【9月20日付】ビットコイン市場分析 強制ロスカットによる高ボラティリティ続く

【9月20日付】ビットコイン市場分析 強制ロスカットによる高ボラティリティ続く

昨日大きく下落したビットコインは、ショートカバーを繰り返し今朝に$10400を記録しています。その後、市場の出来高を上げる材料がなくなり、現在は$10100あたりを推移しています。

上部赤線: XBT/USDの未決済建玉(OI) 下部赤線: XBT/USDの価格

未決済建玉(OI)の推移を見るとわかる通り、昨日はロングポジションの大量清算が大下落を誘発しました。その後OIが増加しますが、価格上昇とともに減少していってるのがわかります。

ここからはショートカバー(ショートポジションの清算)の連続が価格上昇要因になっているのがわかります。価格上昇後は、溜まっていたポジション(燃料)がなくなってしまい、現在は下落しています。

このように、ショートカバーによる価格上昇後は下落する傾向にあるので、今後もショートカバーによる価格上昇後は特別に注意する必要があります。

また、今週SNSでも話題に上がっていたアルトコインの価格上昇は、様々な所でその要因が論じられています。

個人的な見解としては、今回の上昇にはあまり要因はないと考えていて、あくまでずっと売られ続けてきた中で反発しただけではないのかとみています。

その反発を見た一般投資家達が買いを入れていき、それがさらに買いを呼んで上昇に繋がったケースではないでしょうか。

アルトコインは個人投資家による買い漁りが多いので、ビットコインに比べると価格上昇後の下落は幅が大きくなる傾向にあります。

アルトコインはそういったリスクも踏まえた上でトレードする必要があります。SNSなどで話題が出始めたときには価格の天井が近いのではないかと感じたりすることも必要な力になります。

来週にはいよいよ、Bakktビットコイン先物の取引を開始します。この大ニュースがビットコインの価格にどう影響するかには大きな注目が集まります。

(↓編集部Nの市場分析をもっと読む↓)
【考察】Binance(バイナンス)の先物はアルト市場低迷・IEO衰退を見越した戦略か?
3日早朝のビットコイン(BTC)急騰 価格とOIの関係性が再度顕著に
29日早朝のビットコイン(BTC)下落 アルトコイン市場が引き金の連鎖下落とは?

ニュース/解説記事

Enable Notifications OK No thanks