Luniverse(ルニバース):韓国大手取引所Upbitが仕掛けるブロックチェーンプラットフォーム
Crypto Times 編集部
韓国では大手IT企業が手がけるブロックチェーンプラットフォームが本格的に活動をはじめ、ブロックチェーンプラットフォームの戦争が始まっています。
2017年にはEthereumのような分散化されたブロックチェーンプラットフォームが注目されましたが、dAppサービスを提供する際の速度、拡張性などが問題となり、これらの課題を解決したと主張する新しいBaaS(Blockchain As A Service) (※) サービスを掲げた企業が増えています。
※BaaS(Blockchain As A Service) : ブロックチェーンを利用したアプリケーション、スマートコントラクトなどをブロックチェーンベースのインフラストラクチャを設定、管理、実行することなく既存のビジネスに適用できるトータルサービス。
そもそも、ブロックチェーン技術について深く理解している開発者は少なく高い水準のブロックチェーンを開発することはとても難しいことなので大手企業が開発しているプラットフォームでdAppサービスを開発することはサービス開発者にとっても大きなメリットになるでしょう。
韓国ではメッセンジャーアプリで多くのユーザーが確保できているカカオ、LINEが開発しているブロックチェーンプラットフォームklaytn、LINKが注目されていますが、実はもう一つ大きなポテンシャルを持つ注目すべきプラットフォームがあります。
それはDunamuの子会社Lambda256が開発している“Luniverse(ルニバース)”です。Liuniverse(ルニバース)はアマゾンウェブサービス(AWS)形態で企業が必要とするブロックチェーン技術を手軽に導入できるソリューションを提供します。
Dunamuは2017年に韓国の仮想通貨取引所Upbitを設立し、ブロックチェーン業界で大きな成長を成し遂げたブロックチェーン業界の風雲児です。カカオやLINEのような大きなプラットフォームではありませんが、ブロックチェーン技術の可能性をいち早く察知し、早いスピードで成長してきたDunamuがルニバースを通じ、韓国国内でまた大きな成長することは間違いないでしょう。
カカオとLINEに関しては、前回と前々回のレポートでも配信していますので、そちらも御覧ください。
– 韓国最大のメッセージングアプリ「カカオトーク」を提供するKAKAOのブロックチェーン戦略
– LINE株式会社とその親会社NAVERのブロックチェーン事業展開
目次
Luniverse(ルニバース)とは?
Luniverseは韓国の仮想通貨取引所Upbitを運営するDunamu(株)の100%子会社Lambda256(株)が開発しているブロックチェーンプラットフォームです。
Luniverseはブロックチェーンについて詳しくない開発者でもdAppを簡単に開発し、運営するために必要なもの(ウォレット、開発Toolなど)全ての環境を提供します。
一言で表現しますとLuniverseとは「開発者がいい環境の下で本業である”開発や運営”に集中できる最適なブロックチェーンプラットフォーム」と言えるでしょう。
韓国最大手の旅行予約サイトYanojiなどもLuniverseのパートナーとして参加しており、今後既存の巨大サービスがブロックチェーンに参入して来る入り口として大きな役割を果たしていく可能性があります。
Dunamu(株)の沿革
Dunamu(株)は2012年4月に設立され、E-bookプラットフォームから事業を始めましたが、売り上げがよくなかったためE-book事業は終了させます。
次にSNSで人気のあるニュース記事をまとめて見せてくれるニュースメートサービスでIT業界から注目を浴びました。
2013年にはカカオの投資子会社キューブベンチャーズ(現カカオベンチャーズ)から2億ウォン(約1,800万円)、カカオから33億ウォン(約3億円)ほどの投資を受け証券プラス for カカオ(現|カカオストック)を委託開発・運営を始めます。
カカオストックは色んな証券会社の取引を一つのアプリで完結できるほかSNSのような機能もあり人気を集めました。Dunamuはカカオストックの開発で取引所のノウハウを取得し、このノウハウをもとにBittrexと提携、2017年にUPbitをリリースし本格的に仮想通貨市場へ参入しました。
Dunamu(株)の事業分野
続いて、Datum㈱の事業分野に関しての説明になります。Datum㈱はブロックチェーン関連のサービスと証券関連のサービスの2つに分類されます。
証券関連サービス
kakaostock(カカオストック)
カカオ(株)との提携でDunamu(株)が開発・サービスする証券オールインワンアプリで韓国の国民的な証券アプリである。(累積ダウンロード250万人)
MAP
有数の資産運用会社と投資顧問会社が提供するさまざまな投資戦略で顧客の資産を運用する投資一任サービス。
ブロックチェーン関連サービス
ブロックチェーン関連サービスとしては、UpbitとUBCIがありますが、Upbitの内容は情報量が多いので、別項で説明いたします。
UBCI(Upbit Crypto Index)
UBCIは仮想通貨市場全体の動きを簡単に把握できるように市場の標準的な指数を提供するサービスです。
Upbit
Upbitとは?
