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2021/11/22NFTマーケットプレイス「Rarible」の使い方、出品から購入、Mint方法までを完全解説
この記事では、NFTマーケットプレイスのRaribleについて解説しています。 Raribleは、OpenSeaのようにNFTを取引できるマーケットプレイスです。 基本的な機能は、OpenSeaと大きく異ならないものの、いくつかチェックしておきたい特徴もあります。 この記事では、Raribleの基本的な概要から特徴、初心者でも利用しやすいように使い方を1から解説しています。 Raribleとは?Raribleの概要について まず、はじめにRaribleの概要についてご紹介していきます。 Raribleの基本的な部分から、代表的な機能についてチェックしていきます。 RaribleはNFTマーケットプレイス Raribleを簡単にまとめると「NFTのマーケットプレイス」です。 つまり、NFTを購入・売却することが可能な場所で、NFT専門のメリカリやヤフオクのような存在であると言えます。 また、NFTを作成することも可能となっており、Raribleだけで「NFT作成・売却」というプロセスを辿ることが可能になっています。 類似のプラットフォームには、OpenSeaのようなNFTマーケットプレイスが挙げられ、基本的な機能は大きく変わりません。 しかし、RaribleではOpenseaとは違い、独自トークンとして$RARIを発行しているので、Raribleのマーケットプレイスを使うことでトークンを獲得できるのが大きな違いと言えるでしょう。 Raribleの代表的な機能 次に、Raribleの代表的な機能についてご紹介していきます。 Raribleでできることを把握していきましょう。 RaribleでNFTを作成 上記の画面は、RaribleにてNFTを作成ページとなっており、上記よりNFTの発行が可能です。 Raribleで作成したNFTは、前述の通り、そのままRaribleやその他のマーケットプレイスでも販売することもできます。 RaribleでNFTを売却 この画面は、RaribleにてNFTを売却する画面になります。 メリカリやヤフオクと同じように、価格・販売方法(固定価格 or オークションなど)の設定を行うことで出品できます。 RaribleでNFTを購入 上記の画面から、NFTを購入できます。 各NFTの説明文や価格・販売方法などもこの画面からチェック可能で、気になるものにはお気に入り(ハート)を押しておくことも可能です。 Raribleの4つの特徴 Raribleの基本的なところが分かっところで、気になるのはRaribleの特徴的なポイントではないでしょうか。 これから、Raribleの特徴的な点を4点ご紹介していきます。 二次流通におけるロイヤリティを設定可能 Raribleでは、NFTの作成時に二次流通におけるロイヤリティを設定することが可能です。 つまり、自身の作品が転売された際の利益を一定程度確保することが可能で、アーティストのインセンティブ強化が期待できます。 このロイヤリティの設定自体は、OpenSeaなどでも可能になっており、Rarible独自の特徴ではありませんが、NFTマーケットプレイス全体の特徴的な点に挙げられるでしょう。 ただし、このロイヤリティについては、あくまで「Raribleにおける二次流通」限定となっています。 つまり、他のマーケットプレイスで該当するNFTが売買された場合には、ロイヤリティを手に入れることはできません。 他のロイヤリティが可能なマーケットプレイスでも共通している課題なので、今後の進化に期待したいポイントでもあると言えるでしょう。 Raribleのアクションに伴いRARIを獲得可能 Raribleでは、Rarible内で購入・売却といったアクションを行うと、Raribleが発行しているRARIというトークン獲得することができます。 配布の割合は各条件などによって異なっているため、配布される数量は一概に言えません。 しかし、基本的にRaribleを利用したら、買いでも売りでもRARIをゲットできます。 著名なOpenSeaでは実装されておらず、Raribleの特徴的な点に挙げられるでしょう。 無料でNFTを作成 Raribleでは、2021年に新しく追加された機能で、無料でNFTを作成することが可能になりました。 これまで、RaribleにおいてNFTの作成するにはガス代が必要でしたが、「Lazy minting」という機能の実装によって、そのガス代が必要無くなりました。 厳密には、RaribleにてLazy mintingを利用すると、購入時にNFT化(ミント)されることになり、その際のガス代は購入者サイドが支払うことになります。 また、他のNFTと同じように出品覧に表示されるものの、データ自体はIPFSという分散型ストレージ保存されます。 特にイーサリアムのガス代はタイミングによっては高くなりがちな面が知られているので、これからアーティストが気軽に参加しやすくなると言えるでしょう。 「Raribleに作品を出してみたいけど、ガス代が高い・・・」なんて考えていた方は、Lazy mintingを利用してみるのがおすすめです。 IPFSを利用している 最大手のNFTマーケットプレイスのOpenSeaでは、NFTのコンテンツの元となるメタデータを自前のサーバーで管理しています。(IPFSを利用することも可能) 中央集権的な方法で元となるデータを管理しているため、OpenSeaがサービスの提供を終了すると、NFTのコンテンツが閲覧できなくなる可能性が否定できません。 Raribleは、デフォルトでストレージに分散型ファイルシステムのIPFSを利用しているため、上記のようなリスクが軽減されます。 IPFSの詳細については、以下の記事を御覧ください。 【IPFSとブロックチェーン Part1】IPFSとは?ストレージ問題を解決する技術 - CRYPTO TIMES 【作成・出品・購入】Raribleの使い方を1から解説 これから、Raribleの使い方を、まだ仮想通貨を購入したことがないといった方でも利用できるような内容で、1から解説していきます。 各機能の使い方も詳しく解説していくので、RaribleでNFTを作成したい・出品したい・購入したいと言った方は、ぜひチェックしてください。 Raribleを利用するための事前準備 まず、はじめにRaribleを利用するために必要な下準備をチェックしていきましょう。 既に一度他のマーケットプレイスを利用しているという方や、Raribleとウォレットを接続しており、準備完了の方は読み飛ばして頂いて大丈夫です。 しかし、仮想通貨をまだ購入していない・ウォレットを持っていないといった方は、チェックしてみてください。 仮想通貨を購入する(作成したいだけの人は不要) Raribleの利用に伴い必須というわけではないものの、NFTを購入する予定があるなら、仮想通貨を持っておく必要があります。 まだ、仮想通貨を保有していないという方は、 国内想通貨取引所にて仮想通貨を購入しましょう。 おすすめの仮想通貨は、ガス代が高いもののDeFiなどとも相性が良いイーサリアムです。 イーサリアムは著名な仮想通貨のため、主要な仮想通貨取引所であれば、購入可能です。 「まだ仮想通貨取引所の口座を持っていない・登録していない」という方は、コインチェックやビットフライヤーでの口座開設がおすすめです。 ビットコイン取引量1位のビットフライヤー 【最新版】取引所BitFlyer(ビットフライヤー)の登録方法・使い方まとめ! - CRYPTO TIMES 取引画面がシンプルで初心者におすすめのコインチェック 【Coincheck(コインチェック)の登録方法・使い方】入出金・仮想通貨売買まで徹底解説 - CRYPTO TIMES ウォレットの作成 Raribleを利用するためには、ウォレットを接続する必要があります。 ウォレットとは、仮想通貨を保存しておくための場所のような存在です。(秘密鍵を管理するツール) 基本的に、NFTを扱うマーケットプレイスや、DeFiなどの利用に伴って必要になるため、これからそういったサービスを利用していこうと考えている方なら、作成しておいて損はありません。 ウォレットにはさまざまな種類がありますが、初心者の方にはMetaMaskがおすすめです。 MetaMaskはもっとも知名度の高いウォレットであるといえ、基本的にどのようなサービスでもMetaMaskは利用可能になっていることが多いです。 また、シェア率が高いことから、ネット上にある情報量がも多いです。 MetaMaskの作成方法についてはコチラ。 MetaMaskの作成方法については、以下の動画でも詳しく解説しています。 ウォレットへ送金 仮想通貨取引所で仮想通貨を購入し、ウォレットの作成が済んだら、ウォレットへ仮想通貨を送金しましょう。 取引所によって送金方法の詳細は異なっていますが、基本的にウォレットのアドレスを入力し、取引所の送金画面から送金するという手順が必要です。 ちなみに、Raribleにて無料でNFTを作成したいという方は、この手順は不要です。 ビットフライヤーの送金手順はコチラ。 コインチェックの送金手順はコチラ。 ウォレットとRaribleの接続 ウォレットの準備が整ったら、Raribleと接続を行いましょう。 以下のような手順で作成可能です。 Raribleへアクセス 「Sinf In」を選択 利用しているウォレットを選択 (MetaMask利用の方は、MetaMaskへ) ウォレットでの操作を行う これで、Raribleとウォレットが接続されました。 wETHへETHをConvert RaribleでETHを利用したい場合は、wETHへのConvertが必要になります。 wETHは、ETHと1対1でペッグしている仮想通貨で、互換性の問題などから一部のプラットフォームで、Convertが必要になることがあります。 ETHをお持ちの方は、以下の手順でwETHへのConvertを済ませましょう。 画面上部へ wETHの部分へ 換金したい金額を入力 「Convert」へ これで、wETHが利用可能になります。 RaribleでNFTを作成する(ミント) まず、はじめにRaribleにてNFTを作成するやり方をご紹介していきます。(Free mintingを想定) 「作成する」へ 「シングル」へ ファイルをアップロード 各設定を入力 「Create item」へ ウォレットの処理などを行なって完了 NFTにするファイルは、PNG・GIF・WEBP・MP4・MP3などに対応しています。 作成にあたり、シングル(Single)とマルチ(Multiple)を選択する箇所が途中で出てきますが、基本的にはシングルで問題ありません。 マルチ(Mutiple)は、作成するNFTの規格に「ERC1155」を利用します。 そのため、ERC1155規格に沿ったNFTを作成したい際に選択しましょう。 ERC1155の詳細については、以下の記事で詳しく解説しています。 新たなトークン規格『ERC1155』はDAppsゲームの革命となるか?その特徴とは? - CRYPTO TIMES 各設定の内容は以下のとおりです。 Put on marketplace = 出品するか否か 購入後にロック解除 = 取引後に何らかのコンテンツを提供 規格の選択 Free minting = 無料で出品するか否か (無料で出品したいならONに) Title = 名前 説明(Optional) = 説明文 ロイヤリティ = ロイヤリティの%を設定 (0~50%に設定可能) Raribleで出品・売却 Raribleで出品する手順は以下のとおりです。 右上の部分をクリック My profileへ 出品したいものを選択 (作成したものは作成済みへ) 「Put on sale」へ (日本語では「売りに出す」という表示) 出品方法を選択 価格などを選択し出品 (その後、ウォレットの署名などが必要ですが、簡単に終わります) Raribleで購入する Raribleの購入手順は以下のとおりです。 検索や一覧(Explore)からNFTを探す (一覧画面は、下スクロールで可能) 購入したいものを選択 「Buy for ・・・」を選択 支払いへ進み、ウォレットの処理を行えば完了 他のプラットフォームと同じように、支払いから反映されるまでにはトランザクションの関係上、少々ラグがあります。 また、一覧(Explore)の画面から以下の箇所にて、カテゴリーの選択などを行うことも可能です。 出品・購入に伴うRARIトークンの獲得方法 Raribleでは、取引などのアクションを行い、Raribleを利用するとRARIトークンが一定の割合で支払われます。 RARIトークンが供給される量とその供給先の割合は以下のとおりです。 [caption id="attachment_69063" align="aligncenter" width="1157"] Marketplace miningの60%が、Rurible利用者に対する配布にあたります[/caption] 割合としては、詳細には纏められていないため、大雑把な表となっています。個人のマーケットプレイスでの利用状況などに応じて、配布されるRARIトークンの数は異なってきます。 「Raribleを利用した」という方は、RARIトークンを獲得できる可能性が高いため、以下の手順をチェックしてみるのがおすすめです。 Raribleのはじめのページへ (下へスクロール) CommunityからRARI Tokenへ 表示されているRARIを確認 請求ボタンを押す RARIトークンの保有者には、運営のガバナンスに関する投票などの権利が与えられます。 また、配布は毎週行われるため、頻繁に利用しているという方は、定期的にチェックしておいた方が良いでしょう。 Raribleのリスク・注意点について この記事では、Raribleの概要や魅力、利用方法ついて触れましたが、Raribleにも色々と注意点があります。 これから、Raribleの利用するなら押さえておきたいリスクや注意点をご紹介していきます。 コレクションについて RaribleではNFTを作成する際に、独自コレクション・Raribleコレクションという2つの異なったコントラクト規格の選択が可能です。 一般的に、ガス代の関係などからRaribleコレクションを選択する方が多いでしょう。(独自のものを選択すると、追加でガス代がかかるため) ただし、この場合、他のNFTマーケットプレイスとの相性が悪くなる可能性が否定できません。 独自コレクションで作った場合、他のマーケットプレイスでの表示名もRaribleではなく、独自のものが表示されます。 つまり、Raribleを利用する上ではなんの問題もありませんが、Rarible外の利用に関しては利便性が低くなる可能性があります。 ガス代のことを考慮すると、Raribleのコレクションを選択することをおすすめしますが、デメリットが無いわけではないことを押さえておきましょう。 著作権などについて Raribleに限ったことではありませんが、盗用された作品などがNFTとしてマーケットプレイスに出品される事例が相次いでいます。 まだ、NFTを取り巻く法的な環境については整備されていない側面があるものの、基本的に第三者の作品をNFTとして出品することは控えましょう。 グレーだと思う行為は控えるのがベターです。 詐欺的なNFTについて こちらも、上記と繋がっている部分ですが、逆に被害者になるケースも考えられます。 他者の作品を登用しNFTが販売されているということは、それを購入する方もいるということです。 そのような作品は、購入前に想定していた価値よりも、かなり低い可能性が高いでしょう。 また、ゲーム内で価値を持つNFTと同じ画像(ただ、画像が同じだけでなんの価値もないNFT)を使って、勘違いを狙った出品なども行われています。 マーケットプレイスという特性上「誰でも作品がアップできる・取引できる」できます。 つまり、プロもアマチュアも詐欺師も出品できる環境であると意識しましょう。 特に高額なNFTを取引する際は、リサーチを徹底することをおすすめします。 Raribleについてまとめ この記事では、NFTマーケットプレイスであるRaribleについてご紹介しました。 Raribleは、RARIトークンをNFTセクターにおける最初のガバナンストークンであるとしています。 OpenSeaでは、記事執筆時点で実装されていません。 NFTを取引しながらトークンも獲得できるので、気になる方は一度チェックしてみましょう。 画像:Postmodern Studio / Shutterstock.com
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2021/11/21レンディングプロトコル「Aave」とは?使い方・リスクを徹底解説!
