ウォレット「Argent」4つの新機能を発表 | StarkNet対応のウォレットアプリも
Crypto Times 編集部
ウォレット「Argent」から新たに4つのプロダクトが発表されました。
it was a big week(end)
our CEO and co-founder @itamarl announced 4 huge products that we’ve been working on for @Starknet✨
– web wallet: a seedless wallet created with just an email address
– 2FA for Argent X
– Starknet in mobile
– multisig for DAOs https://t.co/OpVVcWEKMN— Argent (@argentHQ) February 6, 2023
イスラエルで開催されたStarkNet Session 2023に登壇したArgent CEOのイタマール・レスイッセ氏によると、下記4つのプロダクトが今後公開されます。
- Argent Xの2要素認証
- モバイルアプリ
- ウェブウォレット
- DAOのマルチシグ
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レスイッセ氏によると、現在提供中のArgent Xのウォレットに2要素認証機能が導入され、Eメール等による確認が要求されるとしています。
また、アプリに関しては、現在ウェブアプリのみに対応しているArgent XがiOS/Androidにアプリとして登場予定。StarkNetネイティブとしてArgent Vaultとのブリッジ機能も搭載されるArgent Xアプリは、StarkNetのプログラミング言語Cairoの次期アップデートCairo 1.0のリリースともに公開が予定されているとしています。
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ウェブウォレットに関しては、Emailを利用したウォレットで「Dappsへの接続」「資金の追加」「トランザクション署名」等が数クリックで可能に。シードフレーズは無くEmailのみで完全ノンカストディアルな左記ウェブウォレットは、Web2ユーザーのオンボーディングを目的としているとしています。
users will be able to upgrade and export their wallet to use on the Argent mobile or extension whether for UX or security once they progress on their crypto journey.
— lito.eth (out of office 🏄♂️) (@litocoen) February 6, 2023
DAOのマルチシグは、見た目は通常のアカウントながらトランザクションの作成に複数の署名を要求が可能に。最初のネイティブAA(Account Abstraction)を利用したマルチシグはArgent Xに統合予定で、Cairo 1.0公開後にリリース予定としています。
- マルチシグとは?
- 仮想通貨の送金等を行う際に電子署名を複数利用する方式。セキュリティを強化する目的で採用される。
Argent CEOのイタマール・レスイッセ氏は「StarkWareに感謝します。Argentが一緒にこの長旅に参加できることにとても興奮しています。」とコメントを残しています。
Argentは、イーサリアムのコミュニティを中心に議論がなされ、昨今注目を集めるAA(Account Abstruction)について先行して取り組んでいるプロジェクトです。
Crypto Timesのリサーチチームが提供するレポートコンテンツ『CT Analysis』では、概念や内容が難解とされるAAについて有料レポートを配信しています。
CT Analysis 『Account Abstractionの基本理解 提案やユースケースの紹介・解説』レポートの配信開始
記事ソース:Youtube