世界初のカード型ウォレットCoolWallet Sの特徴や評判まとめ!!

2018/12/11・

Daichi

世界初のカード型ウォレットCoolWallet Sの特徴や評判まとめ!!

この記事では台湾発の仮想通貨ハードウェアウォレット「Coolwallet S (クールウォレット・エス) 」の特徴や評判を解説しています。

この記事を読めば、話題のCoolWallet Sの特徴、メリットやデメリットに加え、ユーザーによる評判や口コミなど、あらゆる情報を詳しく確認することができます。

現在CoolWallet Sの購入を検討中の方や、はたまた初めてのウォレット購入を検討中の方まで、CoolWallet Sについてのあらゆる情報をチェックしておきたい方は是非御覧ください。

CoolWallet Sの詳しい使い方や初期設定の解説などはこちらの記事で扱っていますので、是非御覧ください

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世界初のカード型ウォレットCoolWallet Sとは?

昨今の仮想通貨取引所の破綻や倒産、ハッキング被害などのニュースが注目されるにつれ、資産の自己管理の手段としてのハードウェアウォレットの必要性も周知されてきています。

そんなハードウェアウォレットの重要性が注目される中、機能性とデザイン性に優れた世界初のカード型ハードウェアウォレットが登場しました。

それが今回取り上げる「Coolwallet S (クールウォレット・エス) 」です。

ここからはCoolWallet Sの基本的な情報から特筆すべき特徴などを解説していきます。

CoolWallet Sの概要を紹介!

Coolwallet S (クールウォレット・エス) 」は台湾発のCoolBitX社が手掛ける世界初のカード型ハードウェアウォレットです。

このウォレットの特徴は後に解説しますが、このスタイリッシュなデザインに加え、安心安全の高セキュリティを採用し、PC不要でスマートフォンのみで操作可能なスマートさが話題となっています。



以下はCoolWallet Sの主ななスペック情報です。

主なスペック情報
ハードウェアウォレットクレジットカードサイズ 縦85.6mm × 横53.98mm × 厚さ0.8mm
バッテリーリチウムイオン充電式電池
2時間でフル充電
使用環境10℃〜40℃
保管環境-10℃〜50℃
セキュリティチップCommon Criteria EAL5+ certified Temper proof
Bitcoinアルゴリズム指定されたelliptic curve secp256k1及び署名アルゴリズムトランザクションECDSAに対応
シードの生成ウォレットのseed (ウォレット種) の生成 : アプリによりシードを生成、または Coolwallet seed の導入
OTPアルゴリズムワンタイムパッドアルゴリズム : OATH HOTP
対応ソフトウェアiPhone:BluetoothでCoolwallet S iPhoneアプリと接続
Android:BluetoothでCoolwallet S Androidアプリと接続

CoolWallet Sの対応通貨はこちら!

CoolWallet Sの対応通貨(2018年11月現在)は以下のとおりです。

対応通貨 (2018年11月現在)
  • ビットコイン (BTC)
  • イーサリアム (ETH)
  • ライトコイン (LTC)
  • リップルコイン (XRP)
  • ビットコインキャッシュ (BCH)
  • ERC20トークン (W-ETH, USDT, JOYなど)

2018年10月にERC20トークンの追加が発表されました。

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開発を手がけるCoolBitX社を紹介!

次にCoolWallet Sの開発を手掛けるCoolBitX (クールビットエックス) 社を紹介します。

CoolBitXの概要

CoolBitX (クールビットエックス) は台湾を拠点とし、仮想通貨の管理・保管をするコールドウォレットの開発から販売までを行う企業です。

2014年の創業以来、現在は世界初のカード型ハードウェアウォレットであるCoolWallet Sを開発・販売しており、仮想通貨ウォレット業界の最前線を担う企業のひとつと言えるでしょう。