「Aaveってどんなもの?仕組みが難しくて分からない・・・」「Aaveの詳しい利用方法が知りたい・・・」「Aaveのリスクや注意点が知りたい」という方は、チェック! Aaveは、V2以降新たな機能がいくつも実装されており、利便性は高まっているものの「よく使いこせていない」という声も多いです。 しかし、他のレンディング系DeFiよりもかなり利便性が高いので、利用方法を押さえておいて損はありません。 この記事では、Aaveが気になる・・・という方に向けて、Aaveの基本的な概要から特徴、詳細な利用方法や注意点・リスクについて解説しています。 Aaveとは?基本的な概要 まず、はじめにAaveの基本的な概要や、機能についてチェックしていきます。 Aaveの大枠を掴んでいきましょう。 Aaveはレンディングサービス提供 Aaveは、レンディングサービスを提供しているDeFiです。 レンディングサービスとは、仮想通貨を預け入れたり(貸す)、借りたりすることができるサービスのことです。 Aaveの前身的な存在であるETH lendでは、もともと「貸し手・借り手」を直接マッチングさせていました。 しかし、需要と供給がうまく噛み合わないことなどから、ETH lendはAaveほどの盛り上がりは見せていなかった側面があります。 そこで、Aaveでは貸し手(預け入れ側)の資金を一度プールに入れることで、間接的にレンディングサービスを提供する方式を実装しました。 Aaveのプールに資金を預け入れると、その分のaTokenが発行され、aTokenは各通貨に沿ってaDai・aUSDTといった名称になっています。 また、Aaveのプールに資金を預けることで、その資金を担保にAaveのプールから資金を借りることができるようになります。 逆に言うと、プールに資金を預けないと、Aaveから資金を借入れることはできません。(担保がないため) 著名なレンディング系DeFiであるCompoundと基本的な仕組みはかなり似通っていると言えるでしょう。 一度、Compoundを利用したことがあるなら、違和感なく利用できるはずです。 Aaveの代表的な機能をチェック これから、Aaveが持つ機能を代表的なものに絞り、いくつかご紹介していきます。 機能から、Aaveが持つ利便性をチェックしていきましょう。 Aaveで預入 この画面では、Aaveで仮想通貨を預けることができる画面になります。 Aaveで資金を預けることで、リターンを得ることはもちろん、Aaveから資金を借入れることが可能になります。 恐らく、Aaveをはじめて利用大半の方が、この機能から利用することになるでしょう。 Aaveで借入 この画面では、Aaveで借入を行うことが可能になる画面です。 この画面を利用するには、前述の通り予めAaveに仮想通貨を預けないといけません。 Aaveでステーキング この画面では、AaveもしくはBPTをステーキングすることが可能な画面です。 ステーキングすることによって、ステーキング画面に表示されているAPYに沿ったリターンを受け取ることができます。 AaveのV1・V2の違いについて Aaveには、V1とV2という2つのバージョンが存在しています。 V1は前バージョンのAaveのようなもので、V2はその進化バージョンです。 V2はV1の基本的な部分を継承しながら、以下のような変更が加えられています。 フラッシュローンへのバッチ機能実装 債務ポジションのトークン化 担保を利用した返済の簡易化 あくまで一例ですが、さまざまな機能が強化され、中には利用者の利便性にダイレクトに影響のある変更も加えられています。 Aaveは、メインをAave V2としているため、基本的にこれから利用する方はV2を推奨します。 マーケットのサイズも、Aave V1よりもV2の方が大きく、特段のこだわりが無ければV2で問題ないでしょう。 Aaveの4つの特徴 これから、Aaveの特徴を「フラッシュローン」「金利」「担保」「ライセンス」という4つの観点からご紹介していきます。 Aaveの強みとなる部分をチェックしていきましょう。 フラッシュローンなどの実装 Aaveは、先進的な機能であるフラッシュローンを実装しています。 フラッシュローンとは、トランザクションが完了する前に借りた金額を返済するローンで、その特性上、担保を必要としません。 つまり、借入における一連のフローを1つのトランザクション内でスタート・終了させることで、担保を必要としない機能です。 フラッシュローンを悪用した攻撃などがニュースになることや、無担保で借りられるという点などから、注目を集めがちな機能になっています。 ただし、フラッシュローンは基本的に専門性の高い機能なので、多くの方は利用することはないものの、特徴の1つに挙げられるでしょう。 開発者の方などで、フラッシュローンの詳細が気になる方は、以下のリンクをチェックしてみることをおすすめします。(Aaveの公式docs) https://docs.aave.com/developers/guides/flash-loans 金利の自由度が高い Aaveにて仮想通貨を借入れる際には2つの金利が表示され、戸惑うことがあるかもしれません。 変動型APYと安定型APYは「 変動金利 or 固定金利」の違いということです。 多くのレンディング系DeFiは、変動金利を導入していることから、見慣れないことも無理はありません。 上記の画像の通り、固定金利は利率が高いものの、長期間に渡って安定した金利で借入れることが可能です。 しかし、Aaveは、基本的に固定金利が変化することは無いとしているものの、一定の条件に合致すると、固定金利であっても、変化する可能性があります。 このように金利選択の自由が存在しているのは、Aaveの大きなメリットの1つです。 担保をスワップできる Aaveは、担保の取扱に関する利便性が非常に高いです。 例えば、Aave V2から実装されている機能であるスワップ機能を利用すると、ダイレクトに「担保を利用して取引」することが可能です。 この機能で、担保として預け入れている仮想通貨に大幅な価格下落などが発生した際に、他の通貨に変えることで清算のリスクを回避するといったことが可能になります。 これまでも間接的には可能でしたが、ダイレクトに可能になったため、利便性が高まったと言えるでしょう。 担保で返済できる また、こちらもV2からの機能ですが、担保から返済を行うことが可能になりました。 ダイレクトに担保から返済を行うことが可能になることで、1トランザクションのみで担保 to 返済の処理できます。 こちらに関しても、間接的には可能だったものの、トランザクションが多くなり、かなり不便だったと言えます。 つまり、「担保を利用してさまざまな手間が省けるようになった」ということです。 担保に関する利便性が高いのは、Aaveの特徴に挙げられるでしょう。 電子マネーのライセンスを取得 Aaveは、2020年7月から「電子マネー機関」としての登録を、イギリスの当局(FCA)から受けることができました。 このことで、今後イギリスの利用者が、ダイレクトに法定通貨から仮想通貨にアクセスできるようにするという情報も出ています。 予め取引所などを通して仮想通貨を購入しなくとも、ダイレクトにDeFiを利用できるようになる可能性があり、利便性の向上から利用者増が期待されています。 また、イギリスの当局から登録を受けられたということから、Aave自体の信頼性向上にもつながる可能性があるでしょう。 初心者OK!Aaveの使い方を1から解説 これから、Aaveの使い方を1から解説していきます。 DeFi初心者の方でも分かるように解説しているので、Aaveを実際に利用したい方は、ぜひチェックしてみてください。 Aaveを利用するまでの準備 Aaveを利用するためには、仮想通貨の保有やウォレットの作成といった手順が必要です。 まだ、仮想通貨を持っていない・ウォレットを持っていないといった方は、チェックしてみてください。 仮想通貨を準備 まず、はじめにAaveで預け入れる仮想通貨を購入しましょう。 まだ、仮想通貨を持ったことがないという方は、イーサリアムなどを購入するのがおすすめです。(他のDeFiでも利用できるため) 何らかの処理を行うことで(利用に伴うDEXのスワップなど)、ガス代が掛かってくることも考えられるので、余裕を持った金額を購入しておくのがおすすめです。 イーサリアムなどの購入には「国内仮想通貨取引所」での購入が必要になります。 コインチェック or ビットフライヤーがおすすめです。 取引画面がシンプルで初心者におすすめコインチェック https://crypto-times.jp/coincheck-register/ ビットコイン取引量1位のビットフライヤー https://crypto-times.jp/bitflyer-register/ ウォレットの作成 Aaveの利用には、ウォレットの接続が必須となっています。 まだ、ウォレットを作成していないという方は、ウォレットを準備しましょう。 特にこだわりなどがなければ、MetaMaskがおすすめです。 MetaMaskは非常に知名度の高いウォレットで、基本的にどのプロダクトもMetaMaskには対応しています。 そのため、はじめてのウォレットであればMetaMaskが無難でしょう。 MetaMaskについては、コチラの記事で解説しています。 また、MetaMaskについては、動画でも詳しく解説しています。 ウォレットへの送金 ウォレットが作成できたら、国内仮想通貨取引所などで購入した仮想通貨を、そのウォレットに送金しましょう。 ウォレットへの送金方法などは、各取引所などによって異なります。 ただ、ウォレットのアドレスを把握して、取引所から送金するという点は共通しており、それほど難しいものではありません。 コインチェックの送金手順はコチラ。 ビットフライヤーの送金手順はコチラ。 Aaveとウォレットの接続 ウォレットに仮想通貨を送金し、ウォレットに仮想通貨が着金していることを確認したら、そのウォレットとAaveを接続します。 以下の手順で、Aaveとウォレットを接続していきましょう。 Aaveにアクセス 右上の「接続する」を選択 ウォレットを選択 (MetaMaskはBrowser Wallet) ウォレット側の処理を済ませる 右上に文字列が表示されたら、接続完了 ネットワーク設定は、推奨したイーサリアムであれば、デフォルトのもので大丈夫です。 その他のネットワークを利用したい方は、各利用したいチェーンごとに適宜変更してください。(後からでも変更可能) Aaveの各機能の使い方 これから、Aaveの使い方を機能ごとに詳しく解説していきます。 いろいろな用途があるため、手順が多く感じられますが、1つ1つの利用方法はそれほど難しくありません。 Aaveで貸す(預入) まず、はじめにAaveの預入画面の見方を解説していきます。 これまでのAPYの推移 現在のAPY 利用されている割合 担保に利用できるか否か 担保にしたときに担保あたりで借入できる割合 借入れた際に強制的に清算される場合の割合 基本的には需要と供給によって金利が調整され、バランスが保たれるように設計されています。 また、上記の%などは、利用する担保(通貨)によって変化し、通貨の特性によって調整されています。 注意したいのが、担保として利用できない旨が表示されている仮想通貨を利用すると、担保として利用できず、借入などを行うことができません。 担保として利用することを前提としている場合は、担保として利用可能な仮想通貨を預けましょう。 上記を踏まえた上で、Aaveで預け入れる手順は以下のとおりです。 「預入」へ 預け入れたい通貨を選択 条件などを確認 金額を入力 「Continue」を選択し、トランザクションなどを完了させる これで、Aaveでの預け入れは完了です。 また、Aaveでの預け入れが完了したら、ダッシュボードから、預け入れた通貨の「Collateral(担保)」にチェックを入れておきましょう。 ここにチェックが入っていない通貨は、担保として利用できません。 預入を解除したい際は、ダッシュボードの預入から解除可能です。 Aaveで借りる(借入) 次に、Aaveでの借入手順をチェックしていきましょう。 Aaveで借入れる際にチェックしたい項目は以下のとおりです。 APY(利息) 変動型APYと安定型APYの推移 それ以外は、基本的に預け入れを行う際と変わりません。 Aaveで借入れる際の手順は以下のとおりです。 「借入」へ 通貨を選択 条件などを確認 金額を入力 金利を選択 トランザクションを通す また、借入を行う際に「健康指数」という指数をチェックすることが可能です。 この指数が高ければ高いほど、担保に対する借入金額が高く、清算のリスクが高いということになります。(清算については、リスク・注意点の項目で解説) そのため、リスクを把握した上で、健康指数を調整した金額を借入ましょう。 借入も預入と同じく、ダッシュボードから解除可能です。 Aaveの担保を利用して取引 こちらの機能は、V2の市場でしか利用できません。 この機能では、Aaveの担保を利用して取引を行うことができます。 手順は以下の通りです。 「スワップ」へ 取引する担保(振替元)と金額を入力 換金したい通貨(振替先)を選択 レートなどを確認 「Continue」へ Aaveでステーキング Aaveでは、Aave・BPTをステーキングし、リターンを得ることが可能です。 ただし、少し仕様が特殊で、予め表記されているクールダウン期間を経ないと、解除できないなどの条件があるため、予めAPYと合わせてチェックしておきましょう。 ステークへ 右側の条件を確認 ステーキングしたい方を選択 金額を入力 「ステーキング」へ クールダウンは、以下の右側の欄の「クールダウンを起動する」を選択した期間から、クールダウン日数が終了後、一定期間(現在は2日)のみ解除が可能となります。 「クールダウン終了 = 自動的にステーキング解除」ではありません。 「クールダウン起動終了 = ステーキング解除の処理 = ステーキング解除」となるため、注意しましょう。 Polygonなどのマルチネットワーク対応について Aaveでは、複数のネットワークを利用可能で、人気の高いPolygonやAvalancheでの利用も可能です。 基本的に、イーサリアムのものと利用方法は変わりません。 ネットワークの切り替えはウォレットから行い、以下の項目から各市場を変更することで、利用できるようになります。 特に、市場を変更しておかないと、ただしく利用できないため注意しましょう。 Aaveのリスクや注意点について これから、Aaveのリスクや注意点について解説していきます。 Aaveの「危険な部分」を押さえていきましょう。 予期せぬ欠陥・リスク Aaveに限った話ではありませんが、DeFiが全体的に先進的な試みのため、予期せぬ欠陥によるリスクが複数存在しています。 例えば、Aaveでも実装されており、多数のDeFiで実装されているフラッシュローンは、定期的に悪用され不正流出などが発生しています。 これ以外にも、レンディングに限らず、DeFi系のプロトコルに問題が見られ、攻撃や不具合が発生しがちです。 予想を超えるような事態が起こりがちなので、常に潜在的なリスクが存在していると考えた方が良いでしょう。 清算されるリスク Aaveに限らず、仮想通貨を預けることで仮想通貨を借りられる系のレンディングサービスでは、清算のリスクがあります。 清算とは、担保に対して借入の金額が大きくなってしまうことで、強制的に決済されてしまうことです。 仮想通貨の価格変動によって発生し、借入を担保に対して高い割合にすればするほど、リスクは高くなります。 無理な借入を利用しない、ステーブルコインを利用などでリスクヘッジは可能なものの、ボラティリティが激しい仮想通貨ですから、清算リスクは常に考慮しておいた方が良いでしょう。 清算されるリスクについては、以下の動画でも詳しく解説しています。(別のプロダクトですが、原理は同じです) Aaveについてまとめ この動画では、Aaveの概要から使い方・リスクまで解説しました。 Aaveは、他のレンディング系DeFiと比較しても、V2以降は特に利便性が高くなっており、レンディングサービスとしての正統進化が行われています。 ステーキングに若干クセはあるもののリスクを踏まえた上で、気にあるなら一度利用してみるのがおすすめです。
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2021/11/18マルチチェーン対応DEXアグリゲーター「1inch.Exchange」の基本的な使い方・リスクを徹底解説!
