活用したプロジェクトやWeb 3.0に着目したプロジェクトなど、Polkadotネットワークの成長や普及に貢献しそうなものに焦点を当てていく予定です。 Web3 FoundationはPolkadotの開発に大きく携わる組織で、Polychain Capitalはブロックチェーン技術や暗号資産に特化したファンドです。今回の合同ファンド設立に際し、具体的な調達金額は明かされていません。 Polkadot(ポルカドット)とSubstrate(サブストレート)の概要と仕組み、取り巻くエコシステムに関して 記事ソース: プレスリリース

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2019/10/30各取引所の仮想通貨デリバティブデータを一目で確認できるサイトが登場
仮想通貨(暗号資産)のマーケット情報やニュースを提供する海外サイト「CoinGecko」が、無期限型先物などの暗号資産デリバティブに関するデータを掲載するサービスを開始しました。 新サイトでは各種先物の24H取引高や未決済建玉、資金調達率など基本的な情報のほか、インデックスと先物価格の乖離率(Basis)なども一目でわかるようになっています。 銘柄はビットコイン、イーサリアム、ほかは「その他」として分類されています。 同サイトは全体的な市場規模などを測るのに役立つCoinMarketCapなどとはまた別のリソースを展開しています。 ただし、現段階ではチャート機能が付いておらず、未決済建玉なども推移を見ることはできない状況です。

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2019/10/30Gods Unchained 1年間に渡るGenesis Pre-saleが終了、ハードキャップを達成
海外のブロックチェーンTCGであるGods Unchainedは、1年間に渡って実施していたGenesis カードパックのPre-saleが完売したことを発表しました。 公式Twitterの発表によると2週間前の達成度はハードキャップに対し、70%の達成度で、この2週間で加熱的な盛り上がりで資金が集まったことが推測できます。 今回、Gods Unchainedでは33,333ETHを集め、今後、Genesisで発売されていたカードは二度と生産されません。 https://twitter.com/GodsUnchained/status/1189093765304053760?s=20 今後のプロセスとして、各カードのアクティベーション(NFT化)が行われ、このプロセスが完了後、正式に取引のロックが解除されます。 また、カードのMarketPlaceについても発表がされ、ユーザーにかかる取引手数料は無料と発表がされました。※将来的に1%の手数料がかかるようです。 記事ソース : Medium

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2019/10/30仮想通貨・ブロックチェーン業界のライターになろう!学習サービスPoLからライターコースが登場
仮想通貨・ブロックチェーンのオンライン学習サービスPoL(ポル)を運営する株式会社techtecは、仮想通貨・ブロックチェーン業界でライターとして活躍するための実践的な学習カリキュラム「PoLライターコース」の提供を正式に開始いたします。 PoLライターコースはこちら:https://pol.techtec.world/writer 今回のライターコースは、業界初の試みである「記事執筆保証付き」となっています。 受講者はオンラインカリキュラムを学習後、提携先のメディアで実際に記事を執筆・公開することができ、ライターとしての目に見える実績をつけることが可能です。 10月初旬にクローズドで開始した事前募集を経て、既に数十名がコースを受講しています。 中には、オンラインカリキュラムを受講し、記事の執筆が完了している方もいます。 受講者からの満足度が非常に高いため、この度正式にリリースし、申し込みを開始する運びとなりました。 ライターコースの内容 PoLのライターコースでは、カリキュラムを一通り学習するだけで、そのままライターとして活動することが可能な状態になることを目指しました。 具体的には、「仮想通貨」「ブロックチェーン」についての網羅的な知識だけでなく、「SEO」「ライティング」についても学習可能なオンラインカリキュラムが用意されています。 