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2019/03/08Binance Launchpad(バイナンス ローンチパッド) 第3弾! – Celer Network ( $CELR )の概要や特徴、仕組みを詳細解説!
Celer Network(CELR)は高速で簡単、安全なトランザクションを可能にするためのレイヤー2のスケーリング技術を応用したプラットフォームです。 先日、BinanceのLaunchpadの第三弾としてのプロジェクトとしても紹介された上、現在もなお課題とされているセキュアでスケーラブルなプラットフォームを開発しているとして大きく注目されています。 また、Binance Blogにて公開された記事内ではCeler Networkは「仮想通貨の普及を促進するソリューション」であるとも述べています。 本記事では、そんなCeler Networkの特徴や概要、技術の詳細についてまとめています。 Celer Network (CELR)の概要 CELRの概要 通貨名/ティッカー Celer Network (CELR) 総発行枚数 10,000,000,000 CELR 創業者(Founder) Mo Dong氏他4名 主な提携先 Dfinity, aelf, Qtum, QuarkChain 特徴 レイヤー2スケーリング 公式リンク Webサイト Twitter Blog(Medium) Binance Launchpad WeChat(微信) Discord Youtube Github IEO情報とトークンメトリクス CELRのBinance LaunchpadでのIEO情報 トークンセール開始 2019/03/19 02:00PM UTC (11:00 日本時間) トークン規格 ERC-20 パブリックセール価格 0.0067 USD パブリックセール枚数 597,014,925 枚(総供給量の約6%) キャップ(Min/Max) 20 USD / 1,500 USD ハードキャップ 4,000,000 USD トークン配布 セール終了から15日以内 プライベートセール価格 0.015 USD プライベートセール枚数 約 1,550,000,000 枚 (15.5%) トークンのアロケーション詳細 [caption id="attachment_33550" align="aligncenter" width="700"] Binanceより[/caption] 今回、BinanceのLaunchoadのセールに割り当てられるトークンは、上述の通り全体の6%となっています。 プライベートセール(15.5%)とシードラウンド(11.5%)を合わせると、投資家向けには合計で全体の33%のトークンが割り当てられていることがわかります。 また、セール価格がプライベートセール($0.015USD)と比較して今回のLaunchpadでは約1/2($0.0067US)に設定されていることも注目すべきポイントです。 Celer Network(CELR)の特徴を詳細解説 Celer Network(CELR)は、オフチェーン技術を応用し安価で高速なトランザクションを実現することでブロックチェーンの普及を目指すプラットフォームを開発するプロジェクトです。 Celer Networkが開発する技術を利用することで、同様のトランザクションにおいて、Ethereumと比較して100倍以上の手数料を削減できると言われています。 Celer Networkが既存の技術と比べて何がどのように優れているのか、なぜ注目されているのかがわかります! ブロックチェーンのボトルネックとなる問題の解決を目指す ブロックチェーン技術はインターネット上における価値の交換を可能にし、分断されている情報を繋ぎあわせ、新たな経済を創り上げるものとして注目されています。 しかし、単一のノードが管理するサーバー、或いはそれ以上の速度を伴う情報交換(スケーリング)とオンチェーンで一般的に行われている合意形成の2つの概念は対局に位置するものであるとしているのがCeler Networkです。 Celer Networkでは、オフチェーンという部分に目を付けこのブロックチェーンにおける最大のボトルネックをクリアすることを目指します。 水平なスケーリング Celer Networkがレイヤー2のスケーリング技術を開発していることは先述しましたが、Celer Networkは水平にスケーリングをしていくことも一つの大きな特徴です。 水平なスケーリングというのは、ノード数が増えればスループットがその分だけ向上するというもので、技術的な大きな改善などを必要としない直線的なスケーリング手法とされています。 これにより、オフチェーンで展開されるアプリが増えた場合でも十分な数のノードが存在するという条件を達成していれば、潜在的に億単位のTPSを実現することが可能となります。 EthereumやDifinityなどの他のチェーンとの互換性がある 現状、EthereumやDfinityの他、EVM(Ethereum Virtual Machine)ベースのブロックチェーンとの完全な互換性があると発表されています。 オフチェーンであればLightning Networkなど、オンチェーンであればSegWitなどのスケーリング手法が存在しますが、これらは実装可能なブロックチェーンが限られているケースが多く、そのほかのチェーンではコンパイル(変換)が必要となります。 Celer Networkでは、ユーザー数やDAppsの数が多くスケーリングにおいてより早急な改善が必要とされるEthereumやその他のチェーンとの互換性を持っており、これも一つの大きな特徴と言えるでしょう。 トランザクションの際の手数料が非常に安価 スマートコントラクトでは、処理が複雑になればなるほどその際に発生する手数料が高くなるという点が課題とされてきましたが、オフチェーンでスマートコントラクトを執行する際の手数料もゼロに抑えられるようです。 少額、安価ではなくゼロという点は非常に重要なポイントで、これによりユーザビリティの非常に大きな向上が見込まれます。 また、マイクロペイメントの場合、直接Ethereumで行うのではなく、Celer Networkを通じて行うことで、コストを1/100以下に抑えることができるともされています。 ゼロに近いレイテンシーを実現 レイテンシーとは一般的に遅延時間などと訳されますが、トランザクションにおけるレイテンシーと捉えて問題ないでしょう。 従来のブロックチェーンだとトランザクションを送信してからそれが完全なものとなる(Finalize)されるまでタイムラグがありました。 Celer Networkではレイテンシーの大幅な(約20,000倍程度)改善を実現しており、これにより即座のトランザクションが可能となるようです。 Celer Network(CELR)に利用されるコア技術・詳細な仕組みを解説 Celer Networkが以上のように、非常に優れた特徴を持つことは理解していただけたと思います。 続いて、Celer Networkが採用するコアな技術や仕組みなどを解説します。 少しテクニカルな内容になってしまうため、難しいと感じた人はロードマップまで読み飛ばしてもCeler Networkの概要や開発スピードなど、十分に理解できると思います。 cStack - Celer Networkの階層化された構造の総称 eStackとは、以下に説明するcChannel、cRoute、cOSなどの総称となります。 各パーツに分かれて、それぞれが明確に別々の役割を果たすことで、開発や実装をより容易なものにしていくという意図があるようです。 cChannel - ステートチャネル・サイドチェーンのパッケージ cChannelとは、ダイレクトにステートチャネルやサイドチェーン部分の技術を担うパッケージになります。 まず初めにこの技術を理解するために、ステートチャネル技術で課題とされてきたデポジットなどの仕組みを改めて理解していきましょう。 ステートチャネル技術(Lightning Network場合)について Lightning Networkを簡単に説明すると、複数者間での資産の移動においてこのステート(状態)の遷移をオンチェーンで行わず、オフチェーンのチャネル上で処理し、チャネルで起きたトランザクションの最後の結果(収支)のみをオンチェーンに記録するといったもので、オンチェーンにおける負担を軽減することのできるという技術でした。 [caption id="" align="aligncenter" width="800"] シンプルなステートチャネルの仕組み図解[/caption] 基本的にステートチャネルには以下の3種類の形態が存在することを覚えておくとcChannelの理解が楽になると思います。 Payment Channel - 決済用途 Application Specific State Channel - アプリケーション特化型チャネル Generalized State Channel - 汎用ステートチャネル cChannelでは、3番目にあるGeneralized State Channelと呼ばれる汎用ステートチャネルの仕組みを利用します。 2番目のApplication Specific State Channelと違い、汎用ステートチャネルではある目的のために開かれたチャネル(デポジット)を他の用途に使用することができます。 ステートの遷移というアイデアが非常に重要になるので、これを頭に入れながら読み進めていただけるといいかもしれないです。 cChannelとは?仕組みやメリットを解説 cChannelとは、Celer Networkの構造の最下部に位置し様々なブロックチェーンとのインタラクションを行い、一方で上層のcRouteへと最新のステートを伝える役割を果たします。 要約すると、オフチェーンにおけるステートの遷移を管理する部分と言って問題ないと思います。 これは、Generic Dependency DAGと呼ばれる独自のチャネル同士のネットワーキングの構造によって可能となっています。 Dependency DAGとは AliceとCarlのバトルがその下位のステートに、AliceがBobに$3USDというステートが更にその下位のステートに依存するようなイメージのDAG(有効非巡回グラフ) Celer Networkでは、用途に応じたDAppsに最適なコンディション(ペイメント, ゲーム, 保険など)の複数のチャネルがネットワークのように相互に繋がっていきます。 この構造をGeneric Dependency DAGで再現することで、オフチェーンにおけるDAppsの複雑性や高いパフォーマンスをサポートすることが可能となっているのです。 cRoute - 価値転送における最適なルーティング cStackにおいて中層に位置するcRouteとは、オフチェーンにおける価値の転送の部分で役割を果たすCeler Networkにおける中核の一つです。 Celer Networkでは、ペイメントだけでなくDAppsもすべてオフチェーンで実行することが可能ですが、ここではどれだけ速く、かつ効率よく価値の転送を行うことができるかという点が非常に重要になります。 従来のルーティング(経路探し)の形式では、最短のルートを探すという方式が利用されていましたが、これはLightning Networkなどではチャネル内のステートのみを参照すれば問題がなかったので成立していました。 しかし、説明の通りGeneric Dependency DAGを利用するcChannelでは、常にオンチェーンのステートを参照してオフチェーンのステートの遷移を行うため、オンチェーンのステートの変化に対して対処が難しく、 同様の方式ではうまくルーティングを行うことができません。 そこで、考えられたのがDistributed Balanced Routing(DBR)と呼ばれる新たなルーティングの仕組みになります。 Distributed Balanced Routing (DBR) Distributed Balanced Routing(DBR)とは、ワイヤレス通信のルーティングから着想を得て考えられたCeler Networkのルーティングの仕組みになります。 この仕組みでは、ソースからゴールまでの最短距離を探す代わりに、ルーティングは既存のネットワークの混雑状況に応じて行われることになっています。 DBRでは特別に何かをする必要性を伴わずにアルゴリズム的に透明に、各ステートチャネルのバランスを取ることが可能です。 また、アルゴリズムの名前にDistributed(分散型)とありますが、これは各ノードが近くのノードとコミュニケーションを取り、その混雑状況によって自動的にルーティングが行われるので、そういった意味でも完全に分散型のアルゴリズムであると言えるでしょう。 プライバシーに関してもZK-Snarks等を利用せずとも、自動的に決定される複数のチャネルを経由して価値の転送が行われるので、問題はないとされています。 