1inchは、複数存在するDEXの中から、最適なレートを探してくれるDEXアリゲーターです。 DeFiを普段から利用している・DEXで良くスワップ・取引機能を利用している方なら、チェックしておきたいサービスです。 この記事では、そんな1inchの概要から特徴、使い方〜注意点に至るまで、徹底解説しています。 1inchとは?便利過ぎるDEXを解説 まず、はじめに1inchの概要や実装されている機能についてご紹介していきます。 使いこなせるようになるとかなり便利なので、概要を押さえていきましょう。 1inchは最安価格を探してくれる 1inchとは、1inch.exchangeというDEXの略称、1inchのガバナンストークンを指します。(この記事では便宜上、1inch.exchane = 1inchとしています) 1inchを一言で表すと「最適なレートで取引できるDEXを自動的に探してくれる」機能を持ったDEXです。 つまり、たくさんのDEXが登場している中で、取引コスト最安ルートを探してくれるのです。 例えば、UniswapとSushiswapの取引コストを計算し、安い方を表示してくれるといった機能を持っています。 DeFi界隈の比較サイトのような存在となっており、利用者は簡単に最安価格にアクセス可能です。 また、1inch自体もDEXとしての機能を持っていて、独自の流動性プールを持っています。 1inchの代表的な機能を解説 どうしても、DeFi関連の話題は概念だけでは分かりにくいものです。 これから、1inchが実装している機能から、1inchの概要を掴んでいきましょう。 取引(Trade) 1inchのもっともベーシックな機能が取引(Trade)にあたる画面です。 一般的なDEXにおいて、Swapにあたる画面です。 取引画面には「シンプルモード(Simple mode)」と「クラシックモード(Classic mode)」の2種類存在しています。 シンプルモード クラシックモード シンプルモードはその名の通り、シンプルなUIで初心者でも簡単に取引を行うことできます。 しかし、その一方で「指値注文(Limit)」などの複雑な注文を行うことはできません。 クラシックモードは上級者向けのUIとなっているものの、より高度な注文・取引が可能です。 例えば、シンプルモードで利用不可だった指値注文もクラシックモードなら利用可能です。 シンプル・クラシックモードには色々な違いがありますが、基本的に「クラシックモードの方が上級者向け」と覚えておけば問題ありません。 流動性の提供(Pool) 1inchのPoolにあたる画面では、流動性の提供を行うことができます。 前述の通り、1inch自体もAMMを実装しており、流動性プールを持っています。 つまり、この画面は1inchの流動性プールに流動性を提供する画面ということです。 流動性を提供すると、報酬の「1inchトークン」がAPYに沿った割合で配布されます。 LPトークンを預ける(Farming) 1inchでは、LPトークン(流動性を提供すると入手可能)を預けると、更に1inchをゲットできます。 ただし、預け入れを募集しているLPトークンは時期により異なるので、注意が必要です。 すでに、募集が終了している・そもそも募集していない通貨ペアのLPトークンでは、LPトークンを預けることによる恩恵は受けられません。 つまり、LPトークンを預けて運用を行いたいときは、予めFarmingの画面を確認し、募集しているプールに流動性を提供する必要があります。 1inchを預ける(Governance) 1inchでは、さまざまな方法で獲得した1inchトークン自体を、1inchに預けることで更に増やすことできます。 具体的には1inchの「Governance」の画面で、預けることが可能です。 1inchの3つの特徴 次に、1inchの特徴を3つご紹介していきます。 1inchの強みを把握していきましょう。 フロントランニング防止機能が実装 1inchでは、フロントランニングを防止するための機能を実装しています。 DEXの問題点の1つにフロントランニングが挙げられます。 フロントランニングとは、オーダーを確認したフロントランナー(加害者)が先回りして自身のオーダーを処理することです。 これにより、オーダーした元々の被害者は、不利なレートで取引させられます。 これに対して1inchでは、フロントランニングが行われる際に見られる一定の条件が発生した場合に、仮想レートを用いてフロントランナーが利益を出しにくい仕組みを実装しています。 複数のチェーンに対応 1inchは、各DEXの中から最適なレートを探し出してくれます。 そして、その比較対象となるDEX・ブロックチェーンが豊富です。 対応しているブロックチェーンは、イーサリアム・BSC・Polygonとなっており、各ネットワークのウォレットを利用することができます。 最近ではLayer2のネットワークであるOptimism EthereumやArbitrumなどにも対応しています。 また、上記のブロックチェーンを利用している以下のようなプロトコルに対応しています。 イーサリアム BSC Polygon プロトコル・ブロックチェーンともに豊富で、主要なDEXは揃っていると言えるでしょう。 手数料が掛からない 1inchでは、1inch独自の手数料は掛かりません。 つまり、1inchの機能を利用するにあたり掛かるプラスの手数料は無いということになります。 もちろん、各DEXの手数料・ガス代は必要になってくるので、注意が必要です。 1inchの使い方を1から解説 1inchの概要や特徴がわかったところで、使い方を1から解説していきます。 1inchを使いこなせるようになっていきましょう。 1inchを使う前の下準備 まず、はじめに1inchを利用するために必要な下準備をチェックしていきます。 1inchを利用するには、以下の4つ・手順が必要となります。 イーサリアムを用意する ウォレットを作成する 用意したイーサリアムをウォレットへ送金する ウォレットと1inchを接続する 仮想通貨を用意 1inchはDEXの一部で、取引所としての機能を持っているものの、対応しているのは「仮想通貨 TO 仮想通貨」の取引です。 (1inchには、Buy EHTにてMoonPayへのリンクがありますが、日本では対応していないという表示がされます) そのため、1inchを利用するには何らかの形で、イーサリアムを購入・用意しましょう。 国内仮想通貨取引所であれば、日本円からイーサリアムを購入することができます。 まだ、国内仮想通貨取引所を開設していない!という方には、「Coincheck」がおすすめです。 安心の国内取引所 国内仮想通貨取引アプリダウンロード数1位 販売所の銘柄が16種類で国内最多 Coincheckはアプリダウンロード数1位ということもあって、非常にシンプルな取引画面で、仮想通貨を購入することができます。 このことから初心者の方でも使いやすいため「仮想通貨ってなんだか難しそう・・・」とハードルを感じている方は、「Coincheck」です。 Coincheckの口座開設についてはコチラ。 動画でも、Coincheckの口座開設方法を解説しています。 ウォレットを作成 1inchでは、ウォレットを利用者が各自用意する必要があります。 ウォレットについては「仮想通貨を入れておく場所」という認識で問題ありません。 このウォレットと1inchを接続することが1inchが利用可能になります。 さまざまなウォレットが存在していますが、特にこだわりが無いならもっともポピュラーで他のDeFiでも使いやすい「MetaMask」がおすすめです。 MetaMaskであれば、基本的にどのDeFiでも利用可能で、汎用性が高いです。 MetaMaskの作成手順はコチラ。 動画でもMetaMaskの作成方法を解説しています。 ウォレットへ送金 MetaMaskなどのウォレットが作成できたら、取引所で購入した仮想通貨を送金しましょう。 各取引所によって出金手順は異なるため、予めチェックが必要です。 推奨したCoincheckの出金方法はコチラ。 ウォレットと1inchの接続 1inchとウォレットは以下のような手順で接続可能です。 「Connect Wallet」を選択 イーサリアムを選択 (BNBであれば、BSCなど適切なものを選択) MetaMaskを選択 (送金したウォレットを選択) ウォレットの処理を済ませる 右上に文字列が表示されたのを確認 1inchとウォレットが接続できたら、1inchを利用することができます。 一連の手順は少し長いものの、他のDeFiでも応用可能なので、これからDeFiに触れていきたいという方は経験しておきたいところです。 1inchの使い方を機能別に解説 次に、1inchの使い方を機能別に解説していきます。 代表的な以下の4つを触れていきます。 1inchで取引 1inchで流動性の提供 1inchでLPトークンを預ける 1inchトークンを預ける 1inchで取引する(Trade) 1inchのシンプルモードで、取引を行う手順は以下の通りです。 1inchにてTradeへ シンプルモードを選択 取引元の通貨を選択 交換したい通貨を選択 取引元の数量を入力 内容を確認し「Swap Token」 特にこだわりが無ければ、1inchが自動的に最安のルートから仮想通貨を取引してくれます。(多くが1inch) 1inchで流動性の提供(DAO) 1inchで流動性を提供する手順は、以下の通りです。 1inchにてDAOを選択 Poolsを選択 提供したい通貨ペアを探す +マークを選択 数量を入力 ロック記号がある場合は、アンロックボタンををクリック ウォレットにて内容を確認 1inchでLPトークンを預ける(DAO) 1inchでLPトークンを預けるには、前述した流動性の提供を行い、LPトークンを獲得する必要があります。 ただし、預けられるLPトークンは募集されているものに限るため、もしもLPトークンを預けたいなら、まずはFarming画面にて通貨ペアを確認しておきましょう。 1inchにてDAOへ Farmingへ 流動性を提供した通貨ペアを探す Depositへ 数量を入力 再度Depositを選択 1inchトークンを預ける(DAO) 流動性の提供や、LPトークンの運用によって得た1inchは、以下の手順で増やすことができます。 1inchにてDAOへ Governanceへ 数量または割合を選択 ロック解除などを行いStake Tokenへ 他のチェーンについて 1inchは、イーサリアム以外のBSC・Polygonなども利用可能となっています。 しかし、ブロックチェーンを変更したとしても、利用方法は大きく変化しません。 また、MetaMaskなどであれば、ウォレット側でネットワーク設定を変更すると、自動的にモードが切り替わります。 そのため、基本的にどのブロックチェーンであっても、上記と同じような方法で問題なく利用できます。 1inchの注意点・リスクを解説 この記事では、1inchの概要や特徴・使い方まで詳しく解説しました。 しかし、1inchの利用に伴っては一定のリスクが存在しており、留意しておきたいポイントもあります。 これから、1inchの注意点・リスクを3つの観点から解説していきます。 サイト自体が何らかの理由でストップ 1inchは、開発者が積極的に開示されており、他のプロジェクトほど開発サイドの匿名性が高くありません。 しかし、それでも、1inchを運営している組織・個人が悪意をもって、1inchのサイトを落とす・アクセスできない状態にするといったリスクは存在しています。 どのDeFiでも共通しているリスクですが、運営の主体となっている組織・個人はしっかりとチェックしておきたいところです。 インパーマネントロス 1inchの流動性プールに対する流動性の提供に際しては、他のAMMと同様にインパーマネントロスのリスクがあります。 インパーマネントロスとは、流動性を提供する通貨ペア間で価格変動が発生した場合に、起こる損失のことを指しています。 基本的に流動性の提供を行うと、少額ながらもインパーマネントロスが発生すると考えておいたほうが良いでしょう。 一例ではありますが、一般的なAMMの場合、5倍の価格変動が通貨ペア間で発生すると、25.5%の損失が発生します。 インパーマネントロスの仕組み・原理については、以下の動画で分かりやすく解説しています。 1inchトークンの価格下落 1inch内におけるさまざまなアクションに対する報酬としてもらえる1inchトークンですが、そもそも1inchトークンが価格下落する可能性は十分にあります。 1inchトークン自体に大きな価値がある訳ではなく、あくまで1inchというDEXが利用されているからこそ、価値を持っているトークンです。 このことから、1inchが利用されなくなった・なんらかのトラブルが発生したといった際に、1inchトークンの価格が下落する可能性は否定できません。 まとめ この記事では、1inchについてさまざまなポイントを解説しました。 1inchは、マルチチェーン展開に積極的で、これからもどんどん利便性が高くなっていく可能性が十分にあります。 1inchを利用することによって節約できる金額は少額なものの、トータルで見ると大きな金額になることもあるので、積極的に利用したいところです。 「1inchってなんだか難しそう」「ウォレットだったり、送金だったり難しすぎる!」といった方には、Coincheckのレンディングサービスである「貸仮想通貨サービス」がおすすめです。 Coincheckに仮想通貨を預けるだけで年最大5%のリターン 口座開設さえすれば簡単な申込でOK Coincheckが扱っている通貨ならなんでもOK Coincheckの貸仮想通貨サービスは持っている仮想通貨を、Coincheckに預けるだけで年間で最大5%のリターンを得られるサービスです。 1inchや他のDeFiのようにウォレット・送金といった手順は必要なく、Coincheckに口座開設さえすれば、簡単な申込でスタートできます。 「仮想通貨を持て余している・・・」「購入する予定の仮想通貨を運用したい」といった方は、Coincheckの貸仮想通貨サービスで運用をはじめましょう。
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2021/11/16グローバル教育ゲーム×メタバース「Winkyverse」とは?