2017年にリリースされ、2ヶ月でDAU190万を達成した韓国最大級の仮想通貨取引所です。
UPbitの成長について
ETHの価格が急騰し、仮想通貨が韓国で注目されるようになりましたがこの当時のCEOソン・チヒョン氏は”仮想通貨取引所”というアイテムがカカオストックを運営していたDunamuチームに最適であると考えていました。
取引所の企画・開発を始めてから5か月で開発は終わりましたがDunamuチームは仮想通貨に対する知識がなくサービスコンセプトに悩んでいました。当時、海外の取引所では非常に注目を浴びていた仮想通貨の取引所であるBittrexに連絡を行い、提携を結ぶことに至り、Upbitをリリースすることとなります。
2017年の良い市場状況・優秀なチーム・良いパートナーの三拍子を揃えることができたUpbitはリリース2か月でDAU190万人を達成し、韓国最大級の取引所として成長しました。
2016年Dunamu(株)の売り上げは15億ウォン、当期純損失が21億ウォンの中小開発会社でしたがが、2017年Upbitをリリースしたことで、一日の売り上げが数十億ウォンを記録しました。
Upbitの悪い噂と家宅捜査の結果
Upbitはリリース2か月で圧倒的な成長を遂げましたが、一方で保有していない仮想通貨の売買をデータだけで処理しているという疑惑がありました。
疑惑があった当時、Upbitに上場していた仮想通貨は121種類でその中で入出金ができる仮想通貨は20種類だけだったので疑われてもおかしくない状況だったと思います。
Upbitの関係者らはこの疑惑に対して日々ユーザーが増え続け、サーバーダウンの恐れがあるため最終的にはトラフィックの分散のためであると解明しました。
しかし、疑惑は増え続け、2018年の5月に検察から家宅捜査をされることになります。検察が捜査を始めるとUpbitは全ての仮想通貨にウォレットを設け、入出金できるように措置をとり、顧客資産の2倍の仮想通貨を確保したそうです。
そのため、検察は捜査の焦点を”相場操作”に変えました。
家宅捜査の結果
・Upbit が偽の会員ID通称”8″を作成し、1221億ウォン(約122億円)相当の仮想通貨とKRWが会員のアカウントに入庫されたようにコンピュータシステムを操作したと発表
[Upbitの立場] 法人アカウントの特性上、会社で既に保有している会社の現金と仮想通貨を利用する取引であったため、外部からそのアカウントに入金する手順は必要がない、その手順を省略しただけ
・同じ価格で買い、売り注文を同時に行い、取引を締結させる「クロス取引」を4兆2670億ウォン相当の実行したと発表
[Upbitの立場] 時価総額が小さいアルトコインは取引量が少なかったので、自然に相場(価格)が形成されるが難しかった価格表示のため必要な行為だった。
・Upbitが仮のアカウント”8″を利用して35種の仮想通貨取引に直接参加し、会員と1兆8817億ウォン相当の取引を締結させたと発表
[Upbitの立場] 流動性を供給するために必要な行為である。
・締結の可能性が低い価格帯で254兆5383億ウォン相当の偽の注文を出したと発表
[Upbitの立場] 市場価格の変化に応じて、既存の注文をキャンセルして、新規注文を提出する流動性供給の基本的な特性
・ボット(bot)プログラムを利用して、ビットコインの価格は競合他社の価格よりも高く維持されるようにした。
[Upbitの立場] 急激な取引量の増加で提携会社の障害が発生し、これによる一部のシステムエラーに対応しながら、顧客の資産を保護し、信頼性の高い取引サービスを提供するために、実際の会社が保有する資産にエラーを補正するための取引
これらの事件に関する裁判は現在も進行中です。2019年4月17日初めて開かれ、UPbitの設立者ソン・チヒョン氏を含む3人の役員が召喚されました。
Luniverseの概要
Luniverseは2018年9月14日に開かれたUpbitのブロックチェーン開発者カンファレンスで発表されたブロックチェーンプラットフォームです。