cOS - オフチェーンアプリ向け開発フレームワーク・ランタイム cStackの最上位に位置するcOSとは、オフチェーンでのDAppsの開発フレームワークを指します。 オンチェーンでのDAppsの開発と比較すると、Celer NetworkがメインとするオフチェーンでのDAppsの開発はかなり複雑で、開発者にとっては大きな障壁となります。 Celer Networkでは、オンチェーン・オフチェーン間でのステートの遷移など、以上に紹介するような複雑な仕組みを気にせず簡単に開発に集中できるような環境としてcOSを提供しています。 cEconomy - エコシステムの実現・維持に必須とされる経済モデル cEconomyとは、cChannelでのステートの遷移の整合性を保つための経済モデルと考えるとわかりやすいかもしれません。 これまでのプロジェクトでのエコノミクスはオンチェーンを主眼に置いていましたが、Celer Networkではオフチェーンをベースにモデルを構築していることが特徴です。 このcEconomyは以下の3つの要素によって構成されています; Proof of Liquidity Commitment (PoLC) Proof of Liquidity Commitment(PoLC)とは、オフチェーンのネットワーク化されたチャネルにおいて十分かつ安定した流動性を提供するための、仮想的なマイニングのプロセスを指します。 このマイニングに参加するためには、アイドル状態の仮想通貨或いはCELRを一定期間の間コミットすることが条件とされています。 これに対して、CELRで報酬の付与が行われるため、オフチェーンにおける流動性の維持に参加することへ対してのインセンティブが発生します。 Liquidity Backing Auction (LiBA) Liquidity Backing Auction(LiBA)とは、オフチェーンのサービスプロバイダ向けに展開される『クラウドレンディング』であると紹介されています。 レンディングを行う側(貸し手)は任意の利子、流動性の準備量、CELRのステーク量に基づいて決定される『Happiness Score』と呼ばれるスコアによってランク付けが行われます。 ここでは、CELRのステーク量に対して比較的大きな比重が置かれており、オフチェーンのサービスプロバイダに対して優先的に選択されレンディングを行うことが可能となるようです。 State Guardian Network (SGN) State Guardian Network(SGN)とは、Celer Networkに用意されたコンパクトなサイドチェーンであると説明されています。 このサイドチェーンでは主に、ユーザーがオフラインの際オフチェーンにおけるステートを守る役割を果たします。 SGNのGuardian(守護者?)となるためには、SGNへのCELRのステークが必要とされますが、Guardianはユーザーからのサービス手数料やGuardの機会を得ることができるようになります。 Celer Network(CELR)のロードマップ 予定時期 達成予定内容 2019年Q1 cChannel: 汎用ステートチャネルの性能向上及び、より多くのユースケースをサポート cRoute: 最初の実装とそのテスト cOS: SDK v2.0 リリース、モバイル・ウェブプラットフォームの統合フローに注力 cEconomy: PoLCとLiBAのセキュリティ監査、SGNのテストネットαローンチ Community: サードパーティアプリをCelerのプラットフォームへ迎える 2019年Q2 cChannel: 段階的なEthereumメインネットのロールアウト、及び他のブロックチェーンの継続的な統合 cRoute: テスト・初回のデプロイ cOS: SDK v3.0 リリース cEconomy: PoLC メインネットローンチ Community: オフチェーンサービスプロバイダの参加 2019年H2(後半) cChannel: クロスチェーンのインターオペラビリティ cRoute: プロダクションの計測と最適化 cOS: SDK v4.0 リリース、現実でのユースケース向けにUXの改善 cEconomy: SGNとLiBAのメインネットローンチ Community: Celerを利用することのできるアプリのエコシステム拡大を続けていく 最新のロードマップはCeler Networkの公式サイトから確認することができます。 各フェーズについて、具体的に確認していきましょう。 【2019年Q1】 2019年Q1 cChannel: 汎用ステートチャネルの性能向上及び、より多くのユースケースをサポート cRoute: 最初の実装とそのテスト cOS: SDK v2.0 リリース、モバイル・ウェブプラットフォームの統合フローに注力 cEconomy: PoLCとLiBAのセキュリティ監査、SGNのテストネットαローンチ Community: サードパーティアプリをCelerのプラットフォームへ迎える BinanceのICOが行われる今年の3月までがQ1となりますが、各パーツそれぞれでローンチまでの進度が異なるようです。 Celer Networkが開発する技術をテストしていく段階と考えて問題ないでしょう。 【2019Q2】 2019年Q2 cChannel: 段階的なEthereumメインネットのロールアウト、及び他のブロックチェーンの継続的な統合 cRoute: テスト・初回のデプロイ cOS: SDK v3.0 リリース cEconomy: PoLC メインネットローンチ Community: オフチェーンサービスプロバイダの参加 4~6月となるQ2ですが、ここではEthereumのメインネットにロールアウトが行われるようです。 cOSの新たなバージョンのSDKやPoLCのメインネットローンチなどと、cStack全体での準備がこの段階で整ってくるような印象を受けます。 【2019年H2(後半)】 2019年H2(後半) cChannel: クロスチェーンのインターオペラビリティ cRoute: プロダクションの計測と最適化 cOS: SDK v4.0 リリース、現実でのユースケース向けにUXの改善 cEconomy: SGNとLiBAのメインネットローンチ Community: Celerを利用することのできるアプリのエコシステム拡大を続けていく 2019年後半となるH2ですが、ここではクロスチェーンのインターオペラビリティに注目すべきでしょう。 オフチェーンの流動性供給にインターオペラビリティが付与され、これだけのパフォーマンスが出るといよいよ実利用が見えてきそうですね。 Celer Network(CELR)プロジェクト考察 ここまで、Celer Networkの特徴や技術仕様の解説、ロードマップの紹介などを行ってきました。 以上を踏まえて、Celer Networkの競合プロジェクトとの比較など、個人的な考察を紹介していければと思います。 競合プロジェクトとの比較優位(Raiden, Lightning Network) Raiden Networkは、ペイメントチャネルを利用して、スケーラビリティの向上を図るプロジェクトの一つです。 現在は、Red Eyesと呼ばれるv.0.100.1が昨年12月よりEthereumのメインネット上にリリースされています。 一方で、Lightning Networkも、ペイメントチャネルを利用したBitcoinのスケーラビリティ向上を目指すプロジェクトです。 こちらも、既に世界中で利用されており、先日はTwitter上でtippin.meと呼ばれるサービスを利用したLightning Torchと呼ばれるムーブメントが話題を呼びました。 Raiden NetworkとLightning Networkの概要を掴めたと思いますので、この2つのプロジェクトをCeler Networkと定量・定性的に比較してみましょう。 Celer Network(CELR) Raiden Network(RDN) Lightning Network チャネルの種類 Generalized State Channel Payment Channel Payment Channel 対応 Ethereum, DFinity Ethereum Bitcoin トークン使途 エコシステム内のインセンティブ 追加の機能への決済(?) - 状態(チャネル数) 未リリース 56 32,222 オフチェーンスマコン 〇 - - 用途 マイクロペイメント・ESportsのゲームなど マイクロペイメント マイクロペイメント この比較表を見ると、ステートチャネルの種類から多くのユースケースをサポートすることのできるCeler Networkが、潜在的な実用性という部分で優れていることがわかると思います。 しかし、マイクロペイメントを想定するようなケースにおいて、チャネル数が本記事執筆時で30,000を超えるLightning Networkはオフチェーンでの流動性という点において他を圧倒しています。 懸念点として、Celer NetworkのユースケースにESportsと記載されていますが、現在の状況を鑑みても、Celer NetworkのSDK(cOS)を利用してMass-Adoptionを狙うことのできるESportsゲームがリリースされることは近い将来とは考えにくいでしょう。 開発スピードもここまで非常に順調 [caption id="attachment_33639" align="aligncenter" width="963"] Binance Researchより[/caption] Binance Researchによって公開されている資料によれば、これまで(2018年Q3から現在2019年Q1)の開発は、すべてロードマップに記載されているタイミングと同じ、或いはそれよりも早い段階での達成となっています。 さらに、CelerXと呼ばれる実際のプロダクトや、ソフトウェアの開発を行うことのできるCeler SDK(Software Development Kit)が既にリリースされていることから、着実にプロジェクトがリリースに向けて進んでいることがわかります。 Celer NetworkのWeb3.0ウォレット『CelerX』 CelerXとは、Celer Networkのオフチェーンスマートコントラクトなどの利点を享受することのできるWeb3.0ウォレットです。 現在はメインネットのリリースが行われていないため、テスト版での公開となりますが、既にiOS、Android共に正式にリリースが行われており、Celer NetworkのDAppsをプレイすることができるようになっています。 DAppsの一つである五目並べの映像も公開されており、通常のDAppsと比較して約1,000倍以上速いとされるUXを実際に体感することができます。 Celer Networkのソフトウェア開発キット『CelerSDK』 ゲートウェイとしてのCelerXだけでなく、Celer Networkを利用したハイスピードなDAppsを開発するためのキットであるCeler SDKもすでにDocumentationが公開されています。 ステートチャネルのユースケースはこれまで、マイクロペイメントに限られていましたが、Celer SDKではこれだけでなく、デリバティブ市場におけるインスタントマッチングや双方向的なゲーム、予測市場など様々なものがオフチェーンで開発可能となります。 現在、Celer NetworkのGitHubにはiOS、Android、WEB向けの開発のガイドが記載されており、課題として考えられるサービスプロバイダ・ユーザーの獲得にも大きな力を入れていることがわかりますね。 Celer Network(CELR)プロジェクトまとめ Binance Launchpadの第三弾として選ばれ再度注目を受けたプロジェクト、Celer Network(CELR)についてまとめました。 冒頭に書いたとおり、Binance CEOであるCZはスケーラビリティ問題が暗号通貨市場における成長の妨げになっていると考えているようで、Celer Networkが現在、クリプトエコノミクス構築の初期デモと、それを支えるレイヤー2ブロックチェーンアーキテクトで、この課題を解決する最前線にいると述べています。このことからも非常に注目性の高いプレイヤーであると言えるでしょう。 Celer Networkについてもっと知りたいと思った人はホワイトペーパーを読んだり、公式Twitterなどをチェックしたりしてみてください。 内容に間違いがあった場合、Twitterなどで指摘していただけると嬉しいです。 Celer Networkの公式リンクまとめはこちら 記事参考 : Celer Network Whitepaper , Binance Research , Binance Blog
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2019/02/22Binance Launchpad 2019年第2弾プロジェクト「Fetch AI」の概要や仕組みを徹底解説!
