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2025/11/14BTC、ナスダック上昇局面で恩恵受けず|ハイテク株へ資金集中か
暗号資産マーケットメイカーのWintermuteは11月12日、ビットコイン(BTC)とナスダック100の相関関係に関する分析レポートを公開しました。 BTC still moves with equities, but only when it hurts The correlation remains high at ~0.8, but BTC reacts more to Nasdaq losses than gains This negative performance skew is now at levels last seen in late 2022, yet we're sitting near all-time highs pic.twitter.com/TO5OGSjzx1 — Wintermute (@wintermute_t) November 13, 2025 レポートによると、BTCとナスダック100の相関係数は約0.8と依然として高い水準にあります。しかし、その内容には「負の非対称性」が存在し、株式市場の上昇局面におけるBTCの反応は鈍い一方で下落局面ではより鋭く連動する傾向があることが示されました。 この種の非対称性は通常、市場心理が冷え込んだ弱気相場の底値付近で観察されるものです。レポートはBTCが史上最高値圏にある現在の価格水準でこの現象が見られることは異例であると指摘しています。 関連:「ビットコインは2035年までに金を超える」セイラー氏が予想 著者のJasper De Maere氏はこの非対称性の背景にある要因として、主に2つの点を挙げています。 第一に、2025年を通じて機関投資家と個人投資家の双方の注目がメガキャップのハイテク株に集中し、リスク資産への資金が暗号資産よりも株式市場へ向かったことです。 第二に、暗号資産市場の構造的な流動性の脆弱性です。具体的には、ステーブルコイン発行の停滞、ETF流入の鈍化、取引所の市場流動性(Market Depth)が2024年初頭の水準に回復していない点などが指摘されています。この脆弱性が株式市場の下落局面におけるBTCのネガティブな反応を増幅させていると分析されています。 市場参加者の疲弊感はデータにも表れており、365日移動平均で見た「ペインギャップ」(株式下落時に対するBTCの連動の強さ)は、2022年後半の弱気相場以来の最高水準に達しています。 レポートはこうした逆風ともいえるダイナミクス(負の非対称性)が存在するにもかかわらず、BTCが複数の史上最高値を記録し、現在もピークから20%未満の水準を維持している点に注目。「この状況下で価格は堅調に持ちこたえている」と評価しています。 ビットコイン急落はどこで止まる?専門家の予想とは 記事ソース:Wintermute

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2025/11/14ビットコイン急落はどこで止まる?専門家の予想とは
ビットコイン価格は昨日11月13日から本日にかけて急落し100,000ドルを割っています。さらにそこから下落を続け、現在は97,000ドル付近を上下に推移しています。 Bitcoin price by TradingView 今後のビットコインの値動きに注目が集まるなか、JPMorganのアナリストは11月12日付のレポートで、ビットコインの現在の水準からの下落幅は「非常に限定的」であるとの見解を示し、サポート価格(下限)を約94,000ドルと分析しました。 アナリストはビットコインの「推定採掘コスト」が歴史的に価格のサポートとして機能してきたと指摘。その上でJPMorganはこのサポート価格の基準となる採掘コストが約94,000ドルに達したと分析しています。 この採掘コストは最近の推定約92,000ドルから上昇したものです。背景には過去数ヶ月におけるネットワーク難易度(マイニングの難易度)の急激な上昇があると説明されています。 さらなる下落余地ありとの声も|年末の回復は期待薄か さらなるビットコイン価格の下落を予想する声もあります。 著名トレーダーのNachi氏は11月初旬、米中貿易協定のポジティブなニュースに市場が反応しなかった点は市場に売り手が多く存在することを意味すると指摘。12月の利下げも不確実で伝統金融のプレイヤーは利益確保のために売却を行う可能性があるとし、ビットコインは年末までに90,000ドル、イーサリアムは2,800ドルをテストする動きになると予想しています。 また、最近の投稿で同氏はビットコインが100,000ドルを割る中で米国株も12月の利下げ期待の後退や米政府閉鎖に伴うスケジュールの遅延などを背景に勢いを失っていると指摘します。 With $BTC broke 100k convincingly, the rally proved to be short-lived with market breaking the pivot zone. US Equities have also lost its momentum driven by reduced probablities of rate cut in Dec, with government shutdown delayed timeline of everything. PMs would rather take… — Nachi (@alphawifhat) November 13, 2025 年末に向けては多くのポートフォリオ・マネージャーが年間成績を確定させるために利益確定売りを優先する可能性があると同氏は分析。市場にはまだ下落余地が残されていると見ています。 暗号資産市場はすでに大きな打撃を受けており、この段階で空売り(ショート)を仕掛けるのは遅すぎるとする一方、リスク・リワード比率が比較的良い戦略として、これまで堅調に推移してきたCOIN(コインベース)やHOOD(ロビンフッド)といった暗号資産関連株の空売りを挙げています。 同氏は、市場の空売りは容易ではないため機敏な対応が重要だとしつつ「空売りが不得意な投資家は、無理をせず現金の比率を高め、次のより良い押し目買いの機会を待つべきだ」と助言。年末までに市場が意味のある回復を遂げる可能性は低いと結論付けています。 記事ソース:The Block 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)