Lambda256のCEOパク・ジェヒョウ氏は企業が簡単にブロックチェーンサービスが開発できるようにブロックチェーン開発ソリューション”ルニバース”を開発したと発表しました。
LuniverseはDunamu(株)の100%子会社Lambda256が開発しているブロックチェーンプラットフォームでブロックチェーン技術に対する理解がなくても誰もがルニバースを通じトークンエコノミー設計し簡単にビジネスに適用することができる次世代BaaS(Blockchain as a Service)プラットフォームサービスです。
CEOの経歴
パク・ジェヒョン代表は韓国の名門、浦項工科大学でコンピュータ工学を専攻し、ソフトウェアエンジニア・起業・ベンチャー投資家をしてきた人物です。
2017年にイーサリアムの研究会も設立したので早い段階でブロックチェーン技術に興味を持っていたと思われます。
勤め先だったサムスン電子ではのサムスンペイとサムスンチャットオンメッセージサービスなどを開発した経歴があります。
また、韓国の大手通信会社のSKテレコムでは、ティーバレーサービス部門マネージング・ディレクターを務め、フリーランスのための共有の経済プラットフォームの開発主導しました。
以後2018年5月UPbitを運営するDunamu(株)のブロックチェーン研究所(2019年3月法人化)Lambda256の研究所長に就任して、わずか10ヶ月にも満たない2019年3月、世界初のコンソーシアムベースブロックチェーンのプラットフォームLuniverseを正式リリースする成果を成し遂げました。
学歴
・1987年〜1992年中央大学経営情報学部卒業
・1992年〜1994年浦項工科大学電算学科修士卒業
経歴
・1994年〜1998年、ヒョウンダイ電子の専任研究員、ヒョウンダイの情報技術責任研究員
・1998年〜2000年にイジェンテック代表取締役、技術総括
・2000年〜2005年ワイズフリーの代表取締役、技術総括
・2005年〜2008年シンクフリーCTO
・2008年〜2016年にサムスン電子無線事業部ペイメントグループ常務取締役、グループ長
・2016年〜2018年SKテレコムティーバレー、サービス部門マネージングディレクター
・2018年〜現在 Lambda256の代表取締役
Luniverse コンセンサスアルゴリズム
ブロックチェーンのようなP2Pネットワークシステムでは、各ノード間の情報到達の時間差やネットワーク環境による重複などの不具合がある可能性があります。
そこで、生成されたブロックの“正当性”を検証し、該当ブロックをブロックチェーン上につなげるためにネットワーク参加者ら(ノード)の合意を得られる方式(アルゴリズム)が必要になります。
最大25のパートナー社がPoAアルゴリズムのブロック検証者になり、そのうちの5社がサイドチェーンの検証を行います。
Luniverseはラムダコンセンサスアルゴリズム(LCA; Lambda Consensus Algorithm)を採用し、検証・認可されたブロック生成者らによってブロックを生成する権威証明(PoA)を基盤にします。
PoA合意過程で参加した検証者らの信頼性を高めるために一定の持分を担保として提供(Staking)し、何か問題を起こした際はこの担保を没収することになっています。
Luniverse 発行トークン LUK
現段階で多くの情報は公開されておりませんが、Lambda256はルニバースプラットフォームを効率的に運営するために、100億枚のルニバーストークン (Ticker : LUK) を発行しました。
LUK はルニバースメインチェーンのガス代とBaaSサービスの利用料金として使われ、今後dAppストーアやソリューションマーケットプレイスでプラットフォーム決済手段として使われる予定だそうです。