Winkyverse ($WNK)は、最先端技術をはじめとした教育コンテンツにフォーカスしたグローバル教育向けのメタバースプロジェクトです。 フランス発の同プロジェクトは、メタバースに先行して子ども向けのロボット「Winky」をすでに販売しており、パートナーには多くのインベスターや国内トップの大学などがついています。 Winkyverseでは、メタバース内でのコンテンツクリエイターに向けた様々な開発ツールやマネタイズ手段が企画されています。 こちらの記事では、Winkyverseのコンセプトから具体的なプロダクト、ロードマップ、$WNKトークンの機能やセール情報などを解説していきます。 Winkyverseの概要 −Winkyverseの概要− プロジェクト名 / ティッカー Winkyverse / $WNK 特徴 子ども向け教育ゲーム×メタバース 対応チェーン イーサリアム, BSC 公式リンク Webサイト Twitter Telegram Discord Winkyverseは子ども向けの教育ゲームをプレイしたり作成・マネタイズできるメタバース系プロジェクトです。 教育のテーマにはロボット工学、ゲーミング、人工知能、拡張現実(AR)、プログラミング、ブロックチェーンの6つが挙げられています。 Winkyを開発するMainbot社は2017年からフランスの理工系トップ校Ecole Polytechniqueのインキュベータープログラムに参加しており、すでに子ども向けのロボット「Winky」を開発・同国内の大手家電量販店で販売しています。 同プロジェクトはEcole Polytechniqueのほかにも人気メタバースプロジェクト「Sandbox」の創業者、エンターテインメントプラットフォーム「Ultra」のCEO、などロボット工学・ブロックチェーン両面のパートナーから約200万ユーロの資金を調達しています。 以下では、Winkyのメタバースの特徴や詳しい仕組み、ハードウェアとの連携やロードマップ、WNKトークンやセール内容について解説していきます。 Winkyverse Winkyverseのエコシステムは、教育ゲーム/アプリケーションを作成・マネタイズするクリエイターとそのゲームで遊ぶユーザー(子ども)で構成されます。 このメタバースの基本はUnityベースの3Dオープンワールドとなっていて、空間内のゲームやアバター、アイテムはNFTとして取り扱われます。 Winkyverse内のゲームは無料と有料の2種類があり、加えてゲーム内アバターやアイテム(NFT)、下記で詳しく解説する3Dアクセサリーも購入・販売できます。 これらはすべてクリエイター側のマネタイズ手段となっています。 またWinkyverseのゲームやアプリには、前述のWinkyロボットと同期してよりインタラクティブな遊び・学びの環境を創り出せるという特徴的な機能が存在します。 WinkyPlay Winkyには、大人から子どもまで誰でも簡単にゲームやアプリを作成できる「WinkyPlay」と呼ばれる開発ツールが用意されています。 WinkyPlayでは、以下の6ジャンルのゲーム/アプリが作れるようになっています。 オーディオブック: Winkyロボットが表情や動作を用いて読み聞かせをよりイマーシブにする。 最先端技術: プログラミング、ロボット工学、人工知能などをテーマとしたもの。 ゲーム: メタバースとWinkyロボット(リモートコントロール、センサー、疑似感情)を活かした拡張現実(AR)体験など。 教育: 数学、英語、地理、歴史などのいわゆる学校科目をWinkyロボットと組み合わせて楽しく学べるもの。 ヒーロー: Winkyロボットが子どもたちの間での人気ヒーローたちとインタラクトするもの。 ボードゲーム: モノポリー、ピクショナリー、カードゲームなど。Winkyロボットがホストやプレイヤー、審判などとして加わることでよりよい体験を生み出す。 いずれのジャンルも子どもの好奇心を掻き立てたり学習を手助けするものとなっており、ハードウェア(ロボット)と同期して楽しめるという特徴があります。 WinkyMaker Winkyが現在開発しているもうひとつのツールが「WinkyMaker」と呼ばれる3Dエディターです。 WinkyMakerではメタバース用のキャラクターとして使用するWinkyロボット(ハードウェアのものとは別)や関連アクセサリーを初心者でも簡単にデザインすることができます。 このツールで作成したデザインはNFT化することができ、マーケットプレイスで取引することができます。 また、コミュニティの投票を通して選び抜かれたデザインをハードウェア化される計画も立てられています。 WinkyPlayおよびWinkyMakerにはサブスク型のプレミアムユーザー制度が設けられるようで、開発中のゲームへの早期アクセスや、デザインの販売数上限を無制限にするなどといった特典があるようです。 [caption id="" align="aligncenter" width="552"] WinkyMakerのイメージ[/caption] ロードマップ Winkyロボットはすでにプロダクト化が済んでおり、2019年からフランスの大手量販店などで店頭販売もされています。 2021年末現在は後述するWNKトークンのセールが行われており、2022年Q1中にはCEXへのリスティングが予定されています。 Winkyverse, WinkyPlay, WinkyMakerのテスティングは2022年に行われ、正式ローンチは2023年Q2に計画されています。 また、2024年にはWinkyMaker等を通してデザインされた人気クリエイションを実際に登場キャラクターとして採用しWinkyverseをアニメ化するという企画も予定されています。 WNKトークンについて [caption id="" align="aligncenter" width="737"] $WNKトークン エコシステムの相関図[/caption] Winkyverseの独自トークン$WNKは、エコシステム内のトランザクションやガバナンスに利用するERC-20トークンです。総発行枚数は75億枚となっています。 ホワイトペーパーでは、以下のようなWNKの具体的な使用用途が挙げられています。 Winkyverseへのアクセス権(買い切り) アバター等のゲーム内アイテム購入 有料ゲームの購入 WinkyPlayのプレミアム・サブスクリプション Winkyロボット 50%オフ(法定通貨比) ゲームデベロッパーやWinkyMakerのクリエイターへの報酬 WinkyPlay上への広告 ガバナンス・投票 プロジェクトの調達資金のアロケーションは以下の通りとなっています。 サードパーティのゲームエディタ 25% ユーザー獲得 20% マーケティング・ブランディング 20% Winkyverseの開発 15% ハードウェアの研究開発 10% セキュリティ・リーガル 5% リザーブ 5% 続いて、$WNKトークンのディストリビューションは以下の通りとなっています。 クラウドセール(詳しくは後述) 32% PR・マーケティング 14% プライベートセール 10% 開発チーム 10% アドバイザー 4% ゲームエディタ・パートナーシップ 10% エアドロップ・バウンティ 4% リザーブ 9% 流動性 5% Winkyファウンデーション 2% 開発チームやアドバイザー、リザーブなどに割り当てられているトークンは最長で1年のロックアップ、そこから最長4年間のベスティング期間が設けられています。 $WNKトークンセールについて $WNKトークンは、総発行枚数75億枚のうち合計24億枚がクラウドセールで売り出されることになっています。セールラウンドは3回に分けられています。 ラウンド1 ラウンド2 ラウンド3 期間 10/25-11/7 11/8-11/21 11/22-12/5 価格 0.006EUR 0.008EUR 0.01EUR 販売枚数 600,000,000 800,000,000 1,000,000,000 ベスティング期間 9ヶ月 6ヶ月 なし 第1ラウンドはすでに終了しており、現在は第2ラウンドの最中となっています。 まとめ Winkyverseは最先端技術などを主とする教育に着目し、子ども向けのメタバース開発に取り組んでいるプロジェクトです。 同プロジェクトはまだクラウドセールを通して資金を調達している段階にあり、メインプロダクトの完成にはまだ数年かかりそうです。 遊びや学びの体験を完全にデジタル化するのではなく、ハードウェア(Winkyロボット)を活用したインタラクティブなメタバースというのは画期的な発想といえるでしょう。 クリエイターのマネタイズの方法も広告からゲーム・アプリの買い切り、ゲーム内アイテムのNFT取引まで様々なものが考えられていますが、これらがRobloxやMinecraftといったタイトルに見られる現行のクリエイタービジネスの進化系になるかは要注目です。
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2021/11/10NFT周りに特化したDeFiプラットフォーム「Spores Network」について徹底解説!
Spores Network ($SPO)は、NFTマーケットプレイスや、NFT関連プロダクトのローンチパッド、ステーキングなどを備えたDeFiプラットフォームです。 「クリエイター中心・コミュニティ主義」を掲げるSporesは、マルチチェーンや法定通貨決済の対応などユーザーの利便性を追求した機能を開発しています。 こちらの記事では、Spores Networkの具体的な特徴や技術、開発状況、そしてガバナンストークンとなるSPOトークンについて詳しく解説します。 Spores Networkの特徴 −Spores Networkの概要− プロジェクト名 / ティッカー Spores Network / $SPO 特徴 NFTに特化したDeFiプラットフォーム 対応チェーン イーサリアム, BSC, Cardano, Solana, Polkadot, Polygon, WAX, Cosmos 公式リンク Webサイト Twitter Telegram Medium Spores Networkのエコシステムは以下の図のような構造になっています。 エコシステムの中心となるのがNFTマーケットプレイスなどSporesのプロダクトが展開されるプラットフォームで、一般ユーザーや様々な分野でのNFTクリエイターがここで暗号資産の取引・運用を行います。 これを補助する形として、スケーリングのソリューションや、マルチチェーンへの対応、そしてそのチェーン間でのクロススワップなどが実装されます。 以下では、Sporesの具体的なプロダクトや、その裏側にある技術を解説します。 Spores Networkのメインプロダクト Spores Networkには大きく分けて3つのプロダクトが存在します。 Spores NetworkのNFTマーケットプレイスでは、メタマスクを介してプラットフォームに接続することで様々な種類のNFTを取引することができます。 [caption id="" align="aligncenter" width="616"] Spores NetworkのNFTマーケットプレイス[/caption] 「分散型ポップカルチャー」を推進するSporesのマーケットプレイスでは、一般的なデジタルアート(静止画・アニメーション)だけでなく、eスポーツ、映画/テレビ、音楽といったより幅広いカテゴリのNFTが取引できるようになっています。 また、同プラットフォームではNFTのライブオークションも行われています。決済に対応している通貨はWETH, USDT, USDCの3種類となっています。 ほかにもSporesはアメリカのポップアートアーティストTodd Gray氏とのパートナシップを発表したり、上海でギャラリーを開催するなど、クリエイター側の呼び込みにも力を入れているようです。 [caption id="" align="aligncenter" width="442"] LMG+Spores 上海ギャラリーの様子[/caption] Sporesのローンチパッドは、NFTや関連するプロダクトのセールが随時行われています。 直近では、メタバース系プロジェクト「NetVRk」と有名映画デザイナーのJohn Park氏によるコラボNFTが販売され、完売となっています。 アジアのNFT経済圏に特に力を入れているSporesは、先日日本のSFイラストレーター・横山 宏氏とのパートナーシップを発表しています。 このパートナーシップに際し、Sporesから横山氏の「マシーネンクリーガー」のメカデザインがNFTとしてリリースされることになっています。 [caption id="" align="aligncenter" width="686"] Sporesと横山宏氏のコラボ[/caption] ほかにも、Sporesは日本のアニメ・漫画・ゲームカルチャーに焦点を当てたNFTマーケットプレイス「PolkaFantasy」ともコラボレーションし、11月11日からローンチパッドにてFantasy Land NFTを販売することを発表しています。 こちらではSporesからのセールでしか手に入らない激レアな土地NFTも販売されるようです。 [caption id="" align="aligncenter" width="727"] Polka Fantasy x Spores[/caption] Sporesのローンチパッドは一般的なものと違い、NFTにフォーカスしたセールを行っている点が特徴的です。 最後に、SporesのLPステーキングはFerrum Networkと共同で開発したシステムで、プールごとのニーズに応じた細かいカスタマイズができるようになっています。 プールの開始日から10~15日かけてステーキングが募集され、期限またはステーキング上限到達で締切となり、満期に達するとあらかじめ決められたリターンが得られる仕組みとなっています。 記事執筆時では独自トークンのSPO、さらにUNIやCAKEの短期ステーキングプール(満期60日または90日)が設けられています。 [caption id="" align="aligncenter" width="509"] Spores Networkステーキングプールの一例[/caption] Spores Networkの技術 Spores Networkは、NFTのオークションや取引と、その決済やネットワーク全体のエコシステムに関連する通貨の取り扱い(スワップ、レンディング、ファーミングなど)をシームレスに行えるシステムになっています。 Sporesではクロスチェーン機能が開発されており、異なるブロックチェーン間でのNFTの発行や売買、スワップが容易にできるようになる予定です。 現行のイーサリアムとBSCのほかに、対応予定のチェーンとしてCardano、Solana、Polkadot、Polygon、WAX、Cosmosが挙げられており、ユーザーの多い大きなブロックチェーンはたいていカバーされるようです。 また、クロスチェーン決済に加えて法定通貨での決済手段も実装予定となっており、より幅広いユーザー層の参入が期待されます。 現在の開発状況・ロードマップ Spores Networkはローンチしたての段階にあり、上記の機能の多くは未だ開発中となっています。 今期(2021年Q3)にはプロジェクトのコアとなるNFTマーケットプレイスとステーキングが実装されました。 利便性の大幅な向上が期待される法定通貨取り扱いは2022年前期、クロスチェーン決済機能は2023年の前期実装予定となっています。 それぞれのブロックチェーンの統合自体はより段階的に計画されており、早いものでPolygon/Maticのレイヤー2ソリューションが2021年Q4導入予定となっています。 ほかのもゲームストアやNFT向けDeFiアプリケーション、クロスチェーンでのNFT取引など、数年のスパンで様々なプランがたてられているもようです。 独自トークン$SPOについて Spores Networkの独自トークン$SPOは、エコシステムの要となるERC-20ユーティリティトークンです。総発行数は50億枚となっています。 具体的には、ガバナンス・投票、マイニング・レンディングのインセンティブ、プラットフォーム利用手数料の割引、NFT発行へのインセンティブ、NFTクラブへのサブスクなどといった利用例が挙げられています。 アロケーションは以下の通りです。 アロケーション 割合 ロックアップ期間など セール 16.8% 7-18ヶ月 開発チーム 15% 24ヶ月からリリース(49ヶ月で50%) アドバイザー 3% 24ヶ月からリリース(49ヶ月で50%) 流動性 3% なし コミュニティ 12% ベスティング3ヶ月 エコシステム 15% ベスティング6ヶ月 マイニング 25% ベスティング36ヶ月 リザーブ 10.2% ロック9ヶ月、以降ベスティング30ヶ月 トークンセールの詳細は以下の通りとなっています。 セール枚数 トークン価格 割引率 ベスティング期間 希薄化後総額 シード 1億枚 0.0025 50% 18ヶ月 1250万ドル プライベート 6.6億枚 0.0035 30% 12ヶ月 1750万ドル パブリックIDO 8000万枚 0.0050 0% 7ヶ月 2500万ドル [caption id="" align="aligncenter" width="295"] カテゴリごとのトークン開放スケジュール[/caption] まとめ Spores Networkは、NFTマーケットプレイスやローンチパッド、さらに一般的なDeFiサービスも含めた包括的なプラットフォームです。 積極的なパートナーシップやイベントの展開からは、アジアを起点としてNFT業界をクリエイターとユーザー両サイドから盛り上げていこうという意気込みが感じられます。 開発スケジュールはまだまだ長くはあるものの、クロスチェーン/法定通貨決済といった利便性を大幅に向上する機能の追加にも大きな期待が集まります。
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2021/10/25取引から資産の保有状況まで非公開・追跡不可にできるプライバシープロトコル「Railgun」について徹底解説!