公式リンク

以下の動画はCoolBitXのCEOとCTOが創業や開発の背景について語っているものです。

CoolBitXのロードマップ

次にCoolBitXのこれまでのロードマップを確認します。

CoolBitXのこれまでのロードマップ
2014年CoolBitX起業
2015年IndieGoGo Campaignにて$21,686を調達
2017年シードラウンドにてMidana Capital, Kyber Capital, OwlTingなどから$500,000を調達
2018年SBIホールディングスによる出資が発表される(出資比率40%)
CoolWallet Sのリリース

見ての通りCoolBitXは2014年の起業とまだまだ若い企業であることがわかります。

しかし侮るなかれ、2017年にはKyber Capitalを始めとするアジアのFinTechやブロックチェーン業界において大きな影響力を持つ3者からの投資を受けています。

そして2018年には日本のSBIホールディングスが投資を発表しており、その投資比率40%にもなります。

その後CoolWallet Sがリリースされ、現在に至ります。

CoolBitX主要メンバー:CEO Michael Ou氏

先の動画でも登場したCoolBitXの主要メンバーについても確認しておきます。

まずはCEOのMichael Ou氏です。

CoolBitX CEO:Michael Ou氏の概要
CoolBitX CEO:Michael Ou
ブロックチェーンセキュリティを得意とするFinTech起業家であり数々の受賞歴を持つ業界のパイオニア
Newcastle University – Bachelor of Arts (BA) , Communications2010年〜2013年
Newcastle University – MBA, Marketing, Entrepreneurship2013年〜2014年
SmartDisplayer Technology Co., Ltd. – 最高経営責任者2013年〜
CoolBitX – CEO2014年〜
Twitter

CoolBitXのウェブサイトでの説明によれば、同氏はブロックチェーンセキュリティを得意とするFinTech起業家であるそうです。

父親の代より17年続くバンキングセキュリティソリューション企業を所有しており、30以上の国で50を越える銀行が預かる資産の保護に貢献してきました。

2013年にビットコインについて知るやいなや、バンキングセキュリティにおけるバックグラウンドとブロックチェーン技術への熱意とビジョンを活かし仮想通貨業界に貢献すべく、翌年2014年にCoolBitXを起業。

コールドウォレットの高いセキュリティとホットウォレットの手軽さを併せ持つ世界初のモバイルウォレットとしてCoolWallet Sを開発し、世界中で10万個以上を売り上げました。

同氏はまたブロックチェーンとスマートカードの革新的な利用に特化したブロックチェーン業界のパイオニアでもあり、その受賞歴やイベントでの登壇歴などは枚挙にいとまがありません。

以下が主な受賞歴と登壇歴です。

Michael Ou氏の主な受賞歴・登壇歴
受賞歴2015 Entrepreneur Star
2016 Medical Blockchain Top Award
2017 Innovation Gold Award
2017 Meet Neo Star
登壇歴Litecoin Summit
Asia Blockchain Summit
NEO Star

CoolBitX主要メンバー:CTO Jay Zhuang氏

次にCTOのJay Zhuang氏です。

CoolBitX CTO:Jay Zhuang氏の概要
CoolBitX CTO:Jay Zhuang
ソフトウェア業界において20年以上のキャリアを持つコンピューターイノベーター
Da-Yeh University – Bachelor, Industrial Engineering2010年〜2013年
UZoneMedia – スーパーバイザー2009年〜2010年
DDIM – テクニカルマネージャー2011年5月〜2014年7月
DDIM – マネージャー2014年7月〜2016年11月
CoolBitX – CTO2016年12月〜
Twitter
Facecook

CTOであるZhuang氏はコンピューターソフトウェア業界において20年以上のキャリアを持つベテランです。

特とする分野はアジャイルメソドロジー、ソフトウェアプロジェクトマネジメント、インフォメーションセキュリティ、クラウドコンピューティングなどです。

CoolBitX主要メンバー(?):CDO Gabi氏

最後に紹介するのはCoolBitXの主要メンバー(?)の一人、いや一匹であるCDO(Chief Door Officer)、Gabi氏です。

愛くるしくもどこか凛々しいお顔立ちのGabi氏ですが、なんと実際にCoolBitXウェブサイトのチームメンバー紹介に載っています。

Chief Door OfficerことCDOという役職に就いてらっしゃるので、おそらくオフィスを訪れる際はまずこのGabi氏がお出迎えしてくれるということなのでしょうか。

CoolWallet Sのメリットとなる特徴を解説!