コースを受講することで、仮想通貨・ブロックチェーン業界でライターとして活躍するために必要なスキルを、全て習得することができます。 ライターコースは、主に以下のような方を受講対象として想定しています。 ライターとして活動したいが、ライターとしての実績がない方 既にライターとして活動しているが、仮想通貨・ブロックチェーン業界での執筆実績がない方 受講者のコメント 10月初旬よりクローズドで開始していた事前募集には、数十名の方よりお申し込みいただきました。 既に数名の方の受講が終わり、実際に記事を執筆していただいています。 PoLライターコース修了者による記事一覧はこちら https://pol.techtec.world/writer/article この度の正式リリースにあたり、受講者より以下のコメントをいただいております。 「長年フリーランスのライターとして活動してきましたが、ブロックチェーンはとても難しい分野であり手が出せずにいました。PoLで元々勉強していたこともあり、今回のライターコースの案内があった際にはすぐに申し込みました。実際にメディアで記事を書ける点がユニークであり、今後の実績になるのでとても有難いです。」 「普段はエンジニアとして働きながら、休日に自分のブログに仮想通貨やブロックチェーンについて投稿しています。この投稿が副業になれば良いなと思っていたタイミングでPoLのライターコースを知りました。まずはライターとしての知識やスキルを身につけ、受講後に多くの人に読まれる技術的な記事を書き上げたいなと思います。」 「PoLの英語コースを受講しているのですが、リーディング力がついてきたと感じているので自分なりに海外メディアの翻訳などを行なっています。英語力を伸ばしつつ実践的なスキルをつけていきたかったため、翻訳記事をどこかのメディアで書けないかとコーチに相談したところ、今回のライターコースをご案内いただきました。このコースでは、勉強しながらライターとしての実績を積むことができるので、早くオンラインカリキュラムの受講を終えて執筆を開始したいです。」 ライターコース提供の背景 今や誰もが気軽に情報を発信できる時代となり、ライターという職業には多くの人気と注目が集まっています。 しかし、フェイクニュースが蔓延する中、メディア側からの執筆依頼は実績のあるライターにばかり集中せざるを得ないのが実状です。 特に、仮想通貨・ブロックチェーン業界では専門的な知識が求められるため、深刻なライター不足が課題となっています。 PoLのライターコースでは、そんな業界の課題を解決しつつ、1人でも多くの方にライターとして活躍できるようになってもらうことを目指しています。 今回、業界初の試みである「記事執筆保証付き」でカリキュラムを提供することにしました。 これにより、受講者のライターとしての第一歩を全力でサポートするだけでなく、業界の発展にしっかりとコミットしていく意向を全面に出していければと考えています。 提携先メディアで実際に記事の執筆が可能 オンラインカリキュラムの受講後は、PoLと提携しているメディアで実際に記事を執筆することができます。 ライターとしての実績がない場合、仮想通貨・ブロックチェーン業界に限らずメディアで記事を執筆することは難しく、クラウドソーシングなどで安い単価の案件を受けるほかありませんでした。 しかし、クラウドソーシングを経由した案件では口コミ記事や文字起こしなどが多いため、確かな実績にならないだけでなく編集者からの有益なフィードバックも受け取れません。 PoLのライターコースでは、提携先のメディアで実際に記事を執筆することができます。 受講者には経験豊富なライターがコーチとしてマンツーマンで付くため、豊富かつ良質なフィードバックを受け取れます。 PoLとの提携について 事前募集の段階では、提携先メディアを少数に限定させていただいておりました。 今回の正式リリースに伴い提携先メディアを拡大していきます。 PoLとの提携をご希望いただける場合は、ぜひお気軽にご連絡ください。 本件に関するお問い合わせ先 企業名:株式会社techtec URL :https://techtec.co.jp/ 担当者名:田上 智裕 Email:[email protected]

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2019/10/29量子コンピューターが仮想通貨の安全性を脅かすのはいつなのか?