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2025/11/14Animoca関連GAMEEとAzukiが提携、Telegramゲーム「Alley Escape」公開
NFTプロジェクトのAzukiとゲームエコシステムのGAMEEは11月14日、コラボレーションゲーム「Azuki Alley Escape」をTelegram上でリリースしました。GAMEEはAnimoca Brands関連のゲームエコシステムとして知られています。 💥 Azuki Alley Escape is now LIVE! An amazing new experience from @GAMEEToken x @Azuki opens today with a pre-gameplay Early Access phase – and early birds get the advantage! Here’s how to join and claim your rewards 👇 [1/6] pic.twitter.com/wQuo2PkFWr — Azuki Alley Escape (@Azuki_Escape) November 13, 2025 現在は早期アクセスフェーズが実施されており、早めに参加したユーザーは特典を得られます。参加方法は、Telegramをインストールし、Azuki Alley Escapeボット(t.me/azukiescapebot)を開き、「スタート」をタップし、早期アクセスタスクを完了し、友達を招待することで、キャラクターのロードアウトを構築するための報酬を獲得できます。 報酬にはコイン、ボックス、XP、チケットが含まれます。タスクはゲームプレイ開始時にも残りますが、報酬は減少するため、公式は「ゲームプレイの開始前に先手を打つべき」としています。ゲームプレイは来週開始予定で、リーダーボードも公開される見込みです。 1つのグループには最大256人が参加可能でAzukiの高価値報酬や大規模なシーズン終了賞品も予定されていますが、詳細はまだ公開されていません。 GAMEE is thrilled to officially announce our collaboration with @Azuki! 🥳 Stay tuned. The Alley awaits. 👀 pic.twitter.com/woOqu9x5p9 — GAMEE (@GAMEEToken) November 10, 2025 ゲームの詳しい内容は明かされていませんが、Telegramから手軽に参加できる仕組みとなっており、NFTプロジェクトがWeb3ゲームを通じてコミュニティエンゲージメントを強化する新しい試みとして注目されています。

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2025/11/14予測市場Polymarket、世界最大総合格闘技団体と独占契約
分散型予測市場プラットフォームのPolymarketは世界最大の総合格闘技団体「UFC」およびその親会社TKOと独占的な公式予測市場として提携したと発表しました。 Polymarket 🤝 @ufc @TKOGrp The UFC has chosen to partner with Polymarket as its Exclusive and Official Prediction Market. The UFC will be integrating a Polymarket Scoreboard into the fights that will show the realtime % likelihood of who will win. When I watch UFC, I love… pic.twitter.com/Jj8bOi5k3A — Shayne Coplan 🦅 (@shayne_coplan) November 13, 2025 この提携により、UFCは試合にPolymarketスコアボードを統合し、勝者をリアルタイムの確率パーセンテージで表示する予定です。 Polymarket CEOのShayne Coplan氏は「UFCを観戦する際、誰が勝っているかを測るためにPolymarketのオッズを見るのが好きだ。これで、数億人の人々がPolymarketの力に触れる機会を得ることになる」とコメントしています。 急成長するPolymarket Polymarketは近年、急速な成長を遂げています。ブルームバーグの報道によると、同社は10月に120億ドルから150億ドルの評価額で新たな資金調達を検討していることが明らかになりました。今年6月には評価額10億ドル以上で2億ドルの資金調達に近づいていると報じられており、わずか数ヶ月で評価額が10倍以上に跳ね上がった計算になります。 関連:過去最大級の仮想通貨ローンチなるか|Polymarketが発行、配布計画を認める さらに10月初めには、ニューヨーク証券取引所の親会社であるインターコンチネンタル取引所(ICE)が、Polymarketに最大20億ドルを投資すると発表しました。この大型投資はPolymarketが米国居住者へのサービス提供を制限してから3年以上を経て米国市場への再参入を準備する中で行われたものです。 また、同月下旬にはアメリカのナショナル・ホッケー・リーグ(NHL)とのライセンス契約の締結も行われています。 11月には、Google FinanceやYahoo FinanceにPolymarketのデータが統合されることも明らかになり、予測市場プラットフォームとしての認知度と信頼性がさらに高まっています。 関連:Google Finance、PolymarketとKalshiの予測市場データを統合 一方、一部ユーザーからプラットフォームの注文板の薄さの問題やトピックによる大きな偏りの課題も指摘されています。様々なプラットフォームや団体との提携で今後さらなるユーザー増加とそれによる流動性の課題が解消されるのか、引き続き注目が集まります。 *Polymarketの日本居住者の利用は賭博行為にあたる可能性があるため実際の使用は推奨致しません

