2023年版 – 仮想通貨Chainlink ($LINK) とは?特徴と”将来性”を解説
   公開日 : 2023/11/18

2023年版 – 仮想通貨Chainlink ($LINK) とは?特徴と”将来性”を解説

airutosena

中学生の頃から仮想通貨に触れていて、今でも仮想通貨が大好きなライターです。

Chainlinkはブロックチェーン外の要素をやり取りするオラクルを扱ったプロジェクトです。

2023年11月時点で、Chainlinkの$LINKトークンは時価総額1,360億円で第14位になっています。

Chainlinkは、AAVEやCompound、GMXなど著名なDeFiプロジェクトで採用されており、オラクルの代表格と言えるプロジェクトです。

そんなChainlinkについて以下のポイントから解説しています。

この記事のまとめ

・Chainlinkはオラクルを扱う
・ブロックチェーン外とのやり取りが可能に
・分散性に配慮された設計
・オラクルの代表格の1つ
・RWAなど今後も注目点が多い

仮想通貨Chainlink/$LINKは仮想通貨取引所Bitgetで扱われています。

Bitgetでは、$LINK以外にも数百種類の通貨の取引が可能です。是非チェックしましょう。

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Chainlink ($LINK)とは? = 分散型オラクルの代表格

Chainlinkとは、分散型オラクルを提供しているプロジェクトです。前提知識となる部分も含めて以下の順番で解説していきます。1つずつチェックしていきましょう。

・オラクルのかんたんな概要
・Chainlinkの概要
・LINKについて

オラクルの簡単な概要

ブロックチェーンや仮想通貨の文脈における「オラクル」とは、ブロックチェーン外の情報のやり取りを仲介するシステムを指します。

スマートコントラクトはブロックチェーンの可能性を大きく広げましたが、オラクルが無いとそのポテンシャルを十分に発揮できません。

なぜならブロックチェーンはブロックチェーンの外にある情報を扱えないためです。

仮にスマートコントラクトを利用して公正に契約を管理できたとしても、トリガーとなる情報が得られないとそのポテンシャルは狭まります。

例えば、農家がスマートコントラクトを利用し、天気に左右されがちな作物の収穫に対して保険を掛けるとしましょう。

この場合、天気の情報がないと保険の補償はなにを基準に行うのか?補償のトリガーは何か?という懸念点が生じます。

ブロックチェーン外の情報を提供できるオラクルがあれば、天気の状況に応じて補償を行うトリガーとなる情報をブロックチェーン上で保険を提供するサービスに提供可能です。

実際にChainlinkを活用して、降雨量などをもとに保険を提供する事例もあります。

Chainlinkの概要

Chainlinkは、前述のオラクルの代表格と言えるプロジェクトです。

多種多様な商品を展開しており、採用されているプロダクトも多岐にわたります。

また、一般的に想像されるオラクルのみならず、Cross-Chain Interoperability Protocol (CCIP)と呼ばれる相互運用性ソリューションも提供しています。

Chanlinkでは上限が10億枚の$LINKトークンが発行されており、11月時点で時価総額ランキング13位に位置しています。

引用元:Chainlink

詳細は後述しますが、Chainlinkは分散型オラクルのためオラクルの運用に当たりさまざまな主体が関わっています。

LINKは、Chainlinkのエコシステムに参加する費用や報酬として利用されるなどの用途を持っています。

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Chainlinkの特徴

これから、Chainlinkの特徴について以下から解説していきます。Chainlinkの特徴を1つずつチェックしていきましょう。

・分散性が高い
・多数のプロダクトに採用
・さまざまなプロダクトを公開

分散性が高い

前述したオラクルには、中央集権型のものと分散型のものがありますが、Chainlinkは分散型のオラクルにあたります。

Chainlinkは、基本的にオラクルの運用に伴い、複数のデータと複数のノードなどで構成されるオラクルネットワークを通してサービスを提供しています。

単一の主体のみによって情報が提供される場合、ハッキングや賄賂による不正・シンプルなトラブルといったリスクが発生し、情報が不正確なものだったときに大きな損害が発生する可能性があります。

例えば、DeFiのレンディングプロトコルの多くはオラクルを採用しており、オラクルや複数のシグナルをもとに清算を実行するのが一般的です。

清算のトリガーとなる情報自体が間違っていた場合、清算が上手く働かずレンディングプロトコルの安定性が大きく損なわれる可能性があります。

分散型であってもそういったリスクはゼロではありませんが、単一の主体によって運用されるよりもリスクは下がります。

(ただし、データを扱うプロセスは、モデルやプロダクトによって異なります)