Fetch AI(フェッチエーアイ)は、自律的にデータの収集や配布を行う人工知能の分散型ネットワーク/プラットフォームを開発するプロジェクトです。 このプロジェクトは、前回BitTorrentトークン($BTT)のICOで大きな反響を呼んだ大手取引所Binance(バイナンス)のICOプラットフォーム「Binance Launchpad」で資金調達を行う予定となっています。 BitTorrentのTRONベース通貨「BitTorrentトークン / $BTT 」とは?仕組みをわかりやすく解説! - CRYPTO TIMES このBinance Launchpadは世界中の投資家たちから大きな注目を集めており、BTTはわずか18分間で約7億7000万円もの資金を調達しました。そんな同プラットフォーム第2弾として、次期ローンチ予定のFetch AIですが、プロジェクト自体はコンセプトが複雑な上、未だ実用例も発表されていないことから、なかなか理解しにくいものとなっています。 そこで本記事では、Fetch AIが公開している文献やホワイトペーパーなどを元に、同プロジェクトの概要や仕組みを解説していきたいと思います。 Fetch AIの概要 Fetch AIプロジェクトの概要 通貨名 Fetchトークン / $FET 開発団体 Fetch AI (イギリス) 主な提携先 Binance, ULedger等 特徴 自律型人工知能ネットワーク 公式リンク Webサイト Twitter Telegram Github LinkedIn ホワイトペーパー ICOリンク (バイナンス・要ログイン) Fetch AIの技術内容を解説! Fetch AIが開発するプロダクトは、「自律型の人工知能がトークンを利用して自動でデータを売買するプラットフォーム」です。 このプラットフォームは、自律型エージェント(AEA)、オープン経済フレームワーク(OEF)、Fetchスマートレッジャーという3つの技術に加え、Useful Proof of Work (UPoW)と呼ばれるコンセンサスで成り立っています。 ここでは、それぞれの技術を詳しく解説していきます。 自律型エージェント(AEA) 上記で解説した通り、このプロジェクトの主目的は、データやサービスの収集・提供などを人間を介さずに行うことのできる人工知能のネットワークを開発することです。 ここで言う人工知能が、自身や関係者(人間)の損益を考慮して自律的に学習・行動するようにプログラムされた自律型エージェント(AEA)にあたります。ホワイトペーパーでは、このAEAを「自律的に行動できる、デジタル上に存在する生命」とまで例えています。 サードパーティによる開発も可能なAEAは、それぞれウォレットにあたるものを所有しており、Fetchトークンを基軸通貨としてデータやサービスのやり取りを行います。 つまり、データの提供によりトークンを受領するのも、データ収集のためにトークンを支払うのもこの自律型エージェント(AEA)が代行する、ということになります。 AEAはAPIとして存在するものや、自動車やカメラなどのIoTインターフェース上に存在するもの、データの価値解析に特化したものなど、役割に応じて様々な種類が存在します。 オープン経済フレームワーク(OEF) [caption id="" align="aligncenter" width="569"] OEFが関連性のあるデータをまとめ、AEAがデータの自動収集・取引を行うことで、これまで人間の介入を要したデータ取引業務を効率化できることが期待されている。| Fetch AIホワイトペーパーより[/caption] オープン経済フレームワーク(OEF)とは、AEAがより効率的にデータの収集・提供を行えるようにするための機械学習ベースのプロトコルです。 OEFの主な役割はAEAの「地理的な位置」と「経済的な位置」を決めることです。 地理的な位置の割り振りは、現実世界でのロケーションが価値を大きく左右するデータをうまくやり取りするのに役立ちます。 地理的な位置と経済的な位置の例 日本国内の自動車に存在するAEAが車のワイパーのオン・オフをデータとして提供するとします。 このデータは自動車が走行している位置での気象情報を把握するのに活用することができます。 AEAがこのデータを売り出す際、OEFは機械学習を元にこの情報の「地理的な関連性」を見出し、データが実際に価値を帯びる位置に存在する他のAEA、つまり日本に存在する他のAEAが優先的に確認できるようにデプロイを行います。 「経済的な位置」も同様に、関連性の高いデータ市場に関わるAEA同士がお互いを見つけやすいようにする、というものです。 また、上記の二つに当てはまらないAEAは「ネットワークスペース」上で位置が決定されます。 OEFは、このように「AEAが認識する世界」を作り上げていくことで、AEA同士の効率の良い取引を促進する役割を担っています。 Fetchスマートレジャー Fetchスマートレジャーは、ブロックチェーンと有向非巡回グラフ(DAG)を組み合わせた独自の分散型台帳(DLT)です。このシステムがブロックチェーンと大きく異なる点は「複数のチェーンが同時に存在できる」という点にあります。 ネットワーク処理能力を「リソースレーン」と呼ばれるグループに分けることで、ひとつのブロックを複数レーンで共同処理したり、チェーン自体をフォークさせたりすることができます。これはシャーディングの一種と捉えられます。 [caption id="" align="aligncenter" width="636"] Fetchレッジャーのシャーディング: 横長の長方形がリソースレーン、縦長の長方形がトランザクション、縦の点線はブロックの区切りを表す。| Fetch AIホワイトペーパーより[/caption] [caption id="" align="aligncenter" width="638"] Fetchレッジャーは通常のブロックチェーンと異なり、いくつものチェーンを同時に処理することができる。ひとつのブロックを別々のレーンで参照できるようにすることで、全チェーンを同期させるシステムを採っている。| Fetch AIホワイトペーパーより[/caption] 詳細な技術情報が記載された文献によれば、Fetchレッジャーでは1ブロックあたりにトランザクションひとつのみを格納することになっています。 これを踏まえると、Fetchレッジャーはトランザクションを並行処理できる分散型台帳、と捉えることができます。 Useful Proof of Work (UPoW) FetchレジャーはUseful Proof of Work (UPoW)と呼ばれる独自のコンセンサスメカニズムも採用しています。 これは、通常のPoWに加え、ブロック生成競争で「負けた」マイナーが他の規模の小さな計算・承認処理を行えるようにするというものです。さらに将来的には、トランザクションの規模(手数料)に応じてマイニングのディフィカルティを自動調整(機械学習による自律的改善を含む)できるようにするともされています。 小規模なトランザクションを処理能力の比較的低いデバイスで処理できるようにすることで、様々なデバイスでマイニング報酬を得られる、という仕組みです。 この仕組みがうまく機能すれば、ブロック生成のディフィカルティ(=消費電力)が無意味に高くなるのを抑えることができ、PoWによる地球環境への悪影響を緩和することができます。 Fetch AIがもたらすメリット ここまででは、Fetch AIがどのようなプラットフォームを開発しているのか、そしてその技術内容についてを解説してきました。 リソースの大半がプラットフォームの構築に充てられている同プロジェクトでは、未だ具体的なプロダクトや実装提携が発表されていません。そのため、このプロジェクトが利用者にいったいどのような利益をもたらすのかが大変掴みにくくなっています。 データ取引およびセールスにおけるコスト削減 Fetch AIのプロダクトがもたらす第一のメリットは「データ取引およびセールスにおけるコストの削減」です。 当プラットフォームでは、自律型エージェント(AEA)が自動的にデータの収集を行います。この自動化により、今まで取引コストより価値の低かったデータに収益性が生まれる可能性が広がります。 また、OEFによるデータ市場の最適化と共にAEAがデータの取引も担当することで、さらなる時間的・金銭的コストを削減できることが見込まれています。 新たなデータ市場の発掘 そして、コストの削減に続く第二のメリットは「新たなデータ市場の発掘」です。 これは、人工知能と機械学習をベースにしたAEA・OEFの働きにより、今まで誰の目にも止まらなかったデータが価値を帯びるようになり、新たな市場を開放する、というものです。 この例としてFetch AIのホワイトペーパーで取り上げられているのが、交通産業におけるAEAの活用です。 自動車のワイパーのオン・オフをAEAがデータとして管理することで地域ごとの気象情報を把握するのに役立てたり、電車の券売機にAEAを配置することで駅間の混雑状況を他のAEAと共有する、などといった利用例が挙げられています。 Fetchトークン / $FET について Fetchトークンは主に、AEA間でのデータ取引に用いられることになっています。 言い換えれば、自律型の人工知能が人間の手を介さずにデータをやり取りし、その証拠をFetchレッジャーに記録する手段として存在するのがFetchトークンである、ということです。 なお、テストネットの公開に伴うICOで配布されるトークンはイーサリアムベース(ERC-20規格)のもので、以降(プロジェクトのロードマップを参照)メインネットの公開とともにネイティブトークンに変換されます。 BitTorrentトークンのスペック・ICO情報等 通貨名/ティッカー Fetchトークン / $FET タイプ ユーティリティトークン プラットフォーム Ethereum (ERC-20規格・テストネット) 総供給量 1,152,997,575 FET 初期供給量 未定 ICO日程 2019年2月25日 ハードキャップ 未定 パブリックセール量 未定 プライベートセール量 133,747,718 FET (総供給量の11.6%) 今年2月末に配布されるERC-20トークンの保有者はFetch AIのテストネットに参加することができ、AEAや機械学習アルゴリズムの開発・テストなどを行うことができるとされています。 トークンの割り当ては、Fetch AIの創設者および財団がそれぞれ20%ずつ、トークンセールとリザーブが20%ずつ、アドバイザーに10%、マイニング報酬に10%となっています。 