ここからはCoolWallet Sのメリットである特徴をひとつずつ解説していきたいと思います。

世界で唯一のカード型ハードウェアウォレット

まずひと目で分かる特徴といえば、世界初のカード型ハードウェアウォレットであるということでしょう。

この記事の中でも何度もお伝えしている通り、CoolWallet Sは世界初となるカード型のハードウェアウォレットです。

クレジットカードと同じ大きさのハードウェアウォレットなので、財布やスマートフォンケースなどあらゆるところに収納し手軽に持ち運びができるスマートなモバイルウォレットです

また、クレジットカードなどと一緒に財布に入れていても問題のない大人っぽくスタイリッシュなデザインになっています

こちらの写真は筆者が実際に使っている小銭入れ、ICカード、そしてCoolWallet Sを並べてみたものですが、大きさも厚さも一般的なクレジットカードやICカードと同じあることが確認できます。

PC要らずのスマートフォン連動型

CoolWallet Sの大きな特徴として、PCを必要としないスマートフォン連動型であるという点があります。

従来のハードウェアウォレットはPCにUSB接続をする必要がありましたが、CoolWallet Sではその必要はありません。

Bluetoothでスマートフォンに接続すれば、専用アプリを使って初期設定からコインの送受信、取引など、すべてスマートフォンのみで操作できます

同期のたびにPCとUSB接続する必要もなく、取引のたびにウォレットを取り出す必要もありません

さらにUSB接続が不要なので、USB経由でウイルスなどに感染する心配もありません

手軽さと安全面の両方において優れていると言えます。

軍事レベルの高セキュリティを採用

CoolWallet Sはそのセキュリティの高さも特徴です。

コンピューターセキュリティのための国際企画であるコモンクライテリア(Common Criteria, 略称: CC)の評価保証レベル(Evaluation Assurance Level, 略称: EAL)において5+の評価を得ているそうです。

評価保証レベル5以上というのは軍事や特殊用途向け製品に採用されるものだそうで、米軍と同水準のセキュリティを採用しているとも紹介されています

加えて、USB経由でのウイルス感染の心配がないことや、取引を完了するためにはカードのボタンを押す必要があるため遠隔でのハッキング被害を受けづらいなど、セキュリティ面での利点は多くあります。

防水&高い耐用性

CoolWallet Sは防水かつ高い耐用性を備えています

ウォータープルーフ加工に加え、カードの国際規格ISO7810に基づいた柔軟性のあるプラスチック素材による設計により、防水性と耐用性に優れていると紹介されてます

持ち運びを前提としたウォレットであるため水没や破損などの危険性が懸念されますが、防水性&耐用性に優れているとなれば安心です。

SBIグループによる出資

2018年3月、日本のSBIホールディングスがCoolWallet Sの開発・販売を行うCoolBitXへの投資を発表し、その投資比率が40%であることが明かされ話題になりました。

 

”当社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝)は、このたび台湾で仮想通貨のコールドウォレット事業を展開するCoolBitX Ltd.(所在地:台湾、以下「CoolBitX社」)へ出資いたしましたので、お知らせいたします。この出資によるSBIグループのCoolBitX社への出資比率は40%になります。”

仮想通貨のコールドウォレット事業を展開する台湾CoolBitXクールビットエックス社への出資に関するお知らせ|SBI Holdings

日本の金融業界でも大きな影響力を持つSBIグループが出資を行っている事実は、CoolBitXとそのプロダクトであるCoolWallet Sに対する信頼につながるとも言えるのではないでしょうか

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CoolWallet Sのデメリットも解説!