「量子コンピューターで仮想通貨はどう変わるの?」「仮想通貨の安全性は量子コンピューターに脅かされるの?」という疑問を持っている方は多くいるかと思います。 先日Googleが量子コンピューターの実証実験を成功させたというニュースが注目を集め、仮想通貨の安全性を疑う声も多くなってきたと思います。 そこで本記事では、量子コンピューターがビットコインに与える影響をわかりやすく説明します。 この記事を読んでいただければ、量子コンピューターが与えるビットコインへの影響をゼロから理解することができますよ。 「量子コンピューターでどのようにビットコインが安全でなくなるのか」また、「量子コンピューターが出てきたら仮想通貨産業はどのように変化していくのか」を知りたいという方は、是非最後まで読んでみてください! 量子コンピューター時代に向けて 量子コンピューターの台頭で、現在一般的に使われているRSA暗号や楕円曲線暗号などの現代暗号理論が安全ではなくなる(危殆化していく)ことが問題視されています。 アメリカ標準技術研究所(NIST)は、2030年までに現在普及している暗号方式を一変し、2031年から耐量子暗号技術に移行することを推奨しています。 ビットコインでも秘密鍵から公開鍵を生成する時に楕円曲線暗号が用いられており、ビットコイン界隈の方にとっても決して他人事ではないのです。 そのような現代の暗号技術を脅かす量子コンピューターの仕組みやアルゴリズムについて、世界動向も交えてお伝えします。 量子コンピューターとは? 量子コンピューターとはその名の通り、量子力学の原理により並列性を実現するコンピューターです。 従来のコンピューターは、0と1の2つの状態で情報を表現します。 電圧のオン・オフで、0か1のいずれかの状態に1ビットは定まります。これの膨大な繰り返しで、Youtubeで動画が観られたり美しい写真を保存できたりするのです。 このビットに代わり、量子ビットで情報を処理するのが量子コンピューターです。この量子ビットは従来のビットと異なり、0と1が同時に成立している状態(重ね合わせの原理)も考えることができます。 0の状態と1の状態が決定的ではなく、確率的に決まっているということです。 この原理の画期的な応用により、1度で扱える情報量が増えます。 コンピューターで取り扱う量子ビットの数がn個のとき、1度で処理できる情報量が2のn乗となります。 2量子ビットなら4つのデータが取り扱えるということです。 先日Googleが53量子ビットの運用実験に成功したニュースがありましたが、この量子コンピューターが1度に取り扱えるデータ量は2の53乗という巨大な桁数になります。 10の15乗以上なので、1の後に0が15個並ぶほど巨大な数字ということになります。 演算処理速度が速いスーパーコンピューターでも、構造上はどこまでいってもバイナリーの原理(0か1か)の繰り返しです。量子コンピューターの演算処理が、スーパーコンピューターのそれを上回ることが将来考えられます。 しかも、重ね合わせ状態を利用して量子コンピューターでしか実行できないアルゴリズムなどが考案された結果様々な問題を従来のコンピューターよりも効率的に解くことができます。 量子コンピューター時代に向けた世界動向 各国で様々な研究所やIT企業が、こぞって量子コンピューターの研究・開発に取り掛かっています。大きな企業では、GoogleやIBMなどの取り組みが顕著なようです。 量子コンピューターの研究・開発が徐々に開始されるようになったのは、1970年代末ごろからです。 1985年にドイッチュ(David Deutsch)が、量子コンピューターを用いた計算アルゴリズムを考案しました。1994年にはショアのアルゴリズム(Shor's algorithm)が考案され、量子コンピューターで素因数分解を高速に行う方法論が発見されました。 理論研究に続いて、ハードウェア開発も1990年後期から2000年代に入り盛んに行われ、核磁気共鳴NRM、超伝導粒子などを用いた10から20量子ビットの量子コンピューターがすでに実現されています。 今後の計画では、Googleが72量子ビット、IBMが50量子ビットまで拡張させるようです。 世界の研究競争に対応して、標準的な暗号システムも変化していかなければいけません。 2016年からアメリカ標準技術研究所(NIST)が耐量子計算暗号へ移行する準備を始めました。日本でも、CRYPTOREC(Cryptography Research and Evaluation Committees)によって、電子政府推奨暗号の安全性評価などが行われています。 暗号方式は、その性質上、慎重に精査・評価をしなければいけません。我々の日常で使用される暗号に”穴"があっては大変なことになります。 そのため標準化には多くの時間と労力がかかります。そこで今は2030年からの移行に向けて世界の各機関が動いている状況です。 量子コンピューターが仮想通貨に与える影響 従来のコンピューターとはそもそもの構造が大きく異なる量子コンピューターですが、仮想通貨の脅威になることが予想されます。 ショアのアルゴリズムとグローバーのアルゴリズムによってビットコインの安全性が脅かされている状況です。 