Fetch AI財団が保有する20%は「エコシステムの補助」に利用されるものとされており、ネットワークの発展を促すイベントなどで配布されるものとみられます。 マイニング報酬は初期5年間をめどに徐々に逓減していくようです。 トークンの払い出しに関しては、創設者・アドバイザーは1年後、プライベートセール参加者は6ヶ月後、財団は3年後とされています。パブリックセール参加者にはロックアップは設けられていません。 なお、プライベートセールは昨年の4月から7月にかけてすでに行われています。 プロジェクトのロードマップ [caption id="" align="aligncenter" width="834"] Fetch AI公式サイトより[/caption] Fetch AI公式による2019年のロードマップは以下の通りとなっています。 第1四半期: テストネットリリース 今回のBinance LaunchpadからのICOがテストネットの公開にもあたるもようです。公式発表では、以降も招待制でテストネットへの参加者を増やしていくとされています。 第2四半期 : コンセンサスとOEFの改善 第二四半期のリリースでは、UPoWコンセンサスとOEFの改善に加え、分散型台帳ベースのオークションシステムの導入が予定されています。 第3四半期: アルファ・ベータリリース アルファ版ではネットワークの主要な部分が機能すること、ベータ版ではほぼ全ての機能が問題なく動くことが目標とされています。 第4四半期: メインネットリリース メインネットのリリースに伴い、ERC-20トークンからネイティブトークンへの移行がこの時期に予定されています。 現段階でのプロジェクト考察 ここまででは、Fetch AIの概要や技術内容、トークン・ICO情報、ロードマップについて解説してきました。上記を踏まえた上で、こちらの項目ではFetch AIプロジェクトの注目すべき点を挙げていきます。 19年内メインネットリリースはおそらく不可能 これまで解説してきた通り、Fetch AIは「自律的にデータ収集・取引を行う人工知能(AEA)」「機械学習を通して関連性のあるデータをまとめるフレームワーク(OEF)」「ブロックチェーン・DAGハイブリッド型の分散型台帳(Fetchレッジャー)」の3つの開発に取り組んでいます。 当然これらは、人工知能、機械学習、分散型台帳それぞれの分野で世界最先端の技術にあたるため、開発や普及には膨大な時間と資金がかかるものと想定されます。 加えて、「Fetch AIがもたらすメリット」の項目でも触れた通り、同プロジェクトは未だプロダクトもできておらず、実装を決定している提携企業なども特に発表されていません。 現状の開発段階とプロジェクトが掲げるゴールの規模の大きさを踏まえると、ロードマップにある「19年第4四半期までにメインネット公開」はおそらく延期されるのではと考えられます。 チームの資金繰りは少し疑問 Fetchトークンについての項でも触れた通り、Fetch AIは昨年中旬にプライベートセールを行い、総発行量の約12%分のFETをSAFTという形でBinance Launchpadから販売しました。 Simple Agreement for Future Tokens (SAFT)は、購入したトークンがすぐに手元に届かず後々配布される、というタイプの資金調達方法です。 このプライベートセールに関してBinanceが今年1月末に発表したレポートによれば、Fetch AIは調達した約450万ドルおよび3400ETHの85%以上を昨年9月から今年1月までの間で使い果たしたとされています。 SAFTで取り扱われたトークンはテストネットの公開とともに徐々に配布されていく予定ですが、Fetch AIはこれだけの資金を使ったにも関わらず未だプロダクトのプロトタイプすら発表していません。 Binanceといった大企業がICOを前面に押し出していることを踏まえるとFetch AIが投資家を欺くというのは起こり難いと考えられますが、プロジェクトのスケールの大きさを考えると、同社が資金繰り困難に陥っている可能性は高いと言えます。 やや誇張気味なロードマップも、もしかしたら一人でも多くの投資家を集めるための短期的な戦略なのかもしれません。 ハイプ度は高め Fetchトークン($FET)はBinance(バイナンス)の資金調達プラットフォーム「Binance Launchpad」からICOを行うこともあり、かなりハイプのかかった通貨となっていることは確かです。 冒頭でも紹介した通り、Binance Launchpadの復帰後第一弾となったBitTorrentトークン($BTT)は、わずか18分間で約7億7000万円もの資金を調達しています。 それ以外にも、Fetch AIはテレグラフ紙、エコノミスト、フォーブス、TechCrunchなどといった大手メディアでもカバーされており、多くの投資家から期待されていることがわかります。 高セキュリティ・高スケーラビリティが本当に達成できるか要注目 Fetchレジャーは、独自のシャーディング技術とコンセンサスメカニズムを導入した分散型台帳で、他プロジェクトのプラットフォーム同様、セキュリティとスケーラビリティの高さを謳っています。 リソースレーンの活用によるネットワークのシャーディングがうまくいくかどうかは、実証実験が行われるまではなんとも言えないのが現状でしょう。 また、シャーディング・UPoWコンセンサスに関しては、今後セキュリティやネットワーク攻撃耐性に関して詳しくまとめた文書が公開されることにもなっています。 したがって、Fetchレジャーのセキュリティとスケーラビリティのトレードオフがどれほどうまく行われるのかは今後の進展とともに注目していくべき要素となります。 まとめ Fetch AIは、自律型の人工知能(AEA)が人間の代わりにデータの取引を行う分散型ネットワークを開発するプロジェクトです。 AEAの効率化はオープン経済フレームワーク(OEF)と呼ばれる管理プロトコルのもと行われ、人工知能がFetchトークンを元に行う経済活動は独自の分散型台帳「Fetchレッジャー」に記録されるということでした。 当プロジェクトは大変近未来的かつ規模の大きいもので、今後の技術開発や実装・普及にはまだまだ長い時間がかかるのではないかと予想されます。 一方、テストネットの公開に伴うICOは、Binance Launchpadから行われるということもあり、投資家から大きな注目を集めていることは違いないでしょう。
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2019/02/21仮想通貨を物理的に配布できるカードWodca(ウォッカ)とは?
株式会社クリプトエージェントはビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を配布できるプラスチックカード型のコールドウォレット「Wodca(ウォッカ)」を昨年10月に発表しました。 Wodcaはデジタルトークンをプラスチックカード型のコールドウォレットで物理的に配布することが可能になります。 プラスチックカード型コールドウォレット「Wodca(ウォッカ)」とは? Wodcaは実際には手に取ることのできないデジタルトークンを物理的な方法でシェア/配布するためのカードで、仮想通貨をより多くの人に使ってもらうために開発されました。 それぞれのカードには固有のIDが振り分けられている他、サービス認証するための「Access Code」、「Wallet Address」、「Private Key」などがスクラッチ加工によって記載されています。 Wodcaカードを受け取った側はIDとAccess Codeをウェブサイト上で入力することでアクティベーションが可能となっています。アクティベーションが完了すると、Wallet Addressにトークンが送付される仕組みです。 トークンをカードのアドレスから外部に送金する際に必要なPrivate KeyはサーバーやWodcaシステム内には保存されておらず、カード裏面にのみ記載されています。そのため、Wodcaはインターネットから完全に切り離されたコールドウォレットとして機能します。 また、カードの仕様はパートナー企業の要望に応じてデザインするとしており、配布されるカードには複数のデザインが登場することが予想されます。現在はビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)、ERC-20ベースのトークンをサポートしています。 複数企業からの資金調達を完了 Wodcaはセガサミーホールディングス、トランス・コスモス、オークファンなどから資金ん調達を実施したと2月8日に発表しました。 関係者筋によると、今回の調達額は2,000万円程度とされています。 Wodcaは仮想通貨市場の成長にはルール/法令の整備が不可欠だと主張し、今回調達した資金を人材採用および開発体制の強化に充てるとしています。 Wodcaの利用方法 Wodcaの利用方法は非常にシンプルで仮想通貨に触れたことの無い方でも心配は要りません。また、全ての操作は同じウェブサイト上で行えるようになっています。 アクティベーション apps.wodca.jpにアクセスし、カードに記載されているIDとAccess Code、メールアドレスを追加することでアクティベーションが完了します。その後、トークンがカードのWallet Addressに送付されます。 トークンの確認 カード裏面に記載されているWallet Addressを公式ウェブサイトで入力することにより、保有しているトークンを確認することができます。 トークンの送金 カード裏面のPrivate Keyを使用することでトークンを別のアドレスへ送金することができます。 まとめ Wodcaは企業にキャンペーンやイベントを通して、消費者との新たなコミュニケーション方法を提供する一方で自分で仮想通貨を購入するには不安が残る消費者に対して仮想通貨と接する機会を提供することを目指しています。 仮想通貨は基本的には全てデジタルで情報のやりとりが行われ、物理的に受け取ったり送ったりということはあまりありません。 そんな中でWodcaは物理的に仮想通貨に触れる機会を作り出すことで、仮想通貨の普及を後押しする存在になるかもしれません。 記事ソース: Wodca, プレスリリース
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2019/02/022019年注目のゲーム「World of Cryptia」の紹介!冒険心がくすぐられる本格派RPGブロックチェーンゲーム!?