また、ルニバースエコノミーシステム活性化のためにLUKトークンの30%はルニバース支援プログラムで使われます。
パク代表はLUKで資金調達をする計画はなく、トークンの発行は資金調達の目的ではないと一蹴しました。
Luniverseの目標とソリューション
Luniverseのパク代表は今までのBaaS(Blockchain As A Service)をver 1.0と表現し、今までのサービス型ブロックチェーンの「10大問題」を解決したBaaS ver2.0のプラットフォームを作り上げることを目標としています。
「10大問題」
・チェーン環境問題
1.性能の強化
2.高い安定性
3.便利な開発環境
・利便性問題
4.便利かユーザーアカウント管理
5.リアルタイムサービス提供のための自動署名代行
6.ユーザー情報バックアップ及び管理支援
・セキュリティ問題
7.スマートコントラクトの安定性
8.データープライバシー強化
・費用問題
9.合理的なガス代
10.使用量に従う効率化
Luniverseが提供する5つのサービス
1.快適で安全な独自的な高性能のサイドチェーン – 2000TPS、1秒のブロックタイムなど
2.便利なトークンの発行/管理ツール – トークンの発行やトークンエコノミーデザインなど
3.APIベースの身近で便利な開発ツール – Atom、Remixなど
4.早くて正確なスマートコントラクト保安監理ソリューション – リアルタイムコントラクト、保安の診断など
5.dAppの利便性を強化したユーザー管理サービス – 遠隔秘密鍵の署名、様々なウォレットと連動、秘密鍵のバックアップ&復元など
Luniverseの構造
Luniverseはコンセンサス基盤のメインチェーンとサイドチェーン基盤のプロダクトチェーンとの有機的な結合を通じ、動作します。
メインチェーンとサイドチェーンをベースにポータル階層、API階層、サービス階層、共通階層の4階層で構成されています。
・メインチェーン
メインチェーンはラムダコンセンサスアルゴリズムをベースにしています。ラムダコンセンサスアルゴリズムは、権威証明(PoA)方式の合意アルゴリズムを採用しています。
・プロダクトチェーン
LuniverseではdAppの快適で安全な開発/運用環境を構築するために、プロダクトチェーンを提供しています。
プロダクトチェーンは資産(トークン)をメインチェーン上に発行し、その資産に固定(Pegging)された新しい資産(トークン)をプロダクトチェーン上に発行することでメインチェーンの限界から抜けだし、自由に別途のチェーンを構築、運用できる技術を指します。
ルニバースプロダクトチェーンはルニバースメインチェーンにブリッジに接続され、自由にトークンおよびトランザクションの移動が行われるチェーンでdApp社にプライベートチェーン(Private Chain)の利便性、安全性、高いパフォーマンスとアンカリングなどを介してルーニバースメインチェーンとイーサリアムなどの外部パブリックブロックチェーンにトランザクションデータを公開し、高い信頼性を提供します。
Luniverseの特徴
・各ビジネス分野に特化されたメインネット提供
Luniverseの特徴は、さまざまな分野ブロックチェーンサービスを一つのメインネットで済ませないことです。
各分野に特化したメインネットを別々で作っています。ゲーム、教育、メディアなど各分野に特化したメインネットを別途開発し、クライアントに提供していきます。
・高性能
ルニバースプラットフォームは、サイドチェーンに基づく高速のプロダクトチェーンを提供します。これらのプロダクトチェーンはルニバースコンセンサスアルゴリズムを採用し、現在は1秒のブロック生成時の最大2,000TPSを提供できます。
・チェーンシャディング
環境によって特定のdAppの場合一つのプロダクトチェーンだけではすべてのユーザーからの要請が処理しきれない場合があります。