公開鍵から秘密鍵が割り出される? ビットコインを保有している方ならばご自身の秘密鍵をお持ちでしょう。誰にも公開してはいけない、自分だけが知っているべきランダムな数字とアルファベットの羅列です。 公開鍵はこの秘密鍵から生成されるので、ビットコイン取引の安全性は公開鍵から秘密鍵を割り出されないことを根拠としています。 公開鍵は名前の通り公開して良い鍵です。なぜなら、現在ではその公開鍵からいくら頑張っても秘密鍵を知るすべがないからです。 ビットコインプロトコルで秘密鍵から公開鍵を生成する暗号技術が、上記で触れた楕円曲線暗号です。画像にもあるように、秘密鍵から公開鍵を生成できても、公開鍵から秘密鍵を割り出すことはできないようになっています。 しかしこれは従来のコンピューターでの話であり、量子コンピューターと量子アルゴリズムを使えば解けてしまう時代がいずれ来ることが理論上わかっています。 ショアのアルゴリズム(Shor's Algorithm) それが、後になってショアのアルゴリズムと命名される量子アルゴリズムです。この計算手法は1994年に米国大学MITの応用数学科ピーター・ウィルソン・ショア教授(Dr.Peter Williston Shor)によって考案されました。 理論上、ショアのアルゴリズムによって、離散対数問題と素因数分解が高速で解けるようになります。現在最も普及しているRSA暗号と楕円曲線暗号は、それぞれ素因数分解と離散対数問題の計算困難性に支えらています。 実際、現在使われている2048ビットの大きさの数を素因数分解するには、スーパーコンピューターで30年ほどかかると言われています。 これほど強固な暗号理論を量子コンピューターは破る可能性があるのです。 また、扱うデータ量が増えてもさほど計算量が変わらないところもショアのアルゴリズムが突出している点です。ですから、扱うデータ量を増やすという対処法が通用しません。 これによりRSA暗号と楕円曲線暗号が危殆化を迎え、耐量子計算暗号へと移行しなければいけなくなります。 これは、ビットコインを保有する上でも重大な事実となります。 楕円曲線暗号が破られるということは、公開鍵から秘密鍵が割り出されてしまうことを意味するからです。 本来なら公開できるはずの公開鍵から誰にも教えてはならない秘密鍵がバレてしまい、保有するビットコインがウォレットから盗まれるなどの被害も考えられます。 グローバーのアルゴリズム(Grover's algorithm) もう一つ、総当たり攻撃に特化したアルゴリズムとしてグローバーのアルゴリズムがあります。 グローバーのアルゴリズムは、1996年にベル研究所の研究員であったロブ・グローバー氏(Lov Grover)によって考案された高速検索アルゴリズムです。 ここで「3つの数字の組み合わせのひとつが正解となる」ダイアル錠など、N個のデータの中から1つだけ正解を割り出す作業を考えてみましょう。 <0,0,0>から始めて<9,9,9>まで0から9の10つの数字を1つずつ試します。 この場合だと、10の3乗の1000通りの組み合わせがありますね。 N通りの場合数がある時、従来のやり方ならば最悪N通りをしらみつぶしに探る必要があります。 N-1個まで不運にも外れてN個目でやっと正解に行き着くのが最悪のケースです。平均的に考えてもN/2回の総当たりを仕掛ける必要があります。 しかしこのグローバーのアルゴリズムを使えば平均的にNの平方根程度の回数で正解にたどり着けるそうです。 100個の中から1つ選ぶのに今までなら50回平均して試さなければいけないところを10回程度で正解にたどり着けるのですから驚きです。 この効果はNが大きいほど顕著になります。Nが100万通りある場合、50万回試さなければいけないところを1000回まで抑えることができるからです。 グローバーのアルゴリズムの存在で、安全性が不安視されることも理解できますね。 ハッシュ値が衝突する? このグローバーのアルゴリズムはハッシュ値の衝突問題に応用することができます。 通常のコンピューターでは、同一のハッシュ値を得る入力値を発見するためにはハッシュ値の取り得る総数の平方根回を試せば良いことが知られています。 例えば、任意の入力に対して3桁の数字を返すハッシュ値があったとします(実際はもっともっと大きな桁数です)。 これは1000通りの3桁数字が存在することになりますが、通常のコンピューターだと1000の平方根である31通りを調べれば同じハッシュ値のペアーを発見できます。 一方でグローバーのアルゴリズムを応用した量子アルゴリズムを用いることでさらに少ない試行回数で同一のハッシュ値を見つけることができます。 具体的には、ハッシュ値の取り得る組み合わせの3乗根、つまり「1000の3乗根 = 10通り」を調べれば衝突が見つかるということになります。 ただ、グローバーの応用アルゴリズムへの対策として、ハッシュ長を1.5倍にすれば現在の安全性を保つことができます。 実際、3桁を1.5倍にした4.5桁に桁数を増やしてやってみましょう。 全ての組み合わせは10の4.5乗で31622通りです。