Railgun ($RAIL)はブロックチェーン上の暗号資産の保有状況や取引情報を追跡できないようにするプライバシープロトコルです。 ゼロ知識証明を活用した同プロトコルは単純な送受信だけでなく、保有している資産の情報そのものから非公開にすることができます。 さらに、トランザクションをカスタムすることでNFTの取引など様々なアクションをプライベートに行うことができます。 こちらの記事では、Railgunの特徴や技術、開発状況やRailトークンの概要について詳しく解説していきます。 Railgunの特徴・ユースケース −Railgunの概要− プロジェクト名 / ティッカー Railgun / $RAIL 特徴 資産管理・取引の非公開化プロトコル 対応チェーン イーサリアム, BSC, Polygon (予定) 公式リンク Webサイト Twitter Telegram Medium Railgunは特定のブロックチェーン上での保有資産や、DeFiの利用等含む取引内容をオンチェーンから読み取れないようにするプロトコルです。 これにはどのようなメリットがあるのでしょうか?具体的なユースケースと共にみていきましょう。 資産状況を他人に見られずに暗号資産を保有できる 通常、暗号資産を保管しているウォレット/アドレスは誰でも閲覧でき、何をいくら保有していて、いつ誰とどんな取引をしたのかが筒抜けになっています。 これはブロックチェーンを公平で検証可能なものにするために大切な要素ですが、持ち主は一度特定されると資産状況の隠しようがなくなってしまうリスクもあります。 Railgunを利用すると、このパブリックチェーンのセキュリティを保ったまま資産・取引状況のプライバシーも得ることができます。 「Railgun」は一連のプライバシー機能が備わったプロトコルを指し、自身のウォレットからこのRailgunプロトコルに暗号資産を送金して利用します。 送金した自分の資産をプロトコル上で管理することで、具体的な保有量や取引などを他人に見られずに保管できるようになります。 資産取引にもプライバシーを提供 トークンもそのまま Railgun上で管理している資産は、そのイン/アウト情報も非公開・追跡不可にできます。 これには、DEXトレードやDeFiサービスにおける自分の取引戦略がオンチェーンに残されている履歴からが推測されてしまうケースを防げるなどの大きな利点があります。 また、後述するアダプト・モジュールを活用すると、個人間での資産交換(スワップ)やNFTの取引も行うことができます。 暗号資産をRailgunを通して管理するにあたり、トークンを何らかの派生トークンとロック/交換する必要はありません。 通常のウォレットでできることはRailgun上でもそのままできるようになっており、利便性が高いといえます。 Railgunのプライバシー技術 ここからは上述のようなRailgunの機能の裏側にある技術・仕組みを詳しく見ていきます。 Railgunには、ゼロ知識証明という証明手段が至るところに応用されています。 一般的にゼロ知識証明(ZKP)とは、「とある情報を知っていることをその情報の中身を明かさずに証明する」ロジックのことを指します。 この「とある情報」を「ウォレットの所有者のみが知りうる情報」「トランザクションの当事者のみが知りうる情報」と置き換えることで、ブロックチェーン技術にも応用することができます。 ゼロ知識証明に関する詳しい解説はこちらをご覧ください。 「ゼロ知識証明とzk-SNARKs」を初心者にもわかりやすく解説! 資産のイン/アウトとプロトコル上での管理 Railgunは、前述の通り一般的な外部ウォレットからプロトコルに自分の資産を送金して利用します。 送金が行われると、Railgun上でそこに資産があることをゼロ知識で証明できる「ノート」が生成されます。 この機能はRailgun上では単純に”ADD”と呼ばれています。 メタマスクなどの外部ウォレットからプロトコルが用意したアドレスに送金(ADD)することで、晴れてプライバシー機能の恩恵を受けられるようになります。 ただしこの時、外部ウォレットからプロトコルへの送金はプロトコル外のトランザクションのためプライバシー機能を備えていない点には注意が必要です。 管理や取引に際して生じるプロトコル上での資産の移動は“SPLIT” (スプリット)によって行われます。 これは、生成されたノートAをノートBとノートCにスプリット(分割)し、ノートAを無効、ノートBとCを有効とするものです。 このアクション自体も、ノートAの所有者がその所有権と該当ノートが未使用であることをゼロ知識で証明することによって完結します。 そして最後に、プロトコル上から資産を引き出す”REMOVE”機能は、単純に対象となるノートを無効にして紐付けられた資産を引き出すというものです。 REMOVEでも、ノートの所有者はその所有権をゼロ知識で証明します。対象のノートは消去され、プロトコルから外部ウォレットへの送金が行われます。 この動作もADD時と同様、外部ウォレットと取引をするアクションとなるためプライバシーはありません。 ADD, REMOVEにはそれぞれ処理額の0.25% (DAOの決議次第で変更される)が手数料として課されます。 アダプトモジュール Railgunでのアドレス間の取引(スワップ)は「アダプトモジュール」と呼ばれる機能を使って行います。 ゼロ知識証明のインプットにアダプトモジュールが発行するアダプトIDを加えることで証明に求められるハッシュ値が変わります。 これをスワップの当人同士が照合できればトラストレスかつアトミックに取引を行うことができます。 アダプトモジュールはスワップだけに限らず、NFT取引など様々な用途に応用できるようになっています。 手数料の匿名化 Railgunでは、ユーザーのトランザクションを実際にネットワークに送るリレーヤーネットワークが実装される予定になっています。 ユーザーがトランザクションを希望すると、まずリレーヤーが必要なガスを算出します。 ユーザー側のトランザクションの出力先のひとつがこのリレーヤーへのガス代を支払うと、リレーヤーがトランザクションを実行します。 このときトランザクションの手数料をコミットするのがリレーヤーであるため、ユーザーの元のアドレスに手数料履歴が残らないというメリットが生まれます。 なお、リレーヤーは誰でもなることが可能です。 現在の開発状況・パートナーシップなど 複数チェーン対応・自前のDEXやNFT関連の開発も Railgunは当初イーサリアムで開発がスタートしましたが、10月中にはバイナンススマートチェーン(BSC)やPolygonにもDeployされ、ネットワークが対応されることになっています。 EVM互換性のあるブロックチェーンにはできるだけ多く対応する試みが見られており、年末、来年にかけてはSolanaやPolkadotへの対応も考えられているようです。 そのほかにも、Railgun上でのスワップコストを下げるためのバッチ承認機能や、分散型取引所「RAILYSWAP」の展開も予定されています。 さらに、NFTのプライベート管理・取引や、完全匿名のNFTオークションといった斬新な機能も開発されているもようです。 Ren Protocolとのパートナーシップ Railgunはブリッジプロトコルで有名なRenとのパートナーシップも発表しています。 RenBridgeを通して暗号資産をイーサリアムに送り、そこからRailgunにデポジットすることでBTC (renBTC)なども追跡不可能な形で管理できるようになります。 また、SushiswapではrenBTC/renZECとRAILの流動性プールも設けられています。 $RAILとガバナンスについて Railgunのトークン $RAILは、プロトコルのガバナンスに利用されるトークンです。プロポーザルに際し、トークン1枚=1票の投票権を表します。 また、投票に利用する分のトークンは、投票権の乱用を防ぐ目的で30日間ステークする必要があります。 RAILトークンの総発行枚数は1億枚で、エアドロップに25%、開発チームに25%、そして残り50%はDAOのリザーブとなっています。 DAOにアロケートされた5000万枚は未発行の状態でロックされており、ガバナンスにより決定された用途と事項に従って都度発行される仕組みになっています。 上述のADD/REMOVEに際する手数料はDAOのトレジャリーに追加され、この使い道もガバナンスで決定されます。 まとめ Railgun Protocolはトランザクションの匿名化だけでなく資産の保有状況まですべてを非公開にできるプライバシープロトコルです。 外部ウォレットから移行する際にトークンを何か別のものに変換しなくて済むというのは多くのユーザーが便利と感じるポイントかと思います。 また、手数料からの追跡も断つ技術やマルチチェーンへの対応など、技術開発や普及への努力も高く評価できます。 まだまだ開発の初期段階にあるプロジェクトですが、DAOという形をとることで正式なローンチ後の開発計画や調整もフェアにできるのではないかと予想できます。
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2021/10/02DeFi市場におけるAMM DEX「Sushiswap」の基本的な使い方・リスクを徹底解説!