こういった場合は多数のプロダクトチェーンに渡りチェーンシャディングを支援することで性能の問題が解決できます。Luniverseプラットフォームではこれらの機能をサービスの一環として提供し、dAppが一つのチェーンを使っているかのような環境を提供します。
・プロダクトチェーンではガス代がかからない
トランザクションを実行する時にユーザーの費用負担を除去することにより、dAppの使い勝手を改善しました。
・ユーザーが使いやすい
ユーザーは電話番号、SNS、メールなどで手軽に会員登録とログインすることができます。
・高い信頼性
プロダクトチェーンとルニバースチェーンの間の“アンカリング”という技術でLuniverseチェーンとイーサリアムのような外部メインチェーンとの間のアンカリングを2段階に提供し、トランザクションの信頼性を高めます。
・運用しやすい
1.ブロックエクスプローラーを提供しユーザーがブロックチェーンデータを確認することやデーター形式で抽出できる機能を提供します。
2.ノードエクスプローラーを提供し、ブロックを検証するものに本人の所有ノードに関する現在及び過去のデータのリソース現況、イベント発生現況、チェーンデーター再構成発生現況、ブロック生成周期などの基本的な情報を提供します。
3.トラフィックエクスプローラーを提供し、トランザクション要請に対する分析、統計などを視覚化した画面を提供します。
4.プロダクトチェーンに対する総合的なダッシュボードを提供し、プロダクトチェーンの全体現況がモニタリングしやすくなります。
5.別途のスマートコントラクトを開発せずに、トランザクションの処理パータンを選択し、必要な変数だけ入力すればこれらを活用できるAPIを自動生成してくれます。従ってdApp開発者はトークンエコノミーを簡単に作り上げることができます。
Luniverseプラットフォームでブロックサービスを開発しているパートナー
yanolja
yanoljaは旅行やレジャー分野の様々な大手企業がマイレージを統合することができるAllianceプラットフォームです。
同じ業界にあるが、お互いに競争関係にない、お互いのニーズがよくマッチングされるサービスとの間のユーザーマイレージ交差使用を可能にして顧客に直接利益を与え、サービス企業は、忠実な顧客拡大と新規顧客の流入などの効果を得ることができます。
宿泊の分野1位の企業yanoljaが、その最初の参加会社としてブロックチェーン開発会社キーインサイドと一緒に作り上げます。
DALCOM SOFT
DALCOM SOFTはSuperStarシリーズの開発会社であるダルコムソフトはSuperStar SMTOWN、SuperStar JYPNATION、SuperStar BTS、SuperStar PLEDISなど5つのゲームを20以上の国にサービスしているK-POPのリズムゲームのプラットフォームです。
DALCOM SOFTはブロックチェーンを活用した世界のK-POP Fan Communityを作ろうとしています。
E4.NET
E4.NETを提供するチェリー(CaaS:Charity as a Service)は、ブロックチェーンベースの寄付プラットフォームで多くの人が助けを必要とされる人々に簡単に寄付をすることができるデジタル環境を提供します。
チェリーアプリを利用して、ユーザー認証をすませばさまざまな寄付団体と個人を支援することができます。
現金と同様のポイント概念のトークンを充電すればいつでも寄付したいとき、自分が選択した団体や個人に対応することができます。
MOSSLAND
MOSSLANDは、仮想資産を活用したブロックチェーンサービスを簡単に開発し、使用できるようにサポートしてくれるPaaS(Platform as a Service)です。
開発者は、モスランドを通じて複雑なブロックチェーン技術の理解が深くなくても完成度の高いサービスを開発することができます。
一般ユーザーは、ブロックチェーン、仮想通貨についての知識がなくても分散化された仮想資産を所有し、モスランド上で動作する様々なサービスを自由に利用することができます。