これにグローバーのアルゴリズムを適応すると3乗根を調べればいいので、31622通りの3乗根である31回を調べればいいことになります。これは従来のコンピューターでの安全性と同程度ということになり耐量子性が保たれます。 グローバーのアルゴリズムで起こり得るハッシュ値の衝突問題は、ショアのアルゴリズムと異なりハッシュ値の桁数を増やせば十分であるということがわかりますね。 よってポスト量子コンピューター時代に入った際は、現在推奨されているSHA-256からSHA-384に移行する必要があるようです。 今後の展望 ブロックチェーンのシステム上、ビットコインのプロトコルや規格に対して変更を加えることは難しいです。 その場合、楕円曲線暗号ではなく(格子暗号や多変数多項式暗号などの)耐量子計算機暗号をプロトコルとして備え、かつSHA-384と今よりも桁数が長いハッシュ関数を採用しているシステムがビットコインからハードフォークするか、全く新しいコインが作られるかの2通りが考えられます。 既存のコインの中には、Cardano、IOTA、NEOなど耐量子性を持ったものが存在します。 ただし、これからより一層量子コンピューターの理論・実証双方からの研究が盛んに行われることも予想されます。 これからの研究により、新たに効率的なアルゴリズムが開発されたり、量子コンピューターでしかなせない計算手法が編み出されたりすれば、今存在する耐量子仮想通貨の安全性が脅かされる可能性も十分にあるでしょう。 まとめ 以上、量子コンピューターが仮想通貨にどう影響するのかをお伝えしました。 しかし、いきなり明日からショアのアルゴリズムが用いられビットコインが盗まれるという被害は考えられません。 量子コンピューターで正しい値を算出することがそもそも現時点では困難だからです。 ですから、例えばショアのアルゴリズムを使って現在使用されている2の2048乗の桁数を解読するとなると、4050以上の量子ビットを扱えなければいけません。しかしグーグルが開発中の量子コンピューターの現目標は比べてたったの72量子ビットです。 その上、多くの量子ビットで実装し計算すれば大きな誤差が出るため、実用に向けてはエラー修正への研究も進めなければいけません。さらに、量子ビットを多く使用すると重ね合わせ状態が消えてしまう現象(デコヒーレンス)が起こってしまう問題もあります。 したがって、現状の暗号化標準が脅かされるまでにはまだ時間がかかり、早くて2030年手前と予想されています。 今後量子コンピューター技術の飛躍に関するニュースが出てきた場合は、それが達成した量子ビット数などをチェックできれば、「現状の暗号通貨にも危険性が出てきたのか」を過剰反応することなく正確に知ることができるでしょう。 参考文献 [1] Newsweeks (2019.10.25) “グーグルは本当に量子コンピューターの開発は成功したのか?” https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/10/post-13265.php [2] Andreas M. Antonopoulos「Mastering Bitcoin unlocking Digital Cryptocurrencies」, NTT出版 (2017). [3] 国立研究開発法人、科学技術振興機構、研究開発戦略センター (2018.8.17) “ 科学技術未来戦略ワークショップ報告書、みんなの量子コンピューター 〜情報・数理・物理で拓く新しい量子アプリ” https://www.jst.go.jp/crds/pdf/2018/WR/CRDS-FY2018-WR-09.pdf [4] 高木剛「暗号と量子コンピューター耐量子計算機暗号入門ー」, オーム社 (2019).

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2019/10/29Bakkt(バックト)が消費者向けデジタル資産管理アプリを開発していることが明らかに
今年9月に現物引渡し型ビットコイン先物をローンチしたBakkt(バックト)が、消費者向けデジタル資産管理アプリを開発していることが明らかになりました。 同社が28日に公開したブログ投稿によると、同アプリはデジタル資産の保有や送金、トレードを可能にする消費者向けプラットフォームだとされています。 同アプリの重要な機能は「暗号資産を含む様々なデジタル資産に対応する」ことであるといい、ビットコインなど一般的な暗号資産のほか、非代替型トークン(NFT)やブロックチェーン技術を使用していないデジタル資産などが取り扱われる可能性も考えられます。 「デジタル資産のインフラ確立」「市場へのアクセス」「自己資産のコントロールの最大化」「デジタル資産の信頼の確立」の4つを目標に掲げるバックトは、2020年内に暗号資産をより幅広く普及させるため、活動を続けるとしています。 今月23日に現物引渡し型ビットコイン先物で過去最高出来高を更新したバックトは、今年12月9日にビットコインのオプション契約をローンチすることも発表しています。 ビットコイン先物のBakkt(バックト)が世界中で注目される理由とは 記事ソース: Bakkt Blog