昨年、2018年はブロックチェーンゲームにとっては土台を固める年でした。 2019年は業界全体がどのような方向に進むべきかが見えてきて、ブロックチェーンゲームにとって今年が勝負の年であるように思います。 今回はそんな激動の2019年を牽引するかもしれない期待のブロックチェーンゲームを紹介したいと思います。 その名は「World of Cryptia」 人気スマホゲームを生み出した実績のあるゲーム会社が手掛けるのがこのブロックチェーンゲーム。 一体どんな内容なんでしょうか。早速紹介していきたいと思います! World of Cryptiaとは? 「World of Cryptia」は、日本の株式会社GIANTYが現在開発中の本格派ブロックチェーンRPGゲームです。 ユーザーはCryptia(クリプティア)というファンタジーの世界を舞台に、様々な遺跡を旅をして様々なアイテムを集めます。 集めたアイテムはイーサリアムで他のユーザーと売買することが可能になります。 ゲームの詳細はまだ明かされていませんが、先日公式サイトがオープンされ具体的なデザインなどが明かされました。 今回はその公式サイトを元にどのようなゲームになるのか予想を交えながら紹介していきます。 様々な遺跡を探索する!? 公式ページの紹介によると、冒険者、遺跡の種類、その他オプションを選択してゲームをスタートするようです。 ゲームの世界観は中世ヨーロッパの雰囲気が漂っている感じですね。 冒険者を他のユーザーからレンタルしてゲームを遊ぶこともできるようなので、低コストでも遊べるゲームになりそうです。 遺跡はよく言うところの「ダンジョン」のようなものだと思います。「遺跡によって獲得できるアイテムが違い、難易度の高い遺跡をクリアすればより貴重なアイテムをゲットすることができる」というようなシステムになるでしょう。 武器や宝石をコレクション!? このゲームにはコレクション要素もあるようで、画像から見るに「冒険者(40種類)」「武器(37種類)」「宝石(55種類)」「モンスター(70種類)」「遺跡(70種類)」の5つの項目でコレクションをすることが可能のようです。 この手のゲームのパターン的に「特定のアイテムを集める」など決められた条件をクリアすれば報酬が貰えたり、新たなアイテムがゲットできるようなシステムにおそらくなると考えられます。 「World of Cryptia」はブロックチェーンゲームなので、集めたコレクションはただのゲーム上のデータになるのではなく実際に自分の資産として所有することができます。 ゲットしたアイテムをイーサで売買できる!? 「World of Cryptia」では集めたアイテムや装備などを他のユーザーと売買することができます。 これはブロックチェーンゲームの醍醐味ですよね。 このゲームではアイテムをETH(イーサリアム)で販売することができます。 画像から見るに開始と共に値段が下がっていく方式で販売されるようです。 レアアイテムがどれくらい高額な値段で売れるかは、ゲームのユーザー数や仮想通貨の相場の状況により左右されるので正直なんとも予想できませんが、無課金でゲームを十分に楽しめるぐらいは資金を回せるのではないでしょうか。 どこの会社が作ってるの? ささっと現在公開されている情報を元に「World of Cryptia」の紹介をしてきましたが、一体どんな会社が開発しているゲームなんでしょうか。 ブロックチェーンゲームは実際に仮想通貨と絡んでいるからこそ、ちゃんとした会社が作っているかどうかを確認することが重要です。(お金を入れたのにプロジェクトが途中で頓挫してしまうケースがあるんです。) 「World of Cryptia」は株式会社GIANTYという日本の企業が開発しています。 GIANTYは既に「あやかし百鬼夜行~極~」や「GOKEN」など約10種類程のスマホゲームやPCゲームを開発・リリースしています。 Google Playで「あやかし百鬼夜行」について見てみると10万以上のダウンロードがされている人気スマホゲームであることが分かります。 GIANTY社は3D製作や2Dデザイン・アニメーション製作が得意分野で、外部からの製作受注も行っています。 (画像引用:GIANTY) 「あやかし百鬼夜行」シリーズのデザインのクオリティが高いのも納得ですね。 「World of Cryptia」を開発している株式会社GIANTYは、実績も実力もあるしっかりとした企業であることが分かります。 「World of Cryptia」に期待する理由 「World of Cryptia」や、開発会社のGIANTYについて紹介してきましたがいかがだったでしょうか。 私ゆっし(筆者)が「World of Cryptia」に期待している理由は、GIANTYという既存の実績のあるゲーム会社が作っているからです。 現在出ているブロックチェーンゲームのほとんどはベンチャー企業(チーム)が作ったものになっています。 現状世に出ているブロックチェーンゲームは正直どこかいまいちな部分があります。 これはゲームの内容だけに関わらず「どうやってそのゲームを広めてユーザーを増やしていくか」などのマーケティング的な部分も含めての話です。 一例を挙げると、私がとても面白いと思っていた「Nova Blitz」というブロックチェーンゲームの開発が先日中止になってしまいました。 【トークン実装予定】超面白い!トレーディングカードゲームNova Blitz ゲームの中身は既存のゲームに負けないほど面白かったのですが、開発に注力しすぎてマーケティングにあまり目を向けていなかった感じが否めませんでした。 開発能力もあってなおかつ市場への売り出し方も心得ているGIANTYのような企業がブロックチェーンゲームにチャレンジすることはブロックチェーンゲームが次の段階に上がるために必要なことなのです。 まとめ 期待の国産本格派ブロックチェーンRPGゲーム「World of Cryptia」について紹介してきましたがいかがだったでしょうか。 ブロックチェーンゲームは「仮想通貨が使われているから」や「なんか早めにやっておけば儲かるらしいから」などの理由ではなく、純粋に「面白いから」という理由で多くの人に知ってもらい、遊んでもらう必要があると思います。 実績のあるGIANTYには是非「World of Cryptia」を2019年のブロックチェーンゲーム業界を引っ張っていくような存在にしてほしいと思います。 以上、冒険心がくすぐられる本格派RPGブロックチェーンゲーム「World of Cryptia」の紹介でした!最後まで読んでくださってありがとうございました!
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2018/12/28LINEが手掛けるDAppsの第3弾「Pasha」とは?使い方から稼ぎ方まで徹底紹介!
昨今、日本だけでなく海外でも様々なDAppsが登場していますがその多くはベンチャー企業が手がけているものが多いです。 そんな中、国内大手企業のLINE株式会社が今年の9月にLINE Token Economyという構想を発表し、そこに自社のDAppsを5つ参加させることを発表しました。 LINEがLINKエコシステムに参加する5つのDAppsサービスなど「LINE Token Economy」の詳細を発表 Wizballや4CASTは既にリリースされ話題になっていますが、先日、LINEのDApps第3弾として「Pasha」がリリースされました。 今回は「Pasha」の概要や実際の使い方などについて紹介していきます。 現在多くのポイントがもらえるキャンペーンも実施されてますので、是非登録してみてください! Pasha(iOS版)インストール LINEのDApps「Pasha」とは? 「Pasha」はリアルタイム画像検索アプリです。 PashaにはLINE独自の画像認識技術が利用されており、読み取ったアイテムの名称を知ることができます。また、名称だけでなく価格をネットショッピングサイトごとに比べて、Pashaのアプリ内からそのまま購入することもできます。 PashaはDAppsなので、写真を投稿したりミッションを達成することでLINK Point(1LINK Point=500円)をゲットすることができます。 登録・使用方法を紹介 簡単に概要を説明したところで、実際の登録方法や使い方などを見ていきましょう。 登録や操作は非常に簡単でシンプルですので、是非これを参考にして始めてみてください。 登録方法 まずはApp Storeから「Pasha」のアプリをダウンロードします。(現在iOS版のみ) Pasha(iOS版)インストール ダウンロードが完了したらアプリを起動させ、「LINE ログイン」をタップします。 タップすると注意事項や登録するLINEアカウントの確認画面が出るので、問題が無ければ「同意する」をクリックします。 LINEの友達にLINE Pashaの公式アカウントが追加され、アカウント登録は完了となります。 次に実際の使い方について見ていきます。 使い方 アプリを起動すると下の画像のようなカメラ撮影画面が表示されます。 画像検索したいものをカメラ内におさめて対象物をタップします。すると画像検索の結果が表示されます。 表示された検索結果の中で最も適しているものを選んでタップすると詳細ページに移行します。 もしこの商品についてなにかメモを作成した場合は「メモを作成」、ネットで購入したい場合は表示されている「価格」をタップします。 価格をタップした場合LINEショッピングのアプリが立ち上がり、そこからそのまま購入することができます。 読み取ったアイテムが画像検索結果に出てこない場合は、自分でそのアイテムを登録することも可能です。 基本的な使い方は以上になります。シンプルなUIでとても使いやすいのが分かっていただけたと思います。次に「Pasha」で仮想通貨LINK Pointを稼ぐ方法を紹介していきます。 PashaでLINK Pointを稼ぐ方法 「Pasha」ではLINEポイントに変換できる仮想通貨LINK Pointをゲットすることができます。 LINK Pointをゲットする主な方法は「アイテムを投稿する」「図鑑に商品を載せる」の2つがベーシックな方法になります。 アイテムを投稿する 画像認識をかけても商品が見つからない場合は自分でアイテムを投稿することができます。商品名やメモを記載してアップロードすると報酬をゲットすることができます。 図鑑に商品を載せる アイテム投稿だけでなく、図鑑ミッションをクリアすることで報酬を得ることもできます。 自分のプロフィール画面をタップし、下部に表示されている「図鑑」のところに表示されている「日本の紙幣の表と裏を撮影する」などのミッションをクリアすると報酬をゲットすることができます。 以上がインセンティブをゲットすることができるベーシックな2つの方法です。 正直この方法で得られる報酬はかなり低いです。笑 このベーシックな方法だけで稼ぐのはかなり厳しいかもしれませんが、記事執筆当時(12/26)は太っ腹なキャンペーンが行われています。 キャンペーンの参加方法 朝の9時にLINEのPasha公式アカウントより「ミッション対象商品」が知らされる。 ↓ 対象商品の写真を撮影しアップロードする。 ↓ 図鑑にアップロードが完了すると参加者全員に1LINK Point(500円分)が配布される。 このキャンペーンがいつまで続くのは今のところ発表されていませんが、かなりお得なキャンペーンなので是非この機会を逃さないでください! まとめ LINEが先日発表したDApps「Pasha」について一通り紹介してきましたがいかがだったでしょうか。 ベーシックな方法で稼ぐのはかなり厳しいですが、今行われているキャンペーンのようなものが継続的に続けば是非使ってみたいと個人的には思いました。 また、デイリーミッションで紹介されたものは「なにこれ買ってみようかな?」と私は思ったので、ユーザーがもっと増えれば「Pasha」は企業が広告をうつのに良い市場になると思います。(そうなるとキャンペーンも増えるかもなんて思ったり) 操作は紹介してきた通りとてもシンプルなので今回の記事で少しでも「Pasha」に興味を持った方は早速ダウンロードして使ってみてください!(ダウンロードはこちら) 以上、LINEのDApps「Pasha」の紹介記事でした。最後まで読んでいただきありがとうございました!