ここからはCoolWallet Sのデメリットとも言える点について解説していきます。

対応通貨が比較的少ない

CoolWallet Sは他のハードウェアウォレットと比較して対応通貨が少ないのも事実です。

もう一度CoolWallet Sの対応通貨を確認しておきます。

対応通貨 (2018年11月現在)
  • ビットコイン (BTC)
  • イーサリアム (ETH)
  • ライトコイン (LTC)
  • リップルコイン (XRP)
  • ビットコインキャッシュ (BCH)
  • ERC20トークン (W-ETH, USDT, JOYなど)

これに比べて、例えばLedger Nano Sの対応通貨は25種類TREZORの対応通貨も基本8種類に加えウォレット連携等をすることでトークンも含めると680種類以上になります。

なので、これらの他のハードウェアウォレットと比較して、CoolWallet Sは一部のメジャーなアルトコインに対応していません

もしCoolWallet Sが対応していないアルトコインを保管・管理したい場合はデメリットとなりそうです。

充電が不可欠

CoolWallet SはPC接続不要、財布にも入るカードサイズ、Bluetooth対応でスマートフォンで簡単操作と、とその手軽さに目が行きがちです。

しかし、その便利さには充電が不可欠となります。

CoolWallet S、スマートフォン、そのどちらかの充電が切れてしまえば何もできなくなってしまいます。

なので、CoolWallet Sを常日頃持ち歩く方はウォレットとスマートフォンの充電を欠かさないようにする必要があります

ただし、そんなに常日頃持ち歩かない場合や、基本は自宅での保管用途とする場合はあまりデメリットにはならないでしょう。

PCとの接続はできない

CoolWallet SはPCとの接続が不要である点がメリットですが、人によってはデメリットになり得る場合もあるかと思われます。

PCに接続しての同期による資産管理などを基本としている方には、CoolWallet Sためだけに専用アプリをインストールしたり、スマートフォンが必要だったりと、逆に手間になるかもしれません。

セキュリティ基準がいまいち理解しづらい

 

”CoolWallet Sはなぜ100%安心安全にピットコインを保管できるのか? その秘密が、米軍と同じレベルの高セキュリティを採用しているところにあります。 CC EAL 5+認定のセキュアエレメント (EAL5以上は軍用や特殊用途向け製品)という世界基準を満たしている為、 他のハードウェアウォレットにはない、セキュリティを兼ねそろえています。”

CoolWallet S|Coingate株式会社

CoolWallet Sのセキュリティ面の紹介には上記にような説明がつきもので、「米軍と同じレベルの高セキュリティ」などの文言になんとなくなく納得してしまいそうです。

しかし、一般人の方からすると正直なところその基準や規格が分からず、いまいちピンとこないのも事実ではないでしょうか。

この点においては、CoolWallet Sのセキュリティの高さに関して正しく理解するのは少し難しいのではないか、とも考えられます。

CoolWalletの評価や口コミまとめ

世界初のカード型ウォレットCoolWallet Sの特徴・評判まとめ

CoolWallet Sの特徴や評判に解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

取引所の倒産・破綻やハッキング被害の増加など、はハードウェアウォレットによる資産の自己管理の重要性がますます高まっています。

これからハードウェアウォレットの購入・買い替えを検討している方は、是非一度CoolWallet Sを検討してみてはいかがでしょうか?

また、CoolWallet Sの詳しい使い方や初期設定の解説などはこちらの記事で扱っていますので、是非御覧ください↓

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Daichi
CoolWallet Sがどれくらいのユーザーに選ばれるかというのは、まさに今後のハードウェアウォレットのスタンダードを占うようなものではないでしょうか。
ハードウェアウォレットの最前線を行くCoolWallet Sに注目ですね!

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