この記事では、Sushiswapの概要から使い方について解説しています。代表的なDEXの一つである「Sushiswap」。 近年では、単純なDEXとしての取引機能のみならず、「KASHI(貸し借りのサービス)」「Miso(IDO)」といった機能・プラットフォームを実装しています。 しかし、機能が増えすぎており、逆に分かりにくい・・・という声も。 この記事では、そんなSushiswapの概要から特徴、基本的な使い方はもちろん「KASHI」「MISO」といった新機能についても解説しています。 Sushiswapとは?基本的な部分について まず、はじめにSushiswapの概要から、実装されている機能・サービスをいくつかご紹介していきます。 一つ一つチェックしていきましょう。 Sushiswapの概要 Sushiswapは、AMMを実装したDEXとしてスタートし、現在では幅広いサービスを提供しているDeFiの1つです。 [caption id="attachment_65008" align="aligncenter" width="800"] (AMMの概要)[/caption] 元々はDEXとしてスタートしていることから、基本的な機能はDEXという認識で問題ありません。 AMMとは?DEXとは?という方は、コチラの記事をチェック。(別のDEXの記事ですが、基本的な仕組みは変わりません) Sushiswapがスタートした際に、持っていた機能・用途は基本的にUniswapと大きく変わりませんが、いくつかの相違点がありました。 その最も大きな特徴は、SUSHIトークンという独自のトークンを導入したことです。 現在では、DeFi関連のサービスがインセンティブやガバナンスにおいて、独自トークンを用いることは少なくありません。 しかし、AMMを実装したDEXにおいて、はじめて独自トークンを実装したのがSushiswapで、大きく人気を勝ち取った要因になりました。 Sushiswapの人気・シェアはどのくらいなのか Sushiswapは、一時期と比べると人気が落ちたと言われることが少なくありません。 ただし、現時点でも十分にSushiswapは大きなシェアを持っていると言えます。 CT Analysisによると、DEXにおけるプラットフォーム別の出来高は、Uniswapが上位を独占しています。 その次に、BSCのPancakeswapと続いているものの、Sushiwapも2021年8月における出来高では4位にランクインしています。 このことから、SushiswapはUniswapほどの人気ではないものの、3~4番手程度のシェアを持っていると言えるでしょう。 データの引用元であるCT Analysisでは、WEB・Youtubeでは提供できない中上級者向けの詳細なレポートを「無料で公開」しています。 「仮想通貨にもっと詳しくなりたい!」「クリプトオタクになりたい!」という方は、ぜひ一度CT Analysisをチェックしてみてください。 CT Analysis Sushiswapの各機能 Sushiswapの概要が分かったところで、Sushiswapが持っている主要な機能を押さえていきましょう。 Sushiswapを機能面から理解していきます。 取引(swap) 一般的なDEXと同じように、Sushiswapでも仮想通貨の交換、つまり取引を行うことが可能です。 取引はAMMを利用しているため、他のDEX同様にレートは自動的に決められたもので取引することになります。 流動性の提供(Liquidity) この画面から、Sushiswapの流動性プールへ流動性を提供することが可能です。 もちろん、流動性を提供することによって手数料がLPに分配され、かつLPをPoolにステークすることでSUSHIによるインセンティブを受けることができます。 貸し借り(KASHI) KASHIは、アップデートによって登場したSushiswapのレンディングサービスです。 他のレンディングとは異なり、通貨別にマーケットが形成されている少々特色が異なったものとなっています。(後に詳しく解説) ステーキング(Stake) この画面では、SUSHIトークンを預けることで、報酬を得ることができる画面になります。 いわゆるステーキングが可能な画面となっており、保有しているSUSHIを預けることで効果的な運用が期待できます。 IDO(MISO) Sushiswapにアクセスすると「Miso」という名前のタブがあることが分かります。Misoとは、IDOを行うプラットフォームのことです。 IDOとは、分散型取引所が介入するタイプのトークンセールのことで「Sushiswapで上場前の仮想通貨が購入できる」ということです。 過去には、以下のようなトークンセールが行われました。(Misoの「Marketplace」内の「Past Sales」でチェック可能) プロジェクトごとに支払い方法として設定されている仮想通貨を保有しておけば、誰でも参加可能です。 Sushiswapの3つの特徴 Sushiswapの大きな特徴をいくつかご紹介していきます。 Sushiswapの強みを把握していきましょう。 FTXが運用を主導 後に注意点・リスクの観点から詳しく解説しますが、Sushiswapは初めに開発を主導していた人物から、FTXのCEOの元に開発の主導権が譲渡されています。 経緯などは省きますが、このことによりSushiswapの開発にはFTXの後ろ盾がある状態といえ、大きな信頼感に繋がると言って良いでしょう。 というのも、FTXは大手海外仮想通貨取引所だからです。 しっかりとした知名度・信頼感のある存在が、Sushiswapの権限を持っている状態であると言えます。 なんでもアリなサービス Sushiswapはローンチされて数ヶ月程度は、Uniswapに独自トークンである$SUSHIを足したようなものに収まっていました。 しかし、現在ではSushiswapの提供している機能はDEXだけに留まらず、レンディング、ステーキング、IDOプラットフォームなどのような多岐にわたっています。 ロードマップなども公開されており、積極的に開発が行われているので、今後のアップデートによる利便性の向上も期待できます。 複数のブロックチェーンに対応 Sushiswapは、複数のブロックチェーンに対応しており、イーサリアムのみならず、以下のようなブロックチェーンを利用することができます。 著名なブロックチェーンは揃っていると言えるでしょう。 利便性は高いですが、ブロックチェーンによって利用できる機能には制限があり、注意が必要です。 しかし、開発が積極的に行われており、アップデートも行われていることを考慮すると、今後どのブロックチェーンでもさまざまな機能を利用できるようになる可能性があるでしょう。 スワップからステーキングまで!Sushiswapの使い方を徹底解説 これから、Sushiswapを実際に利用するまでの手順を、仮想通貨を購入するという基本的な部分から解説していきます。 初心者の方であっても、利用できるように解説しているので、ハードルを感じている方もぜひチェックしてみてください。 Sushiswapを利用するための準備 前提として、ゼロからSushiswapを利用するには、以下のような下準備が必要になります。 仮想通貨を購入 ウォレットを作成 ウォレットへ送金 ウォレットとSushiswapの接続 1つ1つチェックしていきましょう。 仮想通貨を購入 まず、はじめにSushiswapで利用する仮想通貨を用意しましょう。 これからご紹介するSushiswapの手順は、イーサリアムのものになりますので、イーサリアムを入手するのがおすすめです。 しかし、日本円から仮想通貨を購入するには、国内仮想通貨取引所での口座開設が必要になります。 まだ、国内仮想通貨取引所の口座を持っていないという方は、Coincheckでの口座開設がおすすめです。 全17種類の通貨を取扱っており国内最多 国内仮想通貨取引アプリダウンロード数1位 取引所なら取引手数料無料 500円からビットコインを買える Coincheckは、国内仮想通貨取引アプリのダウンロード数1位であることから、スマホアプリが非常に使いやすいです。 PCにおける取引画面でも同様のことが言えるため、特にこだわりがない仮想通貨初心者の方は、Coincheckで仮想通貨デビューしましょう。 Coincheckの口座開設・登録についてはコチラ。 ウォレットを作成 次に、ウォレットを作成しましょう。 Sushiswapの利用するには、ウォレット(仮想通貨を保存する場所のようなもの)を、自ら用意する必要があります。 特にこだわりがなければ、最もポピュラーな「MetaMask」を利用するのがおすすめです。 MetaMaskであれば、Sushiswap以外でも利用可能なところが多く、DeFiを利用する上での汎用性が高いです。 MetaMaskの登録・使い方はコチラ。 MetaMaskの利用方法については、動画でも詳しく解説しています。 ウォレットへ送金 次に、先程紹介したMetaMaskのようなウォレットに、国内仮想通貨取引所で購入したイーサリアムを送金していきましょう。 送金手順は、各取引所によって異なっており、各自チェックする必要があります。 Coincheckの送金手順などはコチラ。 ウォレットとSushiswapの接続 最後に、Sushiswapとウォレットを接続していきましょう。 Sushiswapへアクセス 「Connect to a wallet」へ ウォレットを選択(記事内ではMetaMask) ウォレットでの処理を済ませる 文字列が表示されたことを確認 ウォレットとSushiswapの接続が完了すれば、Sushiswapを利用するための下準備は完了です。 Sushiswapの主要な使い方を機能別に解説 次に、Sushiswapを利用するための下準備が済んだところで、実際にSushiswapの主要な機能の使い方をいくつか解説していきます。 Sushiswapを使いこなせるようになっていきましょう。 Sushiswapで取引する まず、はじめに最も標準的な機能である「Swap(取引)」する方法をチェックしていきます。 Sushiswapへアクセス 「Swap」へ 元となる通貨を選択 交換したい通貨を選択 数量などを入力 「Swap」を選択 「Confirm Swap」を選択 Sushiswap内で何らかの通貨が必要になったときは、こちらで取引を行うと便利です。 Sushiswapで流動性を提供する Sushiswapにて、流動性を提供する手順は以下のとおりです。 Swapへ Liquidityへ 流動性を提供する通貨を選択(2つの通貨を選択する必要アリ) 金額を入力 初めて利用する場合は、Approveなどを行う 「Supply」で流動性を提供 また、流動性の提供を行う際は、必ず提供する通貨ペア間の価値が等価でないといけないため注意が必要です。 Sushiswapで貸し借りを行う 次に、Sushiswapで貸し借りを行う方法をご紹介していきます。 貸す場合 Lendへ 任意の通貨ペアを選択 利率などを確認(Borrowedは貸された割合、APYがリターン) デポジットを選択 はじめての場合はApproveなどの処理を行う 借りる場合 Borrowへ(画面上部のBorrowでもOK) 任意の通貨ペアを選択 利息の利率などをチェック(右側のMarketでも確認可能) 担保を入力(指定された通貨以外不可) 借りる通貨の金額を入力(Maxに表示されている金額が限度額) はじめての場合はApproveなどを行う (貸し手の場合は、デポジットする際の画面のWithraw、借り手の場合は借りる際の画面のRepayから回収・返済可能です。) DeFiのレンディングを利用したことがある方だと、色々と違和感を感じるかもしれません。 というのも、Sushiswapの「KASHI」は、各通貨ペアにおけるマーケットが独立しており、特定の通貨でしか貸し借りを行えません。 これにより、他のレンディングサービスのように、貸している通貨の総額を担保として利用するといった利用方法ができません。 また、誰でもレンディングのマーケットを簡単に作ることができるものの(つまり、貸し借りの通貨ペアを誰でも作れる)、この仕様から中にはリスクの高いマーケットも存在しています。 例えば、マーケット内において十分な資金が貸し出されていない場合では、マーケットに貸し出した資金が引き上げられない可能性などが挙げられます。(マーケット内に資金が無いため) 少し癖のあるレンディングになっているので、注意が必要です。 Sushiswapでステーキングを行う Sushiswapでステーキングを行う(SUSHIトークンを預ける)手順は以下のとおりです。 Stakeへ 金額を入力 Approveなどをクリック SUSHIトークンをステーキングすることによって「xSUSHI」が得られます。 このxSUSHIを「Unstake(Stake SUSHIの横)」から返却することによって、預けたSUSHIトークンを回収することが可能です。 SushiswapでIDOに参加する Sushiswapで、IDOに参加する方法は以下の通りです。 Misoへ View Auction もしくはコチラ ウォレットを接続(Sushiswapへの接続とほぼ同じ) Live Salesへ(「Marketplace」の欄から) 表示されたセールを選択 過去に何度もIDOは実施されているものの、常時行われている訳ではありません。 そのため、もしも確実に参加したいIDOがある場合は、常時最新情報をチェックしておきましょう。 また、前述の通り、SushiswapのMisoではIDOに利用できる仮想通貨が、各セールごとに異なっています。 そのため、各セールに合う仮想通貨を予め用意しておきましょう。 過去には、以下のような仮想通貨が利用されました。 各セール名(トークンのティッカー) 支払いに設定された通貨 SAK3 SUSHI FOlD ETH Sunder USDC LSD SUSHI ガス代を許容できれば、Sushiswapで上記した手順でSwapすれば、用意できるものが殆どでしょう。 BSC・Polygonなど他のチェーンで利用したい場合 Sushiswapでは、イーサリアム以外でもさまざまなブロックチェーンを利用することが可能です。 ブロックチェーンによって、利用できる機能に制限はあるものの、基本的な使い方は大きく異なりません。 以下の項目から、好みのブロックチェーンをクリックすると、自動的にネットワーク設定を済ませて、すぐに利用を開始することもできます。 (すでにネットワーク設定を行っている場合は、ネットワークの切り替えが行われる) Sushiswapにはどんなリスクがあるのか?注意点解説 これまで、Sushiswapについてさまざまな点をご紹介してきましたが、注意点が無いわけではありません。 これから、Sushiswapのリスクや気をつけたいことをご紹介していきます。 開発・運営に関するリスク Sushiswapは、DeFiにおける開発・運営に関するリスクの典型例であると言えます。 Sushiswapは、前述の通り開発・運営サイドでトラブルが発生したことで、創設者とは異なる代表が、現在Sushiswapの主導権を持っています。 そのトラブルというのが、Sushiswapの創設者である「Chef Nomi」という人物による大量のSUSHIトークン売却騒動です。 Sushiswapは、ローンチされてすぐに注目され、わずか数日で数千億円規模の仮想通貨がロックされました。 このことから、SushiswapのSUSHIトークンの価格も大きく上昇したのですが、開発者が大規模な売却を行ったことから、大暴落しました。 一時期、12ドルを超えていたSUSHIトークンは1ドルまで下落、SushiswapのみならずDeFi関連のコミュニティで大きな話題に。 最終的にこの件は、自身もSushiswapへ仮想通貨をロックしており、Chef Nomiの行動に批判的だったFTXのCEOであるSBFが運営の交代を申し出て、落ち着きをみせました。 I'm transferring control to @SBF_Alameda now. https://t.co/4Ih16CYCEo — Chef Nomi #SushiSwap (@NomiChef) September 6, 2020 Sushiswapに限らず、DeFiにおける開発・運営サイドのリスクは、このような事例から軽視できません。 運用に関するリスク Sushiswapは提供しているサービスが多い分、流動性の提供に伴うインパーマネントロスや、Sushiswap特有のレンディングマーケットのリスクなど押さえないといけない点が多いです。 端的にまとめると、Sushiswapで仮想通貨を運用する際のリスクです。 一例ではありますが、Sushiswapを利用した仮想通貨の運用には以下のようなものが挙げられます。 流動性の提供に伴うインパーマネントロス レンディングのマーケットにおいて資金が不足し引き出せないなど 仮想通貨を借りる際に担保が清算されるリスク インパーマネントロスなど、流動性の提供に伴うリスクについてはコチラ。 貸し借りに関するリスクに関しては、コチラ。 基本的に、Sushiswap内で仮想通貨を何らかの形で運用するものには、リスクがつきものなので注意しましょう。 独自トークンなどの価格に関するリスク 前述したような明確な理由(Chef Nomiによる売却)で、SUSHIトークンの価格が大きく下がってしまうこともあれば、仮想通貨はボラティリティが激しいことから、SUSHIトークンが理由もなく大きく下落することがあります。 SUSHIトークンはSushiswapありきの仮想通貨なので、基本的にSushiswapにネガティブな要素があれば下がる可能性が高いと言えます。 Sushiswapに限った話ではありませんが、基本的にDeFiが発行しているトークンというのは、ほとんど実質的な価値を持ちません。 Sushiswapのおさらい この記事では、Sushiswapの概要から各機能の使い方まで詳しく解説しました。 Sushiswapは年々進化を重ねており、どんどん便利になっています。 Uniswapと比較すると、シェア率は低いものの、引き続き注目したいDEXの一つであると言えるでしょう。 この記事では、Sushiswapについて解説しましたが、Sushiswapの内容を知って 「準備がめんどくさい・・・」 「ガス代が高そう・・・」 「色々と難しそう・・・」 と感じた方は少なくないはずです。 「でも、ガチホしてる仮想通貨の運用はしたい!」という方には「Coincheckの貸仮想通貨」がおすすめです。 仮想通貨を預けるだけで年間最大5%リターン Coincheckが扱っている17種類の通貨ならどれでもOK 口座開設と簡単な手続きで利用可能! Coincheckの貸仮想通貨は、Coincheckに「仮想通貨を貸すだけ」で「年間最大5%のリターン」がもらえるサービスです。 SushiswapやUniswapといったDeFiを用いた運用にハードルを感じている方は、Coincheckの貸仮想通貨の利用を検討しましょう。
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2021/10/01インターオペラブルで高機能なDEXを実現する「SifChain Finance」を徹底解説!