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2018/11/13MetaMask(メタマスク)がDevConで発表したアップデートをおさらい
Ethereumウォレットとして有名なMetaMask(メタマスク)はDevconにてアップデートされた様々な機能を公開しました。今回の記事では、イベントにて発表された内容をご紹介していきますが、まずはDevconについてご紹介したいと思います。 MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加も超簡単 - CRYPTO TIMES Devconってどんなイベント? DevconとはEthereumのデベロッパー向けに毎年開かれているカンファレンスです。Ethereum財団が主体となって開催しており、今年は10月30日から11月2日にかけてチェコのプラハで開催されました。 イベントの主な目的としては、Ethereumコミュニティに向けて教育コンテンツの拡充を図る事と、コミュニティの活性化が掲げられています。その名前から想像できるように、Devconはデザイナーやプログラマー、エンジニアなどのデベロッパー向けのイベントになっています。 MetaMaskはDevconの場において、過去1年間での実績とこれからの計画についてプレゼンテーションを行いました。もしあなたがプラハでのスピーチを見逃してしまっていても大丈夫です。この記事で今回発表された実績や新機能をおさらいしましょう。 数字で振り返る2018年のMetaMask MetaMaskはAppleのプレゼンテーションでおなじみの数字で自慢するコーナーを採用したようです。今回のDevconでMetamaskが自慢した数字は以下になります。 46バージョンのエクステンションがリリース 5万行の新たなコード 882以上のプルリクエストを統合 1400の問題を解決 100以上のコミュニティからの参加者 18人の正社員 今回紹介されたMetaMaskの新機能 以下で紹介するプルリクエストやアップデートはMetaMaskに目に見える変更を加えています。もし見逃した内容がある場合はこちらからどうぞ。 ハードウェアウォレットとの連携 現在のMetaMaskではアカウントのセキュリティはプライベートキーの管理に依存します。最も安全にキーを保管する方法といえばハードウェアウォレットへの保管ですが、この度MetaMaskはハードウェアウォレットとの提携を実現しました。 今後はTrezorとLedgerを使ってプライベートキーを保管する事ができます。そして、設定も非常にシンプルで、それぞれ以下から確認する事ができます Trezor Ledger プライバシーモード(EIP1102) MetaMask上では、11月2日から「プライバシーモード」が使えるようになります。このモードでは、あなたのアカウントに紐付けされているアドレスを他のウェブサイトに明かす事なく利用する事ができます。 もしあなたがDapp(分散型アプリケーション)のデベロッパーであるならば、この機能は革新的です。これはEthereum上のユーザープライバシーにとって大きな進歩となります。MetaMaskは価値あるフィードバックを提供してくれるコミュニティメンバーに感謝しています。 実際のプライバシーモードの操作方法ですが、まずは以下の画像のプライバシーモードをオンにします。この機能をオンにすると、ウェブサイトはあなたのアカウントを参照する前に許可をもらわなければなりません。 実際のポップアップ画面は以下のようになります。この画面でConnectを押す事によって初めてウェブサイトがあなたのアカウントを確認する事ができます。 現行のMetaMaskでは、あなたが許可したウェブサイトを記憶し、毎回ポップアップを表示しないように設定されています。しかし、今後この機能を無効化するオプションも追加されるため、ウェブサイトにアクセスするたびに許可を求めるというように設定する事もできます。 問題点として、もしあなたがプライバシーモードをオンした状態でEIP1102に対応していないdappを利用するとウェブサイトがうまく機能しない事があります。この場合は、設定画面からプライバシーモードを一度オフにしてから再度アクセスしてみてください。 トークントラッキング(EIP747) 多くのユーザーはMetaMaskにトークンの残高を表示させるのに、トークンのアドレスを手動で追加する必要があり、苦労していました。今後はDappsがあなたの代わりにトークンを追加し、追跡する事ができます。 簡素化されたデータ署名(EIP712) EIP712が登場する以前は、プロンプトに署名し、必要なメッセージに署名しているという事を確認するのは困難でした。現在は人間が識別可能な署名方式を用いたDappsが存在し、チェーン上での検証も安価に行えます。 MetaMaskがモバイルに MetaMaskはDevconの場で、MetaMaskが今後モバイル向けにも提供されると発表しました。MetaMask Mobileは他のDappブラウザーと異なり、分散型ウェブへの架け橋となります。 MetaMask Mobileはdappを中心としたブラウジング体験、直感的な操作、デスクトップ版MetaMaskとの同期機能など様々な機能を備えています。 モバイル版MetaMaskのデモ動画は以下から確認できます。パブリックベータ版は2019年初頭にiPhoneとAndroidに向けて配信される予定です。 2019年に計画されているプロジェクト コントラクトアカウントサポート Gnosis SAFEはソーシャルリカバリーやステートチャネル、マルチファクター認証、バッチトランザクションなどの機能を備えたスマートコントラクトエコシステムです。MetaMaskはこれらのコントラクトアカウントのサポートを構築していきます。 ライトクライアントデベロップメント(Mustekala) MetaMask Labsは「Mustekala」の開発に取り組んでいます。これは、MetaMaskの中央集権型インフラへの依存を軽減するべく開発されているネイティブブラウザーp2pライトクライアントです。 マルチネットワークサポート MetaMaskは近い将来、Ethereumと互換性のあるブロックチェーンをサポートします。これにより、MetaMaskのコミュニティは世界へと広がり、さらなるユーザーの獲得に繋がるでしょう。 しかし、これはただの始まりに過ぎません。MetaMaskは最終的には、様々な異なるネットワークに同時接続できるように開発を進めています。 MetaMetrics MetaMaskのユーザーは技術者からごく普通の一般ユーザーまで幅広い層をカバーしています。そして我々も世界中の人が使える製品の開発に取り組んでいます。しかし、それだけのコミュニティを形成するのは非常に困難です。 そこでMetaMaskはユーザーからの意見を取り入れるべく、「metrics」というオプションの提供を計画しています。我々はアドレスやキー、トランザクション、残高、個人情報などの情報を集める事は一切しません。 このオプションは強制ではなく、選択したユーザーのみに提供されます。 レイヤー2スケーリングリサーチ 我々はEthereumのブロックチェーンをより安価に、より早くするためのプロジェクトを用意しています。我々はどのようにMetaMaskにレイヤー2ソリューションを統合するか研究しています。そして、この重大なプロジェクトを少しでも早くユーザーに届けられるように努力しています。 MetaMaskの今後の動向に注目! MetaMaskは当初からEthereum系のウォレットとして高い人気を博してきました。これまではそのシンプルなインターフェイスとお手軽さを味方につけていましたが、今回のDevconではそれを覆すかのように沢山の機能が発表されました。 個人的には今回の発表を受けて、今後Dappsとの密な連携はもちろん、セキュリティ面でも他のウォレットに劣らないようなプロダクトへと成長していけるポテンシャルを感じる事ができました。MetaMaskの今後の快進撃に要注目です。 記事ソース: MetaMask, Youtube
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2018/10/19ブロックチェーンベースの新興宗教「0xΩ」とは?!
ブロックチェーン業界の開発や進化が著しい昨今ですが、なんとブロックチェーンベースの新興宗教なるものが誕生していたことをご存知でしょうか? ブロックチェーン技術をどのように宗教に応用しているのか?そもそも何を信仰しているのか?、、など疑問は尽きませんね。 今回はそんな ブロックチェーン×宗教 という全く新しい新興宗教「0xΩ (ゼロ・エックス・オメガ)」を紹介していきたいと思います。 ブロックチェーンベースの新興宗教「0xΩ」とは? 2018年5月19日、イーサリアムの分散型予測市場プラットフォームである「Augur」の創業者であるMatt Liston氏によって発表されたのが、ブロックチェーンベースの非中央集権型新興宗教「0xΩ (ゼロ・エックス・オメガ)」です。 この新興宗教の存在が明かされたニューヨークのイベントでは「flame paper」という資料が配布され、そこには0xΩの説明に加え、聖典としての役割もあるようです。 この新興宗教の大きな特徴は、ブロックチェーンを活用することで、信者が信仰する内容に対する合意形成や構成員との関係が民主化され、常にアップデートされていくことにあるとされています(これに関しては後半で解説しています)。 Blockchain prophet or a snake-oil salesman? This embattled founder has launched the first ethereum religion: https://t.co/fO9D8PzJ3z by @DelRayMan pic.twitter.com/gW9mdl7Cqd — Forbes Crypto (@ForbesCrypto) May 31, 2018 このツイートの写真は発表がなされたイベントの際のもので、右側に写っている男性が創設者のMatt Liston氏です。 また、写真左側に写っている女性はアーティストであり0xΩの支持者でもあるAvery Singer氏で、彼女によって0xΩの象徴である「Dogewhal (ドージワァル)」と呼ばれる像も作成されています。 Birth of Dogewhal#0xΩ pic.twitter.com/4wmXYGtYjO — Dogewhal (@0xOmega) May 18, 2018 これが0xΩ公式ツイッターから公開されている「Dogewal」の写真です。 Doegcoin(ドージコイン)でお馴染みの海外で流行した犬の画像のミーム「Doge」を模した犬の顔と、鯨類のイッカク(narwhal)の体と角を持つことから、Doge(ドージ)とnarwhal(ナーワァル)を合わせてDogewhal(ドージワァル)となったのでしょう(笑) Daichi コンセプトも何も意味不明のさながらUMAですが、つっこんだら負けです(笑) 従来の常識を覆す非中央集権的型宗教の特徴とは? 従来の宗教といえば教祖がいて、教義や信仰内容は絶対的なもので、つまり中央集権的であるとも言えると思います。 ですが、0xΩはブロックチェーンを活用することで非中央集権的な宗教の仕組みを実現しました。 ここからはその特徴を解説していきます。 そもそも教祖がいない!何を信仰するの? まず一番わかりやすい点としては、教祖がいないということです。 これまでの中央集権型の宗教では決まって教祖などの信仰の対象となるものがありました。 しかし非中央集権型宗教である0xΩに教祖は存在せず、創設者であるListon氏は教祖やその他の信仰の対象にはならないということです。 では一体信者は何を信仰するのか?という疑問が真っ先に浮かぶと思います。 信仰する対象があってこそ宗教ですが、0xΩではなんと信仰の内容をブロックチェーンの合意形成によって決定するというのです。 非中央集権型宗教の0xΩが従来の宗教の仕組みと全く違う点がこれなのです。 