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2025/11/145600万人利用の決済アプリ「Cash App」、USDCに来年対応へ
Xの元共同創業者ジャック・ドーシー氏によって設立された米大手フィンテック企業「Block Inc.(旧Square社)」が手掛けるモバイル決済アプリ「Cash App」が、2026年初頭にステーブルコインのサポートを開始予定であることが明らかになりました。示された動画の中ではCircle社が手掛けるステーブルコインUSDCがアプリ内で利用されています。 Now this is 🔥🔥🔥@CashApp launching stablecoin support in early 2026. Seeing USDC payments in CashApp has been a mission for Circle for a long time! 56M Monthly Active Transacting Users Congrats @milessuter and the whole crypto team! pic.twitter.com/Y6ygmvbHu3 — Jeremy Allaire - jda.eth / jdallaire.sol (@jerallaire) November 13, 2025 Circle社の共同創設者兼CEOであるジェレミー・アレール氏は「CashAppでのUSDC決済を見るのは、Circleにとって長年のミッションだった」とコメントし、月間5,600万人のアクティブトランザクションユーザーを擁する大手決済プラットフォームでのステーブルコイン採用計画に対する大きな期待を寄せています。 USDCエコシステムの拡大続く Circle社は機関投資家向けのオンチェーンFX基盤「Circle StableFX」がArc(レイヤー1ブロックチェーン)テストネット上で稼働を開始したことも発表しています。 この新しいプラットフォームは、24時間365日稼働し、複数の流動性プロバイダーからの競争力のある価格設定と即時決済を実現します。日本からはJPYC株式会社が発行する日本円建ステーブルコイン「JPYC」がオーストラリア、ブラジル、韓国、メキシコ、フィリピン、カナダ、南アフリカの7カ国のステーブルコインとともにパートナー通貨として採択されています。 Circle社のUSDCは米ドルに1対1でペッグされたステーブルコインとして、全世界で約75.6十億米ドル(約11.7兆円分)が流通しています。Cash Appとの統合により、USDCの流通量と利用シーンがさらに拡大することが見込まれます。 JPYCも対応|Circle、オンチェーンFX基盤のテストネット稼働を発表

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2025/11/14JPYCも対応|Circle、オンチェーンFX基盤のテストネット稼働を発表
米Circle Internet Financial社は機関投資家向けのオンチェーンFX基盤となる「Circle StableFX」および「Circle Partner Stablecoins」プログラムがArcテストネット上で稼働を開始したと発表しました。 Circle StableFX and Circle Partner Stablecoins are live on Arc Testnet. A new foundation for FX is here, built on stablecoins, designed for institutions.@circle is launching two key building blocks for fast, programmable, always-on FX: → Circle StableFX: An… pic.twitter.com/c1b5TFpeS4 — Arc (@arc) November 13, 2025 日本からはJPYC株式会社が発行する日本円建ステーブルコイン「JPYC」が、日本円ポジションを担う唯一のステーブルコインとしてパートナー通貨に採択されています。 この取り組みは、Arc(リアルタイム決済清算レイヤー)、StableFX(オンチェーンFXエンジン)、Partner Stablecoins(地域パートナー群)の3つのコンポーネントで構成される次世代の為替プラットフォームです。Circle StableFXは、24時間365日稼働するステーブルコインベースのFXエンジンで複数の流動性プロバイダーからの競争力のある価格設定、即時のオンチェーン決済、常時利用可能な流動性を提供します。 Circle Partner Stablecoinsプログラムには、初期参加者として8つの国・地域のステーブルコイン発行体が参加しています。日本円のJPYC(JPYC株式会社)をはじめ、オーストラリアドルのAUDF(Forte AUD)、ブラジルレアルのBRLA(Avenia)、韓国ウォンのKRW1(BDACS)、メキシコペソのMXNB(Bitso社Juno)、フィリピンペソのPHPC(Coins.ph)、カナダドルのQCAD(Stablecorp Inc.)、南アフリカランドのZARU(ZARU)が含まれます。 JPYC株式会社は、今回の選定は資金移動業者としての規制遵守とリスク管理体制、オープンウォレット互換性を活かした幅広いユースケース展開、そして2021年にCircle Venturesを通じて出資を受けており技術的・人的交流が深いことなどが評価された点にあるとしています。 記事ソース:資料、PR TIMES