NODEBRICK
NODEBRICKは2018年秋に設立されたブロックチェーンを利用したクリプトゲーム開発会社です。
現在、IPを活用したカジュアルコレクション型ゲーム、カードバトルゲーム、放置型RPGゲームを制作中で今年の夏のリリースを目標に開発を進めています。
既存のクリプトエコシステムの上にゲーム性を取り入れた新しい形のゲームを開発しています。
Ziktalk
ziktalkは、グローバル言語共有プラットフォームであるziktalkのリバースICOプロジェクトです。
ziktalkは専門チューターだけでなく、一般人にも、携帯を利用していつでもどこでも外国語を教えたり学ぶことができる、グローバルP2P教育プラットフォームです。
現在1,600人の一般的な専門チューターがziktalkで英語と韓国語、中国語、日本語など8つの言語を教えています。
約10万人のziktalkユーザーは、米国と日本、フィリピンなど約25カ国で接続してサービスを利用しています。
KSTARLIVE
KSTARLIVEは約900万人のユーザーを保有しているグローバルナンバーワンの韓流メディアであり、ファンの活動を直接的な価値として返す報酬型ソーシャルプラットフォームです。
ファンは活動に比例してKSTARCOINの(KSC)を獲得することができ、このような報酬は、ファンの旺盛な活動につながります。 KSCは、自分とスターのために、様々な分野で利用可能であり、上半期に取引に不合理な点を改善したブロックチェーンベースの公演予約dappサービスをオープンする予定です。
Humanscape
Humanscapeは希少難治性疾患を持つ患者のためのサービスを製作するヒューマンスケープはブロックチェーンベースの患者コミュニティを通じて、患者のデータを収集し、そのデータが、患者本人の治療の機会を拡大する方向で活用できるようにサポートします。
「Beaming effect」プロジェクトは、ヒューマンスケープ生態系の大きな軸を担当する寄付環境に関する初の事例です。退行性網膜疾患の患者団体である「失明撲滅運動本部」と商品購入者に仮想通貨“HUMトークン”を支給することにより、キャンペーンの参加を奨励し、販売及び報酬の手続きをブロックチェーン上で実装し、寄付のプロセスを透明に共有することができるようにするプロジェクトです。
SNOWM
snowMはソーシャルエンターテイメントプラットフォームです。既存エンターテインメント業界のスター育成システムを段階的に区分し、ユーザーがいつでも好きな段階に参加することができます。
芸能企画社中心のキャスティング、トレーニング、パブリッシングではなく、ユーザーの活動と支援に構成されたソーシャルプロデュース(Social Producing)でアーティストとインフルエンサーが誕生します。
aha
ahaは、仮想通貨報酬型のQ&Aサービスです。質問や質のいい回答をして、良質の知識を選別し、ユーザーにトークンインセンティブを提供します。
NAVERの知識人などの既存の知識検索サービスの各種アビューズ行為問題を解決し、高品質のオンライン知識生態系をユーザーと一緒に構築していくプロジェクトです。
Storichain
Storichainは、ドラマ、映画、オンライン小説などを読者と総合作用し創作、コラボレーション、流通取引契約するdAppです。
また、ストーリーチェーンは物語のバリューチェーン(Value Chain)のステップごとに生じる価値を参加者と分かち合う創作者、読者、スポンサーのための契約の規約です。
CABINEAT
CABINEATは仮想通貨の決済が可能なスマート自販機で構成されたスマートカフェを通じて、コーヒー、お茶とデザートなど様々な飲み物や食べ物をサービスするためのプラットフォームです。
REBORN
REBORN は、デジタル機器のアフターマーケットでの取引と流通などの全過程を網羅するグローバルO2Oコマースプラットフォーム実装のために用意されたプロジェクトです。