SifChain Finance ($EROWAN)は、DeFi/DEXの分野での異なるブロックチェーン間の通信技術に特化したCosmosベースのブロックチェーンです。 同プロジェクトは世界初のオムニチェーンDEX(複数ブロックチェーン共通の分散型取引所)を創り上げることを目指しており、Alameda Researchなど数多くの有名な団体をパートナーにつけています。 こちらの記事では、SifChainのプロダクトや技術的な仕組みを一からわかりやすく解説していきます。 SifChain Financeの概要と特徴 −SifChainの概要− プロジェクト名 SifChain Finance ネイティブトークン (ティッカー) Rowan ($EROWAN) 創設者 Jazear Brooks 特徴 オムニチェーンDEX パートナー/インベスター Alameda Research, NGC ventures, bitscale capital, Mechanism capital, AU21など 公式リンク Webサイト Twitter Telegram Discord 真のオムニチェーンDEX 通常、分散型取引所(DEX)では、基本的に使用している大元のブロックチェーンのトークンのみがスワップできるようになっています。 イーサリアムであればETHとERCトークンのみ、バイナンススマートチェーン(BSC)であればBNBとBEPトークンのみなどとそれぞれ制限がありますが、トークンラッピング等をはじめ、別のチェーン間の資産取引(クロスチェーン・スワップ)を可能にする様々な技術が開発されています。 SifChain Financeもこういったブロックチェーンの垣根を越えたDEXを作るシステムを開発しており、ビットコイン、イーサリアム、BSC、PolkadotやEOSなど20~25種類のブロックチェーン間のスワップに対応する真の「オムニチェーンDEX」となることを目指しています。 SifChainが他のクロスチェーンプロジェクトと比べて特に優れている点は、EVM(イーサリアム・バーチャル・マシン)と互換性のないチェーンのスワップにも対応している点です。 EVMはイーサリアム上の仮想コンピューターで、多くのブロックチェーンは自前のコードがこのEVMでも実行できるようになっていますが、中にはその互換性がないものもあります。 SifChainは、EVM互換のものと非互換のものもクロスチェーン・スワップできるというとても大きな強みを持っています。 非対称型イールドファーミングとマージン取引 SifChainのリクイディティは、ユーザーによる流動性の提供で保たれます。 ユーザーは任意の通貨ペアに流動性を提供し報酬を得ることができますが、通常はこの時ペアの通貨それぞれを1:1の割合で提供しなければなりません。 しかし、SifChainはこの提供割合が1:1でなくてもよい非対称型イールドファーミングを採用しています。プール内のペアの偏りはそれを修正するようにインセンティブ付けされるようになっています。 また、SifChainではDEXとしてのユーザビリティも強く意識されています。 開発されているAMM(自動マーケットメーカー)はアダプティブ形式となっており、単純な成行のトークンスワップだけでなく指値注文も可能になっています。 さらに、ユーザーは流動性プールから資産を借りてマージン取引をすることもでき、流動性を提供している側はこの借入に応じて利子を得ることもできます。 高速かつ安全なコンセンサスメカニズム SifChainはCosmos ($ATOM)と呼ばれるインターオペラビリティネットワークが提供する開発キット(SDK)を用いて作られたブロックチェーンです。 このCosmosが採用しているTendermintコンセンサスメカニズムはイーサリアムなどと比べて処理速度がとても速く、ビザンチン障害耐性も備えています。 Cosmos SDKを活用して作られたSifChainもこの恩恵を受けることができ、イールドファーミングにおけるインパーマネント・ロス(IL)などのリスクを従来より抑えることができます。 このコンセンサスメカニズムはいわゆるDPoSで、SifChainでは最も多くのネイティブトークン($EROWAN)をステークとデリゲート(投票)で集めたトップ100人がデリゲーターとなります。 クロスチェーンプロトコル COSMOS(コスモス)に関して徹底解説 ネイティブトークン「Rowan」について SifChainの流動性プールはすべてネイティブトークンのRowan (ティッカー: $EROWAN)とのペアでできています。 例えばETHをMKRにスワップしたい場合、ETH/EROWANでETHを売りMKR/EROWANでMKRを買う、という手順が取られます。 したがって取引手数料は二重になりますが、対応しているチェーン間であれば何とでもスワップできるというメリットがあります。 また、それぞれのプールの流動性の差やタイムラグなどこのシステムよって生じる合成ペア(ETH/MKR)の歪みは、SifChain上のトレーダー達によって裁定(アービトラージ)されることになっています。 加えて、Rowanは上記のようにコンセンサスメカニズムのバリデーターへの立候補・投票や、DAOとしてのSifChainにおけるガバナンストークンとしても機能します。 まとめ SifChainは「インターオペラビリティ」「高機能なAMMシステム」「DEXとしてのユーザビリティ」の3点を追求しており、それぞれの分野が黎明期からどれだけ発展し統合されてきたかがよくわかるプロジェクトです。 2021年Q1にトークンセールを行った同プロジェクトはスワップ、ガバナンス、流動性マイニングまで実装が済んでおり、Q4中にマージン取引とEVM互換性のあるチェーン間でのスワップが実装される予定になっています。 オムニチェーンスワップはイールドファーミングに力を入れる人たちにとって手間と手数料を省ける便利なものになり、加えてILの抑えやすいコンセンサスメカニズムもうれしいものになることは間違いありません。 さらにDEXの分野は、従来の取引所(CEX)が世界中で厳しい規制を受けている今、トラディショナルなトレーダー達の注目を集めつつあります。 しかしCEXに比べDEXはまだまだ劣っているのが現状で、ユーザビリティの向上が強く求められています。 こういった需要に応える競争が起こっている今、SifChainがどれだけユーザーを獲得することができるか要注目です。 Sifchain 各種サイト情報 Webサイト Twitter Telegram Discord
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2021/09/12DeFiレンディングプロトコル「Venus Protocol」の基本的な使い方・リスクを徹底解説!
Venus protocol(ヴィーナスプロトコル)は、通貨の貸し出しや借り入れによって金利を稼ぐレンディングプロトコルです。 銀行に預入するよりも高い金利を得られて、さらにトークンも付与されます。 DeFiやIEOなどで必要なトークンを借りることもできるので、上手に使えば利益増額に繋がります。 この記事では、Venus Protocolの特徴や基本的な使い方を解説するので、レンディングサービスを使うならぜひ参考にしてください。 Venusについては、CryptoTimesの公式Youtubeでも解説動画を公開しているのでチェックしてくださいね。 Venus Protocolとは?基礎知識や機能性を解説! Venus Protocolはレンディングがメインですがファーミングにも対応しています。 XVSトークンの付与や、ステーブルコイン「VAI」の発行などもあり、機能性が豊富で使い道が多いのが特徴です。 ここでは、Venusの基礎知識や機能性を解説するのでしっかり理解しておきましょう。 Venusの基礎知識 バイナンス出資のプロジェクトが提供するレンディングプロトコル 貸付・借入でXVSトークンが付与される 貸付通貨を担保にして別の通貨を借入できる 貸付通貨を担保にしてVAIを発行できる バイナンス出資のプロジェクトが提供するレンディングプロトコル Venus Protocolは、バイナンスが出資するSwipeWalletというプロジェクトのチームが提供しているレンディングプロトコルです。 SwipeWalletはクレジットカードや電子決済サービス、仮想通貨の決済ネットワークに特化しており、カードのトークン化も行っています。 バイナンスとあってベースはBSCとなり、BSC上の通貨を貸借します。 VenusはBSCですが、例えばEthereumネットワークならCompoundがレンディングプロトコルとして有名ですね。 DeFiレンディングサービス「Compound」の基本的な使い方を徹底解説! 貸付・借入でXVSトークンが付与される Venusで通貨を貸付したときは金利を受取り、借入したときは金利を支払います。 このとき、貸付・借入どちらの場合でもXVSトークンが付与されます。 つまり、借入しても通常の金利よりXVSの金利が高ければ、結果的に資金はプラスです。 DeFiのプロトコルであるVenusで借入する大きなメリットですね。 貸付通貨を担保にして別の通貨を借入できる Venusでは貸付した通貨を担保にして、別の通貨を借りることができます。 他のプロトコルで必要になったときに借りるパターンや、バイナンスのIEOでBNBが必要になった場合に一時的に借りるといった手段も可能です。 担保は必要ですが、購入やSwapをしなくても欲しい通貨を入手できるメリットは大きいですね。 Swapせず借入する理由 必要な通貨があればTokenSwapすればいいと思いますが、Swapして戻すときに価格変動が起きていれば損する可能性があります。借入であれば単純に通貨が戻るので変動リスクがありません。 貸付通貨を担保にしてVAIを発行できる Venusでは、担保を使って借入だけでなくステーブルコイン「VAI」を発行できます。 VAIを発行すると、Venus Protocolでファーミングして利益を得られるというのがメリットです。 バイナンスでもVAIは上場しており、ステーブルコインとして今後期待の通貨ですね。 ファーミング方法は本記事で解説するのでチェックしてください。 Venus Protocolの基本的な使い方を解説! Venus Protocolで通貨を貸付・借入する方法やファーミング・回収といった基本的な使い方を解説します。 使い方についてはCryptoTimesの公式Youtubeチャンネルでも公開しているので、ぜひチェックしてください。 上記の動画では貸付・借入・精算に関してまとめています。 返済やファーミング、ガバナンストークンXVSの取得などについてはこちらの動画です。 この記事では動画の内容を網羅しているので、読むだけでも理解が深まります。 Venusの使い方 Venus Protocolとウォレットの接続 マーケットの見方 仮想通貨を貸付する方法 貸付通貨を担保にして借入する方法 貸付通貨を担保にしてVAIを入手する VAIを元にファーミングする 借入した通貨の返済 貸付した通貨の回収 付与されたXVSを獲得する Venus Protocolとウォレットの接続 初めにVenusとウォレットの接続をします。 Venus公式サイトにアクセスして、「Launch App」をクリックしてください。 MetaMaskが開くのでコントラクトを確認して「次へ」を選択すると連携完了です。 VenusはBSCベースなので、MetaMaskではBSCネットワークに切り替えておくことを忘れないようにしましょう。 MetaMaskの使い方やBSCの接続方法はYoutubeでも詳しく解説しているので以下を参考にしてください。 【METAMASK】初心者向けに使い方を解説!仮想通貨の必須ウォレット 【METAMASK】初心者でもできるBinance(バイナンス)スマートチェーンの接続方法 マーケットの見方 Venusのダッシュボードです。 右下にある「Supply Markets」は、貸出できる通貨一覧なので、保有する通貨がリストされていれば貸出できます。 APYが表示されておりで年利の確認も可能です。 通貨をクリックするとこのような画面になります。 APYについて、Supply APYは純粋に通貨の貸出で受け取る金利ですが、Distribution APYはXVSトークンとして受け取る金利です。 2つのAPYを合計したものが一覧リストに表示されているので注意してください。 「Borrow Markets」では借入できる通貨一覧が表示されています。 APYを見ると、Borrow APY(年利)がマイナスになっているので支払う金利だとわかりますね。 ただ、Venusでは借入した場合でもXVSトークンが付与されるので、Distribution APYも表示されます。 Distribution APYの方が高ければ、結果的にAPYがプラスとなり、資金は増える仕組みです。 画像ではBorrow APYが-2.75%に対し、Distribution APYが5.95%なので受け取る方が多いです。 仮想通貨を貸付する方法 Venus Protocolに通貨を貸付するとき、SupplyMarketsで通貨を選択して最初に承認する必要があります。 上の画像はBUSDを貸し出す画面です。 EnableをクリックするとMetaMaskが開くので確認しましょう。 再度貸出する通貨を選択して、数量を入力してください。 画像ではBUSDを20ドル分貸出します。 SupplyをクリックしてMetaMaskの確認をすると貸出完了です。 トップページのSupply Balanceに貸付した残高が表示されます。 貸付の証明として「vBUSD」が付与されるので、誤って他のウォレットに送金しないように注意してください。 貸付通貨を担保にして借入する方法 Venus Protocolでは、貸付した通貨を担保にして別の通貨を借入できます。 プール型レンディングとなっており、ユーザーがVenusに預けた資金を元に借入できる仕組みです。 借入するには、担保にする通貨を選択しておく必要があります。 SupplyMarketsで、担保にする通貨の右側にあるCollateral(担保)にチェックを入れましょう。 逆に、担保にしたくない場合はチェックを入れないように注意してください。 Borrow Marketsから借入する通貨(画像ではDOT)を選択します。 借入数量を入力すると、上限のうち何%なのか表示されるのがわかりますね。 APYはこのときBorrowAPY(純粋なDOTの金利)が5.89%、DistributionAPY(XVSでもらえる金利)が3.22%となっており、合計すると支払う金利の方が高いです。 これらを確認の上で「Borrow」をクリックし、MetaMaskの確認をすれば借入完了となります。 貸付通貨を担保にしてステーブルコイン(VAI)を発行する Venus Protocolでは貸付した通貨を担保にしてステーブルコインVAIをMint(発行)できます。 Marketの並びにある「Mint/Repay VAI」をクリックすると上の画像のページが表示されます。 左側で発行、右側で返却する仕様です。 Mintする数量を入力しますが、だいたい担保率は60%程度なのでリスクを踏まえて控えめに発行しましょう。 「Mint VAI」をクリックしてMetaMaskの承認をすれば完了です。 VAIを元にファーミングする 発行したVAIを使ってファーミングできます。 Venusの左側メニューにある「Vault」をクリックしてください。 このような画面になります。 「Enable」でMetaMaskの認証をしましょう。 数量を入力して「Stake」をクリックすれば完了です。 XVSのファーミングが開始されたので、VAIの報酬としてXVSが付与されていきます。 XVSが増えて収穫するときは、同じ「Vault」の画面にある「Claim」を選択してください。 自分のウォレットにXVSが入っているか確認しましょう。 ちなみに、Stake解除した場合は自動的にClaimされます。 Stake解除・VAI返却は1クリック Vault画面の右下「Withdraw」でStakeを解除できます。