聖典や信仰内容は常にアップデートされていく! 従来の宗教では教義や信仰内容は絶対的なものですが、0xΩでは信仰内容は常にアップデートされていきます。 信仰の内容はブロックチェーンの合意形成によって決定されることは説明しましたが、その信仰内容自体も参加者のブロックチェーン上での投票によりアップデートされます。 ブロックチェーンを活用することでハッキングなどの危険性も少なく、議論や投票を行うための優れたプラットフォームとして機能するのでは考えられています。 さらに、もしひとつの議題において合意が得られなかった場合にはハードフォークを利用して宗派を派生させていくことも可能だといいます。 ハードフォーク ある仮想通貨の仕様を変更する際、新しい仕様を適用する代わりに古い仕様を廃止し、古い仕様との互換性が無くなることをハードフォークと呼びます。 反対に、すべての仕様を変更して、古い仕様にも互換性を残すことをソフトフォークと呼びます。 こうして宗教自体の非中央集権化、民主化を実現し、0xΩの構造や性質も常に変化していくことになるのです。 寄付金が集まりやすい? 2013年にワシントン大学とカーネギーメロン大学の教授二名によって「Organizational Behavior and Human Decision Processes(組織行動学と人間の決定プロセス)」という研究が発表されています。 この研究によると、寄付を行う人々は、その寄付金がどのように使用されるかが分かっていれば、寄付に対してより寛大になるといいいます。 0xΩではブロックチェーンにより組織の信仰内容や方針の決定を参加者に委ねているため、この研究に基づけば参加者はより寄付に寛大になると考えられます。 ちなみに、創設者であるListon氏は0xΩからの個人的な利益を得ようと考えているわけではなく、プロジェクトが始まれば自らも寄付を行うつもりであることも明かしています。 より多くの資金が集まれば、参加者の合意形成の範囲内でより大きなことができるわけですから、0xΩが今後どのような活動をするのか注目です。 0xΩの評判・ツイートまとめ 空飛ぶスパゲッティ・モンスター教との2大勢力になるんじゃないかなこれ#0xΩ — えぼーん (@evorn4) June 4, 2018 0xΩの目的は宗教を民主化することにあると。宗教を民主化とか聞いたことないよねwwwがんばれ犬鯨 #0xΩ #0xOmega #Dogewhal — 秋月朗芳@UFO手帖3.0準備中 (@penpal_pfm) June 9, 2018 0xΩは新興宗教を興そうとしているわけじゃなくて、我々が普段よく使っている「宗教的なやり方」を構築できるフレームワークであると。そして、その根幹にある、教典・教義・社訓・モットー…なんでもいいや、それを使ったICOみたいな事しようとしてるんだな。どうよ、違う? #0xΩ #0xOmega https://t.co/DDrtUSpvzs — 秋月朗芳@UFO手帖3.0準備中 (@penpal_pfm) June 10, 2018 非中央集権的型宗教「0xΩ」が示す可能性を考えてみる さて、ここまで全く新しい非中央集権型新興宗教0xΩの特徴を説明してきました。 ブロックチェーン技術は日々あらゆる業界での活用が計画されており、その進化は著しいものですが、まさか宗教に活用されることになろうとは思いもしなかったのではないでしょうか? ここからは0xΩが提唱する非中央集権型宗教が示す可能性について考えたいと思います。 加速する分散型組織運営が示す可能性とは? 0xΩの最大の特徴はブロックチェーンを活用した分散型の組織運営でしょう。 このように、ブロックチェーンを活用した分散型合意形成の仕組みを組織運営に取り入れる例は、今後さらに加速するのではないかと思われます。 そしてその行き着く先はおそらく、ブロックチェーンベースの国や地域の分散型統治への応用ではないでしょうか? 従来の中央集権的な存在である政府を撤廃し、ブロックチェーン上での国民の合意形成のもと統治が行われる、全く新しい分散型統治国家とでも言うのでしょうか、、近い将来そんなことが実現してもおかしくありません。 ここまで考えると、0xΩはただの宗教団体ではなく、組織の運営に分散型合意形成を応用できるかどうかの一例となるようにも思えます。 信仰の内容を含めた組織の構造や性質を分散型合意形成で決定・更新し続け、運営していく取り組みとして見たとき、このプロジェクトの成功は、国家や地域の分散型統治の実現につながる大きな一歩となるのではないでしょうか? そんなふうに考えると、この0xΩというプロジェクトの今後がとても楽しみになってきます。 まとめ 今回はブロックチェーンベースの全く新しい宗教「0xΩ (ゼロ・エックス・オメガ) 」を解説してきました。 分散型合意形成を利用した宗教団体という世界中を見渡しても類を見ない新しいプロジェクトでした。 また、組織運営へのブロックチェーンや分散型合意形成の応用は、国家や地域の分散型統治の実現につながる可能性を示すかもしれません。 Daichi とにかく、この新しいプロジェクトの進展に注目です! 0xΩの公式ツイッター:@0xOmega 0xΩ創設者Matt Liston氏ツイッター:@malloc8
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2018/09/28「Aircoins」30分でいくら稼げるか検証!プレイのコツやポイントも紹介!
「仮想通貨版ポケモンGO」とも言われ、仮想通貨を探してゲットするARアプリとして注目されているAircoins (エアコインズ) をご存知でしょうか? ちょっとしたスキマ時間で仮想通貨をザクザク稼げると噂のこのアプリですが、「実際どれくらい稼げるのだろうか?」という疑問を持った方は少なくないはず。 今回はそんなAircoins (エアコインズ) を実際にプレイしてみて、どれくらい儲かるのかを検証してみました! Aircoins (エアコインズ) とは? AircoinsはAR技術を用いて地図上に落ちている仮想通貨を探してゲットするスマホアプリです。 遊び方など、詳しくはこちらの記事で解説しています↓ 仮想通貨を探して貯めるARアプリ「Aircoins (エアコインズ) 」遊び方解説! - CRYPTO TIMES イメージとしては仮想通貨版ポケモンGOといったかんじです。 現在 (執筆当時) は探してゲットした仮想通貨を貯めることしかできないのですが、今後は逆に通貨をマップ上に落とす機能や、アプリ内で通貨の取引ができるようになるようです。 ビットコインやイーサリアムなども登場するようですが、登場する通貨はほとんど草コインです。 ですが、今後これらの草コインが高騰すれば一攫千金なんてこともあるかもしれません。 今回はそんな夢のあるARアプリAircoinsを使って、30分でいくら稼げるのかを検証してみました! Aircoins (エアコインズ) を30分ほどプレイしてみた結果は...? 今回は普段の生活のなかで、移動やスキマ時間を利用して合計30分ほどプレイしてみました。 まず獲得した通貨とその枚数を以下にまとめます。 通貨名 (ティッカー) 公式ウェブページ 枚数 Action Coin (ACTN) https://actioncoin.com 64 Aircoin (AIRx) https://aircoins.co 109 Apollo Currency (APL) https://www.apollocurrency.com 2 HTML Coin (HTML) https://www.htmlcoin.com 15 LightYears (LYS) https://lightyearstoken.com 2 Linda Project (LINDA) https://lindacoin.com 1 Original Crypto Coin (OCC) https://originalcryptocoin.com 186 PACcoin ($PAC) https://paccoin.net 4 Phoneum (PHM) https://phoneum.io 2 以上が30分のプレイで稼いだすべての通貨で、合計すると385枚でした。 せっかくなので稼いだ通貨の価値もチェックしてみましたが、、、 まぁこの程度ではたいした金額にはなりませんね(笑) ですが将来これらの通貨が高騰する可能性も考えると、今からコツコツ貯めておくのもおもしろいかもしれません。 Daichi 全然知らない草コインに遭遇すると、新種の野生ポケモンにでくわしたかのようなワクワク感あって楽しいです(笑) Aircoins (エアコインズ) で遊ぶときのコツやポイントなどを紹介! ここからは筆者が実際にプレイしてみて感じたポイントや体感したコツを紹介します。 一度通った場所周辺は避ける コインは基本地図上に無数に転がっているのですが、一度回収した場所では一定時間コインが出現しないように感じました。 実際に一度コインを回収した地点付近で数時間ほどで用事を済まし、その後同じ地点付近の様子を見てみましたが、コインは出現していませんでした。 なのでできるだけ同じ場所周辺は避け、新しい場所を周るほうが良いのではと思います。 一度回収した場所周辺は翌日などある程度時間がたってから言ってみることをおすすめします。 あとはやはり都会など栄えている場所ほど多くのコインが落ちているように感じました。 コインの回収は連続タップ? アプリの説明によるとARモードでコインをタップすれば回収できるそうですが、実際には一回タップしたぐらいではなかなか反応せず、何回か連続でタップしなければならないようです。 ときによってはコインをしばらくタップし続けなければならなかったり、、、 これって僕のスマホが悪いんですかね?(笑) 回収したら周りも確認してみよう ARモードでコインをひとつ回収したら、ついでにその周りも確認してみましょう。 マップ上での表示はコインひとつでも、ARモードでは複数のコインを捕捉することができます。これはARモードの回収範囲が50メートルであることによるとも考えられます。 筆者の実体験では同じ地点で最大5種類のコインを回収できたこともありました! うまくいけばより多くのコインを回収できるかもしれません。 プレイ中は周囲に注意することを忘れずに! これはARスマホゲーム「ポケモンGO」が流行した際にも問題になりましたが、スマホの画面を見ながら移動しつつプレイしていると、ついつい周りへの注意が欠けてしまうことがあります。 周りの方に迷惑をかけてしまうこともありますし、自信が事故に巻き込まれることもあるかもしれません。 そもそもスマホの画面を向けてキョロキョロしなければならないので、人によっては写真や動画を撮られているのでは思い込み、思わぬトラブルに発展する可能性もあります。 ですので、プレイ中は周りによく注意することを心がけましょう。 スキマ時間で儲かる!Aircoins (エアコインズ) 検証まとめ 今回は話題のAircoinsで実際に遊んでみて、どれくらい儲かるのかを検証しました。 まだまだほとんど価値のついていないような草コインばかりですが、スキマ時間で結構ザクザク貯まりますし、一攫千金を狙って今からコツコツ貯めおくのもおもしろいかもしれません。 また、全然知らないような草コインといきなり遭遇すると、新種の野生ポケモンにでくわしたかのようなワクワク感もあります(笑) マイナーな草コインをたくさん集めてコレクションするのもまたひとつの楽しみ方かもしれません。 スキマ時間で十分楽しめるので、みなさんも是非一度プレイしてみてはいかがでしょうか? プレイの際は周りによく注意することをお忘れなく! 始め方や遊び方の詳しい解説はこちらからどうぞ↓ 仮想通貨を探して貯めるARアプリ「Aircoins (エアコインズ) 」遊び方解説! - CRYPTO TIMES インストールはこちらから↓ App Storeからダウンロード Google Playからダウンロード
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2018/09/28仮想通貨を探して貯めるARアプリ「Aircoins (エアコインズ) 」遊び方解説!