REBORNによって新たに誕生する価値が付与されたデジタル機器を使用して生活密着型Full-care serviceを具現かします。
まとめ
まだ、ブロックチェーン開発者が少ない環境でルニバースプラットフォームが提供してくれるサービスは既存の一般開発者にはとてもうれしい味方になると思います。
開発者は本来の仕事に集中することができ、ルニバースネットワークは成長を図るWINWINの戦略であると感じました。
Lambda256のパク代表はLuniverseはEthereum、Bitcoinのような外部メインネットとの連結を通じグロバールネットワークの中心になり、2022年にはブロックチェーン業界のアマゾンになると公言しています。
今までほかの会社で成し遂げた業績やブロックチェーンに対する思いを見れば叶えない夢ではないと思いました。
日本ではほかの大手企業のプラットフォームよりは知名度のない現状ですが、dAppが実際に運用される段階になると日本でも注目されることになると思います。
また、Upbitの運営で確保してきたインフラや多くの資金で積極的な投資を通じ、ルニバースプラットフォームは成長していくと予想されます。
企業の競争がお互いにいい影響を与え、ブロックチェーン業界が健全に盛り上がることを願います。
参考文献
“람다256 “3년 내 블록체인계 아마존으로 성장할 것”
(“ラムダ256 “3年以内にブロックチェーン業界のアマゾンになる”)
https://www.mk.co.kr/news/economy/view/2019/03/165955/
‘모회사-자회사?’ 오해 받는 카카오-두나무 관계
(親会社 – 子会社?誤解されるカカオとDunamuの関係)
http://news.bizwatch.co.kr/article/mobile/2018/07/26/0023
두나무 자회사 람다256, 블록체인 서비스 쉽게 만드는 플랫폼 내놔
(Dunamuの子会社ラムダ256、ブロックチェーンサービスが簡単に作れるプラットフォームリリース)
http://www.businesspost.co.kr/BP?command=article_view&num=119089
4대 암호화폐 거래소, 주인은 누구?
(4大仮想通貨取引所の所有者は誰?)
http://shindonga.donga.com/3/all/13/1231807/3
업비트 수사결과 주요 쟁점 총정리
(UPbit捜査の結果、主な争点を総まとめ)
韓国検察が国内最大の取引所に家宅捜索、仮想通貨市場も反応
檢 ‘허위주문 254조’vs 업비트 ‘자전거래 4조’…업계 ‘술렁’
(検察「虚偽注文254兆」vs UPbit」クロス取引4超ウォン」…業界「ざわざわ」)
두나무 BaaS 플랫폼 ‘루니버스’엔 복수의 메인넷이 있다
(DunamuのーBaaSプラットフォーム「ルニバース」には、複数のメインネットがある)
카카오와 두나무의 블록체인 플랫폼, 뭐가 다를까요?
(カカオとDunamuのブロックチェーンプラットフォーム、何が違うでしょう?)
https://byline.network/2019/03/20-46/
パートナー社一覧
https://www.luniverse.io/home/cases
技術参考
Introduction of Luniverse
https://www.slideshare.net/LambdatwofivesixDuna/luniverse-intro
Luniverse Guide
https://guide.luniverse.io/v1.1.0/docs
Hash.kr – Luniverseとは? http://wiki.hash.kr/index.php/%EB%A3%A8%EB%8B%88%EB%B2%84%EC%8A%A4