戻ってきたVAIを元に戻すには、Dashboard画面の右下「Mint Repay/VAI」からRepayしてください。 借入した通貨の返済 Venusで借入した通貨を返却するには、Borrow Marketsから借りている通貨を選択して上の画像のページを開いてください。 「Repay Borrow」に切り替えます。 「Enable」をクリックするとMetaMaskが開くのでコントラクトを承認しましょう。 もう一度通貨を選択して、返却する数量を入力してください。 発生した金利は上乗せして支払うことになります。 「Repay Borrow」をクリックして返却完了です。 貸付した通貨の回収 Venusに貸付して担保として使っていた通貨を回収します。 SupplyMarketsで貸付していた通貨を選択してください。 Withdrawのタブに変更して、取り戻す数量を入力します。 「Withdraw」をクリックして、MetaMaskの確認をすれば完了です。 金利が上乗せされて戻ってきているので確認してくださいね。 XVSの獲得方法 Venusで貸付・借入するとXVSトークンが付与されます。 しかし、自動でウォレットに入らないので自分で獲得しなければなりません。 XVSが増えてきた場合は獲得しましょう。 まず、左メニューでVoteを選択します。 「Venus Earned」に付与されたXVSが表示されているので、右側の「Collect」をクリックしてください。 これでウォレットにXVSが入っているので確認しましょう。 Venus Protocolの注意点・リスクを知っておこう Venus Protocolを使う前に必ず確認すべきリスク・注意点を解説します。 リスクについて上記のCryptoTimes公式Youtubeでも公開しているのでぜひチェックしてください。 仮想通貨はどれも価格変動のリスクがありますが、通貨の借入ができるVenusでは清算のリスクもあります。 利益を狙いすぎると損する可能性があるので、投資や借入は慎重に行いましょう。 Venusのリスク 担保が精算されるリスク 貸付・借入どちらも価格変動のリスクは常にある 低時価総額通貨がリストアップされるリスク 担保が精算されるリスク Venus Protocolで借入するときは、預けている通貨を担保にする必要があります。 担保率は各通貨で異なりますが、だいたい60%です。 この担保率を超えると精算され、通貨は没収されます。 借入する場合は常に精算のリスクがあることを覚えておきましょう。 貸付・借入どちらも価格変動のリスクは常にある Venusで貸付または借入した場合、常に価格変動のリスクがあります。 貸付した通貨の価格下落や、借入した通貨の価格上昇の可能性です。 借入時、BorrowLimitとして自分が借り入れできる全体の何%にあたるか表示されています。 100%に近ければわずかな価格変動でも精算されるリスクが高まるため、80%以下や50%以下などの自己ルールを作っておくべきです。 低時価総額通貨がリストアップされるリスク Venusに対応している通貨で、ETHなどの有名どころやステーブルコイン以外に、時価総額が低い通貨もリストアップされています。 例えば、上の画像にあるスワイプやVenusなどです。 もし、これらの時価総額の低い通貨を大量購入すると、価格が一気に上がりますね。 それを同じプールに入れた場合、さらに大量の通貨を借入できるようになり、プール内資金が枯渇するまで繰り返すことが可能です。 価格は吊り上がり、ユーザーが預けたプールは借りられすぎて引き出せなくなり、結果的に流出してしまいます。 リスクのある時価総額の低い通貨よりも、ステーブルコインなどの安定している通貨を選ぶのが得策です。 CANの例 実際に時価総額が低いCANという通貨が巨額購入されてユーザーの資産が戻せなくなる事件がありました。Venus側が流出資産をカバーする形で事態は収まったものの、今後悪意のある購入が起きないとは言い切れません。 まとめ この記事では、Venus Protocolの特徴や基本的な使い方、リスクを解説しました。 通貨の貸付・借入どちらでもXVSが付与されることがわかりましたね。 ステーブルコインVAIを発行、さらにファーミングも可能となり、安定した通貨での報酬獲得が可能です。 ただし、価格変動のリスクは付きものとなり、特に借入では精算されると担保が没収されるので注意してください。 リスクを踏まえて賢く報酬を受け取りVenus Protocolを使いこなしてくださいね。 Venus ProtocolのHPはこちら
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2021/09/10DeFiレンディング「Compound」の基本的な使い方を徹底解説!金利を稼ぐ手段まとめ
Compoundは、DeFiの代表的なレンディングプロトコルであり、分散型金融として初期からレンディングを行っています。 手数料報酬が貰えるUniSwapやPancakeSwapとは異なり、通貨の賃借による金利を報酬として受け取り、または支払う場合もあるのが特徴です。 借入した通貨は別のDEXでファーミングに利用することもできるので、賢く使って報酬増額も可能ですよ。 この記事では、Compoundの基本的な使い方やリスクについて徹底解説するのでぜひ参考にしてください。 使い方に関してはCryptoTimesの公式Youtubeでも公開しています。 Compoundとは?DeFiの代表的レンディングサービスの基礎知識や特徴を解説! 最初に、Compoundの基礎知識や特徴を解説します。 Compoundは、DeFiのレンディングプロトコルとして恐らく一番歴史が古いです。 類似サービスであるVenus Protocol(ヴィーナスプロトコル)は、Compoundを元にしている部分が多いので、興味がある方はこちらもチェックしてください。 ここではCompoundの機能的な内容を一通りまとめます。 Compoundの基礎知識 CompoundはEthereum系の代表的なレンディングプロトコル レンディングした通貨を担保にして借入できる 預入・借入でガバナンストークン「COMP」を獲得できる 借入は預入資産の1.5倍以上の保持が必要 借入して他のプロダクトでファーミングも可能 CompoundはEthereum系の代表的なレンディングプロトコル CompoundはEthereum系のレンディングプロトコルです。 そのためEthereumベースのトークンのみ扱っています。 分散型金融DeFiなので、管理者はおらずスマートコントラクトにてトークンを預けたり借りたりします。 預けると金利を受取り、借りると利息を支払うので銀行のような仕組みですが、銀行に比べて高い金利を得られたりガバナンストークンが付与されたりするメリットが大きいです。 レンディングした通貨を担保にして借入できる Compoundで預入すると、その通貨を担保にして別の通貨を借入できます。 ユーザーがCompoundにプールしている通貨を借りることができる仕組み(プール型レンディング)です。 必要なトークンが不足しているとき、Compoundを活用すればトークンを購入せずとも入手可能です。 利息の支払いが必要 借入すると金利を支払う必要があります。ただ、Compoundでは借入した場合でもCOMPトークンが付与されるので実質資金がプラスになる場合もあります。 預入・借入でガバナンストークン「COMP」を獲得できる Compoundでは預入・借入で、金利以外にCOMPトークンが付与されます。 COMPはガバナンストークンとして投票権があり、保有していればCompoundのさまざまな提案に採決することが可能です。 例えば、Compoundに上場すべきトークンの決定についてもガバナンストークン保有者の意見が用いられます。 COMPはバイナンスやCoinbaseでも取引可能です。 Compoundが $COMP トークンを発行しコミュニティメンバーによるガバナンスを実現 BinanceでCompoundのガバナンストークン $COMP の取り扱いが開始 借入して他のプロダクトでファーミングも可能 Compoundでトークンを借入して、他のプロダクトでファーミングするという賢い使い方もできます。 Ethereumベースのトークンに限りますが、ファーミングできるプロダクトに入れておけばそこでも報酬が貰えるのでお得です。 借りっぱなしではなく、トークンを別で運用するためにCompoundで借入するのがおすすめですよ。 利確したくないときも使える 保有トークンを利確すると日本では税金が発生します。利確せずにCompoundに預入しておけば金利がもらえるので、税金対策と利益獲得の両方が可能です。 Compoundの基本的な使い方を解説! Compoundの見方や基本的な使い方について解説します。 MetaMaskを接続するので、まだウォレットを持っていない場合はMetaMaskの使い方動画も参考にしてください。 Compoundを使う前に、預け入れるトークンを保有している必要があります。 使い方に関して、上記の動画のようにCryptoTimesの公式Youtubeチャンネルでも公開しているのでチェックしてください。 CompoundのHPはこちら Compoundの使い方 マーケットの見方・確認方法 トークンを預け入れる方法 トークンを借り入れる方法 COMPトークンの獲得 借りたトークンを返却する 預けたトークンを回収する マーケットの見方・確認方法 まずはCompoundとMetaMaskを接続する必要があります。 公式サイトの右上「Connect Wallet」から接続しましょう。 コネクト後の画面です。 左側が預け入れトークン、右側が借り入れトークンといった配置となっています。 このトークンリストから選択しましょう。 また、預入・借入どちらにもAPY(金利)がある通り、たとえ借りた場合でもCOMPトークンをもらえる仕組みです。 預入側のSupplyMarketsについて、Collateral(コラテラル)のチェックは、担保として使うかどうかの選択です。 チェックを入れておけば、その通貨が精算対象(担保)となります。 担保の通貨価値が下がった場合、または借りた通貨の価格が上がり過ぎた場合に精算されるので注意してください。 Compoundはプール型レンディングを採用しています。 画像のように借入のBorrowMarketsには「Liquidity(流動性)」がありますが、これはCompoundのプールに入っている資金の量です。 Compoundに預け入れられたトークンを、借りたい人がいればこのプールから貸し出しするイメージですね。 このLiquidityが減ると、SupplyMarkets側のAPYが上がります。 トークンを預け入れる方法 実際にSupplyMarketsから預けるトークンを選択します。 画像では保有するDAIをすべて預けています。 通常の金利と、COMPトークンが付与されるAPYも表示されており、合計4.48%の年利です。 OKであれば「SUPPLY」をクリックして承認してください。 CompoundへDAIの預入が完了すると、画面がこのように変わります。 預入したDAIが上がってきており、SupplyBalanceやNetAPYが表示されているのがわかりますね。 複数トークンを預け入れた場合でも合計残高やAPYを一目で確認できる仕様です。 証明トークンが発行される Compoundに預入すると、証明トークンが発行されます。DAIの場合は「cDAI」です。間違えて送金等しないように注意してください。 トークンを借り入れる方法 Compoundにトークンを預け入れ、Collateral(担保)にチェックを入れることで、BorrowMarketsから通貨の借入が可能となります。 借りるトークンを選択してみましょう。 借りるので、支払う金利(画像では3.25%)と受取るCOMPトークンの金利(画像では5.23%)が表示されています。 受取る金利の方が多いですね。 次に借入する金額を入力します。 画像は約8ドル借入できる場合ですが、7.97ドルにしているので担保率が99%以上です。 100%を超えると精算されてしまうので、多くても80%程度にしましょう。 「BORROW」をクリックすればトークンの借入は完了です。 COMPトークンの獲得 Compoundで預入・借入するとCOMPトークンが付与されます。 そのCOMPを獲得する方法も解説しましょう。 画面右上にCOMPのマークと数量が表示されているのでクリックします。 付与されたCOMPが確認できるので、CLAIMを選択すればOKです。 MetaMaskでガス代の確認をして承認すれば、ウォレットにCOMPが入ってきます。 借りたトークンを返却する 次に、Compoundで借りたトークンの返却方法です。 Borrowingに借入中のトークンが表示されているのでクリックして、「REPAY」を選択してください。 画像では額が少ないので0%になっていますが、実際には支払う金利が発生しています。 「REPAY」を選択して返却完了です。 Claimも同時に完了する トークンを返却すると、付与されていたCOMPトークンのClaimも同時に完了します。ウォレットにCOMPが入っているのを確認しましょう。 預けたトークンを回収する CompoundのSupplyMarketsに預けたトークンの回収手順も解説します。 Supplyにあるトークンをクリックして、「WITHDRAW」を選択してください。 APYなどを確認して「WITHDRAW」をクリックするとトークンに金利が上乗せされて回収が完了します。 返却時と同じく、COMPの獲得も自動的に行われます。 Compoundを使うリスク・注意点を確認しよう 最後に、Compoundを使う前に知っておくべきリスク・注意点を解説します。 DeFiでよくある価格変動のリスクだけでなく、借入による清算リスクもあるので注意が必要です。 利益を狙ってギリギリのリスクを負うよりも、変動の少ない通貨で安全に稼ぐことから始めましょう。 Compoundの注意点 BSCやPolygonネットワークには対応していない 精算されるリスクがある 貸出・借入トークンやCOMPの価格変動の可能性 BSCやPolygonネットワークには対応していない CompoundはEthereumネットワークのみ対応しています。 BSCやPolygonネットワークには対応していないので、最初にMetaMaskで接続するときは注意してください。 もちろん貸し借りできる通貨もEthereum系のみです。 精算されるリスクがある Compoundで借入するには担保の通貨が必要です。 つまり価格変動時は精算されるリスクがあります。 そのためCollateralのチェック機能があり、担保として使いたくない場合はチェックを外しましょう。 また、借りるときは最低でもMAXの80%程度か、半分程度にしておくのがおすすめです。 担保率を意識する 借入時はBorrowLimit(借入上限)が表示されます。この数値が100%を超えると精算されるので、担保率を超えないよう上限ギリギリまで借りることは避けてください。 貸出・借入トークンやCOMPの価格変動の可能性 Compoundで貸出や借入するとき、APYを参考にすると思います。 しかし、借りるときに付与されるCOMPのAPYが支払うAPYより多ければ安心!とは一概にいえません。 借りるトークンの価格上昇や、COMPの価格下落の可能性は常にあります。 借入時のAPYだけで判断しても、予期せぬ価格変動で担保が没収される場合もあるので注意してください。 また、貸出通貨の価格下落ももちろんあります。 まとめ この記事では、Compoundの基本的な使い方について解説しました。 通貨の預入・借入により金利の受取りまたは支払いが発生しますが、COMPトークンはどちらの場合でも付与されます。 COMPを貯めながら運用が可能で、長期的なレンディングにも適しています。 ただし、価格変動のリスクは付きものなので、COMPの価格下落や担保の精算などさまざまなリスクがあることを理解しておきましょう。 上手に活用すれば、金利+COMP+手数料収入(ファーミングなど)で報酬上乗せに期待できるサービスです! CompoundのHPはこちら Youtube解説動画はこちら