多数のプロダクトに採用

Chainlinkは、すでにさまざまなプロトコルに採用されており、もっとも普及しているオラクルの1つです。

あらゆるプロジェクトで採用されており、DeFiではとくに聞き馴染みのある名前も多いでしょう。

Chainlinkを採用しているDeFiプロジェクトの一部

  • AAVE
  • Compound
  • SYNTHETIX
  • GMX
  • PancakeSwap
  • dYdX

さまざまなプロダクトを公開

Chainlinkは多種多様なプロダクトを公開しています。以下は、Chainlinkが展開しているプロダクトの例です。

  • CCIP
  • DATA STREAMS
  • MARKET & DATA FEEDS
  • PROOF OF RESERVE
  • FUNCTIONS
  • AUTOMATION
  • VRF

CCIPは、Chainlinkが公開している相互運用性のソリューション。

異なるブロックチェーン間のトークンの転送やメッセージの転送、プライベートとパブリックチェーンの接続などに対応しています。

DATA STREAMSは、先物などを扱ったプロトコルに採用されることが多く、高速に市場データを提供します。

MARKET & DATA FEEDSは、通貨・商品を含むさまざまなものの価格、気象・経済・企業・スポーツなど幅広いデータを提供するプロダクトです。

PROOF OF RESERVEは、オフチェーンの準備金・担保を証明し、透明性を確保するためのプロダクトで、透明性を確保しにくいオフチェーンベースのプロジェクト・組織に活用されます。

FUNCTIONSはさまざまなAPIからのデータ取得、AUTOMATIONは効率化、VRFはNFTやGameFiなどで使用されがちなランダムの生成などを行います。

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Chainlinkとオラクルの仕組み

引用元:Chainlink

Chainlinkのオラクルが具体的にどう機能するのかについて、分散型オラクルネットワークを通して価格を取得するケースを例にチェックしていきましょう。

Chainlinkがスマートコントラクトに送信する価格を作成するために、はじめに位置するのがさまざまな取引所などからデータを取得しているプロバイダーです。

そういったプロバイダーの情報の中から、いくつかをChainlinkのノードが参考にします。

複数の情報を参考にしたノードたちは、その情報を1つのデータに集約し、改ざんへの耐性を持つデータにしてスマートコントラクトで使用可能になります

上記のような形でブロックチェーン上において、利用可能になった価格の情報は前述したレンディングプロトコルの担保の評価などに用いられます。

上記はあくまで一例でプロダクトやモデルによって、仕組みは異なるため注意が必要です。

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Chainlinkの競合との比較

オラクルを扱っているのは、Chainlinkのみではありません。

いくつか競合プロジェクトが市場には存在し、その1つとしてPyth Networkがあります。

Pyth NetworkはSolanaブロックチェーン上で機能する分散型のクロスチェーン型データオラクルで、最近$PYTHのエアドロップを実施したことでも話題になっています。

DeFi Llamaのデータによると、Pythを採用しているDeFiプロトコルの数は2023年11月時点で120、TVS(Total Value Secured)は15億ドルとなっています。

対するChainlinkは358のプロトコルで採用されており、TVSは圧倒的首位の140億ドルとなっています。

その他にもオラクルを扱っているものはいくつか見られますが、現時点ではさまざまな面からChainlinkは代表的なオラクルとなっており、時価総額や普及度などから見ると圧倒的な存在と言えるでしょう。

Chainlinkの今後/将来性

Chainlinkの今後・将来性については確定的なことは分からないものの、いくつか明るいポイントがあると言えます。

すでにさまざまなプロトコルで採用されているように、オラクルに大きな需要があるのは確かです。

Chainlinkはしばしば、オラクルと接続されておらず、現実世界の情報を扱えないブロックチェーン・スマートコントラクトを「インターネットに接続されていないコンピュータ」と表現しています。

今後、Chainlinkが扱っているオラクルの領域は、オンチェーンでの活動が活発になればなるほど、重要になると考えられます。

また、近年ホットな話題になりつつあるRWA・現実資産のトークン化といったトピックとも非常に相性の良い分野です。

RWAや現実世界のトークン化では、何らかの方法で現実世界のデータを、オンチェーンに持ってくる必要があります。

そのプロセスにおいて、Chainlinkが扱っている領域は親和性が高いです。

RWAの領域はTradFiとの相性も挙げられることが多いですが、ChainlinkはANZという金融機関とCCIPを活用して、トークン化された資産を扱う実験なども行っています。

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ChainlinkのLINKの購入方法

ChainlinkのLINKは、複数の国内取引所・海外取引所で扱われています。

国内取引所へ上場している通貨のため登録を済ませるだけで、購入可能になっています。

以下はLINKを扱っている取引所の例です。

LINKが気になるという方は、各取引所からチェックしていきましょう。

Chainlinkについてまとめ

この記事では、Chainlinkについて解説しました。

すでにさまざまな場所で採用され普及していますが、まだまだ伸びしろや注目点の多いプロジェクトです。

オラクルの主要な存在として、今後も注視していきたいと言えるでしょう。

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画像出展元:sdx15 / Shutterstock.com


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