近頃は「ポケモンGO」など、AR技術を用いたアプリゲームが多く登場していますが、今回は仮想通貨を探して貯めるARアプリ「Aircoins (エアコインズ) 」の遊び方を解説していきます。 Aircoins (エアコインズ) とは? 今回紹介する「Aircoins (エアコインズ) 」は、地図上に落ちている仮想通貨をARモードを駆使してゲットするアプリゲームです。 まさに「仮想通貨版ポケモンGO」というイメージですね! 下の動画はiOS版Aircoinsのテスト動画です。 エアコインズのホームページによると、アプリ内で登場する獲得可能な通貨は現時点で以下の20種類のようです。 Aircoins (AIRx) Bitcoin (BTC) Ethereum (ETH) Electra Coin (ECA) Diamond (DMD) FanFare (Fan) OriginalCryptoCoin (OCC) Action (ACTN) LightYearsToken (LYS) Travelcoins (TRV2) Apollo (APL) HTML (HTML) Linda (LINDA) PACcoin ($PAC) Reddcoin (RDD) Phoneum (PHM) Skeincoin (SKC) BitCoin One (BTCONE) Lamoneda (LMDA) Bitcoin Spectrum (BWS) 見ての通りほとんど草コインですが、ビットコインやイーサリアムも登場するようで、今後も順次登場する通貨を増やしていく予定のようです。 現在アプリで可能な遊び方は通貨を集めて貯めるのみですが、今後は 通貨をAR空間のマップ上に落とす (撒く) イーサリアムベースのウォレットからアプリ内のウォレットへの通貨の移動 アプリ内での通貨の取引や換金 などの機能の追加を目指すようです。 今年7月にリリースされたばかりですので、今後の進展に期待が高まります。 Aircoins(エアコインズ)の登録方法はとっても簡単! ここからはAircoinsの登録方法を解説していきます。 まずAircoinsをインストールします。 App Storeからダウンロード Google Playからダウンロード インストールが完了したらアプリを起動します。 AIRCOINSと書かれたコインがくるくるまわるロード画面を過ぎるとトップメニューが現れるので、上から二番目の Create Account を選びます。 各項目の入力と同時事項の確認をしてチェックを付けたら、左下の Create を選びます。各入力項目の内容は画像の通りです。 正常に処理されれば「Account Registered」という画面に移りアカウント登録完了です。その後Aircoinsから登録メールアドレスにアカウント確認メールが届きますので、そちらを開きます。 届いたメールの最後のURL部分をクリックすると、ウェブページに遷移しアカウントの確認が完了します。 その後Aircoinsアプリに戻って真ん中の Login ボタンからログインします。 アカウント登録時に登録したユーザーネームとパスワードを打ち込み、左下の Sign In ボタンを選んでログインします。 すると「Welcome to Aircoins」という画面に移り、以下の通り各アイコンの説明が書かれています。 ウォレット:収集した通貨をここから確認できます。 マップ:マップで近くの通貨を探します。 AR:落ちている通貨の50メートル以内でARモードにすると、画面下のガイドの矢印が指す方向に通貨があるので、タップしてゲットできます。 説明の下の Start Hunting! を選ぶと、自分のウォレットに移動し ”Aircoinsへようこそ。 マップをチェックして近くのコインを探しましょう。 コインの50メートル以内でARモードにして収集します。” という説明文が表示されます。 ここまで来れば完了です。 中央下部のマップボタンを選んで早速プレイしましょう! Aircoins(エアコインズ)の遊び方を徹底解説! さて、ここからは先程のアカウント登録に続いて、遊び方の解説です。 まずは中央下部のマップアイコンをタップして、マップを開きます。 マップ上には無数のコインアイコンが表示されており、仮想通貨が落ちている場所を示しています。 コインの50メートル以内で中央下部のARアイコンからARモードを起動することで、落ちている仮想通貨が現れます! あとは現れたコインをタップしてゲットするだけです。 また、ARモード中に画面下部に表示される青い矢印は近くのコインの方向を示すガイドになっています。 収集した仮想通貨はウォレットアイコンをタップしてウォレットから確認できます。 ウォレットには収集した通貨がアルファベット順で並んでおり、通貨の名前と枚数が確認でき、さらにコインをタップすることでプロジェクトのウェブページURLなどの情報を個別に確認できます。 Aircoins(エアコインズ)の評判・口コミまとめ 街中の仮想通貨を貯めるAircoinsっていうアプリ始めてみた!!コインめちゃ落ちてる!! pic.twitter.com/mMuY0Dm16B — ポー (@popo21641) August 29, 2018 え、Aircoinsたぁぁのしぃぃぃーーー!!! pic.twitter.com/TPqpV4dAFQ — ぷら子 (@IvyGoodbye) September 5, 2018 5時間ぐらい歩き回って獲得した成果#Aircoins pic.twitter.com/7xjDqgQhtk — ぷら子 (@IvyGoodbye) September 5, 2018 #Aircoins 今日の夜のお散歩で ACTN 2000コイン AIRx 5000コイン OCC 7000コイン 超え🚶🚶🚶 pic.twitter.com/GNis4tKIw7 — かずま@ポケGO&Aircoins垢😼 (@kazuma19941023) September 4, 2018 Aircoinsでコインを集めながら放浪の旅→集めたコインを取引所に送ってBTCに交換→https://t.co/bwzmOhHh4NやAvacusを使ってコンビニ受け取りで生活の日用品購入→遊んで旅しながらニートが出来る! こんな最高のプランが頭に浮かんだんだけどなぁ…(-_-) 笑 — 漁夫・優先@仮想通貨 (@gyofu_yusen) August 28, 2018 仮想通貨を探して貯める!Aircoins(エアコインズ)まとめ 今回はスマホを使って仮想通貨を収集できるARアプリ「Aircoins」の始め方や遊び方を解説しました。 これからの機能拡充によってはかなり楽しそうなアプリですね! 出現する通貨はほとんど草コインではありますが、散歩がてら今からコツコツ貯めておけば急騰した際に一攫千金、、、なんてこともあるかもしれません。 まだインストールしていない方はこちらからどうぞ! App Storeからダウンロード Google Playからダウンロード また、Aircoinsの最新情報はウェブページ、もしくはツイッターにて確認できます。 さらに、今回紹介したAircoinsを使って実際にどれくらいの仮想通貨が収集できるのか調べてみました。コインを集めるコツなども紹介しているので、以下の記事もあわせてどうぞ↓ 「Aircoins」30分でいくら稼げるか検証!プレイのコツやポイントも紹介! - CRYPTO TIMES
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2018/08/28個人的に感じる仮想通貨決済CanPaymentの課題
こんにちは!クリプトタイムズ公式ライターのきゃんたです! クリプトタイムズ公式ライターと名乗っていますが、記事を書くのも半年ぶりです....笑 さて、本題に入りますが、先日僕が運営責任者である仮想通貨の決済アプリ「CanPayment」がリリースされました🎉 CRYPTO TIMESのニュース記事にも掲載していただいています。 CRYPTO TIMES CanPayment関連のニュースはこちら 決済アプリCanPaymentとは? CanPaymentは、XRP,MONAの2つの通貨に対応したQRコードを使用する決済アプリです。 「分かりやすいデザイン」と「決済にかかる時間が極端に短い」という2つの特徴があります。 今日、平成最後のポルカ祭りってイベントでプレゼンする時に使う予定の自慢動画です。 pic.twitter.com/iXPNsrY7pF — きゃんた🏮アプリ出した (@cancan___can) 2018年8月21日 こちらの動画のように、操作性も良くQRコードを読み込んでから約3秒ほどで決済が完了します。 決済完了までに必要な操作も少ないので、仮想通貨の送金等に慣れていない人でも迷うことなく使えると思います。今後ビットポイントの本田圭佑さんのCMなどが放送され、いわゆる「本田組」のような新規参入者の方達にはこのようなわかりやすいウォレットは需要があるのではないかと予想しています。 そんなCanPaymentですが、まだまだ解決すべき課題はたくさんあると思っています。 今回はその課題について執筆させていただきます。 CanPayment公式サイトへ CanPaymentの課題 今回、開発したCanPaymentですが、まだ課題と思われる部分も勿論あります。 個人的な課題と感じる点は以下のとおりです。 日本円建ての入力ができない CanPaymentのお店側がする操作の一例です。 通貨の選択をした後は枚数の入力と1タップで決済用QRコードを発行できます。 pic.twitter.com/lB9WWbpV8q — きゃんた🏮アプリ出した (@cancan___can) 2018年8月21日 引用した動画のように、現段階では決済に使うQRコードを発行する際に入力する金額が仮想通貨の枚数でしか入力できない仕様になっています。 日本円決済がメインのお店へ導入していただくことを狙っていながら、この仕様は運営者ながら少し違和感を感じています。この問題に関しては、できるだけ早急に解決していきたいと思っています。 店舗への導入が有料 現在CanPaymentは、決済手数料や登録は無料です。しかし、店舗へのQR決済導入を有料としています。 現在、導入費用を6000円以下で展開していこうという方針で運営していますが、導入手数料を支払って店舗が利用できるのは「QRコードの発行権限」のみとなっており、それについて批判的な意見もいくつか上がっています。 個人的にこの課題は重要だと思っており、解決方法は以下の2つであると考えています。 導入を無料にして、他のマネタイズ方法を展開 他に機能を追加し、サービスの価値を上げる 前者の「導入を無料にして、他のマネタイズ方法を展開する」という方法だと、個人間での決済も容易になります。また、店舗以外のも決済可能となり、使い方の幅が広がるかもしれません。 後者の「他に機能を追加し、サービスの価値を上げる」というのは、例えば「購入した店舗はレシート発行機能が使える」「LINEPayのように、決済毎に金額と店舗名を公式LINEで通知が来る」みたいな店舗にとって需要のある機能をいくつも追加し、導入手数料を払うに値するサービスを提供していくことができます。 今後どのような方法でこの問題を解決するかは未定ですが、一人の運営メンバーとしてこの方法は推していきたいと思っています。 独自のQRコードでしか決済ができない CamPaymentのQRコードは、他のウォレットと同じ規格のものではなく独自のものになっています。 この仕様のおかげで、あの速さでの決済が実現できているというメリットもありますが、「他のウォレットを使用しているユーザーが困惑してしまう可能性がある」というデメリットもあります。 CanPaymentのQRコードリーダーが他の規格に対応し、入金のための通常のアドレスの情報のみを載せたQRコードを発行できるようにすれば良い話ですが、この対策だと店舗がCanPaymentのQRコード発行権限を購入する必要性が薄れてしまします。 それでも店舗がCanPaymentを導入させるというのなら、上述した「店舗への導入が有料」の部分で書いた後者の解決方法である、機能を追加してサービスの価値を上げるしかないと思っています。 店舗決済でしかQRコードが使えない 仮想通貨の決済というのは、実店舗での決済よりWEB上での決済の方が需要があると個人的に思っています。 しかし、現在CanPaymentはカメラからQRコードを読み込むことによって決済の処理をするので、店舗での決済に特化しておりWEB上での決済は困難になっています。 PayPal(ペイパル)のようなWEB上での決済を円滑にするような機能も追加すればCanPaymentの需要はさらに高まるのではないかと思っています。 最後に 以上が、僕が思うCanPaymentの課題になります。 この記事は、一人のCanPayment運営メンバーとしての意見であり、CanPaymentの運営における決定権は僕だけにあるわけではないのでこの記事に書かれたことが全て実施されるということはありません。 しかし、このような課題を解決することでCanPaymentは良い方向に向かうと思っており、そうさせたいとも思っています。 今後ともCanPaymentをよろしくお願いします!