「PoSのイーサリアムに追随する」FTXが正式コメントを発表
2022/08/09・
Crypto Times 編集部
ニュース
暗号資産取引所FTXが年内に実施される予定のEthereumのアップグレード「The Merge」についてのコメントを公式HPに掲載しました。
FTX’s response to the Merge
Details: https://t.co/QiQYpbv8he pic.twitter.com/drAwbGoyqm
— FTX (@FTX_Official) August 9, 2022
FTXは公式ページで、Mergeが行われる前にETHの先物の停止や決済を行う予定はないとし、Ethereumの先物及び永久契約(ETH-0930、ETH-1230、ETH-PERP)は、Merge後にPoS(プルーフオブステーク)のEthereumに追随するとしています。
現行のPoWからPoSへと移行するThe Mergeですが、一部マイナーやユーザーの中でPoWを維持し、ハードフォークを推進する動きが取られています。
仮にハードフォークが行われた場合、ETHからETHWとETHS(仮称)の2つのトークンが誕生する可能性があり、両チェーン上のNFTの扱いなど様々な角度から懸念や期待が上がっています。
Ethereum創設者のヴィタリック・ブテリン氏は、上記の動きに関して「手っ取り早くお金を稼ごうとしているだけ」と批判。オラクルネットワークのChainlinkもフォークしたEthereumをサポートしない旨を発表しています。
上記に対して、Tron創設者のジャスティン・サン氏率いる暗号資産取引所Poloniexでは、ハードフォークに関して全面的にサポートを行うと発表するなど、業界内でもThe Mergeに関する対応について方針が異なっています。