ビットメインとHuobiが人員削減を予定、中国二大企業にも相場急落の影響か
Crypto Times 編集部

この記事の3つのポイント!
- マイニング大手ビットメインと大手取引所Huobiが人員削減の予定を認める
- 先日のSteemitやコンセンシスに続き、今年の仮想通貨相場の急落の影響か
- 人員削減は急成長産業においては自然、今後のブロックチェーン産業の進歩に期待するという意見も
記事ソース:South China Morning Post
仮想通貨業界における中国二大企業であるBitmain (ビットメイン) とHuobi (フォビ)が人員削減を予定していることを認めました。
仮想通貨マイニング大手Bitmain (ビットメイン) が人員削減を進めていることが、中国のSNS上で明らかになっています。
ビットメイン代表は23日、「持続可能なビジネスを構築する上でスタッフの調整を進めてきた」と認めた上で、「これらの一部は事業ミッションのコアとなることにフォーカスするためのものだ」と説明しました。
仮想通貨マイニング大手Bitmain (ビットメイン) が人員削減を進めていることが判明 – CRYPTO TIMES
一方、世界最大級の仮想通貨取引所として知られるHuobi (フォビ) もまた人員削減を予定していることを認めました。
South China Morning Postによると、Huobiの広報担当は同日23日、業務の振るわない社員を解雇することで「人材の最適化」を行っていると語りました。
これらの人員削減は長く続く仮想通貨相場全体の急落の影響であることが考えられます。
世界最大のビットコイン市場は今年、70%もの急落を見せ、およそ5000億ドル相当もの損益になるとも言われています。
今回のビットメインとHuobiの報道は、先日のSteemitの社員7割の解雇やConsenSys (コンセンシス) の社員13%の解雇などに続くレイオフとなります。
香港を拠点とするブロックチェーン投資機関Kenetic Capitalの共同設立者であるJehan Chu氏はSouth China Morning Postに対し、「人員削減は新しい急成長産業では自然なことであり、ブロックチェーンもまた例外ではない」と語り、次のように述べました。
”2000年初頭にもインターネット産業において同じような状況が見られましたが、それは現在の主要な大企業を押し上げることにもなりました。よりシャープでフォーカスされたブロックチェーン産業2.0に期待します。”